「1週間ずっと泣いていた」ベルギー代表のエースがカタールW杯後に壊れる…ルカクは毎日3回も電話して支えた人物に「本当に感謝している」
2024.10.18 18:40 Fri
自らの希望により現在はベルギー代表から離れているFWロメル・ルカク。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)で大きな精神的ダメージを負ったと明かした。
ベルギー代表のエースとして活躍してきたルカク。これまで119試合に出場し85ゴールを記録している。
黄金世代の1人としてチームを支えてきたルカクだったが、2021年9月からケガの問題もあり代表チームではほとんどプレーできず。それでも、カタールW杯のメンバーに選出された。
ケガのため初戦を欠場したルカクだったが、2戦目のモロッコ代表戦で最終盤に登場。1勝1分けで迎えた第3節のクロアチア代表戦では勝利が必要だった中、ハーフタイム明けから出場した。
しかし、この試合のルカクは決定機を何度も迎えたものの、ことごとく失敗。ベルギー自体も敗退となった中、戦犯として扱われてしまっていた。
「クロアチアと対戦してスコアが0-0だったので、僕は『希望はある』と言った」
「その後、僕は交代で出場しみんなは試合がどうなったかご存知の通り、決定的なチャンスを4回逃した。神様がそう決めたんだから、問題ない」
「しかし、その余波は僕がダグアウトの窓を殴った時に始まった。その時僕のフラストレーションが全て出たんだ」
「僕は23年間サッカーをしてきたけど、こんな風に感じたのは初めてだった。本当に初めてだった」
「うつ病について考えたことは一度もなかったけど、誓って言うが、僕は家を出て、休暇を取り、一週間ずっと毎日泣いていた。僕は肉体的にも精神的にも壊れていた」
自身の不甲斐ないパフォーマンスへの思いと周囲からの大きな批判を受けて壊れたルカク。その状況の中、救ってくれた人物がいたという。
「ティエリ・アンリには本当に感謝している。彼は毎日3回電話をかけてきて『大丈夫か?精神的にはどうだい?』と聞いてきた。なぜなら彼はそれがどんな感じか分かっているからだ」
「彼は僕と同じようにサッカーに夢中で、何でも知っている。彼はすべての試合を観戦し、僕がサッカー中毒者だということも知っている。その瞬間から決勝まで、僕はワールドカップの試合を一切見ず、毎日ただ泣いていた」
当時ベルギー代表のコーチとして参加していたアンリ氏は、ルカクのサポートを欠かさなかったという。自身もフランス代表のエースとして活躍し、アーセナルやバルセロナなどビッグクラブでプレッシャーにさらされる日々を現役時代は過ごしていた。
そしてルカクは決して万全の状態ではなかったとコメント。ただ、ベルギーの敗退を阻止するためにプレーすることを決めたと語った。
「クロアチア戦に向けて3日間準備していたので、最初の公式トレーニングはモロッコ戦の翌日だった。クロアチア戦の2日前にもトレーニングをした。それが3カ月ぶりのトレーニングだった」
「勝とうが負けようが引き分けようが、自分がそこにいることは分かっていた。監督は僕を必要としていたし、チームも僕を必要としていたし、ベルギーも僕を必要としていた」
辛い日々を乗り越えたルカクは、今シーズンからナポリへと居場所を移した。一方で、ベルギー代表からはまだ距離をとっている。2025年3月には復帰するつもりがあるようだが、再びベルギーのためにゴールを量産するのか、注目が集まる。
ベルギー代表のエースとして活躍してきたルカク。これまで119試合に出場し85ゴールを記録している。
黄金世代の1人としてチームを支えてきたルカクだったが、2021年9月からケガの問題もあり代表チームではほとんどプレーできず。それでも、カタールW杯のメンバーに選出された。
しかし、この試合のルカクは決定機を何度も迎えたものの、ことごとく失敗。ベルギー自体も敗退となった中、戦犯として扱われてしまっていた。
現在は自身の意向で代表招集を断っているルカク。『Friends of Sports』のポッドキャストで、カタールW杯での出来事が自身のメンタルに大きな影響を与えたと語った。
「クロアチアと対戦してスコアが0-0だったので、僕は『希望はある』と言った」
「その後、僕は交代で出場しみんなは試合がどうなったかご存知の通り、決定的なチャンスを4回逃した。神様がそう決めたんだから、問題ない」
「しかし、その余波は僕がダグアウトの窓を殴った時に始まった。その時僕のフラストレーションが全て出たんだ」
「僕は23年間サッカーをしてきたけど、こんな風に感じたのは初めてだった。本当に初めてだった」
「うつ病について考えたことは一度もなかったけど、誓って言うが、僕は家を出て、休暇を取り、一週間ずっと毎日泣いていた。僕は肉体的にも精神的にも壊れていた」
自身の不甲斐ないパフォーマンスへの思いと周囲からの大きな批判を受けて壊れたルカク。その状況の中、救ってくれた人物がいたという。
「ティエリ・アンリには本当に感謝している。彼は毎日3回電話をかけてきて『大丈夫か?精神的にはどうだい?』と聞いてきた。なぜなら彼はそれがどんな感じか分かっているからだ」
「彼は僕と同じようにサッカーに夢中で、何でも知っている。彼はすべての試合を観戦し、僕がサッカー中毒者だということも知っている。その瞬間から決勝まで、僕はワールドカップの試合を一切見ず、毎日ただ泣いていた」
当時ベルギー代表のコーチとして参加していたアンリ氏は、ルカクのサポートを欠かさなかったという。自身もフランス代表のエースとして活躍し、アーセナルやバルセロナなどビッグクラブでプレッシャーにさらされる日々を現役時代は過ごしていた。
そしてルカクは決して万全の状態ではなかったとコメント。ただ、ベルギーの敗退を阻止するためにプレーすることを決めたと語った。
「クロアチア戦に向けて3日間準備していたので、最初の公式トレーニングはモロッコ戦の翌日だった。クロアチア戦の2日前にもトレーニングをした。それが3カ月ぶりのトレーニングだった」
「勝とうが負けようが引き分けようが、自分がそこにいることは分かっていた。監督は僕を必要としていたし、チームも僕を必要としていたし、ベルギーも僕を必要としていた」
辛い日々を乗り越えたルカクは、今シーズンからナポリへと居場所を移した。一方で、ベルギー代表からはまだ距離をとっている。2025年3月には復帰するつもりがあるようだが、再びベルギーのためにゴールを量産するのか、注目が集まる。
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「我々が試合をコントロールした」、立ち上がりの失点悔やむもミラン指揮官はナポリ戦の出来を悲観せず
ミランのパウロ・フォンセカ監督が、0-2で敗れたナポリとの上位対決を振り返った。 ミランは29日、サン・シーロで行われたセリエA第10節でナポリと対戦。前半立ち上がりにFWロメル・ルカク、前半終盤にFWクヴィチャ・クワラツヘリアに決められた2点が最後まで響き、ホームで0-2の敗戦を喫した。 26日に開催予定だった前節のボローニャ戦が悪天候の影響で中止となり、中2日のアウェイチームに対してコンディション面で優位に立ったが、DFテオ・エルナンデスとMFタイアニ・ラインデルスをサスペンションで、DFマッテオ・ガッビア、FWタミー・アブラハムの負傷欠場、体調不良のFWクリスチャン・プリシッチがベンチスタートとなる厳しい陣容での戦いとなった。 ボール支配率やシュート数で上回るなど決して防戦一方の展開とはならなかったが、後半立ち上がりのFWアルバロ・モラタのゴールがオフサイドで取り消されるなど、試合を通して決定力を欠いての敗戦となった。 同試合後、ポルトガル人指揮官はイタリア『DAZN』のフラッシュインタビューで敗戦の弁を述べた。 「私は常にピッチ上で起こることに対して責任を負い、それを引き受ける。ゴールには必ず避けられるミスがあり、試合開始5分後にナポリにゴールを許すのは当然容易なことではない」 「試合全体を見ると、相手が2ゴールを決めたが、それ以外は我々が試合をコントロールした。我々はその悪いスタートにうまく対応し、質の高い非常にポジティブなフットボールをみせ、多くの得点チャンスを作った。これは、自陣ペナルティエリア近くで守備するナポリ相手に容易なことではなかった」 前述の決定力不足に関してはアタッキングサードでのプレー改善の必要性を認めながらも、それよりも立ち上がり数分で喫した失点が後ろ重心の戦いを厭わないナポリに対して痛恨だったと主張している。 「何よりも心配なのは、ナポリのようなチームに許すべきではなかったゴールを許してしまったことだ。ペナルティエリアの前に10人のプレーヤーが待機している状況では簡単ではないが、チャンスを作ったのに、それを逃しただけだ」 「ゴール前での最後の選択を改善する必要があるのは事実だ。ボールを支配し、ナポリを自陣に押し戻したが、4、5回チャンスがあったにもかかわらず、それを生かせなかった」 消化試合数は1試合少ないものの、首位のナポリとの勝ち点差は早くも11ポイントに広がった。昨季の序盤戦と比較しても7ポイント少ない現状を受け、スクデット獲得は厳しいかとの質問を受けたフォンセカだが、「そうとは言えない」とあくまでここからの巻き返しへの決意を示した。 「重要なプレーヤーが欠場しても、チームがどう反応し、創造し、団結を保ったかを見せた。9節を終えてタイトルを獲得したチームや負けたチームはひとつも覚えていない」 「チームが成長しているのがわかるし、ここから結果を残して、この戦い(スクデット争い)に復帰するつもりだ」 2024.10.30 10:00 Wed5
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