「韓国に負け越して人生終えれねえなと」 なでしこを8年ぶり指揮の佐々木則夫監督代行、U-20世代も入った招集メンバーに「イズムを継承してほしい」
2024.10.18 18:15 Fri
8年ぶりになでしこを率いる佐々木則夫氏
日本サッカー協会(JFA)は18日、今月26日に国立競技場で行われる「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」の韓国女子代表戦に臨むなでしこジャパンのメンバー23名を発表した。
新監督不在のため、代行ながら8年ぶりに指揮を執る女子委員長の佐々木則夫氏は「単純な親善試合のみならず、27年W杯のブラジル大会、28年ロサンゼルス五輪に向けての準備として意義のある試合にしていきたい」と話す。
大場朱羽、遠藤優、土方麻椰、松窪真心の初招集組をはじめ、若い世代も多く名を連ねたメンバーに「U-20でしっかりと頭角を現した選手は今後のなでしこジャパンで重要な選手に成長してほしいし、ベテランと中堅と若手と、しっかりとミックスしたなかで編成し、次のサイクルに意義のある戦い方を、そしてなでしこジャパンのイズムを若手にも注入してほしいというところも踏まえて構成した」と説明した。
また、「彼女たちのみならず、藤野(あおば)、浜野(まいか)、古賀(塔子)、谷川(萌々子)など、10人近い若い選手がメンバー入りしている。こういった若い選手が高い質をもって成長してくれるのは日本の宝ですし、経験を持った選手、ベテラン選手がいる間に、彼女たちにはなでしこのイズムを継承してほしいと思う」と若い力に期待した。
このチームでも中心になるであろう熊谷紗希については「紗希は様々な大会を通じて多くの経験をしているし、ぜひ若手にもイズムを伝えてもらいたい。言わなくても背中を見て若手がどう感じるかというところもあると思う。次のサイクルにおいても、彼女は自分の成長、ターゲットに向けて頑張ると話してくれた」と語る。
「私個人としてはアジアのチームと戦ったなかで勝率が一番悪いのが韓国。3勝3敗2分けくらいで、(勝率が)5割。私にとって非常に緊張する試合になるんじゃないかと思っているし、『これは負け越して人生終えれねえな』というところもある(笑)」
新監督不在のため、代行ながら8年ぶりに指揮を執る女子委員長の佐々木則夫氏は「単純な親善試合のみならず、27年W杯のブラジル大会、28年ロサンゼルス五輪に向けての準備として意義のある試合にしていきたい」と話す。
大場朱羽、遠藤優、土方麻椰、松窪真心の初招集組をはじめ、若い世代も多く名を連ねたメンバーに「U-20でしっかりと頭角を現した選手は今後のなでしこジャパンで重要な選手に成長してほしいし、ベテランと中堅と若手と、しっかりとミックスしたなかで編成し、次のサイクルに意義のある戦い方を、そしてなでしこジャパンのイズムを若手にも注入してほしいというところも踏まえて構成した」と説明した。
このチームでも中心になるであろう熊谷紗希については「紗希は様々な大会を通じて多くの経験をしているし、ぜひ若手にもイズムを伝えてもらいたい。言わなくても背中を見て若手がどう感じるかというところもあると思う。次のサイクルにおいても、彼女は自分の成長、ターゲットに向けて頑張ると話してくれた」と語る。
韓国女子については「数カ月前にアメリカ戦の映像など、最新の映像を見させていただいて、メンバーを見たところ、意外にもベテラン選手もかなり残っているので、そういった意味でも選手の把握している」とし、こう続けた。
「私個人としてはアジアのチームと戦ったなかで勝率が一番悪いのが韓国。3勝3敗2分けくらいで、(勝率が)5割。私にとって非常に緊張する試合になるんじゃないかと思っているし、『これは負け越して人生終えれねえな』というところもある(笑)」
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J3降格危機の大宮、改善見られず岩瀬健監督を解任…暫定監督になでしこでW杯制覇の佐々木則夫氏
大宮アルディージャは25日、岩瀬健監督(45)の解任を発表した。また、暫定的にトータルアドバイザーを務め、大宮アルディージャVENTUSの総監督でもある佐々木則夫氏(63)が指揮を執る。 岩瀬監督は、現役時代は浦和レッズ、大宮と埼玉の2クラブに所属。大宮ではJ2で60試合に出場し7得点を記録していた。 引退後は、浦和や柏レイソルの下部組織で指導者を務めると、2018年11月から加藤望監督の解任を受けて柏で監督に就任。2020シーズンから大分トリニータでヘッドコーチを務めると、今シーズンから大宮の監督に就任していた。 柏時代に暫定で指揮して以来、自身初のシーズンを通しての監督となると、開幕戦で勝利を挙げるもその後3連敗。一度立て直したかに見えたが、再び3連敗を喫するなど、現在は10試合未勝利と低迷している。 23日には、明治安田J2第15節で最下位のギラヴァンツ北九州と対戦し、3-1で惨敗。再び降格圏の20位に落ちていた。 今シーズンはJ1昇格を目指した中でスタートしたが、一向に改善が見られず、そのまま解任となった。 岩瀬監督はクラブを通じてコメントしている。 ◆岩瀬健監督 「大宮アルディージャのファン、サポーターの皆さまをはじめ、パートナー企業や行政の皆さま、いつも熱くサポートしていただきありがとうございます。今季はJ1昇格を目標にしながら勝ち続けていくチーム作りを行いましたが、皆さまの期待に沿うような結果を出せなかったことに強く責任を感じております」 「試合の勝利を目指して、選手、スタッフ、クラブスタッフが一丸となって真摯に取り組んでいたことは、かけがえない時間となりました。クラブに関わる皆さまに心から感謝しております。大好きなこのクラブを志半ばで離れるのはとても残念ですが、大宮アルディージャがさらに発展することを心から願っております。本当にありがとうございました」 また、これまでユースの監督やコーチとつとめ、スカウトや強化本部長などを務めた西脇徹也 フットボール本部長も解任されることとなった。 ◆西脇徹也氏 「強化責任者として、ファン・サポーターの方からの声援と期待に応えることができず、大変申し訳なく思っています。また、どんな時も、選手・クラブを支えてくださった、ファン・サポーター、パートナーの皆さまには大変感謝しております」 「新しい体制のもと、勝利を勝ち取ることを心から応援すると同時に、大宮アルディージャが発展していくことを強く願っております。ありがとうございました」 暫定指揮官となる佐々木氏は、大宮の初代監督で、男子チームを率いるのは1998年以来23年ぶりのこととなる。 その後は、なでしこジャパンで2011年のドイツ女子ワールドカップを制するなど、女子サッカーで指導を続けていた。 2021.05.25 20:35 Tue4
新チーム大宮VENTUSの一員として一歩を踏み出す仲田歩夢「夢のあるWEリーグに向けてサッカーと向き合う」
日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」がいよいよ9月12日(日)に開幕。INAC神戸レオネッサと大宮アルディージャVENTUSの一戦でスタートする。 歴史的な一戦を前に、デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」が大宮の仲田歩夢にインタビュー。古巣との開幕戦に向けた想いを語った。 ■何もないところからスタートする充実感 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/ayu20210911_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 仲田は2012年に常盤木学園高校からINAC神戸に入団。チームは黄金期を迎えており、2011年の女子ワールドカップを制したなでしこジャパンのメンバーが中心となっていた。 INAC神戸で過ごした9シーズンではリーグ戦99試合に出場し11得点。今季から新天地となる大宮へと移籍していた。 入団会見では「試合の出場機会を求めるために環境を変えること」と「立ち上げのチームで楽しいことが待っているというイメージ」を理由に語っていたが、その後チームで7カ月という長期のプレシーズンに臨み今の心境を語った。 「移籍前に感じていた戸惑いはなくなったのですが、まだまだ未熟なチームではあるので、『これからどのような色にも染まれるな』という意味で、ワクワクする気持ちは変わっていません。上手くいくことばかりではないし、むしろ難しいことのほうが今は多いですが、何もないところからスタートすることの面白みや魅力を感じています」 ■夢を感じられるWEリーグに <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/ayu20210911_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> チームにはなでしこジャパンでも活躍し、W杯優勝メンバーであるDF鮫島彩やMF阪口夢穂、DF有吉佐織らが所属。また総監督には当時の監督である佐々木則夫氏が就き、コーチにはINAC神戸時代のチームメイトでもある大野忍が就任している。 仲田はチームのポゼッションサッカーに対して「ポゼッションが得意だと思ったことは自分自身あまりありませんが、INACで培われた部分ではあると思います。ボールを動かすことも大事ですが、自分のストロングポイントであるプレーをどんどん出していきたいと思ってますし、貪欲にゴールを狙っていきたいです」と個の強さでチームに変化をもたらすことを意気込んだ。 また、アウェイでのINAC神戸との開幕戦を前に古巣の印象については「身体能力や技術が高い選手が多く、監督も星川さんになってよりパワーアップしているな、という印象です。サイドを活用した攻撃と粘り強い守備で、今私たちがどこまでINAC相手に戦えるのかとても楽しみです」と昨シーズンまでホームとしてプレーしたノエビアスタジアム神戸に戻っての戦いが楽しみだと語った。 WEリーグの名称は、「Women Empowerment」の略で、「一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という日本サッカー協会(JFA)の理念を表している。その日本初の女子プロサッカーリーグが産声を上げようとしている中、「まだまだ十分な環境と言えるわけではないですが、私たち選手がいかに女子サッカーを盛り上げられるかに今後のWEリーグが左右されてくると思います。今サッカーをしている子どもたちに、『WEリーグでプレーしたい』と思ってもらえるように、私たちも強い責任感をもってサッカーと向き合っていきます」と夢を繋いでいく決意を語った。 神戸で過ごした9年を経て、「以前は自らが率先して何かを発言したり、行動することがほぼなく、周りを頼っていた部分がありました。でも、今現在は思ったことや伝えたいことは伝えるようにしていますし、まずは自分が動くことで言葉の重みが生まれたらいいなと思っています」と語る仲田選手のプレーに注目が集まる。 2021.09.11 19:15 Sat5
アディダスがなでしこジャパン専用のアウェイユニフォーム発表! コンセプトは「サンライズ」、植木理子「今までの女子サッカー界では見ないようなデザイン」
アディダスは23日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で着用するなでしこジャパンのアウェイユニフォームを発表した。 今年7月にオーストラリア、ニュージーランドで開催される女子W杯。なでしこジャパンは、2011年のドイツ女子W杯の優勝から12年が経ち、再び世界の頂点を目指すこととなる。 今回のアウェイユニフォームは、史上初となる女子専用のデザインに。コンセプト、デザインともになでしこジャパンのために作られた。 コンセプトは「SUNRISE(サンライズ)」。“再び世界一へ”という決意を新たにする象徴として掲げられ、幻想的な朝の空模様をグラデーションで表現している。 紫、ピンク、白と朝焼けのようなグラデーションが前後に施され、ショーツとソックスは紫となっている。 このデザインは、日の出を見て湧き出るエネルギーのように、このユニフォームが選手のプレーを後押ししてくれるよう願いを込めて開発されたとのこと。W杯優勝から12年、“世界のなでしこ”が再び、満開の花を咲かせられるよう「咲き誇れ。」というメッセージを伝えている。 また女子専用のホームユニフォームも発売。デザインは男子と同じだが、襟の裏がピンク色になっている。また、シルエットが女性仕様のタイトなものとなり、胸の日本サッカー協会(JFA)のエンブレムの上には星が1つ。また、トレーニングウェアも新たに発表された。 アディダスは、アディダス『サッカー日本女子代表 アウェイユニフォーム』発表会を開催。MCに日向坂46の影山優佳さんを迎え、日テレ・東京ヴェルディべレーザの小林里歌子、植木理子、藤野あおばも登壇。また、なでしこジャパンの池田太監督、JFA女子委員長の佐々木則夫氏も登壇した。 新ユニフォームの印象について藤野は「凄く可愛らしいユニフォームで、なでしこジャパンの和気藹々とした雰囲気を感じられます。また、サンライズということで、気が引き締まるというか、2011年のW杯のように輝きをしっかり取り戻せるように頑張りたいと思います」とコメントした。 植木は「今までの女子サッカー界では見ないようなデザインで、珍しさがあり、これを着てプレーするのが楽しみですし、可愛さの中に強さがあることをピッチの上で表現したいです」とコメント。小林は「とても女性らしく、デザインの裏には新たなもう一度世界一にというコンセプトがあると思うと、気が引き締まりますし、より頑張ろうと思います」とW杯への意気込みも語った。 タイトなシルエット、短めのショーツについて植木は「男性サイズだとウエストと丈のバランスが合わない選手がいたりというのがありましたが、今回のシルエットに変わったことで、全選手が動きやすくプレーできると思います」とコメント。藤野は「よりタイトになったことで選手1人1人の特長に見合った動きやすさが得られると思うので、良い着心地です」、小林は「個人的に初めてで、着やすいです」と好感触を得ているようだ。 また、佐々木委員長は「なでしこジャパンがW杯で新たな挑戦に向かって、日の出のイメージの色合いのユニフォームはすごく素敵だなと思います」とし、「なでしこらしいですし、アウェイのユニフォームで、ブルーじゃなくてこのユニフォームでも勝負できるかなという気がします」とコメント。池田監督は「選手たちがこれを着てピッチで輝いて、喜んで、戦っている姿をイメージしましたが、本当にアウェイのユニフォーム、男子と同じバトンを受け継いだW杯の力強いユニフォームと、素晴らしい日の出、サンライズのコンセプトで女子サッカーが戦えるぞ、スポーツで盛り上げるぞという力強さを感じます」と語り、「トレーニングウェアを含めて引き締まります。戦うイメージが湧きました」とコメントした。 <span class="paragraph-title">【写真】なでしこ専用のアウェイユニ! 選手も着用しポーズ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/adidas20230323_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 写真=©️adidas is the official supplier of the Japan National Team 2023.03.23 12:20 Thuなでしこジャパンの人気記事ランキング
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なでしこジャパンのMF谷川萌々子がキックオフからスーパーゴールを記録した。 ニルス・ニールセン監督が就任し、初の活動を行っているなでしこジャパン。アメリカで開催されているSheBelieves CUPに参加している。 初戦はオーストラリア女子代表を相手に4-0で快勝していた中、23日にコロンビア女子代表と対戦。先発した谷川はキックオフの流れから衝撃のゴールを記録した。 なでしこジャパンのキックオフで始まった中、GK山下杏也加まで戻したボールを前線へロングフィード。これは競り負けるも、こぼれ球に素早くプレス。これを拾った谷川がドリブルで運ぶと、ボックス手前の離れた位置から左足一閃。糸を引くミドルシュートがゴール右に突き刺さった。 衝撃的なゴールをたった18秒で記録した谷川には、海外のファンも驚愕。「信じられないゴールだ」、「このゴールがなければ観ることはなかった」、「素晴らしい」、「GKはノーチャンス」、「まるでスローモーション」、「これは生で観たかった」、「とんでもない選手」、「日本はいつだって脅威だ」と絶賛のコメントが寄せられている。 谷川は代表活動前には所属のバイエルンでも圧巻のアシストとゴールを記録して話題に。19歳のニューヒロインが遂に覚醒し始めたようだ。 なお、日本はその後に田中美南の2ゴール、浜野まいかにもゴールが生まれ、4-1で勝利。ニールセン新体制では2試合連続4ゴールで連勝と、良いスタートを切っている。 <span class="paragraph-title">【動画】キックオフから18秒、谷川萌々子が衝撃の左足ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ItM0_MTH0l8";var video_start = 3;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.24 12:15 Mon4
JO1・白岩瑠姫さんもスペシャルゲストで登場、「パリ2024 日本代表 応援イベント」が開催! 元代表選手らとU-23日本代表、なでしこジャパン、ブラインドサッカーを応援
20日、東京都内で「パリ2024 日本代表 応援イベント〜ともに掴もう、最高の瞬間を〜」が開催。U-23日本代表、なでしこジャパン、そしてブラインドサッカー日本代表を応援するイベントが行われた。 日本サッカー協会(JFA)が主催したイベント。元日本代表DFの槙野智章さん、元なでしこジャパンDFで2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーである鮫島彩さん、仙台育英で10番を背負い、中央大学サッカー部では中村憲剛氏の先輩でもあったお笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘さん、タレントの眞嶋優さんが登壇。司会はジョン・カビラさんが務め、スペシャルゲストには日本のボーイズグループ・JO1の白岩瑠姫さんも登場し、会場を沸かせた。 パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表、なでしこジャパン、そしてパリ・パラリンピックに出場するブラインドサッカー日本代表をそれぞれ深掘りしていくイベント。U-23日本代表は、先日開催国であり金メダル候補のU-23フランス代表と対戦して1-1のドローと善戦していた。 槙野さんはフランス戦を開設し「よく引き分けたと思う」とコメント。「試合の中での反省点、課題は見つかったけど、大会前に質の高いチームとやれたことは大きかった」と、本大会前にしっかりと競合相手にテストができたことが良かったとした。 イベントでは登壇者4人が推し選手を発表。槙野さんはキャプテンを務めるMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)をピックアップ。「このチームで長らくキャプテンをやっていて、コミュニケーション能力が高く、監督コーチ、スタッフと選手をつなげる役割」と、藤田の存在感について説明。「かなりインテリジェンスのある選手なので、今どうしたら良いのか、前に行くのか後ろで守るのかがわかるので、いるかいないかは全然違う」と、チームに欠かせない選手であるとした。 鮫島さんは10番を背負うMF斉藤光毅(ロンメル)を推しているとし「とにかくワクワクする選手。シュートも、センタリング、そしてドリブルが大好き」とコメント。「サイドバックの気持ちで見ちゃうが、たまったもんじゃ無い。縦に行く動き、足の運びがすごく早いので置き去りにされてしまう」と、自身が対峙することを考えても素晴らしい選手だとした。 白岩さんはMF平河悠(ブリストル・シティ)をピックアップ。「スピードとドリブルの能力に長けていて、個人で打開してチャンスメイクができるのが魅力」と、平河の武器である個の打開に注目しているとした。そして尾形さんはDF高井幸大(川崎フロンターレ)を挙げ、「192cmででかいけど、スピードもちゃんとある。19歳の荒削りさも好きで取りに行くのも好き」と若くても規格外の選手だとし、「これから世界に羽ばたく選手。日本では収まらない。フロンターレに申し訳ないけど世界に行ってほしい」と、所属の川崎Fに配慮しながらも、世界の舞台での活躍を見たい選手だと太鼓判を押した。 なお、会場に集まったファンの投票では、藤田譲瑠チマが1位となり、MF荒木遼太郎 (FC東京)、GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)の名前も挙がっていた。 続いてはなでしこジャパンについて鮫島さんが先日のガーナ女子代表戦を開設。「後半はきっちり修正した」と4ゴールを奪った戦いを振り返り、「この試合でも4選手が得点を決めているので、どの選手も得点を決められる形を持っている。チームとしては良い状態」とし、「システムも可変できるので、これからもっと詰めていくと思う」と、残りの時間でさらに精度を上げていくはずだとした。 推し選手について鮫島さんはFW藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)を挙げ、「WEリーグでもマッチアップしたけど悩まされた。なんでもできて、ドリブルもシュートもあって、守る側として選択肢が多い」とコメント。マークにつき辛く、切り返しも深いので、守備側としては勘弁してくれと。セットプレーも決められるので、できないことがない選手」と、実際に対戦した経験からも素晴らしい選手だと語った。 槙野さんはDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)をピックアップ。「見てたらこっちが元気になる。CBで声が出せる選手」と語り、「守備だけじゃなくて攻撃。セットプレーのターゲットマンになれるし前にも入っていける。メンタリティがすごくで、ムードーメーカーとして大好き。一発ギャグもあって好き」とし、自身にも似たタイプで同じ浦和でもプレーする高橋をピックアップした。 白岩さんはMF長谷川唯(マンチェスター・シティ・ウィメン)をピックアップし、「どこに目がついているんだというぐらい空間把握能力がすごく、周りをよく見ている」と絶賛。「トラップもスルーパスもとにかく凄い」と評価した。鮫島さんは「いかにボールを触れるかでなでしこのサッカーが変わる。彼女に一番ボールが集まるようなサッカーをしてほしい」と、期待を寄せた。 また、尾形さんはキャプテンのDF熊谷紗希(ローマ・フェンミニーレ)を推し、高井に続いてCBの選手を推している。「ベテランで支柱。こういう人が、チームが苦しい時にチームを鼓舞する」とメンタリティを称えた。共に2011年W杯を戦った鮫島さんは「とにかくポジティブ」と語り、「チームの精神的支柱なので、今回も引っ張っていってくれると思います」と、なでしこを牽引する存在だと期待した。 なお、会場の人気は長谷川が1位。熊谷、そして2023年の女子W杯得点王でもあるFW宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド・ウィメン)も人気だった。 ブラインドサッカーに関しては、日本はランキング3位であるものの、予選を通過してパラリンピックに出場するのは今大会初。メダルの可能性もある競技の1つだ。 イベントでは、白岩さん、尾形さんが実際に体験。目隠しをした中で、パス交換にチャレンジした中、尾形さんはなかなか難しそうにしていたが、白岩さんはセンスを見せつけてしっかりとパスをトラップ。槙野さんがバウンドさせて転がしたボールも、しっかりとストップするなど、過去にプレーしていたサッカーのテクニックを見せつけていた。 長谷川と藤田から会場に集まったファンへメッセージビデオも用意された中、イベントの最後には会場に集まったファンと共に日本代表へエール。ジョン・カビラさんの「がんばれ!」に続いて、「ニッポン!」とエールが送られた。 <span class="paragraph-title">【写真】「パリ2024 日本代表 応援イベント」の模様をチェック</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240720_tw9.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:超ワールドサッカー 2024.07.20 19:50 Sat5
