新生オーストラリアが中国に逆転勝利、今予選初白星で日本遠征へ 火力なき中国は絶望的3連敗【2026W杯アジア最終予選】

2024.10.10 20:11 Thu
オーストラリア代表の逆転弾はクレイグ・グッドウィン
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オーストラリア代表の逆転弾はクレイグ・グッドウィン
10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第2節のオーストラリア代表vs中国代表が行われ、豪州が3-1と逆転勝利。日本遠征へ弾みをつけた格好だ。

互いに9月のスタート2試合で未勝利、オーストラリアは2試合ノーゴール、中国も2試合でオウンゴール1つの1得点と、極めて低調な滑り出しとなった両者。勝ち点3が欲しいところだ。

ポポヴィッチ新監督の初陣である豪州は、3バックを採用し、GKは主将ライアンではなく、アストン・ビラ所属のガウチが起用されることに。立ち上がりから中国陣内へ押し込むが、攻撃の精度がハッキリ言って低い。
すると、劣勢ながらも対応できていた中国が20分に先制点。GKワン・ダーレイのFKを最前線でチャン・ユーニンが落とし、ポストプレーを収めたシェ・ウェンネンが切れ込み、左足シュートをゴール右隅に流し込んだ。

依然として敵陣でなかなか効果的なパスが入らない豪州だが、強みの高さで同点に。45+2分、グッドウィンが左からFKを入れ、ゴール前でミラーが豪快なヘディング弾を叩き込んだ。豪州の今予選初得点である。
両者ともハーフタイムにテコ入れ。豪州はイランクンダとJ1新潟所属のデンを下げ、マッグリーとゲリアをピッチへ送り込む。対する中国は先制点のシェ・ウェンネンを下げ、ストライカーのアブドゥウェリを投入する。

53分に豪州が逆転。ピッチ中央ハーフスペースで最終ラインからの縦パスを引き出したグッドウィンが前へ持ち出し、思い切り左足を振り抜く。GKワン・ダーレイの手が届かぬゴール左隅に豪快なミドルシュートを突き刺した。

これで余裕が出た豪州。もとより火力の低い中国にボールを持たれる場面こそあれど、先制被弾の教訓も込みで、問題を引き起こされるような局面には至らず。中国のほうは後半頭に投入したアブドゥウェリが足を痛めた様子も。

中国としては、前半にワンチャンスで素晴らしい先制点があったが、崩してどうこう、が一切なく、それ以来豪州を脅かせず。結局、C組未勝利どうしの対決は、最終盤にも1点を追加した豪州の3-1逆転勝利、今予選初白星で幕を閉じることとなった。

豪州は15日の埼スタ・日本代表戦(A)へ弾み。中国と日本は性質もクオリティも異なるが、まずはファーストミッションをこなして精神的に落ち着いたはずだ。

中国は15日のホーム・インドネシア代表戦(H)へ希望を見出せず。トランジションとカウンターの精度、迫力はインドネシアに分があると見るべきで、守備では最終予選3試合連続となるセットプレーからの失点も加わった。

オーストラリア代表 3-1 中国代表
【豪州】
ルイス・ミラー(前45+2)
クレイグ・グッドウィン(後8)
ニシャン・ヴェルピレイ(後45+2)
【中国】
シェ・ウェンネン(前20)

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豪代表の若手ヤズベックが9月招集メンバーから落選、MLSでの人種差別発言が原因か

オーストラリア代表MFパトリック・ヤズベック(22)が9月の招集メンバーから落選。原因は所属クラブでの人種差別発言か。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 ヤズベックはレバノン系オーストラリア人で、両国のサッカー連盟が水面下で駆け引きした結果、昨年10月に豪代表初招集。 今年3月に訪れた待望の初キャップはレバノン代表戦となり、敵将からは「こっちならもっと試合に出れる」と恨み節も炸裂した。 クラブキャリアはノルウェー1部でプレーしていたなか、7月にMLSのナッシュビルへ移籍。 ところが、8月25日のオースティンFC戦でリーグ戦初出場として先発したなか、前半30分に相手選手へ向かって人種差別発言が。 主審が試合を5分間にわたって中断する事態となり、ヤズベックはナッシュビルの監督判断で37分に交代させられている。 相手選手がエキサイトも抗議もしなかったため、この場面で警告は提示されず。ただ、MLSは規定に従い、ヤズベックを2試合出場停止処分と特別プログラムに科すことを決定。 30日には豪代表メンバーが発表され、ヤズベックはナッシュビルへの移籍交渉中だった6月を除き、昨年10月以降で初めて招集外に。 メンバー発表にあたり、豪州サッカー連盟の広報担当者は「人種差別発言とは関係ない。競技面での判断」と説明した。 ただ、豪代表のグラハム・アーノルド監督が25日以降、人種差別発言問題を巡ってヤズベックに電話したことが明らかになり、招集外は本件を問題視した結果とみるべきか。 豪代表の次代を担うセントラルハーフとして、初キャップのレバノン戦では1枚目の交代カードで途中出場、投入からすぐさま正確なクロスでゴールをアシストしたヤズベック。 キャリアが前進するなかでの、出場停止処分と代表落選となった。まだ22歳と若いだけに、今後への教訓としてもらいたい。 2024.09.03 16:40 Tue

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