三笘薫が同点弾アシスト含め2点を演出! ブライトンが後半3発で好調スパーズに大逆転勝利【プレミアリーグ】

2024.10.07 02:46 Mon
ブライトンがスパーズに逆転勝利
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ブライトンがスパーズに逆転勝利
プレミアリーグ第7節のブライトン&ホーヴ・アルビオンvsトッテナムが6日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが3-2で逆転勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫はフル出場した。ブライトンは前節、チェルシー相手に新体制初黒星を喫した。2-4というスコア以上の完敗によって、攻守両面での大幅な修正が求められるところ。ヒュルツェラー監督はリバウンドメンタリティ試されるホームゲームで先発2人を変更。エストゥピニャンとヴァイファーに代えてフェルトマン、ミンテを起用。三笘は左ウイングに入った。

一方、トッテナムは前節マンチェスター・ユナイテッドとのアウェイゲームに3-0の快勝。今季リーグ戦初の連勝を飾った。さらに、10代4選手を抜擢したヨーロッパリーグ(EL)もフェレンツヴァーロシュに2-1の勝利し、公式戦5連勝を達成。日程面でディスアドバンテージを負うアウェイ3連戦のラストマッチではELで温存した主力を復帰させ、前節ユナイテッド戦と全く同じメンバーで臨んだ。
立ち上がりから主導権を握ったトッテナムが押し込む状況が続く中、ブライトンにアクシデント発生。足を痛めたウェブスターがプレー続行不可能になると、イゴールが9分にスクランブル投入された。

以降は右サイドのペドロ・ポロ、クルゼフスキ、ブレナン・ジョンソンの質の高い連携でアウェイチームが再三ポケットを取って決定機を創出するトッテナム。ただ、最後の局面で粘る相手の守備を崩し切るには至らず。
それでも、23分には相手陣内左サイドでの潰しからショートカウンターに持ち込むと、マディソン、ソランケの繋ぎから絶妙なランニングでゴール前に抜け出したジョンソンが冷静にGKとの一対一を制し、驚異の公式戦6試合連続ゴールとした。

チェルシー戦同様にミス絡みの失点でビハインドを背負ったブライトンはすぐさま反撃を開始。序盤は守備に追われていた三笘に攻撃のスイッチが入ると、再三の鋭い仕掛けと安定したキープでカディオグルの攻撃参加を促して攻撃を牽引。そして、正確なクロスからウェルベック、ミンテの決定機を演出するが、味方がこれを仕留め切れない。

前半半ば以降はブライトンペースで試合が進んだが、先にゴールをこじ開けたのはトッテナム。37分、ロングカウンターから左サイドのスペースに抜け出したヴェルナーがボックス付近でタメを作ってペナルティアーク付近で浮いたマディソンに横パス。すかさず右足を振った背番号10のシュートはGKフェルブルッヘンの守備範囲も、はじき切れずにゴール右隅へ決まった。

効率よく得点を重ねるポステコグルーのチームは前半終了間際にもクルゼフスキのスルーパスで完全に背後を取ったジョンソンに2点目のチャンスが訪れたが、長い距離をフルスプリントした末のシュートは抑えが利かず。前半のうちにトドメを刺すことはできなかった。

迎えた後半、ブライトンはカディオグルを下げてエストゥピニャンを左サイドバックに投入。立ち上がりから攻勢を仕掛けると、日本代表MFが前半以上の輝きを放つ。

まずは48分、左サイドのスペースに抜け出した三笘が高速クロスを入れると、これがボックス内でのDFウドジェのクリアミスを誘発し、こぼれに反応したミンテがゴール右隅にシュートを突き刺し、加入後初ゴールを挙げる。

反撃の狼煙を上げるこのゴールで完全に勢いづいたホームチームは引き続き三笘の左サイドを起点に押し込むと、58分にはペナルティアーク付近でボールを引き出した三笘からのラストパスでゴール前に抜け出したリュテールがうまくDFをブロックしながら放った左足シュートをゴール右隅に流し込み、同点に追いついた。

連続失点によって動揺が色濃いアウェイチームを完全に呑み込んだブライトンは三笘の際どいミドルシュートなどで畳みかける。すると66分、右サイド深くでのスローインからボックス右に強引に持ち込んだリュテールが体勢を崩しながらもゴールライン際で上げ切ったクロスをゴール前のウェルベックがヘディングで合わせ、一気に逆転に成功した。

ここからゲームコントロールを意識し始めたホームチームは70分を過ぎてバレバ、ミンテにリュテールに代えてヴァイファー、エンシソを投入。これに対して、ビハインドを背負ったトッテナムはビスマ、パプ・サール、ムーアとフレッシュな選手をピッチに送り出す。

完全にオープンとなった後半終盤は互いにゴールチャンスが訪れるも、ウドジェのミドルシュートはGKフェルブルッヘンの好守に、ブライトンの数的優位のカウンターチャンスはDFロメロらの好守に阻まれた。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2点差を見事に引っくり返したブライトンが今季初黒星を払しょくする大きな勝ち点3を手にした。一方、ショッキングな敗戦となったスパーズは公式戦連勝が「5」でストップした。

ブライトン 3-2 トッテナム
【ブライトン】
ヤンクバ・ミンテ(後3)
ジョルジニオ・リュテール(後13)
ダニー・ウェルベック(後21)
【トッテナム】
ブレナン・ジョンソン(前23)
ジェームズ・マディソン(前37)

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サカ、レオン、ヤマルよりも上! 三笘薫をブライトン同僚FWが高評価、ベストウイングはレアルFWに

ブライトン&ホーヴ・アルビオンのアイルランド代表FWエバン・ファーガソンが、日本代表MF三笘薫を高く評価している。 2022-23シーズンはプレミアリーグ19試合で6ゴール2アシスト、2023-24シーズンは27試合で6ゴールを記録した19歳ストライカー、ファーガソン。さらなる飛躍が期待されるが、今シーズンはここまでリーグ戦2試合の途中出場にとどまっている。 そんななか、アイルランド代表FWは『ESPN』の動画に登場。世界最高のウイングを選ぶ企画に応じた。 最初に登場したのはチームメイトの三笘。比較対象としてポルトガル代表FWラファエル・レオン(ミラン)が挙がるが、ファーガソンは三笘を選ぶ。 その後もイングランド代表FWブカヨ・サカ(アーセナル)、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・ユナイテッド)、スペイン代表FWラミン・ヤマル(バルセロナ)より三笘を選択。イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)やイングランド代表FWジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)、フランス代表FWマイケル・オリーズ(バイエルン)、元イングランド代表MFジェイドン・サンチョ(チェルシー)にも勝利する。 ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエス(レアル・マドリー)が登場すると、少し悩んでロドリゴを選択。最終的に残ったのはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)だった。 このファーガソンの評価に対し、「ミトマは過去3年間のプレミアリーグで最も過小評価されている選手の1人だ」といった反応が。一方、「ミトマとサカでミトマ? うーん…」「彼の見解はひどい」「サッカー知識ゼロ」と辛辣な意見も寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】三笘薫に厚い信頼! ファーガソンがベストウイングをチョイス</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Ao0fqVYujU8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.28 16:06 Sat
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“独壇場のパーマー”を識者も大絶賛 「言葉を失った」「彼にはすべてがある」「見るたびに息を呑む」

チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーに識者からも称賛が相次ぐ。イギリス『BBC』が報じた。 28日のプレミアリーグ第32節でブライトン&ホーヴ・アルビオンをホームに迎え撃ったチェルシー。先発のパーマーは21分の同点弾を皮切りに28分のPKチャンスから勝ち越しゴールを決めると、31分に完璧FKでハットトリックを達成した。 だが、その後の41分にもネットを揺らしてみせ、前半だけで4ゴールの大暴れ。パーマーの独壇場となり、敵将ファビアン・ヒュルツェラーも試合後に「このプレミアリーグにコール・パーマーのような選手はそう多くない」と特別視した。 そんな活躍ぶりはプレミアリーグ史初の前半4ゴール、チェルシー史最速となる9分48秒でのハットトリックなどと数々の記録でも彩られ、元プレミアリーグ選手たちも脱帽の様子だ。 ◆セオ・ウォルコット氏 「彼には(デニス・)ベルカンプや(ロビン・)ファン・ペルシのような技術がある。言葉を失ったよ。チェルシーで独り立ちし、今や中心選手だ」 「どんなチームでも彼を外したりなんてできない。イングランドでもそうさ。とても才能に溢れ、相手は恐怖だろうね。このままいけば、プレミアリーグのレジェンドになるだろう」 ◆マイカー・リチャーズ氏 「昨季、22ゴールを決めたとき、僕らはこう思った。『またできるかな?』ってね。彼の動きについてはあまり語られていないが、走るタイミングは素晴らしいものがある。彼はやることのすべて、自分のやり方で楽々とこなしているように感じるね」 「フットボーラーとしての頭脳に関して言えば、はるかにリードしている。見ていて本当に楽しいよ。彼にはすべてがある。主役になると、2人の選手にマークされるが、それでも結果を出せる」 ◆ギャリー・リネカー氏 「彼を見るたびに息を呑む。ずば抜けたフットボーラーだよ。イングランドが手にした才能たちのなかでも、彼が一番かもね」 <span class="paragraph-title">【動画】パーマー劇場!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xDKi1BqR7cU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.29 20:49 Sun
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圧巻パーマーがPL史上初の前半4ゴール! 三笘薫フル出場のブライトン粉砕でリーグ3連勝【プレミアリーグ

プレミアリーグ第6節、チェルシーvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが28日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが4-2で逆転勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫はフル出場した。 直近3試合連続クリーンシートと好調を維持するチェルシー。リーグ前節のウェストハム戦はジャクソンの2ゴール1アシストの活躍で3-0の完勝。続くEFLカップでは4部バロー相手にエンクンクのハットトリックの活躍などで5-0の圧勝。前線を中心にポジティブなポジション争いを繰り広げる中で上位対決に臨んだ。マレスカ監督はこの一戦に向けてリーグ前節から先発1人を変更。アダラビオヨに代えてグストを右サイドバックで起用し、フォファナがセンターバックに移った。 一方、ブライトンは開幕から5戦無敗も、直近3試合は格下相手に3試合連続ドローとやや失速気味。直近のノッティンガム・フォレスト戦は一時逆転に成功も、最終的に追いつかれて2-2のドローに終わった。敵将ヌーノと共に退席処分となったヒュルツェラー監督が最終的にベンチ入りを認められた中、難敵相手のアウェイゲームでは先発3人を変更。ベンチ外のフェルトマン、ファン・ヘッケ、アディングラに代えてウェブスター、カディオグルとヴァイファーを起用。三笘は左ウイングに入った。 立ち上がりから主導権争いが続く中、アウェイのブライトンは三笘が左サイド、中央と積極的な縦への仕掛けで攻撃の起点を担っていく。すると7分、ボックス左で仕掛けた三笘の折り返しはカットに遭うが、バレバがボックス内で相手のクリアをブロック。この浮き球のルーズボールに反応したリュテールが相手DFとGKに競り勝ってヘディングシュートを無人のゴールへ流し込んだ。 アクシデンタルな形で早くも動いた試合は以降もアウェイチームのペースで進むが、チェルシーも2失点目は許さない。すると、15分を過ぎて相手のハイラインを効果的に突き始めたホームチームが追いつく。 直前にエンソ・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したGKとの一対一をポストに当てて決定機逸となったパーマーだが、直後の21分にはウェブスターの短くなったバックパスを奪い切ってボックス左に持ち込んだジャクソンからのプレゼントパスを冷静にゴールへ流し込み、2度目のチャンスをモノにする。 これで完全に勢いづいたホームチームは28分、ボックス内で仕掛けたサンチョがバレバのファウルを誘ってPKを獲得。これをパーマーが冷静に左隅へ蹴り込んで瞬く間に逆転に成功する。さらに、31分にはペナルティアーク手前の好位置でFKを得ると、キッカーのパーマーが圧巻の左足シュートをゴール右隅に突き刺し、わずか30分余りでハットトリックを達成した。 イージーミスに加えて、守備の問題を修正できずに厳しい展開となったブライトンだが、34分には高い位置でのプレスからGKロベルト・サンチェスのミスを誘ってパスカットしたバレバが右足シュートを突き刺してすぐさま1点差に戻す。この直後にもバレバの強烈なシュートでサンチェスに好守を強いてファイティングポーズを取る。 だが、この失点にも動揺することなく引き続き相手のウィークを突いた攻撃でチャンスを作るチェルシーは41分、高い位置でのプレスからGKフェルブルッヘンの縦パスを引っかけたショートカウンターからサンチョのスルーパスに反応したパーマーがボックス左からニア下を射抜く鋭い左シュート。プレミアリーグ史上初となる前半での4ゴール記録者となった。 その後、ブライトンも右サイドでの鮮やかな崩しからウェルベックが3点目に迫ったが、ここはGKサンチェスの好守に阻まれて6ゴールが生まれた壮絶な前半はチェルシーの2点リードで終了した。 迎えた後半、立ち上がりの49分に完璧に裏へ抜け出したジャクソンがGKを右にかわして無人のゴールへシュートを放つが、これはDFウェブスターのスーパークリアに阻まれる。 いきなりの決定機によって後半もスコアが慌ただしく動く展開が想定されたが、互いに守備面で修正を施したこともあり、以降は睨み合いの展開が続いていく。 何とか早い時間帯に1点を返したいブライトンはアヤリやミンテ、エンシソと攻撃的なカードを切っていくが、後半は三笘の仕掛けも数的優位で守られてなかなかチャンスまで持ち込めない。 一方、パーマーに5点目のチャンスや後半半ばにはセットプレーからククレジャがゴールネットを揺らすもオフサイドなどでトドメを刺せないチェルシー。カードトラブル回避を意識した交代や前線を入れ替える中で徐々に攻撃が停滞した。 その後、試合終盤にはブライトンがリスクを冒して前に出たものの、逃げ切り態勢に入ったホームチームのゴールをこじ開けることはできず。この結果、パーマーの驚愕4ゴールの活躍で勝ち切ったチェルシーがリーグ3連勝を達成。敗れたブライトンは新体制での公式戦初黒星となった。 チェルシー 4-2 ブライトン 【チェルシー】 コール・パーマー(前21、前28、前31、前41) 【ブライトン】 ジョルジニオ・リュテール(前7) カルロス・バレバ(前34) <span class="paragraph-title">【動画】パーマーが圧巻の直接FK弾でハットトリック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">チェルシーのパーマー<br>美しいフリーキックで<br>ハットトリックを達成<br><br>パーマーは<br>プレミアで3度目のハットトリック<br><br>プレミアリーグ 第6節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ブライトン</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/yVhTgbi7DU">pic.twitter.com/yVhTgbi7DU</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1840041441437098431?ref_src=twsrc%5Etfw">September 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.29 01:32 Sun
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「5、6点は取れた」プレミア史上初の前半4ゴール! 圧巻パフォーマンスのパーマー「できる限りのプレーをしているだけ」

チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーが、記録を打ち破った自身のパフォーマンスを振り返った。イギリス『BBC』が伝えた。 28日、プレミアリーグ第6節でチェルシーはブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦した。 日本代表MF三笘薫もフル出場したこの試合だが、主役はパーマーだった。 ブライトンが先制して始まった試合だったが、21分にパーマーがゴールを奪うと、28分にはPKを決めて逆転。31分にもゴールを奪い、あっという間にハットトリックを達成する。 34分にはブライトンに1点を返されるものの、41分には再びパーマーがゴール。プレミアリーグ史上初となる前半だけで4ゴールを記録した選手となった。 後半は互いにゴールは生まれず、4-2でチェルシーが勝利した中、パーマーは大きな記録を打ち立てることに。最初のゴールから9分48秒でハットトリックを達成し、プレミアリーグにおいてチェルシーの史上最速での達成に。また、昨シーズンから通算3度のハットトリック達成はチェルシーでの最多記録。さらに、昨シーズンから通算43ゴール(28ゴール15アシスト)に関与しており、これはリーグ最多の記録となっている。 また、元アーセナルのセオ・ウォルコット氏は「彼はベルカンプやファン・ペルシのような繊細さを持っている」とコメント。アーセナルのレジェンドでもあるデニス・ベルカンプ氏、ロビン・ファン・ペルシ氏に準えて称えていた。 試合後、『BBC』の「Radio5」のインタビューに応じたパーマーは、もっとゴールが取れたと悔しさを滲ませつつ、プレミアリーグのレジェンドに例えられたことを謙遜しながらも喜んだ。 「最初のチャンスを逃した時は悔しかったけど、相手のプレーのやり方やラインの高さから、もっとチャンスが来ることはわかっていた。5点、6点は取れたはずだ」 「僕はただ、全ての試合で自分のできる限りのプレーをし、できればこうしたパフォーマンスを生み出すために努力をしているだけなんだ」 「(ベルカンプは)プレミアリーグのレジェンドだけど、僕はあまり観ていなかった。彼はトップの選手だと思うけど、セオ(・ウォルコット)に感謝する」 <span class="paragraph-title">【動画】パーマーの独壇場! 圧巻の前半4ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xDKi1BqR7cU";var video_start = 46;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.29 12:27 Sun
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「前半だけでもう3点、4点を取れた」ブライトンに勝利し3連勝もチェルシー指揮官は満足せず、ブライトンも称える「我々を驚かせた」

チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 28日、プレミアリーグ第6節でチェルシーはブライトンとホームで対戦した。 開幕戦でマンチェスター・シティに敗れたものの、それ以降は無敗を継続。アウェイでボーンマス、ウェストハムと連勝してホームへと戻ってきた。 ブライトンの日本代表MF三笘薫もフル出場したこの試合は、7分にジョルジニオ・リュテールにゴールを許し先手を奪われることに。しかし、21分にコール・パーマーがゴールを奪うと、28分にはパーマーがPKを決めて逆転。31分にもゴールを奪い、あっという間にハットトリックを達成する。 34分にはカルロス・バレバに1点を返されるものの、41分には再びパーマーがゴール。プレミアリーグ史上初となる前半だけで4ゴールを記録した選手となった。 後半は互いにゴールは生まれず、4-2でチェルシーが勝利した中、マレスカ監督はアウェイ戦連勝の後に勝利を掴めたことを喜んだ。 「他の試合よりもこの勝利を楽しんだとは思わない。単に、様々な理由から今シーズンで最も重要な試合だったからであり、結果とパフォーマンスに満足している」 「ファンとこのような瞬間を共有できることはいつも嬉しいことだ。アウェイで連勝した後は、勢いを維持するのがいつも難しい。2勝できると思っていても、少し落ち込むこともあるからだ」 「だから、その勢いを維持することが重要だった。また、試合は我々が計画していた通りには始まらなかった。だから、ただただ良い瞬間だったと思う」 4-2と勝利したが、マレスカ監督は全く満足せず。ボールを保持していない時の戦い方は修正が必要とし、前半はもっとゴールを決められたと振り返った。 「ボールを持っていないときは、相手が何かを変えてきて我々を驚かせたので、前半は苦戦したと思う。ボールを持っているときは、前半も後半も我々の計画通りの展開だった」 「ハーフタイムに我々はプレッシャーのかけ方を少し調整した。後半はチャンスを全く与えなかったと思う。前半は2ゴールといくつかのチャンスを与えたが、その理由は彼らのボールの扱い方に少し驚かされたからだ」 「ボールを扱いプレーに関して言えば、我々は4ゴールを手にした。ただ、前半だけでもう3点、4点を取れたはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】パーマーの独壇場! チェルシーがブライトンとの打ち合いを制する</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xDKi1BqR7cU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.29 13:05 Sun

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