「大変申し訳ない」パリ五輪行きを逃した北朝鮮、指揮官が会見で涙し謝罪…判定には「釈然としない部分はある」

2024.02.29 06:45 Thu
敗戦後の記者会見で涙で謝罪したリ・ユイル監督
©超ワールドサッカー
敗戦後の記者会見で涙で謝罪したリ・ユイル監督
北朝鮮女子代表のリ・ユイル監督が、なでしこジャパン戦後の記者会見で号泣。パリ・オリンピック出場を逃したことを謝罪した。

28日、パリ・オリンピック アジア最終予選の第2戦が国立競技場で行われ、なでしこジャパンと北朝鮮が対戦した。

第1戦をゴールレスで終えている両者。勝った方がパリ行きを決める重要な一戦となった。
立ち上がり、互いに落ち着いて入る中で徐々になでしこジャパンが押し込んでいく展開に。そのまま高橋はながゴールを奪い、日本がリードする。

1-0で迎えた後半は北朝鮮が押し込む時間帯が続くが、決定機を作るまでには至らず。すると、藤野あおば清水梨紗のクロスをヘディングで叩き込み、リードを広げる。
2点ビハインドとなった中、81分にスルーパスに抜け出したキム・ヒェヨンが飛び出したGK山下杏也加をあざわるループシュートを決めて1点差に。その後も攻め込んでいくものの、日本の集中した守備の前にゴールを奪えず。2-1で敗戦。オリンピック出場を逃した。

この試合では激しいデュエルに加え、前半にはあわやゴールというシーンもあったが、GK山下がビッグセーブを見せて防ぐシーンもあった。

リ・ユイル監督は主審の判定を尊重しながらも、少し不利に感じる部分があったとコメント。しかし、ルールに則り、フェアプレーに努めたとした。

「今日、我々にとってはアウェイ戦ということもあり、ややホームである日本に偏った、庇うような判定が見受けられたと思う」

「これは道徳的にも倫理的にも、本来であれば、アウェイで戦う我々をもう少し尊重してくれる判定があっても良かったと思う」

「ある部分、釈然としない部分はあるが、あくまでも主審の判断に則って、ルールを守って、最後までフェアプレーを心掛けた」

また、VARがこの試合には導入されておらず、主審や副審の判定に全て委ねられる状況だった。

VARについては「公正な判定というためには、やはりVARが導入されればと思うが、VARを導入するしないよりも、重要な試合だった。この試合に臨む姿勢そのものが重要だったと思う。ただ、技術的にVARが導入されていれば大きな役に立ったと思う」と、それ以前の問題だとしながらも、あれば違う展開になっていた可能性もあったとした。

試合前日会見同様に、質問を自ら打ち切ったリ・ユイル監督。しかし、司会がもう1つ質問をお願いすると、自ら『朝鮮新報社』の質問を受けるとした。

記者は「勝利を目指して最後まで諦めずに走る続ける選手たちの姿に感動しました。今日、競技場には3000人の同胞が応援に訪れ、熱烈な応援を送っていた。競技場にいた3000人以外にも、日本各地で同胞たちが熱い応援を送っていた。同胞たちに一言」と、チームに声援を送ってくれた人々へのメッセージを求めた。

するとリ・ユイル監督は言葉に詰まりながら、そして涙しながらコメント。勝利という結果、五輪への切符を掴めなかったことを謝罪した。

「日本全国から我々に声援を送ってくれた同胞のサポーターの皆さんに良い結果をもたらすことができず、大変申し訳ない気持ちで一杯だ」

「これからより良いプレー、試合を見せる努力をしていきたいと思う」

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成宮唯の2得点でI神戸が首位キープ! 東京NB、浦和も勝利で3位まで2pt差は変わらず【SOMPO WEリーグ】

2024-25 SOMPO WEリーグ第14節の6試合が、15日と16日に各地で行われた。 2連勝で首位を奪還したINAC神戸レオネッサ(勝ち点30)は、後半戦初勝利を狙う6位・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(勝ち点18)とのホームゲーム。I神戸は28分に決定機。最終ラインの裏へ抜け出した桑原藍がロングボールを収めるが、フリーでのシュートはGK望月ありさがセーブする。 ゴールレスで折り返すと、50分にI神戸が先制。成宮唯のインターセプトから水野蕗奈が左クロス。ゴール前に走り込んだ成宮が頭で押し込む。 さらに64分、右サイドを抜け出した桑原の折り返しから再び成宮。右足ワンタッチで2点目を奪う。千葉も79分、右CKの混戦から小林莉々子が押し込むが反撃はここまで。逃げ切ったI神戸が3連勝で首位をキープしている。 前節ドローで首位を譲った日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点29)。10位・マイナビ仙台レディース(勝ち点8)とのアウェイゲームに臨むと、32分に先制。眞城美春の右クロスに土方麻椰がニアで合わせる。 さらに前半アディショナルタイム、右サイドを抜け出した青木夕菜が思い切って右足シュート。対角のゴール左隅に決め、東京NBがリードを広げる。 後半も追加点に迫った東京NBだが、山本柚月のシュートはクロスバー直撃。しかし、マイ仙台の反撃も実らず、0-2で東京NBが完封勝利を収め、首位のI神戸を追いかける。 3位・三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点28)も前節ドローで連勝がストップ。今節は最下位・大宮アルディージャVENTUS(勝ち点7)とアウェイでの埼玉ダービーに臨んだ。 浦和は33分、前線からプレスをかけた高橋はながハーフウェイライン付近でボール奪取。一気に攻め込むと、伊藤美紀のリターンパスから高橋がコントロールショットを沈める。 1点ビハインドで後半を迎えた大宮Vは、チャンスを作りながら同点ゴールを奪えず。すると77分、セットプレーの折り返しから島田芽依が押し込んで浦和に2点目。終盤には藤﨑智子のPKで勝利を決定づけ、浦和も上位2チームに続く。 その他、4位・サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点22)は8位・セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点15)と1-1で終え、3試合連続ドロー。後半4ゴールで大勝の5位・アルビレックス新潟レディース(勝ち点20)がS広島Rと勝ち点「23」で並んだ。11位・ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点7)は今シーズン2勝目を挙げ、マイ仙台をかわして10位に浮上している。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第14節</h3> ▽3月15日(土) サンフレッチェ広島レジーナ 1-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース 【S広島R】 上野真実(後12) 【C大阪】 田子夏海(後5) 大宮アルディージャVENTUS 0-3 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 高橋はな(前33) 島田芽依(後32) 藤﨑智子(後43) ▽3月16日(日) マイナビ仙台レディース 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【東京NB】 土方麻椰(前32) 青木夕菜(前45+2) ちふれASエルフェン埼玉 0-4 アルビレックス新潟レディース 【新潟L】 OG(後3) 山谷瑠香(後6) 川村優理(後10) 道上彩花(後35) ノジマステラ神奈川相模原 3-0 AC長野パルセイロ・レディース 【N相模原】 大竹麻友(後14) 南野亜里沙(後24、後37) INAC神戸レオネッサ 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 【I神戸】 成宮唯(後5、後19) 【千葉L】 小林莉々子(後34) <span class="paragraph-title">【動画】成宮唯が2得点の活躍! I神戸vs千葉L ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Z1BFaUBWCJA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 18:50 Sun
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“前回王者”ではなく、“チャレンジャー”として。主将・高橋はなが強調する、大会3連覇に必要不可欠な“心持ち”

7月8日、女子の東アジアE-1サッカー選手権2025の開幕を前に、龍仁ミルスタジアムにて出場国3チームによる合同記者会見が行われた。女子日本代表(なでしこジャパン)からは、キャプテン・高橋はなが出席。大会に向け、大事にしたい“心持ち”を語った。 女子カテゴリーでのE-1選手権は、2005年に第1回大会が開催され、今大会で9回目を迎える。なでしこジャパンは2008年の初優勝以降、4度の優勝を果たしており、ニルス・ニールセン監督が率いるチームは史上初の3連覇を目指す。 立場としては最多優勝国かつ前回王者だ。しかし、これまで“アジアの難しさ”を肌で感じてきた高橋は「簡単な試合はない」と断言する。 A代表で通算36試合の出場経験をもつ高橋は、E-1選手権のみならず、AFC女子アジアカップやパリオリンピック最終予選といった国際大会で、何度も東アジアの諸国と対戦してきた。だが、振り返れば大勝した試合はほとんどなく、2点差以上で勝利できたのは、AFC女子アジアカップインド2022のチャイニーズ・タイペイ戦(4○1)のみ。そのほかは、いずれもドローあるいは1点差での勝利と、毎度苦しめられてきた。 さらに今大会は、2024年12月に就任したニールセン監督の下、国内組を中心に代表初選出の選手も多く、チームとしての総合力は未知数と言える。だからこそ、「優勝したのは過去のこと。“チャレンジャー”の気持ちで対戦相手をリスペクトして、しっかりと目の前の試合に全力で戦いたい」と、メンバー全員に浸透させたい意識を強調した。 まずは9日行われる初戦のチャイニーズ・タイペイ戦に勝利したい。手堅く戦うのか。未知数な力を最大化させて躍動するのか。なでしこジャパンの戦いに注目が集まる。 2025.07.08 18:00 Tue

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“狙い通り”の貴重な先制点を生んだFK、遠回りしながらも大一番で先発起用された北川ひかる「学びながら成長してきた」…被災した地元へも「元気を届けられていれば」

なでしこジャパンのDF北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)が、パリ・オリンピック行きを喜んだ。 28日、パリ・オリンピック アジア最終予選の第2戦が国立競技場で行われ、なでしこジャパンは北朝鮮女子代表と対戦した。 第1戦はゴールレスで終わっており、勝った方が五輪行きを決めるという試合に。高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)のゴールで先制すると、後半2位は藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がヘディングでゴールを奪い追加点。その後1点を返されるが、2-1でなでしこジャパンが勝利し、パリ・オリンピックの切符を手にした。 遠藤純(エンジェル・シティ)の負傷による不参加で、急遽追加招集された北川。第1戦は出番がなかった中、システムを変えた第2戦では先発起用。左ウイングバックとして終盤までプレーした。 先制ゴールに繋がった場面では、ボックス手前でFKを獲得すると、長谷川唯(マンチェスター・シティ)とボールサイドに立ち相談。ボックス内の熊谷紗希(ローマ)らとも連係をとり左足でクロスを入れると、熊谷の折り返しをファーサイドで上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)がヘッドでさらに折り返し、ニアで田中美南(INAC神戸レオネッサ)がヘッド。これはポストに嫌われたが、こぼれ球を高橋が詰めた。 試合後のメディア取材に応じた北川は1点目のFKについて「あの角度では自分が蹴るというのは決まっていて、どこに蹴るということは直前にみんなで話して、折り返し、折り返しという形になりました」と振り返り、「良いボールが蹴られて良かったです」とキックについて語った。 かなり選手同士でコミュニケーションを取っていたが「FKになった時にどうするかというところで紗希さんとかと話して、直接狙うのじゃなく、折り返してからセカンドでとなりました」と狙いについて語り、「相手も食いついてくる感じがあったので、それが狙いでした」と、想定通りの結果がゴールとなった。 北川は2022年7月以来のなでしこジャパンとしての試合に参加。予てから期待は高かった中で、2度の移籍を経験し、再びこの舞台に戻ってきた。 大事なオリンピック出場を決める戦いで出番をもらえたことについては「まずは使ってくれた監督に感謝したいですし、長い道のりですけど、ある意味計画的にできている現状もあったので、これからがより勝負になるかなと思います」とコメント。「遠回りしたかもしれないですけど、アルビ(アルビレックス新潟レディース)にいた時、INACに移籍して自分がやるべきことを学びながら成長してきたので、それが発揮できていると思います」と、着実に成長してきた結果だと振り返った。 北川はJFAアカデミー福島出身で、浦和レッズレディースに加入。新潟Lを経て、今シーズンからINAC神戸レオネッサに加入した。ジョルディ・フェロン監督の下、左ウイングバックに定着すると、皇后杯でも見事に優勝。自信をつけてのなでしこ参戦となり、結果を残した。 ジョルディ監督については「選手の特徴を活かしてくれる監督で、それぞれの長所を活かしながらサッカーを作っていくという感じで、チームを1つにまとめてくれる監督です」とコメント。「結構細かく選手1人1人に言ってくれますし、何よりも全員同じ立場として接してくれるというのは、外国人監督としての良さだと思います」と、細かな指導をしっかりされていると振り返り、「より攻撃面に自信を持たせてくれた」と感謝した。 そして、石川県出身の北川にとっては特別な思いもあった。「今日勝てたことで、被災地に良い影響を与えられたらと思いますし、元気を届けられていればと思います」と、元日に発生した能登半島地震で被災した地元について言及。「JFAでも凄く復興に向けて頑張ろうと取り組んでくれていて、本当に感謝しています。石川県民として、もっと活躍したいと思います」と、さらなる活躍で、地元に元気を与えたいとした。 <span class="paragraph-title">【動画】北川ひかるのFKから、狙い通りの先制ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LaY9huyAHiw";var video_start = 122;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.29 18:15 Thu
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「まさかの笑」「アジア進出」ラフプレー続出の北朝鮮撃破、U-22日本代表が見せた「ひき肉です」パフォーマンスが話題に「気持ち良すぎ!」

荒れた試合での決勝ゴールのパフォーマンスが話題を呼んでいる。 1日、U-22日本代表は1日、第19回アジア競技大会(The 19th Asian Games)の準々決勝でU-24北朝鮮代表と対戦し、2-1で勝利した。 13年ぶりの優勝を目指す日本は、前半は北朝鮮に押し込まれる形となり苦しい戦いに。それでもGK藤田和輝(栃木SC)を中心に粘りの守備を見せて得点を許さない。 ゴールレスで迎えた後半、日本は立ち上がりからギアを上げると51分に内野航太郎(筑波大学)のゴールが決まり先制に成功する。 先制したことで少し余裕が出た日本。一方で、北朝鮮のプレーが徐々に荒いものに。疲れも出てきたのか、日本の攻撃を止めるために明らかに危険なタックルを見せ、カードが乱発される。 すると74分にはキム・グクボムがボックス手前から強烈な左足ミドルを叩き込み、北朝鮮が同点に。これで勢いづいたのか、攻勢に出ようとする。 それでも落ち着いて対応した日本は79分に西川潤(サガン鳥栖)がGKに倒されてPKを獲得。MF松村優太(鹿島アントラーズ)が冷静に決めて2-1と勝ち越し、ベスト4にコマを進めた。 北朝鮮のラフプレーにも動じず、しっかりと勝ち切った日本。その中で話題を呼んでいるのが、松村のゴールパフォーマンスだった。 冷静にPKを沈め、勝ち越しに成功。喜びを露わにすると、MF佐藤恵允(ブレーメン)と共に何やら企み、「ひき肉です」のポーズを取って見せた。 このポーズは中学生YouTuberの「ちょんまげ小僧」のメンバーである「ひき肉」さんの独特な挨拶を真似たもの。SNSなどでは大きな話題となっており、TikTokなどでも有名人が真似て盛り上がっている。 日本代表選手もついにパフォーマンスにもしたことで大きな話題に。「ひき肉がアジア進出」、「ここでもやるのか!」、「まさかの笑」、「ひき肉は世界を救う」、「ひき肉が気持ち良すぎ!」、「ここまでくるとは」と驚きの声も上がっている。 <span class="paragraph-title">【動画】北朝鮮撃破のPK弾、決めた松村は佐藤と共に「ひき肉です」ポーズを披露</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WQXNzDutoz8";var video_start = 477;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.02 12:05 Mon
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話題の中心は北朝鮮の暴走/六川亨の日本サッカー見聞録

杭州・アジア大会のサッカー男子準決勝は日本が香港に4-0と圧勝したことよりも、決勝は18年に続いて2大会連続して日韓対決になったことよりも、北朝鮮が準々決勝の日本戦で見せたラフプレーや日本スタッフに左拳を突き上げて脅した仕草、さらには試合後の主審への抗議を非難する記事の方が圧倒的に多い。 それだけ許されざる行為であり、当該選手や監督には一定期間の出場停止など厳罰が下されたとしても当然だろう。来年3月には北中米W杯2次予選のアウェー北朝鮮戦が予定されている。こちらのホームゲームも開催されるのかどうか、FIFAやAFCの裁定待ちになるかもしれない。 かつてはアジア最大のスタジアムと言われた8万人収容の金日成競技場。日本がここで初めてプレーしたのは1985年のメキシコW杯1次予選だった。シンガポールとの3か国によるリーグ戦で、予選突破の本命は66年のイングランドW杯に出場経験のある北朝鮮だった。 それというのも日本は過去に北朝鮮に勝ったことは一度もなく、74年にはピョンヤン4・25という単独の軍隊チームにも0-4で完敗を喫していた。ところが85年はホームの国立競技場で、雨でぬかるんだピッチにボールが止まると、「アジアの核弾頭」と言われた原博実が起用に足先で浮かしてDFのタックルをかわし、値千金の決勝点をスライディングしながら流し込んだのだ。このプレーには、観客はもちろんチームメイトも驚かされた。「利き足はヘディング」とも言われたヘッドでのゴールではなく、テクニックを発揮してのゴールだったからだ。 そして約1ヶ月後には平壌へ乗り込む。金日成競技場は人工芝という情報は得ていた。しかし事前に乗り込んでチェックできるわけでもない。取り替え式のスパイクは使えないだろうから、固定式に加えてアップシューズも持参してのアウェー戦だった。日本からの報道陣は記者とカメラマンを合わせて10人で、北京経由での平壌入りだった。 ダイジェストからはカメラマンだけを派遣したが、現地では常にクルマでの移動で、役員がエスコートと至れり尽くせりだったという。裏を返せば、エスコートした場所以外は見せないということで、犬の肉を専門に扱うレストランにも案内されたそうだ。 試合は午前中から詰めかけた観衆がゲートを壊して侵入したため、警備員との小競り合いもあったから、8万人以上が詰めかけたかもしれない(85年の韓国との最終予選のアウェー戦でも、ピッチの周りには自動小銃を携えた軍人が観衆の乱入を阻止しようと目を光らせていた)。そして日本はGK松井清隆の活躍もあり0-0でしのいで2次予選進出に王手をかけた。 ところがジーコ・ジャパンで臨んだ05年のW杯予選では、3月に平壌で行われたイラン戦で0-2と敗れると、主審の判定に選手が取り囲んで抗議したことで観衆がエキサイト。ピッチにイスを投げ込むなどしたため審判団は身の危険を感じたほどだった。事態を重く見たFIFAは、6月8日に予平壌で開催が予定されていた日本戦を、第3国であるタイのバンコクで、無観客で開催というペナルティーを科した。 バンコク最大の繁華街であるサイアム・スクウェア(銀座と新宿と上野を合わせたような感じ)近くにある旧ナショナルスタジアム。無観客試合と知りながら、日本からは“ウルトラス"を始め多くのサポーターが訪れ、試合前からスタジアムを囲んで日本に声援を送っていた。そして試合は柳沢敦と大黒将志のゴールで2-0の完勝を収めた。 不思議だったのは、無観客試合にもかかわらず、メインスタンド右側に北朝鮮の観客と思しい一団がいたことだった。役員席や記者席ではなく、一般のスタンドにいて声援を送っている。タイ在住の北朝鮮の関係者なのか不明だが、何があってもおかしくないと思ったものだ。 それを考えると、11年11月のアウェー北朝鮮戦は何事もなく終わった。すでに北朝鮮はアジア3次予選で敗退していたし、試合も日本に1-0の勝利を収めたからだろう。 北朝鮮代表は、85年から『在日朝鮮人枠』を導入し、同年の代表には在日朝鮮蹴球団の大型FWキム・ガンホを、その後も仙台で長く活躍したテクニシャンの梁勇基や、新潟や大宮で献身的にプレーした安英学らが代表選手として日本と対戦してきた。試合後に彼らを取材して感じたのは「礼儀正しさ」と「サッカーへのリスペクト」だった。そうした伝統が、国際舞台から遠ざかることで失われたとしたら、あるいは指導者の経験不足なのか詳細は不明だが、残念に思うのは僕だけではないだろう。 2023.10.05 20:05 Thu
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アジア競技大会の北朝鮮戦でもゴール、なでしこの新鋭・谷川萌々子は再現なるか「チャンスがあれば狙っていきたい」

なでしこジャパンのMF谷川萌々子(FCローゼンゴード)が、パリ・オリンピックアジア最終予選第2戦の北朝鮮女子代表戦へ向け、公開トレーニング後にメディアの取材に応じた。 なでしこジャパンは北朝鮮との第1戦を24日に中立地のサウジアラビアで行い、ゴールレスドローで終えた。第2戦は28日に国立競技場で行われ、勝った方がパリ行きの切符を手にするという、シンプルな構図で迎える。 今春にJFAアカデミーを卒業する18歳にとって、トップカテゴリーの選手と戦う機会はこれまで多くはなかったが、「(当たりが)強いなっていうのは感じますけど、やっていける気持ちもあるので、積極的に球際も負けずにやっていきたい」と、力強く語る。 ジッダでの第1戦にも69分から途中出場。アジア競技大会決勝でも相まみえている相手に対して「(北朝鮮戦の)雰囲気を一度味わっているので、途中出場の時もビビることなくプレーできたと思います」と頼もしい言葉を残す。 第1戦でのチームとしての課題にはこぼれ球の対応を挙げ、自身としても不完全燃焼気味。先述のアジア競技大会北朝鮮戦では得点も決めており、国立競技場での第2戦でもレンジの長い一撃に期待が高まる。 「(第1戦では)ロングホールからのセカンドボールやサードボールを相手に拾われて、二次攻撃をされていたので、ポジショニングについてはチームでも改善できています」 「(途中出場時は池田太監督から)しっかりハードワークして、チャンスがあればシュートを打ってこいと言われてピッチに入ったんですけど、1本も打てずに終わってしまったので、次にチャンスがあれば狙っていきたいです」 2024.02.27 23:20 Tue
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「どの国も理由は同じ」パリ五輪出場を熱望する北朝鮮、指揮官は3000名集まる同胞に感謝「ホームでやるように感じる」

北朝鮮女子代表のリ・ユイル監督が、なでしこジャパンとの決戦を前に意気込みを語った。 パリ・オリンピックを目指すアジア予選を戦う北朝鮮。2次予選から参加すると、グループBに入り、韓国、中国、タイと強豪揃いの難しいグループに入った。 その中で、中国との初戦で勝利し、2戦目は韓国とドロー。3戦目はタイに圧勝し、なんとかグループ首位で最終予選進出を決めていた。 その最終予選でなでしこジャパンと対戦する中、24日のホームゲームは中立地でのサウジアラビアでの開催に急遽変更。ブロックを引き、ロングボールで押し込みながらも、0-0のゴールレスドローに終わった。 日本での第2戦に向けて、前日会見に出席したリ・ユイル監督は「試合の重要性に関しては、私も含めてこれ以上言うことはない。選手たちも私自身も十分承知している」とコメント。「明日は同胞の皆さんがたくさん駆けつけてくれると聞いている。ベストを尽くして良い結果を出したいと思う」と、勝利を目指すと意気込みを語った。 負けられない理由を問われると、「理由はどの国も同じだと思う」と北朝鮮だから特別なことはないとし、「日本代表、北朝鮮代表共に胸に国旗をつけてプレーする。国を代表して戦うと言うことで、国の名誉のためにもパリ五輪に出場して、自分たちの能力を十分に発揮したい気持ちは同じだ」と、目指す気持ちはどこも同じだろうとした。 また「サッカーをやっている者として、朝鮮のサッカーの発展のためにも、大きな舞台に立つことによって、多くの国々と競い合い、たくさんの経験を積むことによって、朝鮮のサッカーの未来にとっても非常に重要な経験ができることになると思う。どの国も理由は同じだと思う」と、自国のサッカーの発展のためにも、出場権を獲得することが大事だとした。 そんな北朝鮮を応援するサポーターは3000人がスタジアムに駆けつけるとのこと。その応援については「非常に簡単な質問だ。サッカーをする上でのパワーの原動力は国のために戦うということで、国を輝かせたいという気持ちが強い。選手としては、家族や両親、兄弟、親戚、友人たちなど多くの人たちが期待してくれている。その期待に応えたいという気持ちが強いと思う」と語り、「自分たちが頑張ることによって、女子サッカーの発展に少しでも貢献できるのではないか。そうしたことが、パワーの源になっていると思う。明日の同胞たちの応援だが、誰でも自分を支持して応援しれくれる人たちがいるからこそ、支えられていると感じる。大きな応援は、大きな力になると思う」と、後押しを受けることで力になると感謝した。 また、来日時にも空港で200名程度の応援団が出迎えることに。初めて来日したが、ホームに感じると監督は語った。 「空港に到着した時に、私もそうだが、選手たちも若い選手が多いので、日本に来ることが初めてだ。来たこともない異国と言うことで不安な気持ちもあったが、同胞たちが熱烈な歓迎をしてくれた。本当に嬉しかった」 「明日は3000名にも上る応援団が競技場に来てくれると聞いているので、チーム一同がアウェイではなくホームでやるような、自分の家に帰ってきたような温かい気持ちになると思う。応援に応えるためにもベストを尽くして良い結果を残したいと思う」 なでしこジャパンにとっては、非常に厄介な話。その中で監督自身が警戒するのは、MF長谷川唯(マンチェスター・シティ)だという。 「日本代表は、素晴らしい選手が集まっている。ヨーロッパなど世界の舞台で活躍している素晴らしい選手たちがいる。その中でも、長谷川選手の能力が高いと感じている。プロとして素晴らしい能力を持っていると感じている」 初戦はドロー。守備的に戦った北朝鮮だったが「我々自身もジッダの試合が終わった後に分析したが、我々も攻守にわたって足りない部分、ミスを犯していた部分を見つけている」と語り、「しっかりと修正して、最大限明日の試合ではジッダでのミスをした部分を埋め合わせ、全力を発揮したい」と、決戦へ修正するとした。 ここに至るまでの準備についても、「昨年11月に我々が所属したグループはとてもハードな組だった。選手たちがベストを尽くして、この場に来る資格を獲得した」と、アジア2次予選を振り返り、「相手として非常に素晴らしいチームである日本と対戦することになるが、これまでのトレーニングでは長所を伸ばし、短所は補正するというトレーニングをやってきた」と、日本との戦いに向けて調整をしたとのことだ。 場所についても「平壌はとても寒い地であり、トレーニングをする上で気がかりな点があったため、中国の温暖な地域で25日間ほど合宿を行っていた。選手たちはチームの完成度を高めるための強度の高いトレーニングをしてきた」と、中国でしっかりと調整をした上での試合だったとし、最後に切符を掴み取る意欲を示している。 <span class="paragraph-title">【写真】空港で来日した北朝鮮女子代表を歓迎する大応援団</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/AcfJV1Uzaq">pic.twitter.com/AcfJV1Uzaq</a></p>&mdash; JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) <a href="https://twitter.com/jfa_nadeshiko/status/1762007196681044069?ref_src=twsrc%5Etfw">February 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.28 15:25 Wed

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