ラツィオ、サッリ監督がロティート会長との冷戦継続中? ミラン戦後に愚痴「当初望んだ選手は来なかった」
2023.10.02 20:00 Mon
不仲ではないが、時々指揮官が愚痴...1年以上そんな関係が続く
ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督とクラウディオ・ロティート会長。両者の冷戦はまだ続いているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
2021-22シーズンからラツィオを率いるサッリ監督、めったに財布の紐を緩めないことで知られる“倹約家”ロティート会長。サッリ監督が就任1年目の冬、1月の移籍市場でロティート会長に補強リクエストを叶えて貰えなかったことへの不満を公言したときから2人の冷戦は始まった。
それでも今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場が決まったことにより、今夏はロティート体制下で珍しく積極補強に。日本代表MF鎌田大地はフリー移籍だったが、他にもフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージ、昨季ラ・リーガで13ゴールのアルゼンチン人FWタティ・カステジャノスといった、ビッグネームとまでは言えずとも確かな実力者を獲得した。
しかし、サッリ監督は9月30日に行われたセリエA第7節のミラン戦後、「私が当初望んだ選手は来なかった」などと今夏の補強への不満を露わに。『カルチョメルカート』によれば、これはロティート会長との関係が良好ではないことの表れであり、夏に生じた問題を浮き彫りにした格好だという。
確かに昨季終了前からサッリ監督がリクエストしていると伝えられたラツィオのイタリア代表FWドメニコ・ベラルディとトリノのイタリア代表MFサムエレ・リッチはどちらも獲得せず。ベラルディは交渉にすら臨まず、リッチもトリノの要求額2500万ユーロ(約39億4000万円)を最後まで満たせなかったとのことだ。
さらに、加入後セリエA6試合でノーゴールのカステジャノスについても、獲得に際してロティート会長が「サッリは元々アントニオ・サナブリア(トリノのパラグアイ代表FW)を求めていたんだよ」とうっかり口に。結局、移籍金を支払って獲得した選手という点では、指揮官が満足できたのはゲンドゥージとU-21イタリア代表MFニコロ・ロベッラだけだったとという。
『カルチョメルカート』は「ラツィオはチーム強化のためにあらゆる努力をし、ここ数年ほとんど何もしてこなかった移籍市場での動き方を変化させた。ネームバリューのある選手を獲れたと確信しているようだ。しかし、サッリが望む者は足りなかった」と締め括った。
セリエA第7節を終えて15位と低調な滑り出しのラツィオ。サッリ監督とロティート会長の間に、これ以上大きな亀裂が入らなければ良いのだが...。
2021-22シーズンからラツィオを率いるサッリ監督、めったに財布の紐を緩めないことで知られる“倹約家”ロティート会長。サッリ監督が就任1年目の冬、1月の移籍市場でロティート会長に補強リクエストを叶えて貰えなかったことへの不満を公言したときから2人の冷戦は始まった。
それでも今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場が決まったことにより、今夏はロティート体制下で珍しく積極補強に。日本代表MF鎌田大地はフリー移籍だったが、他にもフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージ、昨季ラ・リーガで13ゴールのアルゼンチン人FWタティ・カステジャノスといった、ビッグネームとまでは言えずとも確かな実力者を獲得した。
確かに昨季終了前からサッリ監督がリクエストしていると伝えられたラツィオのイタリア代表FWドメニコ・ベラルディとトリノのイタリア代表MFサムエレ・リッチはどちらも獲得せず。ベラルディは交渉にすら臨まず、リッチもトリノの要求額2500万ユーロ(約39億4000万円)を最後まで満たせなかったとのことだ。
また、クラブ側からサッリ監督に提案されたAZのハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ(現:ボーンマス)、フランクフルトのスイス代表MFジブリル・ソウ(現:セビージャ)、ディナモ・モスクワのロシア代表MFアルセン・ザハリャン(現:レアル・ソシエダ)らは全て指揮官が却下したとされている。
さらに、加入後セリエA6試合でノーゴールのカステジャノスについても、獲得に際してロティート会長が「サッリは元々アントニオ・サナブリア(トリノのパラグアイ代表FW)を求めていたんだよ」とうっかり口に。結局、移籍金を支払って獲得した選手という点では、指揮官が満足できたのはゲンドゥージとU-21イタリア代表MFニコロ・ロベッラだけだったとという。
『カルチョメルカート』は「ラツィオはチーム強化のためにあらゆる努力をし、ここ数年ほとんど何もしてこなかった移籍市場での動き方を変化させた。ネームバリューのある選手を獲れたと確信しているようだ。しかし、サッリが望む者は足りなかった」と締め括った。
セリエA第7節を終えて15位と低調な滑り出しのラツィオ。サッリ監督とロティート会長の間に、これ以上大きな亀裂が入らなければ良いのだが...。
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世界各国のクラブを渡り歩いたアルゼンチン人FWマウロ・サラテ(37)が現役引退を決断した。 昨年1月にウルグアイのダヌービオを退団して以降、フリーの状況が続いていた37歳FWは自身のインスタグラムを通じてスパイクを脱ぐ決断を明かした。 「僕の人生で最も美しい道が終わりを迎える!! 心の中で、そして鮮明な思い出の中で、この文章を書くのは難しいことだ」 「一つのステージが終わりを迎えようとしている。僕の場合、人生で最も美しいステージが終わりを迎えようとしている。なぜなら、生まれたときからフットボールとともに生きてきたからだ」 「規律、献身、犠牲を教えてくれたスポーツ、物心ついたときからずっと愛と情熱を持って生きてきたスポーツ。人生で学んだことはすべて、常にボールとともにあった」 「キャリアの各段階を思い出すと、感極まらずにはいられない。ともに時間を過ごしたすべてのクラブとすべての街を常に心に留めているからね」 「両親をはじめ、すべてのテクニカルスタッフ、チームメイト、多くの友人、経営陣、そして世界で最も美しいこのスポーツを一緒にプレーし、共有してくれたすべての人々のおかげだ」 「今日、僕はこの美しい職業に別れを告げ、新しい職業を始める。プレーヤーとしては別れを告げるけど、フットボールに別れを告げるつもりはないよ」 「友よ、君がいなくなると本当に寂しくなるよ。みんなありがとう…」 2004年のキャリアスタートから、ラツィオやインテル、ウェストハムなど16クラブも渡り歩いてきたサラテ。キャリア初期にプレーしたカタールのアル・サッドや、2017年に加入したUAEのアル・ナスルなど中東にも進出する、渡り鳥のようなキャリアを積んできた。 近年はプロデビューしたクラブでもあるベレス・サルスフィエルドやボカ・ジュニアーズ、ブラジルのアメリカ・ミネイロやジュベントゥージ、ダヌービオなど南米でプレー。キャリア通算では公式戦500以上に出場し、130ゴール以上を挙げた。 2025.01.12 16:41 Sun4
【2017-18セリエAベストイレブン】ユーベとラツィオから3選手を選出
▽2017-18シーズンのセリエAが終了しました。そこで本稿では今季のセリエAベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆セリエAベストイレブン GK:アリソン DF:シュクリニアル、ベナティア、クリバリ MF:ディバラ、ルーカス・レイバ、ミリンコビッチ=サビッチ、ドグラス・コスタ FW:インモービレ、イカルディ、インシーニェ GKアリソン・ベッカー(25歳/ローマ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_70_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:37(先発回数:37)/失点数:28/出場時間:3330分 ▽消化試合の最終節を除いてフルタイム出場を果たした。今季より正GKを任されたセレソンの守護神は、ユベントスに次ぐリーグ2位の28失点に抑えた。卓越したセービング能力でピンチを切り抜け、得点力にやや欠けた今季のローマを最後方から支え、勝利に導いた。 DFミラン・シュクリニアル(23歳/インテル)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_71_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:38(先発回数:38)/得点数:4/出場時間:3420分 ▽フルタイム出場。スパレッティ監督の信頼を即座に勝ち取ったスロバキア代表DFは自身の能力をビッグクラブのインテルでも臆することなく発揮。今やセリエA屈指のセンターバックと評してもいいレベルの選手に進化を遂げた。 DFメディ・ベナティア(31歳/ユベントス)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_72_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数: 20(先発回数: 19)/得点数:2/出場時間:1754分 ▽ボヌッチの穴を見事に埋める活躍を見せた。昨季はケガで思うようにプレーできなかったベナティアだったが、移籍2年目の今季は真価を発揮。抜群の戦術眼と対人の強さで相手のエースFWをことごとく潰して見せた。安定感に関しても群を抜いており、ユベントスの堅守が復活したのは彼の能力に拠るところが大きかった。 DFカリドゥ・クリバリ(26歳/ナポリ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_73_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:35(先発回数:35)/得点数:5/出場時間:3066分 ▽今季も怪物級と称されるフィジカルを武器に抜群の存在感を放った。また、足下の技術も非凡で後方から繋ぐサッカーを展開していたサッリ監督の戦術にマッチするセンターバックだった。攻撃時のセットプレーでも脅威となり、キャリアハイの5ゴールをマーク。メガクラブがこぞって欲しがる世界屈指のセンターバックだ。 FWパウロ・ディバラ(24歳/ユベントス)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_74_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:33(先発回数:26)/得点数:22/出場時間:2356分 ▽開幕から6試合で9ゴールとチームをロケットスタートに導いた。その後失速してスタメンを外れるなど波のあるシーズンを送ったが、最終的にキャリアハイの22ゴールに到達。ユベントスの7連覇に大きく貢献した存在に変わりはない。この活躍が認められ、激戦のアルゼンチン代表入りも果たし、初のワールドカップ行きが確定した。 MFルーカス・レイバ(31歳/ラツィオ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_75_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:36(先発回数:35)/得点数:2/出場時間:2893分 ▽リバプールで出番を失っていたベテランの元ブラジル代表MFだったが、その実力は確かだった。ビリアを失ってチームの心臓を欠いた今季のラツィオだったが、その穴をルーカス・レイバが見事に埋めた。攻守正面で前任者に匹敵する質の高いプレーを見せ、リーグ最高の得点力を誇ったチームを中盤から支えた。 MFミリンコビッチ=サビッチ(23歳/ラツィオ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_76_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:35(先発回数:33)/得点数:12/出場時間:2850分 ▽彼にとって飛躍のシーズンとなった。昨季まではゴールに絡むプレーができずにいたが、今季は12ゴールを記録。タイミング良くゴール前に顔を出して得点する形ができ上がり、得点力が開花した。191cmの長身ながら足元は柔らかく、ゴール前で危険な存在となった。この活躍を受けてマンチェスター・ユナイテッドが獲得に興味を持つまでに至った。 FWドグラス・コスタ(27歳/ユベントス)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_77_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:31(先発回数:18)/得点数:4/出場時間:1790分 ▽シーズン前半はチームとリーグに馴染む時間が与えられ、本領を発揮するには至っていなかったが、シーズン半ば以降に持ち前の爆発的なスピードを駆使した圧巻の突破力で多くの好機を生み出した。高速ドリブルからの高速クロスやパワーシュートで4ゴール13アシストを記録。試合の勝敗を左右するようなゴールに直結するプレーを幾度も見せ、違いを生んだ。 FWチーロ・インモービレ(28歳/ラツィオ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_78_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:33(先発回数:33)/得点数:29/出場時間:2696分 ▽29ゴール10アシストと圧巻の結果を残し、ラツィオの攻撃を牽引した。今季はL・アルベルトと2トップでコンビを組み、絶妙な関係性を構築。ラストパスを出せるL・アルベルトとホットラインを築き、多くのゴールを生み出した。 FWマウロ・イカルディ(25歳/インテル)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_79_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:34(先発回数:34)/得点数:29/出場時間:2970分 ▽インモービレと共に得点王を獲得。質の高い両ウインガーから送られてくるクロスボールをゴールに押し込む最後の仕上げを確実にこなした。フィニッシャーとしての役割を遂行し、インテルにCL出場権をもたらした。 FWロレンツォ・インシーニェ(26歳/ナポリ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180523_80_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:37(先発回数:36)/得点数:8/出場時間:3102分 ▽8ゴール11アシストを記録し、ゴールに直結するプレーを続けた。多彩な攻撃を誇るナポリだが、その大半は彼のいる左サイドから生まれる。左斜め45度の位置はインシーニェ・ゾーンと命名しても良いくらいの高いシュート決定率を誇った。 2018.05.25 18:01 Fri5
