昇格争い大混戦のJ3、2位鹿児島が快勝で自動昇格圏キープ! 上位が総崩れの中、アルトゥール・シルバがハットの富山が首位・愛媛撃破で3位浮上【明治安田J3第29節】
2023.10.01 19:00 Sun
1日、明治安田生命J3リーグ第29節の7試合が各地で行われた。
2位以下の昇格争いが混戦状態の明治安田J3。首位の愛媛FC(勝ち点54)と5位のカターレ富山(勝ち点43)の一戦は激しい一戦となった。
昇格のためには勝利が欲しい富山が先制に成功。21分、カウンターを仕掛ける富山は自陣ボックス内からスタート。マテウス・レイリアがキープから運び出すと、左を並走した伊藤拓巳にパスが出されると、折り返しをボックス内でコントロールしたアルトゥール・シルバが落ち着いて蹴り込む。
先制を許した愛媛だったが30分に同点に。左サイドからの疋田優人のクロスをファーサイドで曽根田穣がヘッド。コースを狙ったシュートが決まった。
すると40分には愛媛にビッグチャンス。裏に抜け出した茂木駿佑が相手に倒されてPKを獲得。これを松田力が左ポストを叩くシュートを決めて、愛媛が逆転する。
愛媛も75分、自陣からのカウンターを仕掛けると、抜け出したベン・ダンカンがボックス手前からシュートもポストに嫌われて突き放せない。
すると80分、左サイドからの安光将作のパスを受けたアルトゥール・シルバがそのまま持ち上がり、ボックス内からシュート。貴重な同点ゴールを決めると、86分にはボックス右を仕掛けた松岡のクロスをアルトゥール・シルバがヘッドで合わせてハットトリック達成。圧巻のパフォーマンスで富山が3-2と逆転勝利を収め、昇格争いで貴重な勝利を収めた。
3位のFC今治(勝ち点44)は、10位のガイナーレ鳥取(勝ち点40)と対戦。試合は開始3分、ボックス右からの田中恵太のクロスを重松健太郎がヘッドで合わせて鳥取が早々に先制する。
出鼻を挫かれた今治だったが鳥取ペースで試合が進むことに。5分にも重松がビッグチャンスを迎えたが、GKセランテスがセーブする。
鳥取が押し込み続けた中、追加点を奪うのに苦しむと、27分に今治が反撃。ロングスローのこぼれ球を近藤高虎が左足で鋭いシュートを叩き込み1-1で試合を折り返す。
互いに勝ち点3が欲しい戦いの中、61分にスコアが動くことに。田中がボックス手前から右足を振り抜くと、スーパーミドルがゴール左に突き刺さり鳥取が勝ち越し。2-1で鳥取が勝利を収めた。
4位のFC大阪(勝ち点43)は、16位のカマタマーレ讃岐(勝ち点35)とアウェイで対戦。開始6分に讃岐がPKを獲得すると岩本和希が決めて先制する。
それでも昇格を目指すFC大阪は22分、こちらもPKを獲得すると古川大悟がGKに触られながらも決め切り同点に。その後はゴールが生まれず、1-1の引き分けに終わった。
6位のアスルクラロ沼津(勝ち点42)は12位のいわてグルージャ盛岡(勝ち点36)と対戦。12分に岩手がクロスをオタボー・ケネスがヘディングで合わせて先制。しかし、沼津はボックス手前中央から森夢真が左足を振ると、相手DFに当たってディフレクトしたシュートが決まり同点とする。
同点で迎えた後半、岩手はロングフィードに抜け出した途中出場の加々美登生が接触しながらも決め切り勝ち越しに成功。沼津は攻め込んでいくが、勝利が欲しい中で痛恨の敗戦に終わった。
自動昇格権の2位・鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点45)は13位のY.S.C.C.横浜(勝ち点36)と対戦した。
猛烈な追い上げを受けている中で、前半から優位に試合を進めると、14分に米澤令衣が先制ゴールを記録。23分にも米澤がPKを決めてリードを広げる。
さらに36分には右サイドからのクロスを藤本憲明がヘディングで合わせてゴール。YS横浜は何度かゴールに迫るも、デビュー2戦目のGK泉森涼太の好セーブに遭いゴールは遠く、3-0で鹿児島が勝利。連勝を収め、しっかりと2位をキープした。
◆明治安田生命J3リーグ第29節
▽10/1(日)
カターレ富山 3-2 愛媛FC
ガイナーレ鳥取 2-1 FC今治
アスルクラロ沼津 1-2 いわてグルージャ盛岡
FC岐阜 0-1 福島ユナイテッドFC
カマタマーレ讃岐 1-1 FC大阪
テゲバジャーロ宮崎 0-1 奈良クラブ
鹿児島ユナイテッドFC 3-0 Y.S.C.C.横浜
▽9/30(土)
SC相模原 2-1 ギラヴァンツ北九州
FC琉球 2-2 AC長野パルセイロ
ヴァンラーレ八戸 1-2 松本山雅FC
2位以下の昇格争いが混戦状態の明治安田J3。首位の愛媛FC(勝ち点54)と5位のカターレ富山(勝ち点43)の一戦は激しい一戦となった。
昇格のためには勝利が欲しい富山が先制に成功。21分、カウンターを仕掛ける富山は自陣ボックス内からスタート。マテウス・レイリアがキープから運び出すと、左を並走した伊藤拓巳にパスが出されると、折り返しをボックス内でコントロールしたアルトゥール・シルバが落ち着いて蹴り込む。
すると40分には愛媛にビッグチャンス。裏に抜け出した茂木駿佑が相手に倒されてPKを獲得。これを松田力が左ポストを叩くシュートを決めて、愛媛が逆転する。
首位相手に勝利を目指したいとやま。厚みのある攻撃を仕掛けてなんとかゴールを目指すも、愛媛の好守に阻まれる。74分にはボックス内で松岡大智が左足を振り抜くが、シュートはクロスバーに嫌われることに。苦しい展開となる。
愛媛も75分、自陣からのカウンターを仕掛けると、抜け出したベン・ダンカンがボックス手前からシュートもポストに嫌われて突き放せない。
すると80分、左サイドからの安光将作のパスを受けたアルトゥール・シルバがそのまま持ち上がり、ボックス内からシュート。貴重な同点ゴールを決めると、86分にはボックス右を仕掛けた松岡のクロスをアルトゥール・シルバがヘッドで合わせてハットトリック達成。圧巻のパフォーマンスで富山が3-2と逆転勝利を収め、昇格争いで貴重な勝利を収めた。
3位のFC今治(勝ち点44)は、10位のガイナーレ鳥取(勝ち点40)と対戦。試合は開始3分、ボックス右からの田中恵太のクロスを重松健太郎がヘッドで合わせて鳥取が早々に先制する。
出鼻を挫かれた今治だったが鳥取ペースで試合が進むことに。5分にも重松がビッグチャンスを迎えたが、GKセランテスがセーブする。
鳥取が押し込み続けた中、追加点を奪うのに苦しむと、27分に今治が反撃。ロングスローのこぼれ球を近藤高虎が左足で鋭いシュートを叩き込み1-1で試合を折り返す。
互いに勝ち点3が欲しい戦いの中、61分にスコアが動くことに。田中がボックス手前から右足を振り抜くと、スーパーミドルがゴール左に突き刺さり鳥取が勝ち越し。2-1で鳥取が勝利を収めた。
4位のFC大阪(勝ち点43)は、16位のカマタマーレ讃岐(勝ち点35)とアウェイで対戦。開始6分に讃岐がPKを獲得すると岩本和希が決めて先制する。
それでも昇格を目指すFC大阪は22分、こちらもPKを獲得すると古川大悟がGKに触られながらも決め切り同点に。その後はゴールが生まれず、1-1の引き分けに終わった。
6位のアスルクラロ沼津(勝ち点42)は12位のいわてグルージャ盛岡(勝ち点36)と対戦。12分に岩手がクロスをオタボー・ケネスがヘディングで合わせて先制。しかし、沼津はボックス手前中央から森夢真が左足を振ると、相手DFに当たってディフレクトしたシュートが決まり同点とする。
同点で迎えた後半、岩手はロングフィードに抜け出した途中出場の加々美登生が接触しながらも決め切り勝ち越しに成功。沼津は攻め込んでいくが、勝利が欲しい中で痛恨の敗戦に終わった。
自動昇格権の2位・鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点45)は13位のY.S.C.C.横浜(勝ち点36)と対戦した。
猛烈な追い上げを受けている中で、前半から優位に試合を進めると、14分に米澤令衣が先制ゴールを記録。23分にも米澤がPKを決めてリードを広げる。
さらに36分には右サイドからのクロスを藤本憲明がヘディングで合わせてゴール。YS横浜は何度かゴールに迫るも、デビュー2戦目のGK泉森涼太の好セーブに遭いゴールは遠く、3-0で鹿児島が勝利。連勝を収め、しっかりと2位をキープした。
◆明治安田生命J3リーグ第29節
▽10/1(日)
カターレ富山 3-2 愛媛FC
ガイナーレ鳥取 2-1 FC今治
アスルクラロ沼津 1-2 いわてグルージャ盛岡
FC岐阜 0-1 福島ユナイテッドFC
カマタマーレ讃岐 1-1 FC大阪
テゲバジャーロ宮崎 0-1 奈良クラブ
鹿児島ユナイテッドFC 3-0 Y.S.C.C.横浜
▽9/30(土)
SC相模原 2-1 ギラヴァンツ北九州
FC琉球 2-2 AC長野パルセイロ
ヴァンラーレ八戸 1-2 松本山雅FC
マテウス・レイリア
伊藤拓巳
アルトゥール・シルバ
疋田優人
曽根田穣
松田力
松岡大智
ベン・ダンカン
安光将作
茂木駿佑
田中恵太
重松健太郎
セランテス
近藤高虎
岩本和希
古川大悟
オタボー・ケネス
森夢真
加々美登生
米澤令衣
藤本憲明
鹿児島ユナイテッドFC
カターレ富山
愛媛FC
FC今治
FC大阪
アスルクラロ沼津
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17日、明治安田J3リーグの5試合が各地で行われた。 16日の他会場の結果によりJ2昇格プレーオフ進出が決まった3位カターレ富山(勝ち点58)は、今節勝てば3位での進出が確定。ぎりぎりPO進出の可能性を残す9位ヴァンラーレ八戸(勝ち点51)をホームに迎えると、右クロスに安光将作が頭で合わせ、26分にリードを奪う。 後半立ち上がりには右CKのセカンドボールをマテウス・レイリアが振り抜いて追加点。八戸も61分、左クロスから佐々木快がヘディングを叩き込み反撃するが、終盤にはセットプレーから神山京右が押し込んで富山に3点目。8試合ぶりの勝利を収めた富山が3位でのPO進出を決めた。 残るPO進出枠を懸け、6位福島ユナイテッドFC(勝ち点53)と7位アスルクラロ沼津(勝ち点52)は直接対決。緊張感漂う一戦を先に動かしたのはアウェイの沼津。25分、左サイドでFKを得ると、附木雄也がゴール前に飛び込んだ。 しかし、福島も森晃太の左クロスに大関友翔がニアで合わせて36分に同点。イーブンで後半に入ると、78分には左CKの混戦から松長根悠仁が仕留め、福島が逆転に成功する。 そのまま逃げきった福島は昇格PO進出を手繰り寄せる勝ち点「3」。逆転負けの沼津は6位以内の可能性がなくなった。 勝たなければ日本フットボールリーグ(JFL)との入れ替え戦行きが決まる19位Y.S.C.C.横浜(勝ち点32)は、15位テゲバジャーロ宮崎(勝ち点43)とのアウェイゲーム。北九州の攻撃を凌いだYS横浜は21分、シュートのこぼれ球に脇坂崚平が詰めて先制。その2分後には脇坂がコントロールショットで2点目を奪う。 一方、2点ビハインドで後半に臨んだ宮崎は、73分に橋本啓吾が競り勝って追い上げ。さらに後半アディショナルタイム、黒木謙吾が右クロスに合わせて追いつくと、セットプレーから武颯が逆転弾。試合をひっくり返されたYS横浜は、入れ替え戦に臨む19位が確定した。 J3残留が決まっていなかった18位奈良クラブ(勝ち点36)は酒井達磨の先制ゴールを守り抜き、最下位での降格が決まっているいわてグルージャ盛岡(勝ち点22)に勝利。入れ替え戦行きを回避し、残留を確定させている。 なお、4位松本山雅FCと5位FC大阪も今節の結果によりPO進出が決定。最終節では6位福島と7位北九州が最後の1枠を争う。 ◆明治安田J3リーグ第37節 ▽11月17日(日) ガイナーレ鳥取 1-0 ツエーゲン金沢 カターレ富山 3-1 ヴァンラーレ八戸 福島ユナイテッドFC 2-1 アスルクラロ沼津 奈良クラブ 1-0 いわてグルージャ盛岡 テゲバジャーロ宮崎 3-2 Y.S.C.C.横浜 ▽11月15日(金) FC大阪 1-0 SC相模原 ▽11月16日(土) 松本山雅FC 2-1 FC琉球 カマタマーレ讃岐 0-1 FC今治 ギラヴァンツ北九州 1-1 AC長野パルセイロ FC岐阜 2-2 大宮アルディージャ 2024.11.17 16:30 Sun2
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カターレ富山は6日、FWマテウス・レイリア(28)の契約更新を発表した。 マテウス・レイリアは2021年夏から富山でプレー。昨季はJ3リーグ22試合で6得点だった。 富山で4年目を迎えるにあたり、クラブの公式サイトで決意を新たにしている。 「カターレ富山で2024シーズンもプレーを続けられることに幸せを感じています。J2昇格という目標を達成しましょう!」 2024.01.06 20:30 Sat4
J3勢の富山に競り勝った札幌がプライムラウンド進出! 鈴木武蔵&中村桐耶が今季初ゴール【YBCルヴァンカップ】
YBCルヴァンカップ プレーオフ(PO)ラウンド第2戦のカターレ富山vs北海道コンサドーレ札幌が9日に富山県総合運動公園陸上競技場で行われ、アウェイの札幌が1-2で勝利。2戦合計2-3とした札幌のプライムラウンド進出が決まった。 5日に札幌ホームで行われた第1戦はアウェイの富山が前半立ち上がりに先制も、後半終盤に追いついたホームチームが辛くも1-1のドローに持ち込んだ。 今ラウンド唯一のJ3勢ながら快進撃見せる富山は、今回のホームゲームで高橋馨希を除く先発10人を変更。マテウス・レイリア、河井陽介、吉平翼らリーグ戦の主力を起用してきた。 一方、リーグ戦でも最下位に低迷する中、ルヴァンカップを浮上のきっかけとしたい札幌。敵地での突破を目指す一戦では中村桐耶、長谷川竜也を除く先発9人を変更。荒野拓馬、駒井善成、鈴木武蔵とリーグ戦の主力を起用した。 立ち上がりはボールの主導権を握った札幌が押し込む形を作り出し、中村、荒野とミドルレンジのシュートで相手ゴールを脅かす。 しかし、時間の経過と共に富山もカウンターを起点に押し返し、マテウス・レイリアや2列目の選手がサイドのスペースに抜け出す形で幾度か際どいシーンも作り出す。 前半半ばから中盤にかけては互いにイージーなロストも目立ち始め、攻防の中心は中盤に。決定機はおろかなかなかフィニッシュの数を増やすことができない。37分にはハーフウェイライン手前でボールを奪った富山の坪川潤之が意表を突くロングシュートを枠に飛ばすが、ここは必死の戻りを見せたGK菅野孝憲が何とかはじき出して事なきを得た。 すると、このワンプレーで流れが変わったか、直後の38分には右サイド深くでロングフィードを受けた近藤友喜がそのままゴールライン際をえぐってボックス内に侵入。DF西矢慎平に後方からのスライディングタックルで倒されると、札幌にPKが与えられる。これをキッカーの鈴木が冷静にゴール左へ蹴り込み、40分の先制点とした。 内容は拮抗も鈴木の今季初ゴールで札幌の1点リードで試合は後半に突入。互いに1枚ずつハーフタイムで交代カードを切った中、早い時間帯にスコアが動く。 51分、札幌の右CKの場面でキッカーの長谷川が正確な右足アウトスウィングのクロスを上げると、ファーで競り勝った近藤の頭での折り返しを中央の中村が左足でゴール右下隅に流し込んだ。 これで2点のアドバンテージを手にした札幌はより安定したボール保持でゲームをコントロール。さらに、前がかる相手をうまくいなしながら長谷川が効果的なランニング、チャンスメークで3点目に迫るシーンを演出する。ただ、再三の決定機はGK田川知樹のビッグセーブやクロスバーに阻まれる。 一方、後半は前半以上に苦しい展開となった富山は松本孝平、碓井聖生といったフレッシュな前線の選手をピッチに送り出し、長いボールやクロスも意識した攻めでゴールを目指していく。 後半半ばから終盤にかけては鈴木から小林祐希への変更に加え、守備的な選手の投入で逃げ切り態勢に入った札幌がしたたかに時計を進めていく。だが、最後まで諦めない富山は90分、DF家泉怜依への高い位置での圧力から無理な体勢でバックパスを出させると、これを狙っていた碓井が冷静にGKとの一対一を制し、土壇場で1点を返した。 これで一気にスタジアムの空気が変わると、富山は4分が加えられた後半アディショナルタイムに決死の猛攻を仕掛ける。そして、試合終了間際にはボックス手前の好位置でFKを獲得。キッカーの髙橋馨希が枠の左を捉えた鋭いシュートを放ったが、これはGK菅野の好守に阻まれた。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2戦合計2-3で勝ち切りJ1の意地を示した札幌が進撃の富山を退けてプライムラウンド進出を果たした。 カターレ富山 1-2(AGG:2-3) 北海道コンサドーレ札幌 【富山】 碓井聖生(後45) 【札幌】 鈴木武蔵(前40) 中村桐耶(後6) 2024.06.09 16:04 Sun鹿児島ユナイテッドFCの人気記事ランキング
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