決勝進出決定済のS広島R、5連勝を目論むも追い付いてのドローに 千葉Lは初出場GK米澤の好守光る【WEリーグカップ】

2023.09.30 15:05 Sat
©WE LEAGUE
2023-24WEリーグカップグループステージグループAの第5節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースvsサンフレッチェ広島レジーナが30日にゼットエーオリプリスタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。

グループAは4連勝を飾ったS広島Rの首位が確定し、決勝進出が決定済み。その中でS広島Rは初のタイトルへ、千葉Lは11月開幕のリーグ戦へ向けての積み上げを図る一戦となった。

S広島Rは中嶋淑乃上野真実、千葉Lは千葉玲海菜大澤春花がアジア競技大会へ臨む日本女子代表へ参加中。
ともに攻撃の中心選手を欠くなかで、S広島Rは渡邊真衣が前節に続いて先発に。前節負傷交代し、状態が心配された市瀬千里と柳瀬楓菜も揃ってスタメン起用された。

一方の、千葉Lは今田紗良が[4-1-4-1]の頂点で今季初先発を飾り、GKには今季初出場となる米澤萌香を起用した。
試合は開始早々に動く。千葉Lは右からのクロスを収めた鴨川実歩が、ボックス内で呉屋絵理子に倒されてPKを獲得。これを鴨川自らGKの逆、右隅へと力強く蹴り込んだ。

対するS広島Rは17分、渡邊のラストパスから髙橋美夕紀に一対一の決定機が訪れ、34分には近賀ゆかりのクロスが直接ゴールを脅かすも、千葉LもGK米澤が好守を披露。58分の密集へのハイクロスも好判断で対処した。

それでも攻勢続くS広島Rが66分に同点弾を奪取。藤生菜摘の投入により、左サイドバックからポジションを一列上げていた島袋奈美恵のミドルがGKを強襲すると、こぼれ球を拾った藤生が左深い位置からクロス。髙橋が頭で合わせてネットを揺らした。

S広島Rは88分にもセットプレーから柳瀬の右足ボレーがクロスバーをたたくなど、終盤も圧力を高めたが、千葉LのGK米澤の安定感が光り、逆転までには至らず。ドロー決着で5連勝とはならなかったが、4勝1分けの無敗で10月14日の決勝戦へ臨むこととなった。

対する千葉は、守勢後に流れを引き戻せなかったが、今季初出場の守護神が堂々のプレー。来季のトップチーム昇格が内定しているU-18所属の増田咲良もデビューを果たすなど、収穫を得つつ、1勝3分け1敗でWEリーグカップの戦いを終えた。

◆WEリーグカップグループステージ第5節
▽9月30日
▼グループA
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1-1 サンフレッチェ広島レジーナ

▽10月1日
▼グループA
セレッソ大阪ヤンマーレディース vs 三菱重工浦和レッズレディース
マイナビ仙台レディース vs ノジマステラ神奈川相模原

▼グループB
大宮アルディージャVENTUS vs AC長野パルセイロ・レディース
ちふれASエルフェン埼玉 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
INAC神戸レオネッサ vs アルビレックス新潟レディース

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INAC神戸、W杯組復帰で今季初勝利! C大阪は2勝目、ベレーザは大宮Vと引き分け3連勝ならず【WEリーグカップ】

10日、2023-24WEリーグカップグループステージ第3節の3試合が各地で行われた。 グループAでは1勝1分のジェフユナイテッド市原・千葉レディースが1勝1敗のセレッソ大阪ヤンマーレディースを迎えて対戦した。 今季からWEリーグに参入したC大阪を迎えた千葉L。先輩として力を見せたいところだったが、先にゴールを奪ったのはC大阪だった。 35分、相手ボックス付近で波状攻撃を仕掛けていると、こぼれ球を拾った高和芹夏がボックス手前から右足を振り抜く。ライナー性の鋭いミドルシュートがゴールへ。手前でワンバウンドしたシュートをGK清水栞がキャッチできずにファンブル。これを、小山史乃観が見逃さずに蹴り込み、C大阪が先制する。 C大阪の波状攻撃を耐えていた中で、手痛いミスから失点してしまった千葉L。すると、0-1で迎えた74分にはセットプレーから失点。ボックス左からのFKを脇阪麗奈がクロス。ファーサイドで千葉Lの蓮輪真琴とC大阪の荻久保優里が競り合うと、こぼれ球を途中出場の白垣うのが詰めて、2点目をゲット。そのまま0-2でC大阪が勝利した。 これにより、グループAは3位にC大阪が浮上。千葉Lは追い抜かれて4位となった。 グループBは2連敗中のINAC神戸レオネッサが、ホームにちふれASエルフェン埼玉を迎えた試合。新監督を迎え、選手も入れ替わったINAC神戸は、DF守屋都弥、DF三宅史織、FW田中美南の女子W杯組が今季初出場。また、GKも開幕から2試合務めた戸梶有野里から船田麻友に変更した。 新たなことにもチャレンジしているINAC神戸。前半からピンチを迎えるも、三宅、守屋、田中と3人でゴールまで迫るシーンを作っていく。 すると0-0のまま迎えた45分、左サイドでボールを持った北川ひかるが仕掛けると、インサイドにいた増矢理花へ横パス。増矢はボックス手前から右足を一閃。鋭いシュートがゴール右に決まり、INAC神戸が先制する。 前半のうちにリードを奪ったINAC神戸。後半はEL埼玉の瀬戸口梢がクロスバー直撃のFKを放つなど、ピンチを迎えるが、田中を中心に相手ゴールに圧力をかけていくことに。ゴールこそ生まれなかったが、1-0で逃げ切り、今季初勝利を記録した。 また、大宮アルディージャVENTUSvs日テレ・東京ヴェルディベレーザの試合は、1-1の引き分けに終わった。 1勝1敗の大宮VENTUSと2連勝中のベレーザの試合。大宮はGKスタンボー華、DF鮫島彩が今季初出場。ベレーザもGK野田になが初出場を果たしている。 試合は前半はゴールレスで終えると、後半に入り大宮VENTUSが先制。52分、GKからスタートすると、船木里奈のスルーパスに抜け出した井上綾香がそのまま独走。GKの位置をよく見て沈めていく。 先制を許したベレーザだったが、62分に反撃。藤野あおばのクロスはクリアされるも、村松智子がヘディングで前線へ。これを山本柚月が競るとと、ボックス内でうまく受けた土方麻椰が右足で蹴り込み、ベレーザが同点に追いつく。 その後は互いに譲らず。1-1のドローに終わった。 ◆WEリーグカップグループステージ第3節 ▽9月10日 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-2 セレッソ大阪ヤンマーレディース INAC神戸レオネッサ 1-0 ちふれASエルフェン埼玉 大宮アルディージャVENTUS 1-1 日テレ・東京ヴェルディベレーザ ▽9月9日 ▼グループA マイナビ仙台レディース 0-3 三菱重工浦和レッズレディース サンフレッチェ広島レジーナ 1-0 ノジマステラ神奈川相模原 ▼グループB アルビレックス新潟レディース 2-2 AC長野パルセイロ・レディース 2023.09.10 20:58 Sun
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昨季で千葉レディース退団のMF今井裕里奈がマインツに加入、U-20女子W杯で優勝を経験

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは1日、2022-23シーズン限りで退団していたMF今井裕里奈(25)がドイツのマインツへと加入することを発表した。 今井は東京都出身で、浦和レッズレディースの下部組織育ち。ジュニアユース、ユースで育つと、日体大FIELDS横浜でプレー。 2020年1月に千葉レディースへと加入し、WEリーグでは2シーズンを戦い、32試合1得点を記録。WEリーグカップでは4試合に出場していた。 世代別の日本代表も経験しており、U-16日本女子代表として2013年のAFC U-16女子選手権で優勝。U-20日本女子代表としては、池田太監督の下、2018年のU-20女子ワールドカップで長野風花や南萌華らと優勝を経験している。 また、2019年にはユニバーシアード競技大会で準優勝を収め、キャプテンを務めていた。 マインツは、かつて元日本代表FW岡崎慎司(シント=トロイデン)やFW武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)が男子チームに所属。2022年4月にTSVショット・マインツと協力関係を結び、2022-23シーズンはバックアップすることに。2023-24シーズンからはマインツの女子チームとしてプレーすることになる。 2023.11.01 20:20 Wed

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