マルセイユに激震、マルセリーノが電撃辞任へ…公式戦7試合指揮もCL予選敗退など厳しい序盤戦

2023.09.19 22:29 Tue
Getty Images
マルセイユのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督(58)が電撃辞任となる見込みだ。フランス『レキップ』が報じている。

昨シーズンのリーグ・アンをチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位で終えたマルセイユだが、シーズン中から首脳陣との確執が伝えられたイゴール・トゥドール監督の退任が決定。
その後、複数の新指揮官候補がリストアップされた中でパブロ・ロンゴリア会長は、過去にテクニカルディレクター、監督として一緒に仕事をした経験があるマルセリーノ氏との交渉を進め、2年契約での招へいに至った。

しかし、今夏の移籍市場でFWピエール=エメリク・オーバメヤンやFWイスマイラ・サール、MFジェフレイ・コンドグビア、DFレナン・ロディといった実力者を補強したチームは、チャンピオンズリーグ(CL)予選でパナシナイコスに敗れて痛恨のCL本戦行きを逃した。

さらに、リーグ・アンでも格下相手の取りこぼしが目立ち、ここまで2勝3分けと微妙なスタートに。また、サポーターからは結果と共にプレースタイルへの不満の声が多く上がっていた。
これを受け、クラブの首脳陣は18日にサポーターグループと非常に緊迫した話し合いを行い、その場ではロンゴリア会長とマルセリーノ監督に批判が集まっていたとのことだ。

そういった事情もあり、スペイン人指揮官は19日にクラブハウスで選手やスタッフに対して辞任の意向をすでに伝えたという。

そして、21日に控えるヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ初戦のアヤックス戦は、同監督に代わってロンゴリア会長のアドバイザーを務めている、クラブレジェンドで元フランス代表のジャン=ピエール・パパン氏が暫定指揮官としてベンチに座る可能性が高いという。

マルセリーノ氏はこれまでセビージャやビジャレアル、バレンシア、アスレティック・ビルバオと母国スペインの名門の指揮官を歴任。

バレンシア時代にコパ・デル・レイ、アスレティックではスーペル・コパ・デ・エスパーニャのタイトルを獲得。アスレティック退任後はスペイン、イングランドと国内外のクラブの関心を集めていたが、マルセイユを国外クラブ初挑戦の場に選択していた。

関連ニュース

ベナティアが古巣マルセイユのスポーツアドバイザーに就任!

マルセイユは11月30日、元モロッコ代表DFのメディ・ベナティア氏(36)がクラブのスポーツアドバイザーに就任したことを発表した。 クラブの発表によれば、ベナティア氏はパブロ・ロンゴリア経営委員会会長やステファン・テシエ専務理事と密接に協力しながら、特に優秀な人材の獲得、育成、保持といった観点から、クラブのスポーツ戦略の立案と実行を支援する役割を担うとのこと。 また、相談役としての役割にとどまらず、プロチームのスカウト部長に昇格したロベルト・マルフィターノとともに、スカウティングや ミッションにも携わるとのことだ。 フランス屈指の育成機関クレールフォンテーヌ卒業後、マルセイユの下部組織で育ったベナティアは、2005年にファーストチームに昇格。その後、国内の幾つかのクラブへのレンタルを経て、ウディネーゼやローマ、バイエルン、ユベントスでプレー。バイエルンでは2度のブンデスリーガ優勝、ユベントスでは3度のセリエA優勝を経験した。 その後、カタールのアル・ドゥハイルを経て、2021年7月にファティ・カラギュムリュクに加入。しかし、慢性化していたケガの影響もあって同年12月に現役を引退。セカンドキャリアでは代理人に転身し、代表の後輩であるMFアゼディン・ウナイのマルセイユ入りをお膳立てしていた。 2023.11.30 23:45 Thu

マルセイユのダビド・フリオSDが退任…ベナティア氏のSD就任が目前に

マルセイユは23日、スポーツディレクターを務めるダビド・フリオ氏(50)が退任したことを発表した。 2006年8月に現役を引退したフリオ氏は、2020年9月にマルセイユのスカウト部門の責任者としてクラブに加入すると、2021年3月からはテクニカル・ディレクターを務め、2022年6月にスポーツディレクターに就任した。 クラブは現時点で後任について発表していないが、フランスの複数メディアはここ最近、マルセイユの下部組織で育った元モロッコ代表DFのメディ・ベナティア氏(36)が後任に就任すると報じていた。 マルセイユでプロデビューしたベナティアは、国内の幾つかのクラブへのレンタルを経て、ウディネーゼやローマ、バイエルン、ユベントス、アル・ドゥハイルでプレー。2021年7月からトルコのファティ・カラギュムリュクに活躍の場を移したが、慢性化していたケガの影響もあって同年12月に現役を引退。 セカンドキャリアでは代理人に転身し、代表の後輩であるMFアゼディン・ウナイのマルセイユ入りをお膳立てしていた。 なお、フランス『フットメルカート』によれば、ベナティアは22日からマルセイユに滞在しており、チームの現状について話し合うとともに、チーム施設を視察。また、25日に行われるストラスブール戦を観戦する予定だという。 2023.11.24 06:30 Fri

鎌田大地がマルセイユ行きも? ラツィオで出番減少、今夏獲得に動いていた興味再燃か

日本代表MF鎌田大地(27)がマルセイユに移籍する可能性があるようだ。 今夏フランクフルトからラツィオへと活躍の場を移した鎌田。開幕当初から先発で出番をもらっていたものの、徐々に序列が低下。途中出場で出番はあるものの、思い描いていた状況とは異なっている。 その鎌田には今夏マルセイユも興味を示していたが、ラツィオ行きを決断。そしてそのマルセイユからはフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージもラツィオに加入。鎌田とは対照的に出場時間を伸ばして行っている。 加入して半年で移籍する可能性はなかなか考えにくいが、フランス『Le10sport』によると、1つは出場機会が減少していること。また、日本代表の活動で腰を痛め、しばらく欠場する可能性があることだ。 さらに、1月にはアジアカップに参加する可能性もあり、そのことを考えると、ラツィオでのチャンスはさらになくなるという懸念もあるとしている。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、鎌田についてラツィオの首脳陣が頭を悩ませているとしており、マルセイユとの交渉が再開される可能性も十分にあるようだ。 2023.11.21 18:20 Tue

ベナティアが古巣マルセイユのSD就任へ…先日退任リバルタ氏の後任に

元モロッコ代表DFのメディ・ベナティア氏(36)が、古巣マルセイユのスポーツディレクターに就任することが決定的となった。フランス『La Provence』など複数メディアが報じている。 マルセイユでは先日に前スポーツディレクターであるハビエル・リバルタ氏が退任。今冬の移籍市場に向けて後任の招へいを目指していたなか、クラブOBであるベナティア氏の招へいに動いていた。 報道によると、両者は条件面で大筋合意に至り、今週中にも公式なアナウンスがなされる見込みだという。 今シーズン、トルコのファティ・カラギュムリュクに加入したベナティアだが、ここ数年悩まされていたケガの影響もあってか、シーズン半ばのこのタイミングでキャリアに終止符を打つことを決めた。 フランス屈指の育成機関クレールフォンテーヌ卒業後、マルセイユの下部組織で育ったベナティアは、2005年にファーストチームに昇格。その後、国内の幾つかのクラブへのレンタルを経て、ウディネーゼやローマ、バイエルン、ユベントスでプレー。バイエルンでは2度のブンデスリーガ優勝、ユベントスでは3度のセリエA優勝を経験した。 その後、カタールのアル・ドゥハイルを経て、2021年7月にファティ・カラギュムリュクに加入。しかし、慢性化していたケガの影響もあって同年12月に現役を引退。セカンドキャリアでは代理人に転身し、代表の後輩であるMFアゼディン・ウナイのマルセイユ入りをお膳立てしていた。 2023.11.20 23:26 Mon

マルセイユに痛手…主将MFロンジエが最低3カ月の離脱へ

マルセイユのフランス人MFヴァランタン・ロンジエが3カ月の戦線離脱を余儀なくされる見込みだ。フランス『AFP通信』が報じている。 マルセイユでキャプテンを務め、中盤の主力としてプレーするロンジエは、ここまで公式戦15試合に出場。だが、今月4日に行われたリール戦で左ヒザを痛め、以降の公式戦2試合を欠場していた。 報道によると、ロンジエは左ヒザの膝蓋骨骨折と診断され、13日にリヨンの病院で手術を受けた模様。そして、全治には最低でも3カ月を要する見込みだという。 2023.11.14 05:30 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly