マルセイユ、マルセリーノ監督退任を正式発表…ウルトラスの圧力受けるクラブは「スポーツ以外の理由で去る」と声明を発表
2023.09.20 23:02 Wed
マルセイユは20日、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督(58)の退任を発表した。
今シーズンからマルセイユの新指揮官に就任したマルセリーノ監督だったが、チャンピオンズリーグ(CL)予選でパナシナイコスに敗れ、痛恨の本戦行きを逃した。
さらに、リーグ・アンでも格下相手の取りこぼしが目立ち、ここまで2勝3分けと微妙なスタートに。また、サポーターからは結果と共にプレースタイルへの不満の声が多く上がっていた。
これを受け、クラブの首脳陣は18日にサポーターグループと非常に緊迫した話し合いを行い、その場ではパブロ・ロンゴリア会長とマルセリーノ監督に批判が集まっていたとのことだ。
この会談後にはウルトラスから脅迫に近い形で辞任を要求されたロンゴリア会長を含むクラブ幹部4名が、一時的にその職務を離れる決断を下している。
マルセイユは今回の指揮官の退任に際して、以下の声明を発表している。
「経営陣に関する昨日の夕方に発表されたプレスリリースに続き、オリンピック・マルセイユは、9月18日の出来事により、マルセリーノと彼のテクニカルスタッフが雇用された職務を良好な条件で遂行することを不可能にしていると考えています」
「この残念な状況の結果、マルセリーノとそのスタッフはオリンピック・マルセイユでの任務を継続することはありません。この状況を踏まえると、6月23日にマルセイユに到着したばかりでクラブに全力で取り組んできたコーチとテクニカルスタッフがスポーツ以外の理由で去らなければならないことにクラブ全体が非常に残念に思っています」
なお、21日に控えるヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ初戦のアヤックス戦に関して、クラブOBであり今季からファーストチームのアシスタントマネージャーを務めるジャック・アバルドナド氏が暫定指揮官を務めることになる。
昨シーズンのリーグ・アンをチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位で終えたマルセイユだが、シーズン中から首脳陣との確執が伝えられたイゴール・トゥドール監督の退任が決定。
その後、複数の新指揮官候補がリストアップされた中でロンゴリア会長は、過去にテクニカルディレクター、監督として一緒に仕事をした経験があるマルセリーノ氏との交渉を進め、2年契約での招へいに至った。
しかし、これまでセビージャやビジャレアル、バレンシア、アスレティック・ビルバオと母国スペインの名門の監督を歴任した経験豊富な指揮官の国外初挑戦はわずか7試合で終了することになった。
今シーズンからマルセイユの新指揮官に就任したマルセリーノ監督だったが、チャンピオンズリーグ(CL)予選でパナシナイコスに敗れ、痛恨の本戦行きを逃した。
さらに、リーグ・アンでも格下相手の取りこぼしが目立ち、ここまで2勝3分けと微妙なスタートに。また、サポーターからは結果と共にプレースタイルへの不満の声が多く上がっていた。
この会談後にはウルトラスから脅迫に近い形で辞任を要求されたロンゴリア会長を含むクラブ幹部4名が、一時的にその職務を離れる決断を下している。
そういった事情もあり、スペイン人指揮官は19日にクラブハウスで選手やスタッフに対して辞任の意向をすでに伝えていた。
マルセイユは今回の指揮官の退任に際して、以下の声明を発表している。
「経営陣に関する昨日の夕方に発表されたプレスリリースに続き、オリンピック・マルセイユは、9月18日の出来事により、マルセリーノと彼のテクニカルスタッフが雇用された職務を良好な条件で遂行することを不可能にしていると考えています」
「この残念な状況の結果、マルセリーノとそのスタッフはオリンピック・マルセイユでの任務を継続することはありません。この状況を踏まえると、6月23日にマルセイユに到着したばかりでクラブに全力で取り組んできたコーチとテクニカルスタッフがスポーツ以外の理由で去らなければならないことにクラブ全体が非常に残念に思っています」
なお、21日に控えるヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ初戦のアヤックス戦に関して、クラブOBであり今季からファーストチームのアシスタントマネージャーを務めるジャック・アバルドナド氏が暫定指揮官を務めることになる。
昨シーズンのリーグ・アンをチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位で終えたマルセイユだが、シーズン中から首脳陣との確執が伝えられたイゴール・トゥドール監督の退任が決定。
その後、複数の新指揮官候補がリストアップされた中でロンゴリア会長は、過去にテクニカルディレクター、監督として一緒に仕事をした経験があるマルセリーノ氏との交渉を進め、2年契約での招へいに至った。
しかし、これまでセビージャやビジャレアル、バレンシア、アスレティック・ビルバオと母国スペインの名門の監督を歴任した経験豊富な指揮官の国外初挑戦はわずか7試合で終了することになった。
マルセリーノ・ガルシア・トラルの関連記事
マルセイユの関連記事
記事をさがす
|
|
マルセリーノ・ガルシア・トラルの人気記事ランキング
1
ウルトラス脅迫によって辞任に追い込まれたマルセリーノ監督が古巣マルセイユと対戦…ビジャレアルは超厳戒態勢で指揮官の安全確保
ビジャレアルの指揮官として古巣マルセイユと対峙するマルセリーノ・ガルシア・トラル監督は、超厳戒態勢でかつての本拠地での戦いに臨む。 マルセリーノ監督は今シーズンの開幕前にマルセイユの新指揮官に就任。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)予選でパナシナイコスに敗れ、痛恨の本戦行きを逃すと、リーグ・アンでも格下相手の取りこぼしが目立つ微妙なスタートに。 すると、昨年9月には以前から過激な集団として認識されるウルトラスがクラブのトレーニング施設でクラブ首脳陣との会合を要求。 極度に緊張したその会談では、マルセリーノ監督やパブロ・ロンゴリア会長といった首脳陣に退団を求める脅迫まがいの要求が行われ、クラブはその要求に屈服、あるいはこれ以上こういった輩を相手にクラブ運営が不可能と感じたか、いずれも辞任の道を選択した。 その後、就任7試合でクラブを離れることになったスペイン人指揮官は、フランス『レキップ』で「私が辞める決断をしたのではなく、絶対に非難されるべき脅迫を考慮した一般的な決断だった」、「常にイベントに影響を与えたい一部の急進的なサポーターの存在が、ビッグクラブになることを妨げている」と、ウルトラスへの憤りを語っていた。 その後、ビジャレアルの新監督に就任したスペイン人指揮官は、今回のヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16でその古巣との対戦が決定。7日に行われる1stレグではかつての本拠地スタッド・ヴェロドロームに乗り込むことになった。 フランス『RMC Sport』によると、そういった経緯もあってマルセリーノ監督のマルセイユ滞在中の安全面を強く懸念するビジャレアルは、滞在期間中に指揮官を常に警護する民間警備会社のメンバー数人を雇ったという。さらに、安全面で万全を期すためスペインの3人の警察官が今回の遠征に帯同することになったという。 今回の一戦において元指揮官に対するマルセイユのウルトラスの反発は必至とみられるが、マルセリーノ監督を含めたビジャレアル関係者の安全がしっかりと確保されて無事に試合が開催されることを願うばかりだ。 2024.03.07 22:33 Thuマルセイユの人気記事ランキング
1
飛んできたのは“豚の頭”、19年前のエル・クラシコを覚えているか?
ピッチに投げ入れられた最も衝撃的なものはなんだろうか。 21日に行われたリーグ・アン第14節のリヨンvsマルセイユでは、スタンドから中身が入った状態のペットボトルが投げ入れられた。これがMFディミトリ・パイエの左耳付近を直撃し、パイエは頭を押さえながら倒れ込んでしまう。試合は一時中断を経て、中止にまで追いやられる事態となっていた。 19年前のエル・クラシコ、2002年11月23日に行われたカンプ・ノウでのバルセロナvsレアル・マドリーの一戦では、豚の頭がピッチに投げ入れられたのを覚えているだろうか。 元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴは2000年夏にバルセロナからレアル・マドリーへという禁断の移籍を決行。バルセロナのファンからは猛烈な反感を買っていた。前述のクラシコで、マドリーの一員としてカンプ・ノウに足を踏み入れたフィーゴに対してはブーイングの嵐。ライターやコインなども投げ入れられた。 その中でも異色だったのが豚の頭だ。CKでボールをセットした際に、あるバルセロナのファンがフィーゴに向かってそれを投擲。当たりはしなかったものの、様々な意味で衝撃を与えたことは間違いなかった。 当時のクラシコは一時中断こそしたものの、試合は継続。ゴールレスに終わっている。何事もなかったために、笑い話として語れるものの、ケガにつながっていれば大きな問題に発展していたことは間違いないだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】ピッチに投げ入れられた豚の頭</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">On this day in 2002, Barcelona fans threw a pig's head at Luis Figo before he took his corner at the Camp Nou <br><br>Figo left Barca for Real Madrid two years earlier. <a href="https://t.co/j3ZgOQ85dW">pic.twitter.com/j3ZgOQ85dW</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1463119883055599616?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.24 22:10 Wed2
エバートンがセネガル代表FWイリマン・エンディアイエをマルセイユから獲得! 今夏3人目の契約に
エバートンは3日、マルセイユからセネガル代表FWイリマン・エンディアイエ(24)を完全移籍で獲得したと発表した。 契約期間は2029年6月末までの5年。移籍金は非公開となっているが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、1850万ユーロ(約32億2000万円)+アドオン150万ユーロ(約2億6000万円)と伝えている。 フランス出身で2019年にシェフィールド・ユナイテッドの下部組織へ加わったエンディアイエ。2022-23シーズンにチャンピオンシップ(イングランド2部)で14ゴール11アシストの好成績を残すと、2023年夏にユース時代を過ごしたマルセイユへ完全移籍した。 前線の複数ポジションをこなせるアタッカーは、マルセイユでも主力として活躍し、リーグ・アンで30試合3ゴール5アシストを記録。ヨーロッパリーグ(EL)でも14試合に出場し、1ゴールを記録した。 トフィーズ入りが決まったエンディアイエは、クラブメディア『エバートンTV』で「エバートンの選手になれてとても嬉しい」と第一声。移籍の経緯についても語った。 「入団を希望した主な理由は、クラブの偉大さやその歴史、そしてチームを前に進むのを助けるために自分が役割を果たせることだ。とても興奮しているし、待ち切れないよ」 「(ディレクターの)ケビン(・テルウェル)や監督が僕に話してくれて、必要とされていると感じた。セネガル代表のチームメイト、イドリサ(・ゲイエ)も一役買っていて、クラブを高く評価していたし、良いことをたくさん話してくれたんだ」 「とても興奮している。昨シーズンのチームの流れを引き継いでいきたい。チームに貢献できる準備はできているし、このクラブを上位に導くために全力を尽くしたい」 また、ショーン・ダイチ監督も加入を歓迎。攻撃面にプラスをもたらすと語った。 「イリマンは我々の攻撃オプションに多様性をもたらし、昨シーズンチームとして進歩したチャンスメイクの部分をさらに発展させ、前線を強化してくれるだろう」 「彼はまだ若いが、ヨーロッパや国際レベルでの経験があるし、我々のチームにとって本当にプラスになると感じている」 なお、エンディアイエはアストン・ビラから完全移籍のU-20イングランド代表MFティム・イローグブナム(21)、リーズ・ユナイテッドからレンタル期間延長のイングランド人FWジャック・ハリソン(27)に続く、今夏3人目の新契約選手となる。 2024.07.03 22:00 Wed3
マルセイユ、ポルトガル期待のFWヴィティーニャを獲得!
マルセイユは31日、ブラガからU-21ポルトガル代表FWヴィティーニャ(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「9」に決定。契約期間は2027年6月30日までの4年半となる。 フランス『レキップ』によると、マルセイユは逸材FW獲得に3000万ユーロ(約42億3000万円)の移籍金を支払うことになったようだ。 3強に次ぐポルトガルの強豪生え抜きのヴィティーニャは、同国の世代別代表でも活躍する183cmのストライカー。昨シーズンに主力に定着すると、今シーズンここまでは公式戦27試合13ゴール5アシストの数字を残している。 センターフォワードとしては決してサイズに恵まれていないが、身体能力が非常に高く、前を向いてもDFを背負っても相手守備に脅威を与えられるパワフルなプレースタイル。また、足元の技術や周囲を生かす術も備えており、守備面の貢献度の高さを含めて非常にタフなストライカーだ。 2023.02.01 07:36 Wed4
爆発的スピードでサイドをえぐる!ブラジルの新星が決めたマルセイユ初アシスト/2020-21【ベスト・アシスト】
サッカーのプレーの中で最も目を惹くのはやはりゴールだろう。しかし、時には得点者だけではなく、そのゴールをお膳立てしたラストパスが脚光を浴びるべき場合もある。今回の企画『Best Assist』(最高のアシスト)では、これまでに生まれた素晴らしいアシストを紹介していく。 今回はマルセイユのブラジル人FWルイス・エンリケ(19)が記録したアシストだ。 <div id="cws_ad">◆ブラジルの新星が見せたスピード<br/> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiIxd2k2enNudiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 若くして母国ブラジルでプロキャリアをスタートさせたエンリケは、2020年夏にマルセイユに加入。期待の若手選手として徐々に出場機会を増やしている。 2021年2月17日に行われたリーグ・アン第11節のニース戦では、マルセイユ移籍後初アシストを記録している。 1-0とマルセイユリードの42分、左サイドを攻略し、裏のスペースにエンリケが抜け出す。爆発的な加速でマークに来たDFを突き放すと、ボックス内左深部に侵入し、マイナスのパスを送る。このボールにMFサリフ=エディヌ・カーウィがダイレクトシュートを合わせ、見事な追加点を決めた。 その後試合は打ち合いになったものの、3-2でマルセイユが競り勝っている。 <span data-sg-movie-id="1014" data-sg-movie-title="【爆発的スピード】ブラジルの新星が決めたマルセイユ初アシスト"></span> 2021.03.29 22:00 Mon5
