宝田&籾木のリンシェーピング、アーセナルがラウンド1で敗退…フランクフルトらが次ステージへ《UWCL》

2023.09.12 21:20 Tue
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UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)のラウンド1が6日と9日に開催され、優勝経験のあるフランクフルトなどがラウンド2へ進出。同じく優勝経験のあるアーセナルは敗退となった。

3から4チームによるミニトーナメントで争われるラウンド1は、チャンピオンパスルートとリーグパスルート併せて15個の山が組まれた。

なでしこジャパンのDF宝田沙織とMF籾木結花を擁し、5季ぶりのUWCLに臨んだリンシェーピングFC(スウェーデン3位)は、リーグパスルートのグループ3に入り、6日にはアーセナル(イングランド3位)と対戦。相手にPK失敗にも助けられ、前半こそゴールレスで折り返したが、後半に3失点を喫して3位決定戦に回った。
9日に行われた3位決定戦ではパリFC(フランス3位)に敗れたFCクリフバス(ウクライナ2位)と対戦。籾木も1ゴールをマークし、3-0で勝利を収めて大会を終えた。

一方、アーセナルはスウェーデン女子代表DFアマンダ・イレステット、カナダ女子代表FWクロエ・ラカス、イングランド女子代表FWアレッシア・ルッソと、新加入選手がリンシェーピング戦で早速スタメンでデビュー。だが、9日のパリFCでは苦戦を強いられた。
2点を先行されながら後半アディショナルタイムに追い付き、延長戦に突入すると、ここでもリードを奪われ、ルッソのゴールで追い付く展開に。PK戦までもつれた一戦は、2-4でパリFCが勝利。アーセナルは過去出場した15回では全てグループステージを突破していたが、16回目にして初めてラウンド1で姿を消すこととなった。

その他では1.FFCフランクフルト時代に4度の優勝を誇るアイントラハト・フランクフルト(ドイツ3位)がユベントス(イタリア2位)をPK戦の末に下し、ラウンド2へ進出している。

ラウンド2からは南萌華熊谷紗希の所属するローマ(イタリア1位)や、東洋大学から門脇真依を獲得したローゼンゴード(スウェーデン1位)などがチャンピオンパスルートに、宮澤ひなたの加入したマンチェスター・ユナイテッド(イングランド2位)などがリーグパスルートに登場する。

ラウンド2は2チームによるホーム&アウェイ方式で、10月10日/11日に1stレグ、10月18日/19日に2ndレグを開催。組み合わせ抽選は9月15日に行われる。

◆ラウンド2進出チーム
▽チャンピオンパスルート
オリンピア・クルージュ(ルーマニア)
ヴォルスクラ(ウクライナ)
アポロン(キプロス)
スパルタク・スボティツァ(セルビア)
SKブラン(ノルウェー)
ベンフィカ(ポルトガル)
バルール(アイスランド)
グラスゴー・シティ(スコットランド)
ザンクト・ペルテン(オーストリア)
アヤックス(オランダ)
FCチューリッヒ(スイス)
スラビア・プラハ(チェコ)※
ローゼンゴード(スウェーデン)※
ローマ(イタリア)※

▽リーグパスルート
トゥベンテ(オランダ)
フランクフルト(ドイツ)
パリFC(フランス)
ヴォレレンガ(ノルウェー)
ヴォルフスブルク(ドイツ)※
パリ・サンジェルマン(フランス)※
レアル・マドリー(スペイン)※
スパルタ・プラハ(チェコ)※
ヘッケン(スウェーデン)※
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)※

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アーセナルに連勝のPSGが5季ぶり2度目の決勝進出、初優勝を懸けたファイナルでインテルと激突【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsアーセナルが7日に行われ、2-1でPSGが勝利した。この結果、2戦合計スコアを3-1としたPSGが決勝に進出している。 先週敵地で行われた1stレグを1-0と先勝したPSGは、リーグ戦連敗となった4日前のストラスブール戦では優勝を決めていたため主力を温存。1stレグで負傷交代したデンベレがベンチスタートとなり、最前線にはバルコラが入った。 一方、逆転での決勝進出を目指すアーセナルは、来季のCL出場権獲得が確定していないことから4日前のボーンマス戦で主力を投入。しかし逆転負けし、公式戦連敗となった。そのアーセナルは1stレグを出場停止で欠場したトーマスが復帰。最前線にはメリーノが入った。 開始3分、ライスが決定的なヘディングシュートを浴びせたアーセナルは1分後にもロングスローからマルティネッリのボレーでゴールに迫り、良い入りとする。 さらに8分、またもロングスローの流れからウーデゴールが強烈なボレーを放って枠を捉えたが、1stレグでも好守を連発したGKドンナルンマのビッグセーブに阻まれる。 守勢の入りとなったPSGだったが、徐々にボールを持てるようになると17分に決定機。クワラツヘリアがボックス左から放ったコントロールシュートが右ポストに直撃した。 さらに23分、カウンターからドゥエがオンターゲットのシュートを浴びせたPSGが27分に先制する。FKのこぼれ球を拾ったファビアン・ルイスがペナルティアーク中央から強烈なボレーを突き刺した。 2戦合計スコアで2点のリードを得たPSGは30分にもビッグチャンス。ロングカウンターの流れからバルコラが決定的なシュートを浴びせたが、GKラヤのファインセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけては前がかるアーセナルに対し、PSGが効率的にカウンターを打って牽制。主導権を握って前半を終えた。 迎えた後半もPSGがアーセナルをいなしつつ立ち上がった中、64分にアーセナルがゴールに迫る。ボックス右からサカの放ったコントロールミドルが枠を捉えたが、ここもGKドンナルンマのファインセーブに阻まれた。 直後、PSGはロングカウンターからハキミの放ったシュートがボックス内のルイス=スケリーの手に当たると、VARの末にPK判定に。だが、キッカーのヴィティーニャが狙いすましたゴール右へのグラウンダーシュートはGKラヤのセーブに阻まれてしまう。 それでもデンベレを投入して勝負を決めにかかったPSGが72分に大きな追加点。デンベレのリターンパスをボックス内で受けたハキミがシュートを決めきった。 諦めないアーセナルは4分後、トロサールの左クロスからサカがすかさず1点を返すと、80分にも決定機。しかしカラフィオーリの左クロスに右足で合わせたサカのシュートは枠を捉えきれず。 2-1で試合を締めたPSGがアーセナルに連勝とし、5季ぶり2度目の決勝進出とした。ファイナルでは初優勝を懸けてインテルと対戦する。 PSG 2-1 アーセナル 【PSG】 ファビアン・ルイス(前27) アクラフ・ハキミ(後27) 【アーセナル】 ブカヨ・サカ(後31) 2025.05.08 05:55 Thu
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「この痛みを糧に…」準決勝敗退のアーセナル、「十分ではなかった」と繰り返すウーデゴールは圧巻ボレーも阻まれる「素晴らしいセーブに敬意」

アーセナルのキャプテンを務めるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。 7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが行われ、アーセナルはアウェイでPSGと対戦。ホームでの1stレグで1-0と敗れており、突破のためには最低でも90分間での勝利が必要だった。 そのアーセナルは立ち上がりから勢いを持ってプレー。序盤から決定機を作ると、8分にはロングスローの流れからウーデゴールが強烈ボレー。しかし、GKジャンルイジ・ドンナルンマが立ちはだかる。 すると27分にはFKの流れからファビアン・ルイスの強烈ハーフボレーが決まりPSGが先制。さらに72分にはアクラフ・ハキミには追加点を奪われて万事休す。76分にブカヨ・サカがなんとか1点を返すも、3-1で敗れて敗退となった。 試合後イギリス『TNT Sports』にウーデゴールがコメント。良いプレーはしたものの、十分ではなかったと振り返った。 「僕たちは全力を尽くした。試合の入りはとても良く、積極的に攻め、勢いに乗って大きなチャンスをいくつか作った。しかし、最終的には十分ではなかった」 「ボックス内では良いプレーができたと思うけど、ボックス内で両試合を通しては十分なプレーではなかった。相手GKの素晴らしいセーブの数々に敬意を表する」 19年ぶりのCL決勝進出を逃したアーセナル。プレミアリーグでも3年連続優勝争いはしたもののタイトルは今シーズンもなし。発展途上ではありながらも、結果を残せていない中で反省も口にした。 「この経験から学ぶ必要がある。良いプレーはたくさんしたけど、それでも十分ではなかった。特に、試合の行方が決まるゴール前ではね。そこはさらに鋭さを磨かなければならない。この痛みを糧に、さらに強くなって戻ってきたいと思う」 アーセナルのシーズンはプレミアリーグの残り3試合。リバプール、ニューカッスルと苦手な2チームに加え、最下位のサウサンプトンとの試合が残っており、来シーズンのCL出場権確保なるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナルが攻勢に出るもPSGの前に敗退</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aAXMBCqW0os";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.08 11:55 Thu
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「彼は天才だ」 ハキミがルイス・エンリケ監督の手腕に心酔「素晴らしいチームを築いた」

パリ・サンジェルマン(PSG)のモロッコ代表DFアクラフ・ハキミが7日にホームで行われ、2-1で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのアーセナル戦後にコメントした。 敵地での1stレグを1-0で先勝していたPSG。守勢の序盤を守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが1stレグに続く活躍で凌ぐと、27分にFKの流れからMFファビアン・ルイスがゴールを割って先制した。 その後は主導権を握ったPSGが後半にはPKを獲得。これはGKダビド・ラヤの好守に阻まれるも、72分にハキミが大きな追加点を奪取すると、アーセナルの反撃を1点に抑えて連勝とし、5季ぶり2度目の決勝進出とした。 2021年から在籍し、不動の右サイドバックとして活躍するハキミは昨季就任のルイス・エンリケ監督を「天才」と称し、決勝進出を喜んだ。 「信じられない気持ちだ。あの雰囲気を見ればわかるが…。僕らはこの瞬間のために懸命に練習してきた。多くの人が僕らの力を信じてくれなかったかもしれないが、それでも僕らは努力した。全てのファン、パリ市民、僕らの家族、僕らを支えてくれた全ての人。この瞬間を迎えるに相応しい存在だ。今日の試合を心から誇りに思う。そしてルイス・エンリケ監督は素晴らしい仕事をした。PSGの指揮官に就任してから素晴らしいチームを築いた。その裏には多くの努力があった。彼は天才だ」 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナル相手に完勝!PSGは初優勝まであと1勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aAXMBCqW0os";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.08 11:30 Thu

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