夏場に4ゴールでランキング上位に浮上。パリ世代のエースFWは地に足を着けて成長中/細谷真大(柏レイソル)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.20】
2023.08.27 13:05 Sun
2023年J1も残り9試合。横浜F・マリノスやヴィッセル神戸ら上位陣も混とんとしているが、下位争いも熾烈を極めている。
25節終了時点では、最下位の18位が勝ち点17の湘南ベルマーレ。17位が同20の柏レイソルだ。その上の16位が同21の横浜FC。この3チームのうち1チームがJ2自動降格に憂き目に遭う可能性が高そうだ。
今年5月に長年チームを率いていたネルシーニョ監督を解任し、ヘッドコーチだった井原正巳監督が昇格する形で再建を図っている柏は7月中旬の中断前まではなかなか白星を挙げられず苦しんだ。が、8月6日のリーグ再開後は京都サンガに勝利からスタート。セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島という上位陣相手に3戦連続ドローと8月無敗で乗り切っており、チーム状態が右肩上がりなのは間違いないだろう。
そんなチームを力強くけん引している1人がパリ五輪世代のエースFW細谷真大だろう。今季は紛れもなく最前線の大黒柱と位置づけられている細谷だが、今季序盤は思うようにゴールを重ねられずに苦しんだ。
しかしながら、7月以降は一気に決定力がアップ。直近6戦で4ゴールの固め取りを見せ、ここまで9得点。昨季の8ゴールを早くも上回ったうえ、J1得点ランキングでも8位タイまで上がってきており、存在感を増しているのだ。
細谷の特筆すべき点は、FWの選手にも関わらずフル稼働が続いていること。これだけの酷暑の試合が続けば、前線アタッカーを入れ替えながら戦う監督が増えるのも当然のこと。だが、井原監督は彼に絶大な信頼を寄せているのか、90分近い時間プレーさせることが多い。本人も「暑さできついっていうのはあんまり感じないし、チームのために戦うっていうのが自分の特徴だと思うので、もっと走りたいと思います」と過酷な環境にめげることなく逞しさを前面に押し出す構えだ。
こうしたタフさはU-22日本代表の大岩剛監督にとっても頼もしい点に他ならないだろう。ご存じの通り、U-22日本代表は9月に五輪1次予選を兼ねたAFC・U-23選手権2024予選(バーレーン)を戦うことになっている。9月のバーレーンは最高気温37度、最低気温29度が平均で、今の首都圏より厳しいかもしれない。そういう環境下で、日本は9月6日にパキスタン、9日にパレスチナ、12日にバーレーンとの連戦を強いられるのだから、細谷のような選手が重要になってくるのは間違いない。
加えて言うと、パリ五輪世代の面々が今夏、次々と海外移籍に踏み切っており、コンディション的に未知数という不安要素もある。アタッカー陣を見ると、試合にある程度出ている小田裕太郎(ハーツ)はまだしも、鈴木唯人(ブレンビー)、佐藤恵允(ブレーメン)はほとんど公式戦を戦っていないため、どこまでプレーできるか分からない。だからこそ、国内組の細谷にかかる期待は大きい。
本人も強い自覚を持って挑むという。
「レイソルで試合に出続けられてますし、本当にコンディションは良いので、自分の良さをパリ世代の方に持っていけたらいいですね。ここでやっていることをそのまま大岩さんの下でできればベスト。パリ五輪も予選に勝たないと出れないわけですし、先を見るんじゃなくて、目の前の1試合1試合をしっかり勝っていかないといけない。自分がチームを勝たせられたらいいかなと思ってます」と彼は日常を大事にしながら9月に向かっていくつもりだ。
欧州移籍市場は8月31日まで開いているため、細谷も海外挑戦の可能性がゼロというわけではないが、彼自身は「レイソルでしっかりと結果を残し続けることが第一」と慎重なスタンスを取っている。
「多くの選手がこの夏、欧州へ行きましたけど、自分の性格上、あんまり気にしないタイプなので、今はここで頑張ろうと思っています。J1でまだ結果らしい結果を出せていないと思うので、やっぱりここで結果を出すことが欧州への近道。いつかは向こうでやってみたいとは思いますけど、まずはレイソルを勝たせて、タイトルを取らせるような存在になれるように頑張っていきます」
実にFWらしからぬ堅実なキャラクターの細谷。こういう地に足に着いた若武者は少しずつ階段を登っていくスタイルが合っているのだろう。柏のエースという重責を担う今はとにかくチームをJ1に残留させ、少しでも順位を上げるように務めることが一番だ。
地道な点取屋の確かな成長を楽しみに待ちたい。
25節終了時点では、最下位の18位が勝ち点17の湘南ベルマーレ。17位が同20の柏レイソルだ。その上の16位が同21の横浜FC。この3チームのうち1チームがJ2自動降格に憂き目に遭う可能性が高そうだ。
今年5月に長年チームを率いていたネルシーニョ監督を解任し、ヘッドコーチだった井原正巳監督が昇格する形で再建を図っている柏は7月中旬の中断前まではなかなか白星を挙げられず苦しんだ。が、8月6日のリーグ再開後は京都サンガに勝利からスタート。セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島という上位陣相手に3戦連続ドローと8月無敗で乗り切っており、チーム状態が右肩上がりなのは間違いないだろう。
しかしながら、7月以降は一気に決定力がアップ。直近6戦で4ゴールの固め取りを見せ、ここまで9得点。昨季の8ゴールを早くも上回ったうえ、J1得点ランキングでも8位タイまで上がってきており、存在感を増しているのだ。
「もちろんゴール数ってところは前半戦に比べて増えましたし、攻撃のクオリティが上がったり、時間帯も増えてきたんで、うまくそこはゴール数と比例しているのかなと思います」と本人もチームの復調が自身の結果につながっているという見方をしている。
細谷の特筆すべき点は、FWの選手にも関わらずフル稼働が続いていること。これだけの酷暑の試合が続けば、前線アタッカーを入れ替えながら戦う監督が増えるのも当然のこと。だが、井原監督は彼に絶大な信頼を寄せているのか、90分近い時間プレーさせることが多い。本人も「暑さできついっていうのはあんまり感じないし、チームのために戦うっていうのが自分の特徴だと思うので、もっと走りたいと思います」と過酷な環境にめげることなく逞しさを前面に押し出す構えだ。
こうしたタフさはU-22日本代表の大岩剛監督にとっても頼もしい点に他ならないだろう。ご存じの通り、U-22日本代表は9月に五輪1次予選を兼ねたAFC・U-23選手権2024予選(バーレーン)を戦うことになっている。9月のバーレーンは最高気温37度、最低気温29度が平均で、今の首都圏より厳しいかもしれない。そういう環境下で、日本は9月6日にパキスタン、9日にパレスチナ、12日にバーレーンとの連戦を強いられるのだから、細谷のような選手が重要になってくるのは間違いない。
加えて言うと、パリ五輪世代の面々が今夏、次々と海外移籍に踏み切っており、コンディション的に未知数という不安要素もある。アタッカー陣を見ると、試合にある程度出ている小田裕太郎(ハーツ)はまだしも、鈴木唯人(ブレンビー)、佐藤恵允(ブレーメン)はほとんど公式戦を戦っていないため、どこまでプレーできるか分からない。だからこそ、国内組の細谷にかかる期待は大きい。
本人も強い自覚を持って挑むという。
「レイソルで試合に出続けられてますし、本当にコンディションは良いので、自分の良さをパリ世代の方に持っていけたらいいですね。ここでやっていることをそのまま大岩さんの下でできればベスト。パリ五輪も予選に勝たないと出れないわけですし、先を見るんじゃなくて、目の前の1試合1試合をしっかり勝っていかないといけない。自分がチームを勝たせられたらいいかなと思ってます」と彼は日常を大事にしながら9月に向かっていくつもりだ。
欧州移籍市場は8月31日まで開いているため、細谷も海外挑戦の可能性がゼロというわけではないが、彼自身は「レイソルでしっかりと結果を残し続けることが第一」と慎重なスタンスを取っている。
「多くの選手がこの夏、欧州へ行きましたけど、自分の性格上、あんまり気にしないタイプなので、今はここで頑張ろうと思っています。J1でまだ結果らしい結果を出せていないと思うので、やっぱりここで結果を出すことが欧州への近道。いつかは向こうでやってみたいとは思いますけど、まずはレイソルを勝たせて、タイトルを取らせるような存在になれるように頑張っていきます」
実にFWらしからぬ堅実なキャラクターの細谷。こういう地に足に着いた若武者は少しずつ階段を登っていくスタイルが合っているのだろう。柏のエースという重責を担う今はとにかくチームをJ1に残留させ、少しでも順位を上げるように務めることが一番だ。
地道な点取屋の確かな成長を楽しみに待ちたい。
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「なんて可愛いんでしょ」オナイウ阿道が妻と愛娘と家族ショット、七五三での着物姿に「とってもかわいい」など祝福の声
トゥールーズに所属するFWオナイウ阿道の愛娘が愛くるしい。 2021年6月にキリンチャレンジカップ2021のセルビア代表戦で日本代表デビューを果たしたオナイウ。同年夏に海を渡り、活躍の場を横浜F・マリノスからフランスに移している。 28日には自身のインスタグラムを更新。家族写真を公開した。 家族4人での幸せフォトや、着物姿でカメラに目を向ける長女の姿には、ファンからも祝福の声や感嘆の声が届いている。 「素敵なご家族、お似合いです」 「なんて可愛いんでしょ、おめでとうございます」 「七五三おめでとうございます。ますます素敵な女の子になられますように」 「ちっちゃい女の子たちがとってもかわいい」 オナイウは2018年に入籍を発表。2人は2019年7月10日に第一子となる長女を、2020年9月26日に第2子となる次女を授かっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】オナイウ阿道の愛娘の着物姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">オナイウ阿道 2022.12.29 20:35 Thu3
日本代表の新ユニフォームの発表時期が判明?続々と各国がお披露目している中で日本は遅めの発表か
日本代表の新ユニフォームは6月に発表される可能性が高いようだ。ユニフォーム等の情報を扱う『Footy Headlines』が伝えている。 およそ2年間隔で発表される日本代表の新ユニフォーム。折り鶴からヒントを得た「ORIGAMI」をコンセプトとしている現行のユニフォームは、2022年8月に発表され、現在行われている2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でも着用されている。 一方で、今夏に行われるユーロ2024やコパ・アメリカ2024に向けて各国代表の新ユニフォームが続々と発表されている状況。3月のインターナショナルマッチウィークで、各国が新ユニフォームをお披露目している。 そうした中、『Footy Headlines』によると、アディダスがユニフォームサプライヤーを務めている代表チームの中で、日本とアルジェリア代表については6月に発表される予定だという。 なお、その新ユニフォームについて、『Footy Headlines』は過去に、現行のユニフォームから色が変化すると予測。ユニフォームのメインカラーが青というよりも紺色に近いレジェンドインクと呼ばれるカラーになるとしている。 一方のアウェイユニフォームについては、メインカラーがクリアホワイトになると考えているようだ。 6月には、男子のサッカー日本代表が、アジア2次予選のミャンマー代表戦とシリア代表戦を控えている。 新ユニフォームについては、その前に発表されることになるのだろうか。 <span class="paragraph-title">【画像】あり?なし?『Footy Headlines』の日本代表新ユニフォーム予想デザイン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"> Japan's 2024 home kit from Adidas could be a great one <a href="https://t.co/xD7ry5VQYR">pic.twitter.com/xD7ry5VQYR</a></p>— Footy Headlines (@Footy_Headlines) <a href="https://twitter.com/Footy_Headlines/status/1715220294863040895?ref_src=twsrc%5Etfw">October 20, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.25 11:25 Mon4
森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み
まだ正式決定ではないが、森保一監督の『2年間の』続投が決まったようだ。正式には来年のJFA(日本サッカー協会)理事会での承認待ちになる。その頃にはコーチ陣などのスタッフの詳細も決定しているだろう。 93年のJリーグ誕生以降、日本代表の監督は基本的にW杯の4年サイクルで交代してきた。例外は94年のアジア大会で韓国に敗れたロベルト・ファルカン氏、97年のアウェー中央アジア2連戦で更迭された加茂周氏、07年に病に倒れたイヴィチャ・オシム氏、15年に契約解除されたハビエル・アギーレ氏、そして18年に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の5人しかいない。 そうした過去30年の歴史のなかで、初めて『続投』が決定的となったのが森保監督である。目標としていた「ベスト8」には届かなかったものの、大国ドイツとスペインに逆転勝ちを収めたことが高く評価されたことは言うまでもない。 そこで過去の歴代監督の任期を振り返ると、上には上がいるもので、長沼健氏(元JFA会長)は1962年から69年までの7年間と、さらに72年から76年までの4年間、トータル11年間も日本代表の監督を務めた。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが、おそらく2度と破られることのない記録と言っていいだろう。 長沼氏が“長期政権"を担うことになったのには理由がある。64年に東京五輪があったからだ。このため62年に33歳の若さで監督に抜擢された。そして東京五輪ではグループリーグでアルゼンチンを倒して決勝トーナメントに進出。準々決勝で銀メダルに輝いたチェコスロバキアに0-4で敗れたが、ベスト8進出で日本に“第1次サッカーブーム"を巻き起こした。 さらに4年後のメキシコ五輪では、アジア勢初となる銅メダル獲得の快挙を達成。その再現を半世紀後の21年東京五輪で森保監督は期待されたが、残念ながらメダルにはあと一歩届かなかった。 長沼氏は69年のメキシコW杯アジア1次予選で、韓国とオーストラリアの後塵を拝したことで監督の座をコーチだった岡野俊一郎氏(元JFA会長)に譲る。しかし岡野氏が71年のミュンヘン五輪予選で韓国とマレーシアに負けたことで、日本サッカーの復権は再び長沼氏に託されることになった。 ところが73年の西ドイツW杯アジア予選はイスラエル(当時はアジアに所属し、中東勢が対戦を拒否したため予選は東アジアに組み込まれた)とマレーシアに敗れ、76年のモントリオール五輪アジア予選も韓国とイスラエルに敗れて監督から退くことになった。 当時の日本サッカーは、「W杯予選は負けても当たり前」であり、五輪予選で敗退するたびに監督は交代していた。Jリーグ開幕以前では、92年のバルセロナ五輪アジア最終予選で敗れた横山謙三総監督、88年ソウル五輪アジア最終予選で中国に逆転負けを喫した石井義信氏(故人)、80年モスクワ五輪アジア予選で韓国とマレーシアに及ばなかった下村幸男氏らである。 しかし96年のアトランタ五輪に28年ぶりに出場して以来、五輪出場は7大会連続して出場。その間には12年ロンドン五輪と21年東京五輪ではメダルまであと一歩に迫った。もう五輪は出場するのは当たり前で、次の24年パリ五輪は「メダル獲得」がノルマになるだろう。 同じようにW杯も98年以降7大会連続して出場中で、さらに2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ大会は出場国が48に増えるため、出場権を失うことはまず考えられない。森保監督にとっては「ベスト8」への再チャレンジになるが、その前に横内昭展ヘッドコーチは磐田の監督に、上野優作コーチはFC岐阜の監督に転身するなどスタッフの陣容は一新せざるを得ない。 果たして新たなスタッフの顔ぶれはどうなるのか。そこに外国人コーチが入るのかどうかなどは楽しみなところ。 そして森保監督は、23年こそ秋まで親善試合しかない“静かな"一年になるものの、21年東京五輪は「金メダル」を目標に掲げながらも4位に終わり、カタールW杯も「ベスト8」が目標だったがラウンド16で敗退した。このため、まだ先の話ではあるが、24年のアジアカップでは『優勝』がW杯まで続投するためのノルマにすべきではないだろうか。 2022.12.26 22:00 Mon5