「何もかもが変わった」リカルド・ロドリゲス新体制の柏、DF古賀太陽は“攻撃的スタイル“の番人に「自分が守るエリアはすごく広くなる」
2025.02.11 00:50 Tue
柏DF古賀太陽
柏レイソルの元日本代表DF古賀太陽が、リカルド・ロドリゲス監督の新チームについて語った。
2024シーズンは17位でぎりぎりJ1リーグ残留を掴み取った柏。2025シーズンは退任した井原正巳監督に代わり、かつて徳島ヴォルティスや浦和レッズを率いたリカルド監督が指揮を執る。
9日に行われたジェフユナイテッド千葉とのちばぎんカップでは3-0の快勝。15日に控えるアビスパ福岡とのJ1開幕戦に弾みをつけた。
そんななか、キャプテンから副キャプテンへと立ち場が変化した古賀が、10日に行われた2025Jリーグ開幕イベントに出席。リカルド監督への監督交代によって「何もかもが変わった」と話し、3バックの攻撃的なスタイルについて語っている。
「去年までの井原さん(井原正巳監督)は割と守備がベースにあって、攻撃もそれほど手数をかけず、シンプルに背後を取りながらゴールに進んでいくというスタイルでした」
また、攻撃に重きを置きつつも、「インテンシティは現代のサッカーで一番大事な部分だと監督も言っている」とのこと。前がかりになるからこそ最終ラインの負担が増すが、成長のチャンスと捉えているようだ。
「攻撃面だけではなくて、守備に切り替わったタイミングでのプレッシャーにいく時の強度とかは、より意識しなければいけない部分」
「チームが攻撃的になる分、守備に切り替わったタイミングで自分が守るエリアはすごく広くなると思っているので、攻撃だけではなくて守備面においてももっとトレーニングを積んでいかなければと思っています。対人での強さというところはより磨く時間を増やしたいなと思っています」
「後ろは瞬間的に同数になったりとか、マンツーマンになったりとかいうシーンがすごく増えると思うので、そこで僕としても存在感を示したいです。自分のところでボールを回収できる回数というのは増やしていきたいと思っています。それこそA代表ではないですけど、そこに繋がっていくようなパフォーマンスを個人的には目指してやっていきたいですね」
さらに、チームに変革をもたらしているリカルド監督については、「もちろん細かい部分はありますが、それを選手に強要しない」「選手の判断はすごく尊重してくれます」とのこと。目標については、残留を争った2024シーズンから心機一転、高みを目指している。
「とにかくタイトルを獲りたい。そこに尽きるかなと思います。Jリーグでももちろんトップを獲りたい。簡単な目標ではないですし、去年の順位から考えると本当に難しい目標だとは思っていますけど、目指さなければならない場所だとは思っています」
2024シーズンは17位でぎりぎりJ1リーグ残留を掴み取った柏。2025シーズンは退任した井原正巳監督に代わり、かつて徳島ヴォルティスや浦和レッズを率いたリカルド監督が指揮を執る。
9日に行われたジェフユナイテッド千葉とのちばぎんカップでは3-0の快勝。15日に控えるアビスパ福岡とのJ1開幕戦に弾みをつけた。
「去年までの井原さん(井原正巳監督)は割と守備がベースにあって、攻撃もそれほど手数をかけず、シンプルに背後を取りながらゴールに進んでいくというスタイルでした」
「ですが、今年はとにかく攻撃をベースに考えながら、後方からもビルドアップをします。攻撃も守備も主導権を握りながら試合を進めたいというスタイルだと思う。そこは選手がうまく順応し始めているのかなと思います」
また、攻撃に重きを置きつつも、「インテンシティは現代のサッカーで一番大事な部分だと監督も言っている」とのこと。前がかりになるからこそ最終ラインの負担が増すが、成長のチャンスと捉えているようだ。
「攻撃面だけではなくて、守備に切り替わったタイミングでのプレッシャーにいく時の強度とかは、より意識しなければいけない部分」
「チームが攻撃的になる分、守備に切り替わったタイミングで自分が守るエリアはすごく広くなると思っているので、攻撃だけではなくて守備面においてももっとトレーニングを積んでいかなければと思っています。対人での強さというところはより磨く時間を増やしたいなと思っています」
「後ろは瞬間的に同数になったりとか、マンツーマンになったりとかいうシーンがすごく増えると思うので、そこで僕としても存在感を示したいです。自分のところでボールを回収できる回数というのは増やしていきたいと思っています。それこそA代表ではないですけど、そこに繋がっていくようなパフォーマンスを個人的には目指してやっていきたいですね」
さらに、チームに変革をもたらしているリカルド監督については、「もちろん細かい部分はありますが、それを選手に強要しない」「選手の判断はすごく尊重してくれます」とのこと。目標については、残留を争った2024シーズンから心機一転、高みを目指している。
「とにかくタイトルを獲りたい。そこに尽きるかなと思います。Jリーグでももちろんトップを獲りたい。簡単な目標ではないですし、去年の順位から考えると本当に難しい目標だとは思っていますけど、目指さなければならない場所だとは思っています」
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【明治安田J1リーグ第6節】 2025年3月16日(日) 14:00キックオフ サンフレッチェ広島(3位/10pt) vs 柏レイソル(4位/10pt) [エディオンピースウイング広島] <h3>◆失意を払拭する勝利を【サンフレッチェ広島】</h3> 今シーズンも無敗で好スタートを切っていた広島。しかし、まさかの事態がチームを襲うこととなった。 AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)でベスト4入りを目指した広島だったが、出場不可能なヴァレール・ジェルマンを起用したことで没収試合に。失態を犯すと、2ndレグではそのビハインドを跳ね返せずに敗退となってしまった。 1stレグで6点差をつけて勝利した中で、まさかの敗退。クラブも猛省し、原因究明に努めるとする中で、試合は止まってくれない。日本とは大きく気候が異なるアウェイゲームからフィジカル面の回復だけでなく、メンタル面の回復が何よりも重要になるだろう。 チームはリーグ戦でも開幕4試合で無敗。前節はホームで1-0と横浜FCに勝利している中、勝ち点で並ぶ柏をホームでしっかりと叩き、リーグ優勝に邁進したいところだ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:中野就斗、荒木隼人、佐々木翔 MF:新井直人、川辺駿、中島洋太朗、東俊希 MF:中村草太、加藤陸次樹 FW:ジャーメイン良 監督:ミヒャエル・スキッベ <h3>◆負けた後が大事【柏レイソル】</h3> 開幕から好調を維持している柏。しかし、前節は鹿島アントラーズにホームで1-3と惨敗。レオ・セアラ1人にやられてしまった。 鹿島の高い守備強度とプレスに何もできなかった柏。戦い方の選択ミスが鹿島の思惑通りの展開となった感が否めない。 それでも後半に反撃し、しっかりと相手の堅い守備を崩すことができたことは好材料。リカルド・ロドリゲス監督のサッカーがブレないままで戦っていくことが大事になる。 今節の相手も守備強度が高い広島。Jリーグ随一とも言える相手だが、シンガポール遠征帰りということもあり、コンディションを考えれば勝たなければいけない相手だ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:小島亨介 DF:原田亘、古賀太陽、田中隼人 MF:久保藤次郎、熊坂光希、原川力、小屋松知哉 MF:小泉佳穂、渡井理己 FW:垣田裕暉 監督:リカルド・ロドリゲス 2025.03.16 11:40 Sun4
レオ・セアラのハットトリックで鹿島4連勝! 柏は一時詰め寄るも今季初黒星で3連勝逃す【明治安田J1第5節】
8日、明治安田J1リーグ第5節の柏レイソルvs鹿島アントラーズが三協フロンテア柏スタジアムで行われ、アウェイの鹿島が3-1で勝利した。 リカルド・ロドリゲス新監督のもと、3勝1分けスタートで首位に立つ柏。前節は前半の2得点で浦和レッズに勝利し、2連勝を飾った。今節は浦和戦で負傷交代した杉岡大暉に代わり、田中隼人が先発した。 対する鹿島も開幕戦こそ落としたものの好発進。FC東京を2-0で下して3連勝とした。4連勝を狙う今節は柴崎岳がスタメンに復帰している。 序盤からセットプレーでゴールに迫る鹿島。一方の柏は垣田裕暉が右サイドを抜け出すが、シュートはGK早川友基に抑え込まれる。 柏がよりボールを握るものの、一進一退の攻防。柏は25分、小屋松知哉が左から仕掛けると、熊坂光希がボックス手前からミドル。左下を狙ったシュートはわずかに枠を外れる。 すると1分後、鹿島が試合を動かす。左サイドを抜け出した松村優太の左足クロスは一度は跳ね返されるも、拾い直すと今度はオーバーラップした安西幸輝がクロス。これにレオ・セアラが頭で合わせた。 早めに追いつきたい柏だが、鹿島の堅い守備を崩せず。すると34分、鹿島はボックス左手前で得たFKから樋口雄太が直接狙う。ゴール左上に飛んだボールはわずかに枠を捉えない。 前半アディショナルタイム、柏は木下康介の折り返しを垣田がゴール前で収めるも、反転からのシュートは関川郁万が阻止。鹿島が1点リードで前半を終える。 柏は木下を細谷真大に代えて後半へ。しかし、リードを広げたのは鹿島。50分、松村が左サイドから仕掛けると、折り返しに合わせたのはレオ・セアラ。右足で押し込み、この日2点目を奪う。 ホームで苦戦を強いられる柏だが、57分に反撃。原田亘の斜めのパスから垣田のポストプレー。右ポケットへのヒールパスから久保藤次郎が右足を振り抜くと、DFに当たったボールがゴールに吸い込まれた。 直後には渡井理己、ジエゴの投入で逆転を狙う柏。逆転ムードを許したくない鹿島は、柴崎を下げて知念慶をピッチに送り出す。 すると62分、鹿島がピッチ中央でボールを奪い切り、ショートカウンターを発動。小池龍太が持ち上がると、右ポケットのレオ・セアラへ。グラウンダーのシュートがGK小島亨介の脇をすり抜け、ハットトリックを達成する。 さらに鈴木優磨が4点目を奪いにかかるが、滑ってしまいシュートはミートしきれず。柏が攻勢を強めるなか、76分には左CKから鈴木が飛び込むも、ゴール左に外れる。 ゴールまであと一歩届かない柏。82分には細谷、久保が立て続けのシュートも、GK早川が連続のビッグセーブで凌ぐ。 鹿島が跳ね返しながら6分の後半アディショナルタイムへ。結局柏は最後のFKのチャンスも活かせず試合終了。4連勝とした鹿島が暫定首位に浮上し、敗れた柏は今シーズン初黒星で連勝が止まっている。 柏レイソル 1-3 鹿島アントラーズ 【柏】 久保藤次郎(後12) 【鹿島】 レオ・セアラ(前26、後5、後17) <span class="paragraph-title">【動画】レオ・セアラがハットトリック!3点目は右足シュートでGK小島を破る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">レオセアラ、レオセアラ、レオセアラ!<br><br>これぞエースストライカー<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%82%A2%E3%83%A9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レオセアラ</a> 圧巻のハットトリック<br><br>明治安田J1第5節<br>柏×鹿島<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9F%8F%E9%B9%BF%E5%B3%B6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#柏鹿島</a> <a href="https://t.co/AhHDRXc8if">pic.twitter.com/AhHDRXc8if</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1898290058991370464?ref_src=twsrc%5Etfw">March 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.08 18:12 Sat5