運命の日韓戦に向けてJリーグ選抜全員集合!復帰の古賀太陽が明かす最重要ポイントとは?
2025.07.15 06:00 Tue
初戦のホンコン・チャイナ戦でフル出場した柏レイソルのDF古賀太陽は、別メニューでの調整が続いていたが、13日の練習から全体練習に復帰。韓国戦を翌日に控えた14日のトレーニングも消化しており、優勝決定戦でもある日韓戦に照準を合わせている。
思い描いていた10日間ではなかっただろう。中国戦に向けた練習からは下肢の疲労によって離脱。練習場に来ることなくホテルで過ごしたり、グラウンドでジョギングなどの軽いメニューを消したり、コンディションを調整していた。
13日からの韓国戦に向けたトレーニングには合流し、14日は中国戦でプレーした選手とも一緒に約1時間のトレーニングをおこなった。なお、大会期間中に26人が同じメニューを消化したのは初めてのこと。Jリーグ選抜の全員で韓国戦へ準備した。
コンディションについては「万全です。休み過ぎたくらいだと思っているんで」と問題ない様子。「僕が練習を休んでいたこともあって、大関(友翔)が『やれんのか?』みたいな感じで言ってきたんで、『やらせてください』という言い方はしましたけど(笑)」と、チームメイトも気になっていたようだ。「でも、イジってくれるんで、良いです」と、6歳下の後輩とのコミュニケーションには笑みをこぼした。
出場するとなれば、初戦と同じ3バックの左になるだろう。ジャーメイン良の3点目の出発点になった縦パスのような攻撃面での貢献が求められる。
「どんな状況でも(シャドーが)落ちてくるのは有効だとは思わなくて。自分に相手のシャドーが出てきてくるのであれば、そのボランチ脇のスペースに落ちてくることは相手のファーストラインを越えるためには有効だと思うので、使い分けかなと。自分がファーストラインを越えられる位置に入っていける余裕があるのであれば、自分が入っていけるようにしたい。前の選手ともうまく話し合いながら、状況に応じて良いものを選びたい」
シャドーの動きを生かすのも殺すのも、後ろから全体が見えるDF次第になりそうだが、初戦ではFW宮代大聖(ヴィッセル神戸)と一定の手応えを得ていた。
「前回やった時は(ホンコン・チャイナが)なかなか(前に)出てこなかったので、ああやって引き出す作業は大事になっていたと思います。(相手が)どれだけ前に出てきてくれるかがすごく鍵になる試合だったと思う」と冷静に分析し、「いろいろなものを試しながら、相手が困る動きをしたいなと思います」と後ろから臨機応変に攻撃を組み立てていく考えだ。
大会終了後の週末には鹿島アントラーズとの“シックスポイントマッチ”が待っている。14年ぶりの優勝に向けて重要な一戦になるが、あくまでも目の前にある韓国戦に神経を注いでいる。
「今はここでの活動に集中していますし、帰ってからのことは意識していません。でも、この大会をどう終えるかで、帰ってからの週末に向けてのモチベーションや自分の振る舞いも変わってくる気がしている。良い形で大会を終えて帰ることをイメージしているので、良いイメージを持って終わりたいと思います」と気を引き締めた。
良いイメージ。それは韓国戦に勝利して大会2連覇を達成すること。そして、そのピッチに立ち、足元の技術と状況判断力を生かして、チームを活性化させる攻撃の出発点になることだろう。
思い描いていた10日間ではなかっただろう。中国戦に向けた練習からは下肢の疲労によって離脱。練習場に来ることなくホテルで過ごしたり、グラウンドでジョギングなどの軽いメニューを消したり、コンディションを調整していた。
13日からの韓国戦に向けたトレーニングには合流し、14日は中国戦でプレーした選手とも一緒に約1時間のトレーニングをおこなった。なお、大会期間中に26人が同じメニューを消化したのは初めてのこと。Jリーグ選抜の全員で韓国戦へ準備した。
出場するとなれば、初戦と同じ3バックの左になるだろう。ジャーメイン良の3点目の出発点になった縦パスのような攻撃面での貢献が求められる。
日本代表ではボール保持時にシャドーがボランチの脇まで落ちるプレーが約束事になっており、3バックの左右を務める選手はそことの関わり方が大事になる。ポイントは「相手の出方を見ながら、最適なプレーを選ぶ」こと。
「どんな状況でも(シャドーが)落ちてくるのは有効だとは思わなくて。自分に相手のシャドーが出てきてくるのであれば、そのボランチ脇のスペースに落ちてくることは相手のファーストラインを越えるためには有効だと思うので、使い分けかなと。自分がファーストラインを越えられる位置に入っていける余裕があるのであれば、自分が入っていけるようにしたい。前の選手ともうまく話し合いながら、状況に応じて良いものを選びたい」
シャドーの動きを生かすのも殺すのも、後ろから全体が見えるDF次第になりそうだが、初戦ではFW宮代大聖(ヴィッセル神戸)と一定の手応えを得ていた。
「前回やった時は(ホンコン・チャイナが)なかなか(前に)出てこなかったので、ああやって引き出す作業は大事になっていたと思います。(相手が)どれだけ前に出てきてくれるかがすごく鍵になる試合だったと思う」と冷静に分析し、「いろいろなものを試しながら、相手が困る動きをしたいなと思います」と後ろから臨機応変に攻撃を組み立てていく考えだ。
大会終了後の週末には鹿島アントラーズとの“シックスポイントマッチ”が待っている。14年ぶりの優勝に向けて重要な一戦になるが、あくまでも目の前にある韓国戦に神経を注いでいる。
「今はここでの活動に集中していますし、帰ってからのことは意識していません。でも、この大会をどう終えるかで、帰ってからの週末に向けてのモチベーションや自分の振る舞いも変わってくる気がしている。良い形で大会を終えて帰ることをイメージしているので、良いイメージを持って終わりたいと思います」と気を引き締めた。
良いイメージ。それは韓国戦に勝利して大会2連覇を達成すること。そして、そのピッチに立ち、足元の技術と状況判断力を生かして、チームを活性化させる攻撃の出発点になることだろう。
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初戦のホンコン・チャイナ戦で、森保一監督が5人の交代枠を使い切った後、DF長友佑都(FC東京)と一緒にウォーミングアップを続けていた選手が1人だけいた。代表初選出のDF綱島悠斗(東京ヴェルディ)だ。 脳震盪による緊急出場に備えて、コーチングスタッフから指示されたのか。中国戦を翌日に控えた11日の練習後に経緯を尋ねると、鳥肌が立つ答えが返ってきた。 「いや、(スタッフからは)指名されてはないですね。『本当にチャンスをモノにしたい』っていう気持ちがすごくあって。脳震盪が起きたら交代枠が一つ増える。そこに対する準備は後悔したくないので、長友選手と一緒にウォーミングアップをしました」 交代枠がなくなった直後、多くの選手がベンチに向かい、腰を下ろした。しかし、24歳のDFはいつ来るかわからない出番(=チャンス)を最大限に生かすための準備を止めなかった。 「『あの時やっとけば良かったな』っていう後悔は絶対にしたくない。チャンスの数はそれほど多くないと思うので、自分が良いプレーをするための準備を惜しみなくやっていきたいと思っています」 その準備はピッチ外でも怠らない。小さい頃から憧れてきた長友を、練習外の時間も“マンマーク”。38歳になっても代表に呼ばれ続ける大ベテランから、少しでも多くのことを吸収しようとしている。 「今日(11日)の午前中も時間があったので、長友選手がどういう1日を過ごしているのか、マンマークして(笑)。かなり鬱陶しがられたんですけど、あれだけいろいろなものを経験している選手はなかなかいない。日本を探してもあれだけ偉大な選手はいないので、そこはやっぱり無駄にしたくない」 10日の夜から翌日の起床時間を確認し、朝食は違うテーブルだったが、自室に帰るタイミングで次に何をするのかを尋ね、コンディション調整を一緒に行った。 そして、迎えた11日の練習では3バックの右でプレー。[3-4-2-1]の攻撃の形を確認するメニューに突入すると、ボールを持ち運んでから鋭い縦パスを何本も出していた。 3バックの選手が前にドリブルしていくプレーは、スペースの有効活用や味方選手のマーク緩和などの効果がある。DF冨安健洋やDF板倉滉、DF高井幸太やDF関根大輝など“コアグループ”の選手がコーチングスタッフから求められていたプレーだが、それは綱島が得意としているプレーでもある。 「前のスペースが空いている中で、そこをストッパーの選手が使えないと、後ろに重たい印象も受けると思う。自分もボールを受けて前に運んでいくプレーは強みの一つでもあるので、自分自身の武器を理解して、チームにアジャストしていきたい」 ボールを運んで終わり、ではない。どこに、どんな縦パスを付けるかが攻撃の出発点として重要になる。 「(運ぶことで)時間とスペースが生まれて、それをどういうふうに使うのか。また、どういうプレーを選択していくのかで、本当にチャンスの可能性は広がると思う。自分自身が生き残っていくためのプレー選択をしていきたいなと思います」と、強調した。 「僕個人の価値もそうですけど、ヴェルディの価値も高められるようにしたい」と、自身の身体に流れる緑のDNAを大切にしながら、188cmのDFはすべてを懸けて代表デビューのピッチに立つ。 取材・文=難波拓未 2025.07.12 07:00 Sat2
エゴイストかリアリストか──結果にこだわる18歳・佐藤龍之介が初戦後に導き出した最適解
東アジアE-1選手権を戦っている日本代表は10日、12日に行われる第2戦の中国戦に向けて練習を行った。代表初先発に期待が高まるファジアーノ岡山のMF佐藤龍之介は、初戦の内容を冷静に受け止め、再び結果を求めてピッチに立つ。 「こういった大会で結果を残せる選手というのは、プレーの内容以上の評価を残し、W杯などでメンバーに選出されるチャンスになっていくと思います。そういった点では、ゴール前で自分のプレーを見せたいなと思います」 初日の練習後、結果への強烈なこだわりを口にしていた。しかし、64分から出場したホンコン・チャイナとの初戦で放ったシュートはゼロ。ボールを持ってゴールに向かっていく機会が限りなく少なかった。 前半にジャーメイン良の4発を含む5ゴールが生まれ、試合終了間際に代表デビューの中村草太がネットを揺らした。終始ボールを握って押し込む展開だったため、佐藤自身にもチャンスが来るのではないか。そう思える試合運びだったにもかかわらず、理想とは程遠い結果に終わった。焦りが生じても不思議ではない。しかし、本人のメンタルは全くブレていなかった。 「失点後に(ピッチに)入った時に流れを変えられなかったのは、自分の力不足だなと感じます。自分がゴール前に入っていくシーンが作れなかったのも、『即興のチームだから』と言い訳せずに改善したいなと思います」 とは言え、佐藤自身はアクションを起こしていた。右サイドからのダイアゴナルランを繰り返し、73分には大関友翔が中央でボールを持つと、右サイドの背後に鋭く抜け出してボールを呼び込んだ。だが、大関が選んだのは中央から走り出した中村の前のスペースだった。 「僕が動き出した時に他の選手も動き出していたので、より良い選手に大関選手がパスを出したかなと。別にあそこはオトリの動きでも正解だと思いますし、自分がもらうより中村選手がもらった方が良かったので。自分がもらうためにっていうよりは、チームで連動した動きをしたい」 「自分が中心選手だと思い込んで、点を取っていくという思いをプレーで表現する」という初日の発言から、今大会はエゴイストになっていくのかと想像していたが、それは少し違ったようだ。18歳のMFは、冷静かつ的確に状況を把握していた。 欲は持っているし、それが満たされる結果を全力で目指す。それと同時に、現実的な視点も持ち合わせる。その姿は、リアリストと呼ぶにふさわしい。 エゴイストとリアリスト。18歳という若さで正反対の要素を兼ね備えているところが、自分自身を押し上げ続けている要素なのだろう。だからこそ、北中米W杯メンバーを争うサバイバルに参加できている。 約1年後にW杯のメンバーに食い込むためには、その感覚を研ぎ澄ませながら、ピッチで結果を残し続けるしかない。 「『自分が自分が』ってなっても視野が狭くなると思うので、周りの選手を見ながら、最後は自分が美味しいところを持っていくイメージを常に持っていきたいなと思います」 右シャドーでの出場が濃厚な第2戦は、「作りにも参加しながら、最後は自分がフィニッシュできるようなプレーをしたい」と気合十分だ。 チームの攻撃を円滑にさせながら、自分自身のゴールやアシストも追求する。アタッカーとしてこれ以上ない“両立”を狙う佐藤は、やはり真のエゴイストなのかもしれない。 取材・文=難波拓未 2025.07.11 06:00 Fri3
なぜ18歳・佐藤龍之介はファジアーノ岡山でブレイクできたのか? E-1選手権で“内田篤人超え”が期待される若き才能の適応力とブレないメンタリティ
突出した適応力だ。今シーズンにFC東京からファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍で加入した佐藤龍之介は、新たな環境に素早く順応し、自身の力を遺憾なく発揮している。 久保建英と同じ16歳でFC東京とプロ契約を結んだMFは、高卒1年目となるシーズンに武者修行を決断。約18年を過ごした東京を飛び出し、約660km離れた岡山に移り住んだ。 未到の地で単身生活をしながら、プロサッカー選手として結果を出すことを目指す。私生活をはじめ不慣れなことも多く、決して簡単ではない。さらに、主に起用されるのは、サッカーキャリアで「初めて」のウイングバックである。まさに、初めて尽くしだ。しかし、ピッチ上では圧倒的なパフォーマンスを発揮している。 第23節終了時点では、17試合に出場してチーム最多の4ゴールを記録。第19節・湘南ベルマーレ戦では、先制点を奪うだけでなく、両チームトップの走行距離12.1kmとスプリント18回を叩き出した。右WBで攻守にハードワークしながら、74分からはシャドーに移り、タイムアップまでプレー。試合後に木山隆之監督は「1番ゴールを取る可能性がある人をピッチに残すのは、勝つのであれば当然かなと思います」とフル出場の意図を明かしており、その信頼は絶大だ。 地元の西東京市と岡山の雰囲気が「似ていた」ことも佐藤の背中を押したが、適応を可能にしている大きな要素は、素直さと向上心のように思う。 開幕前のキャンプ時にWBで起用された時は、「(WBは)オプションになればいいかな。メインはシャドーになると思う」と受け止めていた。だが、監督からのオーダーに応えながら、パスやドリブルで密集地を打開したりラストパスでチャンスを作ったりといった自分の良さを発揮することを両立させ、“WB・佐藤龍之介”は、完全に板についた。その結果、「18歳の今は自分のポジションを『ここだ』と決める段階でもないと思う。『トップ下やシャドーをやれていない』というネガティブな考えは、本当にゼロなんです。『WBで使ってみたい』と思わせるような特徴を自分は少なからず持っていると思うので、実際に使ってくれている今はその証明にもなっています」と、岡山で発見した自身の新たな可能性と向き合い、意識を変化させている。 第21節・横浜Fマリノス戦では初めて左WBで先発した。負傷によるイレギュラーな起用だったが、「練習で『左、やれるか?』と言われて、『うん、行けます』と言ってやりました」と、逆サイドでプレーすることによって発生する身体の向きやボールの置き所の変化も物ともせず。第22節・鹿島アントラーズ戦では鋭いカットインで左サイドを切り裂き、逆転ゴールを呼び込んだ。 “置かれた場所で咲きなさい”を体現している18歳の姿を、木山監督は「輝いている」と表現し、「『自分は絶対に上に行くんだ』って疑わないメンタリティを持っている。『とにかく上に行きたい』という意欲が、輝いている。ある意味、与えられた才能というか。誰かに教えられるものではないと思う。自分を疑っていないところが素晴らしい」と称賛する。 環境やチーム戦術、監督からのリクエストは、自分がコントロールできない部分だ。時には自分のイメージと違うこともある。それでも、全てのことを素直に受け止め、受け入れ、自分の成長を促す肥料に変えていく。 「将来的には世界のトップリーグでプレーしたり、日本代表としてワールドカップに出て活躍したりすることが目標です」。そう宣言する佐藤は、7月3日に発表される東アジアE-1選手権のメンバーに選出されれば、2008年大会での内田篤人の20歳という同大会の日本代表における最年少記録を更新することになる。 E-1選手権は、過去に柿谷曜一朗や森重真人、相馬勇紀や町野修斗らが1年後のW杯のメンバー入りを勝ち取っており、言わばサバイバルの場だ。チームとして戦いながらも、個人として強みを発揮するなどのアピールが是が非でも必要になる。もしかしたらチームメイトは仲間よりもライバルという側面の方が強いかもしれない。しかし、きっと佐藤なら特有のチーム状況下でも、自分の力を最大限に発揮できるのではないか。そう期待したくなる適応力を、岡山で十二分に見せている。 取材・文 難波拓未 2025.07.02 18:00 Wed4
「さぁ、海外が見えてきました」期待の“超”大型ウイングバック、躍動感半端ない豪快カットインにファン衝撃「スケールがでかいな」
【東アジアE-1サッカー選手権2025】日本代表 2ー0 中国代表(7月12日/龍仁ミル・スタジアム) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">日本に待望の追加点<br><br>初スタメンの <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%9B%E6%9C%88%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%B5%B7%E8%BC%9D?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#望月ヘンリー海輝</a> が豪快な左足を振り抜き<br>日本に2点目をもたらす<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#日本代表</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/E1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#E1</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UNEXT?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UNEXT</a><br><a href="https://t.co/y9fzJ8CVSG">https://t.co/y9fzJ8CVSG</a> <a href="https://t.co/G7Br8gdxc2">pic.twitter.com/G7Br8gdxc2</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1944001657966407806?ref_src=twsrc%5Etfw">July 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 期待の大型ウイングバックが、嬉しい代表初ゴールだ。FC町田ゼルビアのDF望月ヘンリー海輝が、カットインから左足を一閃。豪快なショットにファンたちが歓喜している。 サッカー日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025の第2戦で中国代表と対戦。 2ー0で勝利を収め、大会2連勝とした。 右のウイングバックとして先発出場した望月は、1ー0で迎えた63分に結果を残す。左ウイングバックを務めた俵積田晃太がドリブルで持ち運びながら中央へカットイン。稲垣祥を経由して右でフリーになっていた望月へとボールが渡る。 ボックス内でボールを受けると、対峙した相手選手との駆け引きから中央へのカットインを選択。マイナス方向に運び出すと、迷うことなく左足を振り抜いた。うまくミートできずに威力は強くなかったが、それでもブロックに入った相手選手がブラインドとなり、その股を抜いたシュートはGKの逆をついてゴールネットを揺らした。 このゴールにSNSのファンたちも反応。「望月ヘンリー海輝選手は持ってるな」「ゼルビアでもよく見るちょっと切り込んでからのミドルを成功させてる」「さぁ、海外が見えてきました」「望月の積極性いいな」「層が厚いポジションだけど、サイズだけじゃなくてこういう積極性出せたらいいよな」「左もあるんかい!!」「うまく当たらなかったけど、結果ゴールだし!持ってる男だわ」「サイズも魅力的だし、楽しみな選手だね」「スケールがでかいな」と歓喜の声が上がった。 192センチ、81キロの恵まれた体を持つ望月は、昨シーズンに国士舘大学から町田に加入。今季も主力としてリーグ戦19試合1ゴールと結果を残しており、この日は代表2試合目で嬉しい初ゴールとなった。 2025.07.13 07:00 Sun5