「欧州からサウジアラビアへ」の実態…元ミランMFカスティジェホがサウジ移籍合意も、政府が正式契約の承認を後回しに

2023.07.24 15:12 Mon
Getty Images
バレンシアのスペイン人MFサムエル・カスティジェホ(28)は、サウジアラビア移籍で合意したものの、契約を結べない状況となっているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。

2018-19シーズンから4年間ミランに所属していたカスティジェホ。スクデットに輝いたラストシーズンはほとんど出場機会がなかったが、多彩なテクニックに魅了されるファンも多く、イタリアの地にもしっかりと爪痕を残し、昨夏ミランを去った。
ミラン退団後はバレンシアへ加入し、ケガもありながら公式戦26試合に出場と主力として活躍。だが、現在はチームのスイスキャンプに帯同しておらず、サウジアラビアのアブハー・クラブへの完全移籍が近づいているという。

すでにクラブ間交渉がまとまっており、カスティジェホも合意。いつ移籍が発表されてもおかしくないように思えるが、サウジアラビア政府から待ったがかかっているようだ。

サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」がアル・イテハド、アル・ヒラル、アル・ナスル、アル・アハリという国内の強豪4クラブを買収し、各クラブに欧州からのビッグネームを分配しているのは広く知られるところ。しかし、他クラブにも同様の働きかけをしているのが実態であり、リーグ全体の充実を目論んでいる格好だ。
だが、優先するのは元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)、クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル)、ブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(アル・アハリ)といったトップ・オブ・トップのスーパースターたち。カスティジェホについてはアブハー・クラブとの合意を確認しつつも、正式契約の承認を後回しにしているとのことだ。

『Relevo』によると、カスティジェホの承認がいつになるかは全くわからず。「PIF」は現在進行形で多くのスタープレーヤーを自国に引き入れようと躍起になっており、「承認は今日かもしれないし、1カ月後かもしれない」と考えられている。
関連ニュース

人員整理求められるバルセロナ、ファティとラングレのサウジ売却検討中か

バルセロナが2選手の売却に向け動きを見せているようだ。スペイン『スポルト』が報じた。 チャビ・エルナンデス監督の続投が決まり、来シーズンに向けた補強話が盛んに報じられているバルセロナ。しかし、依然として財政難はネックで、選手売却による人員整理が求められる。 バルセロナはここ数週間、サウジアラビアのクラブと会談を行っており、今夏の移籍について話し合っているとのこと。売却候補にブライトン&ホーヴ・アルビオンへレンタル中のスペイン代表FWアンス・ファティ(21)とアストン・ビラへレンタル中の元フランス代表DFクレマン・ラングレ(28)が挙がっているようだ。 1年前にアル・ナスルなどからオファーがあったというラングレは昨シーズンのトッテナム行きに続き、アストン・ビラでプレミアリーグを戦っているが、残留の可能性はほとんどない見通し。バルセロナは契約が残り2年を切る今夏の売却を検討中で、サウジアラビア行きの扉が開く可能性があるという。 また、ケガもありブライトンで苦戦中のファティも将来が不透明。サウジアラビアから多くの関心が寄せられている模様だ。 一方、以前からサウジアラビア行きが取り沙汰されていたブラジル代表FWハフィーニャ(27)に関しては、バルセロナで主力として活躍中。本人も退団を受け入れる様子もなく、移籍の可能性は限りなく低いとみられている。 2024.05.01 14:45 Wed

衝撃の光景、大敗に怒ったファンが選手を鞭で叩く愚行…サウジアラビアサッカー連盟が声明「恥ずべき場面に衝撃を受けている」

サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は14日、ファンの行き過ぎた行動について声明を発表した。 問題となったのはサウジ・スーパーカップ決勝での出来事。UAEのアブダビで行われたアル・イテハドvsアル・ヒラルは、アル・ヒラルが圧倒。1-4で勝利していた。 すると試合後、引き上げようとしていたアル・イテハドのアブデルラザク・ハムダラに対し、怒りを露わにしたファンがスタンドから鞭を振り回し、暴言を吐いて罵倒していた。 衝撃的なファンの行動は世界中でも話題を呼ぶことに。信じられない光景が起きてしまったことを受け、SAFFとサウジアラビアサッカー選手協会(PFA)は声明を発表。ファンの行動を非難した。 「SAFFとPFAは、ディルイーヤ・サウジ・スーパーカップ決勝の試合終了後に、アル・イテハドの選手に対する観客個人による身体的攻撃を含む恥ずべき場面に衝撃を受けている」 「全てのAFC(アジアサッカー連盟)、及び広範なFIFA加盟団体と同様に、SAFFの優先事項は、試合を観戦したりプレーしたりすることを愛する全ての人に、安全と楽しみを提供することだ」 「サウジアラビアのサッカーは家族で楽しむスポーツであり、ありがたいことにファンの混乱は非常に稀である。だからこそ、この“いわゆる”ファンの行動は、サウジサッカーが代表するもの全てに反するものであり、我々はこの事件を完全に非難する」 「試合はサウジ国外で行われた、SAFFとPFAはスタジアムでの安全と健康を最優先するという決意で団結し、ゲームに関わる全ての人にとって安全な環境を維持するための包括的な対策を継続して実施していく」 <span class="paragraph-title">【動画】信じられない光景! 大敗に激怒したファンが鞭を振り回し選手に叩きつける</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">A spectator attacked Al Ittihad player Abderrazak Hamdallah with a whip during a confrontation after the team’s Saudi Super Cup final defeat to Al Hilal. Video shows the striker being assaulted after throwing water at the fan. <a href="https://t.co/l7xMWCSAVV">pic.twitter.com/l7xMWCSAVV</a></p>&mdash; AJE Sport (@AJE_Sport) <a href="https://twitter.com/AJE_Sport/status/1778684205968368118?ref_src=twsrc%5Etfw">April 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.15 23:10 Mon

衝撃の蛮行…敗戦口論後に選手がスタンドへ水かけ報復にファンが鞭打ち ベンゼマやカンテも先発のサウジ・スーパー杯

衝撃的な蛮行が目撃された。 11日、サウジ・スーパーカップ決勝のアル・イテハドvsアル・ヒラルがUAEのムハンマド・ビン・ザーイド・スタジアム行われ、4-1でアル・ヒラルが勝利を収めた。 5分にマウコムが先制点を奪ったアル・ヒラルは、21分にアブデルラザク・ハムダラーのゴールで追い付かれたものの、44分にサレム・アル・ドサリが勝ち越し弾をマーク。試合終盤にも2点を追加し、4度目のスーパーカップ制覇を成し遂げた。 一方、カリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテらと擁しながらも敗れたアル・イテハド。同点弾のハムダラーは、試合後に一部ファンと口論となり、持っていたボトルの水を浴びせかける。すると、ファンも仕返しとばかりに、ハムダラーへ鞭打ち。スタッフや警備員が間に入る事態にまで発展した。 両チームは3月にもAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝で顔を合わせており、当時もアル・イテハドはアル・ヒラルに敗戦。第2戦ではハムダラーがレッドカードの退場処分を受けていた。 敗戦の不満はもっともだが、ハムダラー、ファン共に許される行為ではないだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】選手に水をかけられたファンが報復で鞭打ち…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> Increíble lo que acaba de suceder en Arabia: latigazos de un aficionado a un jugador del Al-Ittihad<br><br>Con el partido terminado el jugador le tiro agua y este respondió de esta forma <a href="https://t.co/cisHUoxdbl">pic.twitter.com/cisHUoxdbl</a></p>&mdash; MARCA (@marca) <a href="https://twitter.com/marca/status/1778519580924944430?ref_src=twsrc%5Etfw">April 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.12 16:05 Fri

C・ロナウドが2025年に香港遠征へ? メッシ招待で失望の協会が議論明言

香港サッカー協会(HKFA)がアル・ナスルの招待を計画中だ。 香港『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』によると、2月にリオネル・メッシ擁するインテル・マイアミの招待で失望を味わったHKFAは、今度はクリスティアーノ・ロナウド所属のアル・ナスルを香港へ呼び寄せるプランがあるという。 背景にあるのは、まず香港は1998年に閉港した九龍地区の啓徳空港(旧・香港国際機場)跡地を再開発しており、2025年中に収容人数5万人の球技場、同1万人の屋内競技専用アリーナを含む、大規模なスポーツコンプレックスがオープン予定。(※1) HKFAの貝鈞奇(Pui Kwan Kay)会長は「2025年に啓徳公園がオープンする。(アル・ナスル招待は)まだ検討と議論の段階だが、いくつかの巨大イベントが必要なのは事実だ」とコメントしている。 一方で、アル・ナスルは1月下旬に予定されていた中国・深圳での親善試合2つが、C・ロナウドのケガによって事実上の中止に。どうやら今回“大陸側”は、地理的に隣同士の香港と深圳、両地でC・ロナウド出場のゲームを実現させたいようだが、“深圳中心”のプランとも表現されている。 1月のC・ロナウドは「中国のファンをハッピーにするため帰ってくる」とコメントしている。 (※1)正式名称「啓徳体育園」。各種スポーツ施設だけでなく、ホテル、ショッピングモール、公園、アスリート養成拠点なども整備予定。日本から「ナムコ」がアミューズメントパークを出店する商業施設は年内に全て完成する見通し 2024.04.12 12:50 Fri

C・ロナウドが激昂の肘打ち2発で一発退場の愚行…倒れた相手を踏みつけたとも

アル・ナスルFCのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが熱くなり過ぎたようだ。 8日に行われたサウジ・スーパーカップ準決勝、アル・ヒラル戦にキャプテンマークを巻いて先発出場したC・ロナウド。だが、チームは61分、72分と失点を喫し、劣勢に立たされてしまう。 1点を返したい気持ちが急いたか、C・ロナウドはタッチラインを割ったボールを巡った際、相手選手に肘打ち。1度目は寄ってきた相手を払った範疇とも言えなくもないが、再びの突き出しに弁解の余地はない。 また、イギリス『デイリー・メール』では、倒されたアリ・アル・ブライヒを踏み付けるような仕草を見せたが、広告板が視界を妨げたため、実際に接触したかどうかは不明だったとも伝えている。 両者の集団的対立にも発展し、その後C・ロナウドにはストレートのレッドカード。当然ながら一発退場となった。 数的不利となったアル・ナスルは後半追加タイム9分にサディオ・マネが1点を返したが、時すでに遅し。1-2で敗れている。 <span class="paragraph-title">【動画】C・ロナウドが相手にエルボー見舞い一発退場…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KMCvfP6fEWs";var video_start = 1239;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.09 21:05 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly