セルティックのレジェンド、ユナイテッドMFファン・デ・ベーク加入の可能性を考察「可能性はある」「彼にはきっかけが必要」

セルティックのレジェンド、ニール・レノン氏がマンチェスター・ユナイテッドの元オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベーク(26)のセルティック移籍の可能性を考察した。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。

アヤックスで評価を高め、2020年夏にユナイテッドへと移籍したファン・デ・ベーク。しかし、ユナイテッドでは定位置を確保することができず、2022年1月にはエバートンへの半年間のレンタル移籍を経験した。

昨シーズンはアヤックス時代の恩師であるエリク・テン・ハグ監督がユナイテッドの指揮官に就任。ファン・デ・ベークに追い風が吹くかに思われたが、ケガなどもあって復活を果たすことはできなかった。
選手や監督として何度もセルティックのタイトル獲得に貢献してきたレノン氏は、ポッドキャスト『The Go Radio Football Show』でファン・デ・ベークについて言及。セルティックが再起を図る上で最適なクラブになるかもしれないと提言した。

「(セルティック移籍の)可能性はある。彼のキャリアは少し停滞したようなものだ。アヤックスがチャンピオンズリーグ(CL)で準決勝に進出したシーズン、彼は若く素晴らしいアヤックスのチームの中でも傑出していた」「彼はユナイテッドに行ったがうまくいかず、エバートンにレンタル移籍したが、それもうまくいかなかった。彼にはきっかけが必要で、セルティックが彼にとってその場所になるかもしれない」

「彼は素質があることを確かに示しているし、その素質が失われることは決してない。ただ、自信やハングリー精神を失ったり、少し道を見失うことは時々ある。あのような選手にはリスタートが必要だし、彼はセルティックがその場所だと思っているかもしれない。ただ、その契約を成立させるためには多くの仕事をこなす必要がある」

レノン氏はセルティックがファン・デ・ベークを獲得する現実的な道を模索。ユナイテッドのスコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(26)やアーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニー(26)も含め、レンタル移籍なら可能性があると考えているようだ。

「彼の獲得には多額の移籍金が必要だろうし、この件に関して遠回しな言い方をするのはやめよう。マクトミネイやティアニー、ファン・デ・ベークについて話すのであれば、現実的にはおそらくレンタルでの獲得となるし、セルティックが賃金の一部を負担することになるだろう」

すでにユナイテッドにはイングランド代表MFメイソン・マウント(24)が加入しており、ファン・デ・ベークの立場はさらに危うくなっている。出場機会を得るために他のクラブへレンタル移籍することは十分に考えられるだろう。