またも足踏みで首位奪還ならずのINACにベレーザが迫る! GKがエリア外セーブの大宮Vとノジマの一戦はゴールレスに《WEリーグ》

2023.03.26 18:15 Sun
26日、2022-23 Yogibo WEリーグ第12節の3試合が各地で行われた。

前節、日テレ・東京ヴェルディベレーザと引き分け、首位の座を明け渡したINAC神戸レオネッサは、ホームで7位・サンフレッチェ広島レジーナと対戦。田中美南のゴールで30分に先制するも、72分に増矢理花に同点弾を許し、2試合連続のドローに。開幕からの無敗は継続したものの、首位浮上のチャンスを逃した。
上位2チームとの差をこれ以上広げられるわけにはいかない3位・東京NBは、5位・マイナビ仙台レディースの敵地に乗り込み、2-1で勝利。25分にショートカウンターから木下桃香、31分には相手のビルドアップを引っ掛けて藤野あおばがネットを揺らし、2点のリードで前半を終える。53分に松窪真心にWE初ゴールを許して1点を返されたものの、逃げ切り勝ちで上位2チームとの勝ち点差を「4」に縮めている。

中位争いから上位へ食い込みたい4位・大宮アルディージャVENTUSと6位・ノジマステラ神奈川相模原は、NACK5スタジアム大宮で激突。前半はN相模原がボールサイドに人数を掛けたテンポの良いパスワークで主導権を握ると、後半開始直後にはFKから大賀理紗子のシュートが枠を叩く。

ただ、ハーフタイムで修正を施した大宮Vも、以降中盤でボールを奪えるシーンが増加し、カウンターからのシュートシーンを度々創出すると、その中で84分には決定機。ノジマ陣内の広大なスペースへパスが出ると、GK久野が一瞬飛び出しを躊躇し、これに乗じた井上綾香が狙うも、GK久野はボックス外で手を使ってのセーブに。ただ、審判交流プログラムでWEリーグへやってきているキルスティ・ダウル主審はイエローカードにとどめた。
互いにゴールへ向かう姿勢を強めたことでフィニッシュシーンの増した後半だったが、精度の欠落と守備の粘りが相まって最後まで得点は生まれず。ゴールレスドローで勝ち点1ずつを分け合っている。

◆第12節
▽3月25日
アルビレックス新潟レディース 0-3 ちふれASエルフェン埼玉
AC長野パルセイロ・レディース 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

▽3月26日
マイナビ仙台レディース 1-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
INAC神戸レオネッサ 1-1 サンフレッチェ広島レジーナ
大宮アルディージャVENTUS 0-0 ノジマステラ神奈川相模原

※WE ACTION DAY(今節試合なし)
三菱重工浦和レッズレディース

関連ニュース

マイナビ仙台がタイ女子代表MFチャチャワン・ロッドトンを獲得、2人目のタイ女子代表選手に

マイナビ仙台レディースは27日、バンコクFCのタイ女子代表MFチャチャワン・ロッドトン(21)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「29」、愛称は「モコ」とのことだ。 チャチャワンは、U-14からタイ女子代表としてプレー。U-16、U-19と昇格し、2021年からタイ女子代表としてプレーしている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)は大陸間プレーオフまで進むもカメルーン女子代表に敗れて出場は叶わなかったが、そのプレーオフではプレーしていた。 チャチャワンはクラブを通じてコメントしている。 「マイナビ仙台レディースへの加入の機会を与えて頂いた関係者の皆様に、感謝を申し上げます。私の夢であったWEリーグでのプレーが実現となり、とても嬉しく思っております」 「マイナビ仙台レディースで自分自身の能力を最大限成長させ、チームの目標を達成できるよう最善をつくしますので、 応援宜しくお願い致します。また、タイ代表チームをワールドカップに導けるような存在となれるように頑張ります」 マイナビ仙台レディースは、新シーズンに向けて元U-19スペイン女子代表FWカーラ・バウティスタ、元U-19スペイン女子代表MFパウラ・ゲレーロ・サンズ、カメルーン女子代表DFマリエ・アウォーナ、タイ女子代表FWジャニスタ・ジナントゥヤが加入。新シーズンに向けて5人目の外国人補強となった。 <span class="paragraph-title">【写真】ジャニとモコ、仙台でプレーする2人のタイ女子代表選手</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%81%A8%E3%83%A2%E3%82%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ジャニとモコ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/mynavisendai?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#mynavisendai</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%93%E4%BB%99%E5%8F%B0%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マイナビ仙台レディース</a> <a href="https://t.co/zlQnHs8Hx6">pic.twitter.com/zlQnHs8Hx6</a></p>&mdash; マイナビ仙台レディース (@mynavisendai) <a href="https://twitter.com/mynavisendai/status/1706868695895781862?ref_src=twsrc%5Etfw">September 27, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.09.27 13:30 Wed

3トップの一角で存在感発揮のなでしこ猶本光、ポスト直撃のFKは「入るかなという感じだったんですけど…」

なでしこジャパンのMF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)も思わず苦笑いだ。 23日、なでしこジャパンは国際親善試合でアルゼンチン女子代表と北九州スタジアムで対戦。これまでの[3-4-2-1]とは異なる新たな布陣、[4-3-3]を採用し、8-0と大勝を収めた。 開始2分に田中美南(INAC神戸レオネッサ)が口火を切ると、10分には長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)がPKを沈めてリードを広げる。25分にはCKの二次攻撃から高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)、39分には再び長谷川がネットを揺らし、前半だけで4ゴールを奪取。後半には清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)、杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)、植木理子(ウェストハム/イングランド)と得点を重ねると、終了間際に清家が芸術的なループを沈め、ゲームを締めくくった。 猶本はこれまでのような中盤ではなく、3トップの右で先発。果敢にポケットを陥れるなど幾度も危険なエリアに顔をだし、ポスト直撃のFKを含めたチーム最多タイとなる4本のシュートを放つなど、前半のみのプレーながらも存在感を示した。 「新しいことにチャレンジしつつ、結果もしっかり出せたのは、チームとして良かった」と、手応えを口にした猶本。28分には前日に「取りにいくのも大事」と話していた、ゴール前でのFKを迎えるも、狙いすました右足のキックは惜しくもポストに嫌われることに。「説明しにくいですけど…ポストに当たってキーパーの背中に当たって入るかなという感じだったんですけど…」と、苦笑するしかなかった。 2023.09.24 17:47 Sun

「何か違いを見せないと」なでしこ清家貴子、途中出場で圧巻ループ含む2G1Aの猛アピール!

なでしこジャパンのMF清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)が、印象的な結果を残した。 23日、なでしこジャパンは国際親善試合でアルゼンチン女子代表と北九州スタジアムで対戦。これまでの[3-4-2-1]とは異なる新たな布陣、[4-3-3]を採用し、8-0と大勝を収めた。 開始2分に田中美南(INAC神戸レオネッサ)が口火を切ると、10分には長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)がPKを沈めてリードを広げる。25分にはCKの二次攻撃から高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)、39分には再び長谷川がネットを揺らし、前半だけで4ゴールを奪取。後半には杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)、植木理子(ウェストハム/イングランド)らが得点を重ね、大量点かつクリーンシートでゲームを締めくくった。 60分から出場した清家は投入直後のゴールを含む2得点1アシストの大活躍。杉田へは絶妙なロングフィードを配給し、終了間際には圧巻の芸術的なループを沈めた。 「出場するなら何か違いを見せないといけないとは思っていました」と残した清家。言葉には喜びや安堵の中に、ポジション争いに対する危機感もにじませる。 「出場するなら何か違いを見せないといけないとは思っていました。そうでないと、これから先このチームで生き残っていくのは難しいと考えていたので。入る前はドリブルとかで切り崩していけたらいいなと思っていたんですけれど、思った以上に相手が引いていたので、あぁいうロングシュートやカウンターで仕留められたのはよかったなと思います」 「自分のできることをもっともっと増やしていかないといけないと思いますし、今日のように色々な形でゴールが取れるんだぞってところを見せられたのは、アピールとしてはよかったと思います、ゴールに直接的なプレーが自分の持ち味だと思うので。もちろんそれだけでもダメですし、色々なことができる必要がありますけど、今日はそれが出せたので、もっともっと磨きをかけていきたいと思います」 今回の[4-3-3] では、前線ワイドの選手が比較的内側に立ち位置を取った。サイドで仕掛けが売りの清家も、この一戦では「自分が中にっていう形が今日はベストだと思った」と判断。チームとしての最適解を模索し、その上で自らの特徴を還元できれば、さらなる相乗効果を生み出せるのではないかと、丁寧に言葉を紡いだ。 「もっともっとサイドで持って仕掛けられたら、さらに自分の良さは出せたのかなって思いますし、そうしたい気持ちもありましたけど、思ったよりも相手が引いていて、(味方の)センターバックにプレッシャーが来ない中で自分たちのサイドバックが高い位置を取れたので、そこは素直に(任せて)自分は中にっていう形が今日はベストだと思いました。そういう時間が長かったですけれど、相手によっては自分がワイドに開いてそこから勝負、っていうのができたら、チームとしてもバリエーションが増えるのかなと思います」 2023.09.23 22:35 Sat

「まだまだやることはある」なでしこ高橋はな、無失点大勝にも謙虚さ 得点については「常に狙っているので」

なでしこジャパンのDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)が新システムへの手応えを口にした。 23日、なでしこジャパンは国際親善試合でアルゼンチン女子代表と北九州スタジアムで対戦。これまでの[3-4-2-1]とは異なる新たな布陣、[4-3-3]を採用し、8-0と大勝を収めた。 開始2分に田中美南(INAC神戸レオネッサ)が口火を切ると、10分には長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)がPKを沈めてリードを広げる。25分にはCKの二次攻撃から高橋、39分には再び長谷川がネットを揺らし、前半だけで4ゴールを奪取。後半には清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)、杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)、植木理子(ウェストハム/イングランド)と得点を重ねると、追加タイム2分には清家が芸術的なループを沈め、ゲームを締めくくった。 新システムで臨んだ初陣で、高橋はセンターバックの一角としてフル出場。一昨シーズンまでコンビを組んでいた南萌華(ローマ/イタリア)と肩を並べた。熊谷をアンカーで起用した場合、最終ラインでは筆頭候補となりそうだが、「まだ決まった席ではないので、まだまだずっとたくさんやることはありますし、自分に常に矢印を向けて謙虚にやり続けたいなと思います」と、謙虚な言葉を口にした。 「(4-3-3は)今までも少し練習でやったことがあるので、こういうオプションは前からありましたけど、実戦でやるのは初めてでした。(熊谷)紗希さんは守備的に働ける選手なので、今までは2人プラスワンで後ろにいるイメージでしたが、1つ前にいてくれる場合は、相手のくさびのパスを消す役割だったり、逆に自分が前にチャレンジした時に落ちてくれる。3バックのときとはまた違うけれど、(アンカーと2枚のセンターバックの関係性を考えれば)3バックにも戻せると思うので、やり始めたばかりですけれど、今日の試合に関しては声をかけながらやれたのかなと思います」 一方で、得点については「常に狙っているのでよかったです」と破顔。「遠藤選手から本当に素晴らしいボールが来ました」と、クロスを上げた遠藤純(エンジェル・シティFC)を称えつつ、自身にとっての代表2得点目を喜んだ。 2023.09.23 21:15 Sat

正守護神が別メニュー調整で出番の可能性、なでしこGK平尾知佳はおよそ1年ぶりの出場へ「楽しみ」

なでしこジャパンのGK平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)が、アルゼンチン女子代表戦に向けて意気込みを語った。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でベスト8の成績を残したなでしこジャパン。W杯後初の試合は、日本での凱旋試合となる。 同様にW杯に出場していたアルゼンチンとの対戦となる中、平尾が試合に向けてメディア取材に応対した。 なでしこジャパンに招集されていながら、あまり出番がない平尾。正守護神のGK山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)がトレーニングで別メニューとなっており、起用される可能性が高い。 久々の出場となれば気になるのは守備陣の連携だが、「試合は出ていないですけど、W杯でやってきたメンバーなので、連係という部分は信頼していますし、信頼もしてくれていると思うので、そこは心配していません」とコメント。十分にチームメイトと繋がれていると語った。 新たなシステムでの戦いとなる可能性が高いが、「ビルドアップのところでGKが関わったり、動かすところでは話し合いました」と対応しているとコメント。「守備では誰が行くかというところもハッキリさせることができたので楽しみです」と語り、試合に向けて意気込みを語った。 またビルドアップについては「後ろから見ていて、結構ロングボールだと前で取られてしまう部分がありますが、背後からどう繋げていくかが大事です」と語り、しっかりと攻撃面でも役割を果たせるか注目だ。 なでしこジャパンは23日(土)の12時から、北九州スタジアムでアルゼンチンと対戦する。 2023.09.22 22:40 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly