コパ・クラシコ初戦に臨むアンチェロッティ、「個性と勇気を発揮し、完成度の高いパフォーマンスをすることが重要」

2023.03.02 07:00 Thu
Getty Images
レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、コパ・クラシコ初戦に向けたプランを語った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

マドリ―は2日、サンティアゴ・ベルナベウで行われるコパ・デル・レイ準決勝1stレグでバルセロナと対戦する。

今季のリーグ戦最初の対戦を3-1で制したマドリーだが、今年1月に行われたスーペル・コパ決勝では1-3で敗戦。7ポイント差で2位のリーグ戦現状や、タイトルを奪われたことを考えれば、1勝1敗の戦績と言えども今回のコパ・クラシコは是が非でもモノにしたいところだ。
その大一番初戦に向けた前日会見に出席したイタリア人指揮官は、スーペル・コパのリベンジは意識していないものの、久々のコパ制覇に近づく中でこの大一番を選手と共に楽しみたいと語っている。

「守備と攻撃の両方で完全なパフォーマンスを発揮する個性と勇気を示すことが重要だ。我々はそれに向けて自信を持って取り組んでいる」
「これらはプレーヤーにとって最もエキサイティングな試合であり、決勝に非常に近く、我々はこの試合を楽しみにしている。ベストを尽くそうとする今、楽しめることがたくさんある」

「スーペル・コパでは、我々はコミットメントと決断力を欠いていた。個人的なミスも犯した。もしこの類のミスを再び犯せば、我々は傷つくことになるだろう」

「非常に重要な試合であり、我々にとって重要な大会の勝利に近づいており、同じようなミスが再び起こるとは思わない。我々はしっかりと戦うつもりだ。この一戦だけが決定的なものになるわけではないが、アドバンテージを得ることができる」

「スーペル・コパの再戦という理由だけでそれを楽しみにしているわけではないが、確実にタイトル獲得に近づいている。このチームがタイトルに近づいていれば、自然と熱は上がるものだ」

近年はラ・リーガ、チャンピオンズリーグのタイトルに恵まれている一方、コパを最後に優勝したのは2013-14シーズンまで遡る。前任時にそのトロフィーをもたらしたアンチェロッティ監督は、同タイトルの重要性について言及。

「序盤は最も重要な大会ではないが、準決勝を戦うとなると、そうなる。序盤はベストメンバーで戦えるとは限らないが、タイトルが近づくと重要になる」

「それは異なるコンペティションだ。ここからの270分でタイトルを獲れるという意味でだ。リーガはまた別の話だし、チャンピオンズリーグもまた別の話だ」

また、招集メンバーに復帰したFWロドリゴ・ゴエスを含め、バルセロナ戦に向けた選手起用に関しては、明言を避けながらも指揮官としてうまくチームのバランスを整えたいと考えている。

「ロドリゴは調子が良さそうだし、我々はチームを発表する前に決定を下すつもりだ」

「(クロースとモドリッチ抜きの中盤は可能か?)それは可能だ。エネルギー、個性、ボールコントロールなど、ゲームには多くの要素が必要であることを考慮に入れる必要がある。クロースはそのエネルギーの部分でスタメンに入らないかもしれないが、彼が持つ勇気、経験と知識。そのレベルのプレーヤーを除外するかどうかを検討しなければならない」

「チュアメニはうまくやっているし、完全なフィットネスに戻った。問題なくスタメンでプレーする準備ができている。カマヴィンガも非常にうまくやっており、彼らのようなプレーヤーが戻ってくることは、我々にとって非常に良いことだ」

「リュディガーは常に集中しているし、大きく改善している。もちろん、ボールプレーを改善し続けることが可能だが、守備では彼とミリトンが中心にいることで、チームはより安定している」

さらに、試合の行方を左右することになるであろうFWヴィニシウス・ジュニオールと、DFロドリゴ・アラウホのマッチアップに関しては、当然のことながら愛弟子の勝利を期待しながらも一人のフットボールファンとしてそのマッチアップを楽しみにしているという。

「ヴィニシウスは世界最高のプレーヤーの1人であり、我々のためにゲームを決定することがよくある。現時点で彼はゲームで最も優れたプレーヤーの1人であり、彼に頼るのは普通のことだ。一方、アラウホは非常に強力なディフェンダーであり、面白い対決になるだろう。願わくば、ヴィニシウスにはそれに勝ってほしい」

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40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位

アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri
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2001年から続いたレアル・マドリーの“ジダン王朝”、三男テオがカスティージャ退団でとうとう終焉へ

レアル・マドリーから“ジダン”がいなくなる見通しに。スペイン『Relevo』が伝える。 2001年7月9日、レアル・マドリーで前年から第一次政権を発足させたフロレンティーノ・ペレス会長が、21世紀到来を控えてスタートした“銀河系軍団”構築の第2弾として、ユベントスから2000年のFIFA世界最優秀選手賞、ジネディーヌ・ジダン氏を当時史上最高額の9000万ユーロで獲得。全世界が仰天した。 その後、ジダン氏は2006年の現役引退までマドリーでプレーし、引退後は2度にわたって監督を歴任。その間の功績等は説明不要だろう。 一方、ジダン氏には4人の息子が。長男エンツォ・ジダン(1995年生まれ)、次男ルカ・ジダン(98年生まれ)、三男テオ・ジダン(02年生まれ)、四男エリアス・ジダン(05年生まれ)。エンツォとルカは父の現役時代からマドリー下部組織に所属し、テオとエリアスも兄2人を追うようにマドリーの一員となった。 現在もマドリーに残るはリザーブチーム「カスティージャ」でプレーする三男テオのみだが、一家の父が2001年7月にマドリー入りして以来、エル・ブランコには絶えず、”ジダン”が所属しているのだ。 しかし、2024年夏をもって、四半世紀近く続いてきた「マドリーにジダンあり」が終わる見通しに。テオの契約が6月末までとなっており、本人に延長の意志なし。トップチーム昇格を待たずして、キャリアで初めてマドリーを離れる決断を25日に下したとのことだ。 22歳テオは、父の盟友ラウール・ゴンサレスが率いるカスティージャで主力選手。今季のスペイン3部でセントラルハーフとして優れたパフォーマンスを披露し、他クラブのトップチームに羽ばたく目処が立ったとみられている。 なお、マドリートップチーム通算“1試合1得点”という29歳の長男エンツォは、現役引退を宣言せずとも現在サッカーから離れ、不動産業に従事。1月にマドリーからレアル・ベティスへ移籍した18歳の四男エリアスは、来季のトップチーム昇格が決定し、U-19フランス代表でも主力級という194cmの左利きセンターバックだ。 2024.05.27 15:00 Mon

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