スモーリングにローマ退団要求報道も代理人が即座に否定

2023.01.28 07:00 Sat
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
元イングランド代表DFクリス・スモーリング(33)の代理人が、今冬のローマ退団を要求したとする同選手に関する報道を真っ向から否定した。

今シーズン限りでローマとの契約が終了するスモーリングは、クラブとの延長交渉を進めている。だが、条件面でなかなか妥協点を見いだせず、交渉停滞が伝えられる。

そういった中、ここ最近ではFWエディン・ジェコ、MFヘンリク・ムヒタリアンと、2シーズン連続でジャッロロッシのベテランプレーヤーを引き抜いて主力としているインテルが、来夏のフリートランスファーでの獲得を目指しているとの報道もある。
そして、27日にイタリア『Tuttomercatoweb』は、今冬のローマ退団を望むスモーリングが、クラブに対して移籍を直訴したとのセンセーショナルなレポートを報じた。

DFリック・カルスドルプ、MFニコロ・ザニオーロに続く退団希望者が出たことで、ローマ界隈はざわつくことになったが、クラブサイドはすぐさま地元メディアの問い合わせに対して、前述の報道を否定。

さらに、スモーリングの代理人であるジェームズ・フェザーストーン氏は、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏を通じて、報道を否定する声明を発表した。

「クリスの未来は、ローマのオペラ座で繰り広げられるものではない。それと同じように、観客はパフォーマーと関わらない」

「我々はローマとの交渉を続けている」

「そして、クリスは今シーズン、ローマにさらなる成功をもたらすことに集中している」

クラブサイドと代理人サイドの迅速な対応によって大きな騒ぎになる前にことを収められたローマだが、今季もここまで25試合3ゴールの数字を残し、ディフェンスラインに安定をもたらすディフェンスリーダーの残留交渉をうまく進めたいところだ。

関連ニュース
thumb

熊谷紗希が好守のバイエルンが先勝!南萌華のローマは伊女子史上最多4万人の前でバルサに惜敗《UWCL》

UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準々決勝1stレグの4試合が、21日から22日にかけて各地で行われた。 熊谷紗希を擁するバイエルン、南萌華を擁するローマと、なでしこジャパン選手所属のクラブも2チームが勝ち残っているUWCL。各4試合はいずれも1-0の接戦となった。 バイエルンはホームにアーセナルを迎え、39分に右クロスからドイツ女子代表FWレア・シュラーがヘディングで先制点を奪った。後半は守勢の時間が続く中で、先発フル出場を果たした熊谷もライン上でのスーパークリアを見せるなど、リードを死守。追加点のチャンスこそ決め切れなかったものの、1-0と2万人のサポーターの前で先勝した。 南が左サイドバックとして先発したローマは、女子最強ともうたわれるバルセロナとホームで対戦。スタディオ・オリンピコが女子の試合で初めて使用された。 前半から自陣での時間が続く難しい展開を強いられ、34分に失点。2022年にコスタリカで開催されたU-20女子ワールドカップ(W杯)の決勝、U-20日本代表戦でも2得点を挙げたバルセロナの19歳FWサルマ・パラジュエロにゴールを奪われた。 だが、後半はローマも速攻から度々絶好機を迎えるなど、イタリア女子サッカー史上最多となる3万9454人の大観衆の後押しを受けて奮闘。両GKの好守も光った一戦は、そのまま最少点差でバルセロナが逃げ切っている。 前回女王のリヨンは本拠地でチェルシーと相まみえたが、ショートカウンターからノルウェー女子代表FWグロ・ライテンに鮮やかなコントロールショットを流し込まれ、0-1で敗れた。 女子ブンデスリーガで首位を走るヴォルフスブルクは、パリ・サンジェルマン(PSG)とパルク・デ・プランスで激突。完全アウェイの中、オランダ女子代表DFドミニク・ヤンセンのPK弾で1-0と先勝した。 なお、2ndレグは29日から30日にかけて行われる。 ◆1stレグ ▽3月21日 バイエルン 1-0 アーセナル ローマ 0-1 バルセロナ ▽3月22日 リヨン 0-1 チェルシー パリ・サンジェルマン 0-1 ヴォルフスブルク ◆2ndレグ ▽3月29日 《25:45》 バルセロナ vs ローマ 《28:00》 アーセナル vs バイエルン ▽3月30日 《25:45》 ヴォルフスブルク vs パリ・サンジェルマン 《28:00》 チェルシー vs リヨン <span class="paragraph-title">【動画】見ごたえ十分の熱戦となったローマvsバルセロナ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="IHhUfdvbuus";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.03.23 16:30 Thu
twitterfacebook
thumb

ダービー勝利で2位浮上のラツィオ、サッリ監督「特別な試合での勝利に満足」

ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督がダービーでの勝利を喜んだ。イタリア『スカイ』が伝えている。 ラツィオは19日のセリエA第27節でローマとのデルビー・デッラ・カピターレに臨むと、32分に相手MFロジェール・イバニェスが2枚目のイエローカードで退場に。数的有利の状況で64分にMFマッティア・ザッカーニのゴールで先制すると、直後の失点がVAR判定によって取り消されたこともあり、そのまま1-0で勝利した。 ローマ相手に2011-12シーズン以来となるシーズンダブルを達成し、2位に浮上したサッリ監督は喜びを露わにしつつ、目標であるチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保への意気込みを述べている。 「ダービーは特別な試合だ。こうした環境の中での勝利には、我々もラツィオの人々も満足して、喜びを感じるだろう。今のところ、我々のシーズンはうまくいっている。このレベルを維持し、最後までプレーし続けたい」 「私がラツィオファンの心に入るためには、これからも良い結果を残さなければならない。まだ自分と(クラブに初のスクデットをもたらしたトンマーゾ・)マエストレッリを比較するのは早計だろう。それはまだ私に相応しくない比較だ」 「今、我々はチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向け、100%全力を尽くさなければならない。会長は常に、我々に対してそこへ挑戦するよう言ってきた。そして今、我々はそれを実行しようとしているのだ。それが絶対の目標というわけではなく、我々より優れたスカッドを持つチームはある。だが、その差はわずかであると願いたい」 2023.03.20 15:27 Mon
twitterfacebook
thumb

レーティング:ラツィオ 1-0 ローマ《セリエA》

セリエA第27節、ラツィオvsローマが19日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが1-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽ラツィオ採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230320_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 94 プロベデル 6.5 マンチーニとスピナッツォーラの際どいシュートを冷静に阻止。ただ、相手の退場の影響もあって攻守に仕事機会は少なかった DF 77 マルシッチ 6.0 逆サイドとのバランスを意識しながら試合を通して攻守に安定したプレーを見せた。ただ、試合終了直後にクリスタンテとの小競り合いでレッドカードをもらった 15 カサレ 6.5 あわやオウンゴールという場面もあったが、持ち味の空中戦の強さを生かして相手の狙いとする攻めを許さず。マイボール時もそつなく配球 13 ロマニョーリ 6.5 古巣相手に気迫の守備で完封勝利に導いた。繋ぎの局面でもカサレ同様に安定 23 ヒサイ 6.0 やや軽率なプレーも見受けられたが、ザッカーニを後方支援しつつ守備ではよく身体を張った MF 21 ミリンコビッチ=サビッチ 6.5 セカンドボールへの反応がよくイバニェスの退場を誘発。中盤でのバトルで存在感を放ったが、攻撃面ではもう一工夫ほしかった 32 カタルディ 6.5 熱くなりやすい性格によって危うさも見受けられたが、攻守両面でそつのない仕事をこなした。味方が競ったボールに対して効果的にサポート 10 ルイス・アルベルト 6.5 荒れ模様の展開でリスキーなプレーも散見されたが、得意のミドルシュートやラストパスで決定機を演出 FW 9 ペドロ 6.5 古巣相手に気迫のこもったプレーを披露。逆サイドに比べて決定機まで持ち込む回数は少なかったが、ベテランとは思えないハードワークと戦術眼で周囲を大いに助けた (→バシッチ -) 7 フェリペ・アンデルソン 6.5 決勝点をアシスト。対人に自信を持つ相手ディフェンスラインに対して、駆け引きと機動力を生かして前線の起点役を担った 20 ザッカーニ 7.0 デルビー勝利に導く殊勲の決勝点を記録。左サイドで質的優位をもたらした (→カンチェッリエーリ -) 監督 サッリ 6.5 10人相手に追加点を奪い切れなかったが、2011-12シーズン以来のシーズンダブルに導いた ▽ローマ採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230320_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 ルイ・パトリシオ 6.5 失点はノーチャンス。再三の好守を連発し、最後まで勝ち点の可能性を残す守護神としての意地を見せた DF 23 マンチーニ 5.5 ハードに守備をしながらも何とか2枚目はこらえたが、次節は累積で欠場に。ザレフスキのカバーに奔走も、勤続疲労によってやや無理が効かなかった 6 スモーリング 6.0 守勢が続いた中で失点場面はつり出されたが、それ以外では相変わらずの安定したパフォーマンスだった 3 イバニェス 4.0 失点に絡んだ前回対戦に続きデルビーで戦犯に。2つ目のカードはやや不運な面もあったが、試合序盤の軽率なファウルが高い代償に MF 59 ザレフスキ 4.5 生え抜きとして終盤は気迫で盛り返したが、失点場面の対応はお粗末だったと言わざるを得ない。守備の判断、強度は引き続き大きな課題に 25 ワイナルドゥム 5.0 前半序盤は躍動感のあるプレーを見せたが、長期離脱明けということもあって徐々にパワーダウン (→マティッチ 5.5) 胃腸炎からの復帰。チーム自体が苦しい展開の中で幾つか効果的なプレーを見せた 7 ペッレグリーニ 5.5 交代直後のリアクションが示したようにカピターノとして攻守に戦い続けたが、数的不利に陥ったチームを救うスーパーな活躍はできず (→ソルバッケン -) 4 クリスタンテ 5.5 中盤で攻守にハードワークを行い、ディフェンスラインと共に勝ち点の可能性を残す奮闘。それだけに試合終了後の小競り合いでのレッドカードは残念だった 37 スピナッツォーラ 5.5 後半最大の決定機を創出。個人として動きは悪くなかった FW 21 ディバラ 5.0 なかなか良い形でボールを受けられず。守備の強度を含めて難しい出来だった (→ディエゴ・ジョレンテ 5.5) 後半投入でチームを救う好守も見せたが、チーム事情でイン&アウトという悔しい思いをすることに (→エル・シャーラウィ 5.0) 周囲のパワー不足もあって、さすがに一人では攻撃を活性化できなかった 11 ベロッティ 5.0 前線でよく身体を張ったが、孤立無援の状況で苦しい試合に (→エイブラハム 5.0) 戦う姿勢を示したが、相手の屈強な守備陣に対して力強さを欠いた 監督代行 フォーティ 5.0 サッスオーロ戦に続き退場者を出してしまい連敗に ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ザッカーニ(ラツィオ) 試合を通して攻撃面で抜群の存在感を放ち、見事なフィニッシュで決勝点まで奪った左ウイングをMOMに選出。ザレフスキやマンチーニとのマッチアップで常に質的優位をもたらした。 ラツィオ 1-0 ローマ 【ラツィオ】 ザッカーニ(後20) 2023.03.20 04:30 Mon
twitterfacebook
thumb

ザッカーニ弾で10人ローマ撃破のラツィオが2011-12シーズン以来のローマダービーでダブル達成《セリエA》

セリエA第27節、ラツィオvsローマが19日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが1-0で勝利した。 3位のラツィオ(勝ち点49)は前々節に首位を独走するナポリに今季2敗目を与えたが、前節はボローニャ相手に劣勢のゴールレスドロー。さらに、直近のカンファレンスリーグではAZに連敗を喫し、無念のラウンド16敗退となった。バウンスバックと共に公式戦3試合ぶりの白星が求められる大一番では、負傷明けのインモービレがベンチスタート、ベシーノが出場停止となった以外、現状のベストメンバーを起用。前線はペドロ、フェリペ・アンデルソン、ザッカーニの3トップとなった。 一方、5位のローマ(勝ち点47)は前々節にユベントスに会心の勝利を収めたが、前節は好調のサッスオーロ相手にクンブラの愚行退場が響きホームで3-4の敗戦。トップ4圏外に転落となった。それでも、ミッドウィークのヨーロッパリーグではレアル・ソシエダとのタフなアウェイゲームを0-0で終え、2戦合計2-0での8強進出を決めた。前節に引き続きベンチ入り禁止処分のモウリーニョ監督不在で副官フォーティ率いるジャッロロッシは、先発1人を変更。鼻骨骨折のカルスドルプに代わってザレフスキが右ウイングバックに入った。また、エイブラハムとマティッチはベンチからのスタートに。 熾烈トップ4争いを左右する今季2度目のデルビー・デッラ・カピターレ。試合は近年の対戦を踏襲するようにボールを保持して後方からの組み立てを試みるラツィオ、ミドルプレスやリトリートの守備で堅守速攻を狙うローマというお馴染みの構図に。 より能動的なボールの循環、サイドを起点とした攻めでペースを握るラツィオは、19分に最初の決定機を創出。左サイドを突破したザッカーニから足元に折り返しを受けたフェリペ・アンデルソンが巧みな反転からシュートを放つが、これはGKルイ・パトリシオの守備範囲。さらに、29分には再びザッカーニが左サイドからのカットインで右足を振っていくが、これもパトリシオのセーブに遭う。 一方、なかなか攻撃の形を作り出せないローマは前節のサッスオーロ戦に続いて前半に痛恨の退場者を出してしまう。開始8分にやや軽率な形でカードをもらっていたイバニェスが、ボールタッチを誤った際にミリンコビッチ=サビッチと入れ替わられそうなタイミングで足をかけて2枚目のカードをもらった。これを受けてローマはクリスタンテ、ペッレグリーニを一列ずつ下げて[3-4-2]の並びに。 ローマが10人で守り慣れる前に押し切りたいラツィオは、前半終盤にかけて攻勢を強めていくが、身体を張った守備を前に決定機まであと一歩という場面が目立つ中で前半を終えた。 迎えた後半、ローマはディバラを下げてディエゴ・ジョレンテを投入し、クリスタンテを再び中盤に戻して[5-3-1]の布陣に変更した。一方、後半も同じメンバーで臨んだラツィオは引き続き相手陣内でハーフコートゲームを展開。波状攻撃と素早いネガティブトランジションで相手にカウンターチャンスを与えずに攻め続ける。 ルイス・アルベルトやペドロの決定機はGKパトリシオの見事な好守に阻まれたが、疲弊する相手守備陣の一瞬の隙を突いてゴールをこじ開けた。65分、左サイドでルイス・アルベルトの縦パスをフェリペ・アンデルソンがボールを受けに戻りながら絶妙なワンタッチで背後に流すと、ザレフスキとマンチーニの間のポジションでうまく反応したザッカーニが角度のないところからゴール右下隅へ完璧な右足シュートを流し込んだ。 痛恨の失点によって数的不利の状態でゴールを目指す形となったローマは、ベロッティとワイナルドゥムを下げてマティッチとエイブラハムを同時投入。そして、この交代直後の67分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でファーに流れたボールにスモーリングが詰めると、これがDFカサレのオウンゴールを誘う。だが、VARのレビューの結果、スモーリングの抜け出しのタイミングでのオフサイドを取られてゴールは認められず。 不運な形で千載一遇のチャンスを逃したローマは、以降も相手にボールを持たれる苦しい展開ながらもエル・シャーラウィやソルバッケンとアタッカーをピッチに送り込んで同点ゴールを目指す。77分にはスピナッツォーラが絶妙なループシュートなど、幾度か相手ゴールを脅かしたが、リーグ4試合連続クリーンシート中の宿敵のゴールは遠い。 その後は追加点を意識しながらも冷静に時計を進めるラツィオが、後半終盤のローマのパワープレーを撥ね返して試合をクローズ。前回対戦に続きウノゼロでデルビーに競り勝ったラツィオが、暫定2位に浮上すると共に2011-12シーズン以来となるシーズンダブルを決めた。 2023.03.20 04:24 Mon
twitterfacebook
thumb

【セリエA注目プレビュー】熾烈トップ4争い左右する今季2度目の首位決戦!

セリエA第27節のラツィオvsローマが、日本時間19日26:00にスタディオ・オリンピコでキックオフされる。熾烈トップ4争いを左右する今季2度目のデルビー・デッラ・カピターレだ。 強豪相手に好結果を残す一方、下位相手の思わぬ取りこぼしも目立つ3位のラツィオ(勝ち点49)。直近では絶好調の首位ナポリに今季2敗目を与えたが、前節はボローニャ相手に劣勢を強いられてのゴールレスドローと、今季ここまでの流れを証明する形に。また、ヨーロッパリーグ(EL)3位敗退に伴い、プレーオフから参戦したカンファレンスリーグでは優勝候補の一角に挙がるも、ラウンド16でAZに屈辱の連敗。2ndレグ前後のサッリ監督の同大会を軽視する発言や交代カードの切り方に疑問符が付くなど、今回のデルビーへより重圧がかかる形となっている。 一方、今季は昨季苦しんだ上位との対決でまずまずの結果を残すものの、格下相手の取りこぼしによって勝ち点を積み上げきれない5位のローマ(勝ち点47)。2ポイント差に迫る6位のアタランタを含め、僅差でのトップ4争いが続く中で難しい立ち位置にいる。ただ、ELでは難敵レアル・ソシエダを相手に堅守速攻、セットプレーと真骨頂を発揮し、1勝1分けの2戦合計2-0でベスト8進出。試合後にモウリーニョ監督が疲労を認めながらも、良い精神状態でデルビーに臨むことになった。なお、そのポルトガル人指揮官は2試合のベンチ入り禁止処分中で、副官のフォーティがサッスオーロ戦に続いて指揮を執る。 昨年11月に行われたローマのホーム扱いの前回対戦はアウェイ扱いのラツィオが1-0で勝利。前半にローマ守備陣のビルドアップのミスを突いたFWフェリペ・アンデルソンのゴールで先制に成功したラツィオが、後半のローマの攻勢を安定した守備で凌ぎ切ってのウノゼロ勝利だった。 ◆ラツィオ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230318_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:プロベデル DF:マルシッチ、カサレ、ロマニョーリ、ヒサイ MF:ミリンコビッチ=サビッチ、カタルディ、ルイス・アルベルト FW:ペドロ、フェリペ・アンデルソン、ザッカーニ 負傷者:FWインモビーレ 出場停止者:MFベシーノ(1/1) 累積警告のベシーノが出場停止となる。負傷者に関してはエースでカピターノのインモビーレが不在となる。 スタメンに関してはベシーノ、インモビーレの代役をカタルディ、フェリペ・アンデルソンが務める以外、現状のベストメンバーが名を連ねるはずだ。サイドバックではラッツァーリが右に入り、マルシッチが左に回る形も考えられる。 ◆ローマ◆ 【3-4-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230318_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルイ・パトリシオ DF:マンチーニ、スモーリング、イバニェス MF:ザレフスキ、クリスタンテ、マティッチ、スピナッツォーラ FW:ディバラ、エイブラハム、ペッレグリーニ 負傷者:DFカルスドルプ、MFダルボエ、FWソルバッケン 出場停止者:DFクンブラ(2/2) 前節のサッスオーロ戦で退場のクンブラが2試合停止の1試合目で欠場する。負傷者に関してはトレーニングに復帰も、マッチフィットネスに問題を抱えるソルバッケンに加え、直近のソシエダ戦で鼻骨を骨折したカルスドルプが不在となる見込みだ。 スタメンに関しては胃腸炎でソシエダ戦を欠場したマティッチが復帰し、前述の11人がデルビーのピッチにスタートから立つはずだ。ただ、ワイナルドゥム、エル・シャーラウィ起用の可能性もある。 ★注目選手 ◆ラツィオ:MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230318_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季初のデルビーで存在感示せるか。1-0で勝利した前回対戦はサスペンションで不在となっており、今回の一戦が今季初のデルビーとなる。さらに、カピターノのインモービレが負傷欠場となるため、腕章を巻いての特別な一戦となるはずだ。 今季のセリエAでは24試合4ゴール8アシストと安定した数字を残しており、カタルディやルイス・アルベルト、ベシーノと共にリーグ屈指の中盤を支えている。依然としてプレミアリーグ、ユベントスなどからの関心も伝えられる28歳はクラブへの忠誠を示す一方、これが最後のデルビーとなる可能性も否定できないところ。 その特別なデルビーでは偉大なる同胞MFマティッチやクリスタンテ、ジャッロロッシのカピターノであるペッレグリーニとのタフな中盤での争いでチームに優位性をもたらす仕事、守備時は偉丈夫が並ぶ相手のセットプレーに対して、カサレやロマニョーリと共に身体を張る仕事が求められる。 ◆ローマ:FWパウロ・ディバラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230318_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> デルビー初出場で決定的な仕事を果たせるか。ユベントスを離れて今季からローマに加入したラ・ホヤは、ここまでの公式戦28試合で13ゴール8アシストと、攻撃面で圧倒的なクオリティを発揮。トッティ以来の創造的なアタッカーとしてロマニスタを魅了し続けている。 前回対戦はハムストリングの負傷で欠場を余儀なくされたユベントスの元10番は、今回の一戦において攻撃を牽引する仕事が期待される。両チームのスタイル上、直近のソシエダ戦のようにボールを握る相手に対してカウンターで応戦する形となるが、持ち味のキープ力、展開力を生かしてエイブラハムや両ウイングバックにチャンスを提供しつつ、アタッキングサードで違いを生み出したい。 対ラツィオでは近年結果を残せていないものの、公式戦20試合の対戦で11ゴールを記録。これは12ゴールを挙げているウディネーゼ戦に続く数字となっており、好相性のビアンコセレスティ相手に鮮烈な一撃を叩き込みたい。 2023.03.19 12:30 Sun
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly