チェルシーの巧妙な手法にUEFAが規制、投資額722億円も長期契約でFFP抵触回避…規則変更で分割を最大5年に変更へ

2023.01.25 10:45 Wed
8年半契約を結んでいるミハイロ・ムドリクの移籍ンは約143億円
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8年半契約を結んでいるミハイロ・ムドリクの移籍ンは約143億円
チェルシーの今冬の動きに対し、欧州サッカー連盟(UEFA)が対策を講じる予定のようだ。イギリス『BBC』が伝えた。

今冬の移籍市場では大金を投じて6選手を獲得しているチェルシー。UEFAは、投資金額ではなく、選手との長期契約を結ぶことで移籍金を分散させる考えを問題視しているようだ。

例えば、シャフタール・ドネツクから獲得したウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクは8900万ポンド(約142億8000万円)で獲得したとされている。
しかし、ムドリクとは8年半の契約を結んでおり、年間1100万ポンド(約17億6500万円)の計上にすることが可能に。そのため、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)の規則上では、一括支払いをしたとしても分散して報告することが可能となり、実態と乖離した形での契約を結ぶことができるようになるというものだ。

チェルシーのこの動きは顕著であり、今冬の獲得選手ではFWダビド・ダトロ・フォファナは6年半、DFブノワ・バディアシルやFWノニ・マドゥエケは7年半と長期契約を締結。昨夏獲得したDFウェズレイ・フォファナは7年、DFマルク・ククレジャは6年半、FWラヒーム・スターリングは5年契約と徹底されている。
国際サッカー連盟(FIFA)の規約では、選手との契約は最長5年とされているが、延長オプションという形にすることでプラスアルファの契約をしており、巧みに回避しているという状況だ。

今シーズンの2回の移籍市場では総額4億5000万ポンド(約722億3500万円)も費やしているが、その裏にあるこのやり方には、他クラブが疑念を抱いており、FFPに抵触することを回避するための巧妙な手口だという意見も出ている。

そこでUEFAは、FFPの規則変更を検討。FIFAと同様に、移籍金を分割する制限を5年間にする方針を固めたとのこと。今年の夏の移籍市場から適用するとのことで、チェルシーのこの作戦はこの冬の移籍市場で終わりを迎えることとなりそうだ。

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1位は” ロシアの石油王”の3倍!プレミア各クラブオーナーの資産額一覧

各クラブが新型コロナウイルスの影響で経済的な打撃を受ける中、今夏の移籍市場でも巨額の移籍金が動いたプレミアリーグ。各チームのオーナーはどれだけの資産を持っているのか、イギリス『talkSPORT』が紹介している。 毎年のように多額の資金を投入し、世界のリーグでも圧倒的に選手に資金を投じているプレミアリーグ。豊富な資金を持つオーナーたちが揃う中、断トツの1位に輝いたのは、マンチェスター・シティのシェイク・マンスール氏。シティ・フットボール・グループの代表で、マンスール氏の資産は233億ポンド(約3兆2100億円)だとされている。 <div id="cws_ad">◆歴史に残る名場面:バロテッリ”Why Always Me?”<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJNN1lWSllpRSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> そして、今夏にも大型補強を敢行したチェルシーのロマン・アブラモビッチ氏が85億ポンド(約1兆1700億円)で続く。ロシアの石油王として知られるアブラモビッチ氏の資産額も想像がつかないような金額だが、マンスール氏のおよそ3分の1になっており、いかにマンスール氏が抜きんでた資金力を持っているかが分かる。 また、ウォルバーハンプトンの郭広昌氏(約6890億円)やサウサンプトンのガオ・チーシェン氏(約4270億円)、さらにはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)のライ・チュアン氏(約3030億円)など中国人実業家の名も目立つ。 そして、昨シーズンのプレミアリーグ王者であるリバプールのジョン・ヘンリー氏は13番目の23億5000万ポンド(約3240億円)となっており、「ビッグ6」(リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、トッテナム)の中では最も少なく、健全な補強、クラブ運営を行なっていることも頷ける順位となった。 ◆プレミアリーグのオーナー資産ランキング 1位:シェイク・マンスール氏(マンチェスター・シティ) 233億ポンド(約3兆2100億円) 2位:ロマン・アブラモビッチ氏(チェルシー) 85億ポンド(約1兆1700億円) 3位:スタン・クロエンケ氏(アーセナル) 68億ポンド(約9370億円) 4位:シャヒド・カーン氏(フルアム) 58億ポンド(約7990億円) 5位:ナセフ・サウィリス氏(フルアム) 55億ポンド(約7580億円) <div style="text-align:left;" id="cws_ad">6位:郭広昌氏(ウォルバーハンプトン)<br/>50億ポンド(約6890億円)<br/><br/>7位:ジョー・ルイス氏(トッテナム)<br/>36億ポンド(約4960億円)<br/><br/>7位:マルコム・グレイザー氏(マンチェスター・ユナイテッド)<br/>36億ポンド(約4960億円)<br/><br/>7位:ジョッシュ・ハリス氏(クリスタル・パレス)<br/>36億ポンド(約4960億円)<br/><br/>10位:ガオ・チーシェン氏(サウサンプトン)<br/>31億ポンド(約4270億円)<br/><br/>11位:アイヤワット・スリバッダナプラバ氏(レスター・シティ)<br/>30億ポンド(約4140億円)<br/><br/>12位:マイク・アシュリー氏(ニューカッスル)<br/>26億6000万ポンド(約3670億円)<br/><br/>13位:ジョン・ヘンリー氏(リバプール)<br/>23億5000万ポンド(約3240億円)<br/><br/>14位:ライ・チュアン氏(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)<br/>22億ポンド(約3030億円)<br/><br/>15位:ファルハド・モシリ氏(エバートン)<br/>19億ポンド(約2620億円)<br/><br/>16位:デビッド・サリバン氏(ウェストハム)<br/>15億6000万ポンド(約2150億円)<br/><br/>17位:トニー・ブルーム氏(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)<br/>13億ポンド(約1790億円)<br/><br/>18位:アンドレア・ラッザーニ氏(リーズ・ユナイテッド)<br/>4億5000万ポンド(約620億円)<br/><br/>19位:アブドゥッラー・ビン・ムサード氏(シェフィールド・ユナイテッド)<br/>1億9800万ポンド(約273億円)<br/><br/>20位:マイク・ガーリック氏(バーンリー)<br/>6200万ポンド(約85億円)</div> 2020.11.29 19:30 Sun

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