全11クラブの選手が集合、2年目迎えるWEリーグがキックオフカンファレンス開催
2022.10.17 22:15 Mon
WEリーグは17日、2022-23 Yogibo WEリーグのキックオフカンファレンスを行った。2年目の開幕を今週末に控えるYogibo WEリーグ。全11クラブの代表選手1名が集い、シーズンの見どころなどを語った。
イベントは「WEリーグの部屋へようこそ」と題して、WEリーグのYouTubeチャンネルにてライブ配信。MCにお笑い芸人の タケトさん(吉本興業)、そして南海キャンディーズ(吉本興業)のしずちゃんをゲストに迎えて行われた。
しずちゃんはボクサーとして活躍したことでも知られるが、なんと高校時代は女子サッカー部に在籍していたとのこと。しかし、ヒザに爆弾を抱えていたためにあまり活躍はできなかったようだ。
11名の選手はそれぞれ今のチーム状態について語った。
「去年5位という結果でチームとしては終わってしまったので、今年こそは少しでも順位が上に上がれるようにということで、チームとしても優勝を目指して1つになって頑張っているところです」
◆猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)
「最年長は40歳、最年少は18歳。年齢層が幅広いチームですが、凄く仲が良く、雰囲気も良いです」
「サッカーでは攻撃面では色々な攻撃ができるので、そういった部分でお客さんに色々と楽しんでもらえればと思います」
◆仲田歩夢(大宮アルディージャVENTUS)
「昨年度はチームの立ち上げが初年度で、どちらかと言えば悔しい思いをたくさんしたので、少しでもたくさんチームみんなで喜びたいです」
「あと大宮の街のみなさん、サポーターのみなさんは本当に温かくて、応援してくださる方が多いので、少しでもたくさん笑って喜び合えるように頑張ろうねと、チームでも凄く良いトレーニングができています」
◆吉田莉胡(ちふれASエルフェン埼玉)
「監督が代わり、戦術も変わる中で、1人1人が前向きに取り組めていますし、チーム内の競争も激しくなって、緊張感ある中で毎日練習に励めています」
◆市瀬千里(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
「カップ戦を終えてジェフレディースらしさを出せた反面、改善すべきポイントも見えたので、あと1週間しかないですが、それまでに不安を少しでも減らすようにしたいです。フィジカル面はしっかりできていると思うので、頑張りたいと思います」
◆植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
「チームとしては若いチームですが、先輩たちが引っ張ってくれて、凄く良いチーム状態です。優勝という明確な目標に向かって、良い準備ができていると感じています」
◆杉田亜未(ノジマステラ神奈川相模原)
「監督が代わって、おそらくどこのチームよりも練習で走っています。それを試合で出せるように頑張ります」
◆肝付萌(AC長野パルセイロ・レディース)
「カップ戦を終えて良かった点だったり、改善していかなければいけない点をチームでしっかり共有して、改善すべきところは少しでも良い方向に持っていって、リーグ開幕できるようにしていますし、良いところはより精度を高めるというところで、チーム一丸となってトレーニングに励んでいます」
◆北川ひかる(アルビレックス新潟レディース)
「昨シーズンの課題を今は練習で積み上げていて、カップ戦はケガ人が結構多かったんですが、その人たちも復帰しました。今は全員揃っている形です」
「男子チームが昨日J2優勝を決めたことで、新潟は凄く盛り上がっていますし、その波に自分たちもしっかりと乗っていけるように頑張っていきたいと思います」
◆山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)
「カップ戦で去年のリーグチャンピオンに関わらず、決勝にも行けなかった悔しさをリーグに向けて、今取り組んでいるところなので、去年より自分たちの出した結果を上回っていきたいと思います」
◆近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)
「昨日まで鹿児島でキャンプをやっていて、凄く良い環境でやらせてもらっていて、凄く充実したキャンプを終えることができたので、開幕に向けて良い準備ができています」
【2022-23 Yogibo WEリーグ 開幕カード】
▽10月22日(土)
《13:00》
マイナビ仙台レディース vs ちふれASエルフェン埼玉
[ユアテックスタジアム仙台]
《14:00》
日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs アルビレックス新潟レディース
[味の素フィールド西が丘]
▽10月23日(日)
《13:00》
INAC神戸レオネッサ vs 大宮アルディージャVENTUS
[ノエビアスタジアム神戸]
《14:00》
三菱重工浦和レッズレディース vs AC長野パルセイロ・レディース
[埼玉スタジアム2002]
サンフレッチェ広島レジーナ vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
[広島広域公園第一球技場]
イベントは「WEリーグの部屋へようこそ」と題して、WEリーグのYouTubeチャンネルにてライブ配信。MCにお笑い芸人の タケトさん(吉本興業)、そして南海キャンディーズ(吉本興業)のしずちゃんをゲストに迎えて行われた。
11名の選手はそれぞれ今のチーム状態について語った。
◆宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)
「去年5位という結果でチームとしては終わってしまったので、今年こそは少しでも順位が上に上がれるようにということで、チームとしても優勝を目指して1つになって頑張っているところです」
◆猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)
「最年長は40歳、最年少は18歳。年齢層が幅広いチームですが、凄く仲が良く、雰囲気も良いです」
「サッカーでは攻撃面では色々な攻撃ができるので、そういった部分でお客さんに色々と楽しんでもらえればと思います」
◆仲田歩夢(大宮アルディージャVENTUS)
「昨年度はチームの立ち上げが初年度で、どちらかと言えば悔しい思いをたくさんしたので、少しでもたくさんチームみんなで喜びたいです」
「あと大宮の街のみなさん、サポーターのみなさんは本当に温かくて、応援してくださる方が多いので、少しでもたくさん笑って喜び合えるように頑張ろうねと、チームでも凄く良いトレーニングができています」
◆吉田莉胡(ちふれASエルフェン埼玉)
「監督が代わり、戦術も変わる中で、1人1人が前向きに取り組めていますし、チーム内の競争も激しくなって、緊張感ある中で毎日練習に励めています」
◆市瀬千里(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
「カップ戦を終えてジェフレディースらしさを出せた反面、改善すべきポイントも見えたので、あと1週間しかないですが、それまでに不安を少しでも減らすようにしたいです。フィジカル面はしっかりできていると思うので、頑張りたいと思います」
◆植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
「チームとしては若いチームですが、先輩たちが引っ張ってくれて、凄く良いチーム状態です。優勝という明確な目標に向かって、良い準備ができていると感じています」
◆杉田亜未(ノジマステラ神奈川相模原)
「監督が代わって、おそらくどこのチームよりも練習で走っています。それを試合で出せるように頑張ります」
◆肝付萌(AC長野パルセイロ・レディース)
「カップ戦を終えて良かった点だったり、改善していかなければいけない点をチームでしっかり共有して、改善すべきところは少しでも良い方向に持っていって、リーグ開幕できるようにしていますし、良いところはより精度を高めるというところで、チーム一丸となってトレーニングに励んでいます」
◆北川ひかる(アルビレックス新潟レディース)
「昨シーズンの課題を今は練習で積み上げていて、カップ戦はケガ人が結構多かったんですが、その人たちも復帰しました。今は全員揃っている形です」
「男子チームが昨日J2優勝を決めたことで、新潟は凄く盛り上がっていますし、その波に自分たちもしっかりと乗っていけるように頑張っていきたいと思います」
◆山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)
「カップ戦で去年のリーグチャンピオンに関わらず、決勝にも行けなかった悔しさをリーグに向けて、今取り組んでいるところなので、去年より自分たちの出した結果を上回っていきたいと思います」
◆近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)
「昨日まで鹿児島でキャンプをやっていて、凄く良い環境でやらせてもらっていて、凄く充実したキャンプを終えることができたので、開幕に向けて良い準備ができています」
【2022-23 Yogibo WEリーグ 開幕カード】
▽10月22日(土)
《13:00》
マイナビ仙台レディース vs ちふれASエルフェン埼玉
[ユアテックスタジアム仙台]
《14:00》
日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs アルビレックス新潟レディース
[味の素フィールド西が丘]
▽10月23日(日)
《13:00》
INAC神戸レオネッサ vs 大宮アルディージャVENTUS
[ノエビアスタジアム神戸]
《14:00》
三菱重工浦和レッズレディース vs AC長野パルセイロ・レディース
[埼玉スタジアム2002]
サンフレッチェ広島レジーナ vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
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新生なでしこジャパンが大会初優勝!籾木結花、古賀塔子のゴールで世界ランク1位アメリカ破り3戦全勝【2025 SheBelieves Cup】
なでしこジャパン(女子日本代表)は日本時間27日、2025 SheBelieves Cupの第3戦でアメリカ女子代表と対戦し、2-1で勝利。大会初優勝を飾った。 ニルス・ニールセン監督が就任した新生なでしこジャパンは、初陣となった2025 SheBelieves Cupの初戦でオーストラリア女子代表に4-0の完勝。続く第2戦もコロンビア女子代表と対戦して4-1の勝利を収め、新体制連勝を飾っての第3戦となった。 一方のFIFAランキング1位のアメリカも、ここまで2連勝中。第1戦はコロンビアに2-0、第2戦はオーストラリアに2-1の成績を残し、得失点差では不利の状態で第3戦に臨んでいる。 なでしこジャパンの布陣はGKに山下杏也加、4バックは右から守屋都弥、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる。中盤は長野風花、長谷川唯、籾木結花の3枚で構成され、3トップは右から浜野まいか、田中美南、藤野あおばの並びとなった 引き分けでもなでしこの優勝が決まる試合は、開始早々にスコアが動く。長谷川のパスに抜け出した籾木が冷静に相手GKとDFをかわすと、落ち着いてゴール左にシュートを突き刺し、なでしこジャパンが大きな先制点を挙げた。 出鼻を挫かれたアメリカは前線から強いプレッシャーを仕掛ける。12分にはピッチを大きく使った攻撃から、ホランにヘディングシュートを打たれたがGK山下がキャッチした。 攻撃の手を緩めないアメリカは、14分にマカリオがフィジカルを活かしての中央突破。絶妙なスルーパスにセントナーが抜け出すと、ゴール右隅にシュートを叩き込み同点弾を決めた。 防戦続いたなでしこだが、25分にはボックス内に進入した北川がシュートも枠外へ。その後もサイドを使った攻撃を見せて、アメリカの守備攻略を図る。 34分には右サイド籾木のクロスに長谷川が飛び込んだが、惜しくも合わず。前半は一進一退の攻防が続いたが、両チームとも決定的なチャンスはないままハーフタイムを迎えた。 後半からなでしこは長野、北川に代えて宮澤ひなた、古賀塔子を投入。すると50分、ボックス手前で得たFKから長谷川が直接狙うと、GKキャンベルに防がれるもこぼれ球に詰めた古賀がグラウンダーで流し込み、勝ち越し弾となった。 前半同様、失点直後から一気に圧力を強めるアメリカ。それに対して集中した守備で対応するなでしこは、57分に千葉玲海菜と松窪真心を投入する。熊谷の頭部負傷やGK山下の治療がありながらも、前線からの守備でアメリカに思うようなプレーをさせない。 75分には浜野に代えて高橋はなが出場。負けさえしなければ良い状況でもなでしこは守りに徹することなく、プレッシャーをかけてからの素早い攻撃を見せ続ける。 なかなか打開できないアメリカは80分にショウがミドルシュートもGK山下がキャッチ。続く89分には危険なミドルシュートでゴールを脅かされるも、GK山下が左手一本で弾き出すビッグセーブを見せた。 5分のアディショナルタイムも巧みに時間を使い、そのままタイムアップ。3戦全勝と強さを示したなでしこが、ニールセン監督となって初の大会で自信を得られる大会初優勝を果たした。 アメリカ女子代表 1-2 なでしこジャパン 【アメリカ】 アリー・セントナー(前14) 【なでしこジャパン】 籾木結花(前2) 古賀塔子(後5) ◆なでしこジャパン出場メンバー GK 山下杏也加 DF 守屋都弥(84分→ 林穂之香)、宝田沙、熊谷紗希、北川ひかる(HT→ 古賀塔子) MF 長野風花(HT→ 宮澤ひなた)、長谷川唯、籾木結花(57分→ 松窪真心) FW 浜野まいか(75分→ 高橋はな)、田中美南、藤野あおば(57分→ 千葉玲海菜) 2025.02.27 14:45 Thu3
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