三笘薫のブライトン、新監督候補トップはデ・ゼルビ? サッスオーロやシャフタールで指揮

2022.09.16 13:02 Fri
Getty Images
新監督を探しているブライトン&ホーヴ・アルビオンだが、新たな候補が浮上した。

9日、トーマス・トゥヘル監督を電撃的に解任したチェルシーは、ブライトンのグレアム・ポッター監督の引き抜きに成功。今季はプレミアリーグで4位と好スタートを切ったチームは、3年半率いた指揮官を突如失った。
チームを成功に導いていたポッター監督の引き抜きにあったブライトン。監督の挑戦を後押しすることとなったが、新監督を探さなければいけなくなった。

シーズン開幕直後、移籍市場も閉まり、ここからチームとしてブラッシュアップしていく中での指揮官交代という予想だにしないことが起きた一方で、エリザベス2世女王陛下の逝去、鉄道ストライキによる試合中止、そしてインターナショナル・ブレイクと、ポッター監督退団後に試合がないという奇跡も重なっている。

通常であれば早急に決断しなければいけない監督人事だが、思わぬ時間を得たことでブライトンは慎重に後任監督を吟味している。
早々に名前が挙がっていたセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督や、ボデ/グリムトを率いるヒェティル・クヌートセン監督、マインツのボー・スヴェンソン監督がリストアップされている中、ロベルト・デ・ゼルビ氏(43)に近づいているようだ。

イタリア『カルチョ・メルカート』によれば、シャフタール・ドネツクの監督を退任してからフリーのデ・ゼルビ氏が候補者リストのトップにいるとしている。

ブライトンはアプローチをしており、合意には至っていないものの、評価しているとのことだ。

イタリア人指揮官のデ・ゼルビ氏はサッスオーロを率いて安定した戦いを見せ、今夏はシニシャ・ミハイロビッチ監督を解任したボローニャもオファーしたが断ったとのこと。モンツァも監督を解任したためにオファーをしているようだが、海外での経験を積みたい考えがあるようだ。

何にしても10月までブライトンは試合がないこととなり、来週に決めることになった模様。日本代表MF三笘薫も所属し、日本でも注目が集まっているだけに、誰が指揮を執るのか注目が集まる。

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メッシ加入でPSGはどう変わる? 夢の3トップは? 起用法を考察

10日、パリ・サンジェルマン(PSG)がバルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)を獲得した。 5日にバルセロナとの契約更新が伝えられると思われた中、まさかの退団が発表。クラブサイドの「財政的・構造的な障害(ラ・リーガの規定)」を理由に、再契約叶わなかった。 それから5日後、10日にメッシのPSG加入が発表。世界中が注目した新天地はフランスのパリに決まった。 PSGは言わずと知れたビッグクラブ。各国の代表選手を揃え、チャンピオンズリーグ(CL)制覇という大きな目標に向けてチームを強化している。 今夏の移籍市場でもメッシ以外に多くの選手を獲得。悲願成就に向けて、着々と戦力を整えている状況だ。 そこで気になるのは、やはりメッシの起用方法。前線にもタレントが揃っているチームで、多くのゴールを生み出すメッシをどう起用するかは、PSGの野望を成し遂げる上では重要となる。 <span class="paragraph-title">◆ポチェッティーノの変化</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_1_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 昨シーズン途中にトーマス・トゥヘル監督の退任に伴い就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督。基本的に採用するシステムは[4-2-3-1]か[4-3-3]となっている。 前線は1トップに両ウイングを置くシステムを採用しており、トップにフランス代表FWキリアン・ムバッペ、左にブラジル代表FWネイマール、右にアルゼンチン代FWアンヘル・ディ・マリアという並びが多い。 パターンとしてはトップに元アルゼンチン代FWマウロ・イカルディが入ることもある。また、ネイマール不在時には左にムバッペが入ることもあった。 また、ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーは、左右のウイングを務めることも可能だ。 [4-2-3-1]でも基本的には変わらない。ボランチが2枚になるものの、トップ下にはネイマールが入ることが多く、その他にはイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティや元ブラジル代表MFラフィーニャが入ることに。両サイドはディ・マリア、ドラクスラー、ムバッペの他、イタリア代表FWモイぜ・ケアンなどが入った。 何れにしてもベースは3トップ。この形はメッシが所属したバルセロナと変わらないシステムだ。昨季終盤こそ、ロナルド・クーマン監督は[3-5-2]や[3-4-2-1]のシステムを採用していたが、メッシとしては慣れ親しんでいるシステムと言える。 しかし、今シーズンのリーグ・アンの開幕戦では、ポチェッティーノ監督は[4-4-2]を採用。選手が揃いきっていないという状況も大きく影響していると見られるが、新たなシステムを採用していた。今後も継続するのかどうか。そもそも選手がいつになったらしっかり揃うのかが、カギと言えそうだ。 <span class="paragraph-title">◆[4-2-3-1]ならトップ下</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_4231_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> ではメッシが入った場合はどういったシステムとなるのか。まず、昨シーズンからの変化で言えば、前線はケアンがエバートンへと復帰。しかし、他の選手は残留している状況だ。 また中盤にはオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがリバプールから加入。最終ラインではモロッコ代表DFアクラフ・ハキミがインテルから、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスがレアル・マドリーから加入。また、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマがミランから加入した。 下部組織からも選手を昇格させているが、主軸になるにはまだ時間が掛かるだろう。その中に、メッシも加わるという状況だ。 では、[4-2-3-1]のシステムならどうなるか。前線の組み合わせは2列目に3人、1トップという状況だ。現在のメンバーで考えれば、メッシはトップ下での起用となるだろう。1トップにはムバッペが入り、左にはネイマール、右にディ・マリアという感じだろうか。もちろん試合中にポジションは移動するが、基本ポジションとしてはトップ下になると考えられる。 一方で、2列目のサイドでの起用はなかなか考えにくい。サイドハーフとなると守備面での貢献が求められ、守備に時間を割くことも必要とされる。試合中の流れでサイドに位置することはあっても、基本として置かれることはないと考えて良いだろう。 中盤はボランチが2枚。ここも人材は豊富で、メッシをよく知るアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスやMFイドリサ・グイエ、MFダニーロ・ペレイラ、MFアンデル・エレーラらがいる。どの組み合わせでも高い力を発揮することは間違いなく、攻撃に比重がかかっても大きな問題はなさそうだ。 <span class="paragraph-title">◆[4-3-3]の右ウイング</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_433_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> ただ、メッシをサイドで起用するという観点で言えば、[4-3-3]というシステムに変えてくるだろう。より高い位置を取れる3トップにし、バルセロナでも務めていた右ウイングにメッシ、左にネイマール、中央にムバッペという形になるはずだ。 そして中盤は3枚に。アンカーにインサイドハーフが2枚という形になるだろう。インサイドハーフとなれば、ラフィーニャ、ヴェッラッティ、そしてワイナルドゥムも居る。もちろん、パレデスやグイエも起用でき、層はかなり厚い。選手の状態や相手も踏まえて、[4-2-3-1]と[4-3-3]は使い分けてくることになるだろう。 メッシとしては、トップの位置か右ウイングというポジションをやってきただけに、[4-3-3]の右ウイングという可能性は高いとも言える。ポチェッティーノ監督が周りの選手とのバランスをどう考えていくかが注目となりそうだ。 一方で、右に入るとなった場合は、サイドバックも関係してくる。右サイドバックのレギュラーは今夏加入のハキミになるだろう。開幕戦ではゴールを決めるなど、攻撃性能が高く、メッシと縦に並べると攻撃面の怖さは出るが、守備面ではもしかしたら脆さを見せる可能性も考えられる。その辺りのバランスをどう考えるかも注目だ。 <span class="paragraph-title">◆[4-4-2]で2トップも</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_442_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> パターンとしては[4-4-2]もあり得るだろう。もちろんこれは選手の状態なども影響すると考えられる。開幕戦のトロワ戦で採用されたが、ユーロ2020やコパ・アメリカ2021などの影響で、選手が揃っていないまま開幕を迎えたことも要因だ。 ちなみに開幕戦はムバッペとイカルディが2トップを組み、右にワイナルドゥム、左にドラクスラーが入った。ボランチはエレーラとペレイラという並び。ベンチには若手が数人入っているところを見ても、このメンバーがベストとは言えないだろう。 [4-4-2]を採用すれば、メッシは2トップの一角に入るはず。しかし、ネイマール、ムバッペとの同時起用を考えれば、[4-4-2]は採用するとは考えにくく、かなり限定されたタイミングでの採用になると思われる。 <span class="paragraph-title">◆ベストは[4-2-3-1]か</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_4231_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> 実際に全ての選手が起用可能となった場合、ポチェッティーノ監督がどういったメンバーを選ぶのかは現段階では不明だ。ただ、最大限の力を出すには、[4-2-3-1]が良いと考えられる。 トップにはムバッペ、トップ下にメッシ、左にネイマール、右にディ・マリアという配置だろう。右はワイナルドゥムでも良いかもしれない。 ボランチはパレデスとペレイラがファーストチョイスになるだろうか。 最終ラインは右にハキミ、中央にセルヒオ・ラモスとブラジル代表DFマルキーニョス、左にアブドゥ・ディアロが入るだろう。そしてGKはイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマとなると予想される。 もちろん、各ポジションに控え選手にするにはもったいないほどの選手が揃っており、状態の良い選手がピッチには立つはず。何れにしても、豪華な面々が揃っていることが改めて感じられそうだ。 <span class="paragraph-title">◆オプションで[3-4-3]も</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_343_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> 一方で、後ろのメンバーを考えると3バックというシステムも捨てがたい。セルヒオ・ラモス、マルキーニョスに加え、フランス代表DFプレスネル・キンペンベもチームにはいる。4バックにすれば必然的に1人はベンチ。昨季終盤ケガに悩まされたセルヒオ・ラモスは開幕からしばらく欠場が見込まれ、状態が不安だが、3人がベストな状態になれば3バックもあり得るだろう。 そうなると、中盤の右にハキミを上げることが可能に。メッシ、ハキミが並ぶ右サイドにセルヒオ・ラモスが支える形となれば、守備面も不安は軽減される。 チーム全員が万全の状態であれば、4バックではなく3バックという選択肢が最適な可能性も。ポチェッティーノ監督はトッテナム時代に3バックを採用したこともあり、引き出しにないわけではない。考えは広がるばかりだ。 心機一転、バルセロナで初めてもらった「30」を背負ってプレーすることとなるメッシ。どのシステムでもハマる可能性は高く、その力でPSGに悲願のビッグイヤーをもたらすことはできるだろうか。デビューが待たれる。 <span class="paragraph-title">【フォーメーション画像】メッシはどのシステムがハマる? 4タイプを予想</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_4231_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_433_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" 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「特別な舞台だった」久々に日本のファンの前でプレーした三笘薫、45分間のプレーには「まだまだ足りない。磨かなければ」

ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が、鹿島アントラーズ戦を振り返った。 24日、「ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ジャパンツアー2024」の初戦で、ブライトンは国立競技場で鹿島アントラーズと対戦した。 初来日となったブライトン。日本で最もタイトルを獲得している鹿島との一戦に三笘は先発出場。左ウイングでプレーし、45分間の出場となった。 試合は15分にヤンクバ・ミンテのゴールで先制。前半を0-1で折り返すと、後半には多くの選手を入れ替えた中でゴールラッシュ。51分にジェレミー・サルミエントが追加点を奪うと、54分にはヤシン・アヤリのゴールで3点目を奪う。 さらに63分、74分にはアマリオ・コジアー=デュベリーが連続ゴールで5点にリードを広げるが、84分に一瞬の隙を突かれて失点。それでも1-5で圧勝し、ジャパンツアーを良い形でスタートさせた。 試合後、記者会見に出席した三笘は試合を振り返り、収穫があったと手応えを語った。 「5-1でしたが、内容的にはそこまで点差が広がるようなものではなかったと思います。しっかりと決定力を活かして勝てたことは良かったですし、自分たちがやりたいサッカーはある程度できたので、収穫があったかなと思います」 ファビアン・ヒュルツェラー監督の下での戦いでは、前からのプレスもしっかりを行うトレーニングをしていた。 守備の出来については「立ち上がりは全選手は意識があって、コンパクトにできていたと思います。後になってくると前が行けなくなった時に、サイドで数的優位を作られて奪われるシーンが多かったです」とコメント。「前が行き切るのか、後ろが引き込むのかというのもまだまだこれからだと思います。前の人がチェイスをして強度高くやるというのが監督がやりたいことだと思うので、フィジカルを上げていかなければいけないと思います」と、チームとしての判断と共に、酷暑での戦いの難しさにも言及した。 多くの選手は45分間のプレーとなった中、試合後には疲労感を見せていた。「イングランドで試合をするのと、日本で試合をするのはなかなか違うので、45分でも全選手疲労していたと思います」と三笘は振り返り、「それでもこの暑さの中で動けることは確認できたので、90分であればまた違う話になると思いますけど、悪くはない試合だったかなと思いますし、これからコンディションを上げれば、シーズンにも入っていけると思います」と、しっかりと日本で調整することが、シーズンに繋がると語った。 一方で、攻撃の評価については「45分の中でボールに絡む時間はなかなか多くなかったですが、裏の抜け出しで良いシーンもありましたが、仕留めるにはまだまだ足りないなと思いますし、磨いていかなければいけません」と課題を口に。「選手1人1人の立ち位置が、自分たちのサッカーでハッキリしていない部分もあるので、それも確認できたので次の試合に生きると思います」と、チーム全体の連係という点でも、しっかりと次に生きるものになるとした。 ケガもあり、久々に日本のファン・サポーターの前でプレーした三笘。「僕自身にとっては特別な舞台でしたし、ブライトンとしては親善試合で強化する試合なので、勝ちと内容を求めていました」とコメント。「僕自身は日本のサポーターのためにという気持ちもありましたけど、ブライトンの一員として結果を残さないといけないという気持ちがありました」と、まずはチームで結果を出すことを優先したという。 負傷していた腰の状態については「全然問題なくできましたし、違和感もなくできているので、シーズンで90分戦える能力をつけていかなければいけないと思います」とコメント。フル稼働するための準備はこの先も続いていく。 2024.07.25 00:40 Thu
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「あそこまでボコボコにやられると楽しい」 鹿島エースがブライトンとの力試しで受けた“衝撃” 「僕らも見習わないと」

鹿島アントラーズのエースがプレミアリーグクラブとの力試しマッチを振り返った。 今季の明治安田J1リーグで首位FC町田ゼルビアからなる上位集団につける鹿島。このブレイク期間に三笘薫を擁するブライトン&ホーヴ・アルビオンのジャパンツアー第1戦の相手して、24日に国立競技場で対戦した。 あくまでフレンドリーマッチだが、鹿島は大卒1年目からインパクトを残す濃野公人らが欠場した一方で、シーズン中の主力がズラリ。だが、スコアは後半の4失点など1-5の完敗で、終盤に1点を返すのがやっとだった。 かつてシント=トロイデンでプレーし、欧州経験ありの鈴木優磨もプレーした84分間のなかで世界を感じる試合だったようだ。 「スピードもだし、寄せもしっかりと取りにきている距離だったから、久しぶりにちゃんと圧を感じた。(楽しそう?) あそこまでボコボコにやられると楽しいっすよ」 Jリーグでは攻撃の作りにも定評のある鈴木だが、その部分でも「難しかった」と話す。ただ、そこよりも相手のビルドアップが印象深いという。 ブライトンは新たに就任したファビアン・ヒュルツェラー監督のもとで始動したばかりで、この試合が初陣だったが、縦パスを次々と通すビルドアップに「相当の約束事があるなかでやっているなと感じた」と語った。 そのなかで、かつてレアル・マドリーと対戦した際に受けた衝撃を前置きした上で、「今日やってみて、世界のサッカーはとんでもないスピードで成長しているなと感じた。すごく差を感じている」と続けた。 また、「衝撃の連続だった。(ボールを取りに)いっても取れないし、相手GKに蹴らせたと思ったら、それがパスになる。一人ひとりのボールの質だったり、正直、レベルが違うなと感じた」と差を痛感した。 そんな28歳FWだが、84分に17歳FW徳田誉の一矢報いるゴールをアシスト。鹿島にとってはポジティブな要素で、徳田のポテンシャルを高く買う鈴木も2人の関係性から生まれたゴールに手応えを感じた。 「誉は絶対にアントラーズを背負って立つ存在になると思っている。将来的に僕と誉が2トップを組むという形も見せていければ良い。彼は10代のなかでもすごい能力を持った選手」 「彼を生かしつつ、僕も生きていければ良いと思う。そういったなかで、今日、アシストができて良かったと思っている」 そして、ブライトン戦から学ぶべきものにも「やっていることの完成度」とし、「僕らもまだまだ見習わないといけない」との言葉とともに、Jリーグ再開後の戦いにこの経験を生かす姿勢を示した。 「この試合の感覚は忘れちゃいけない。一人ひとりが感じたことを話しながら、さらにチームとして良い方向にもっていけるように頑張りたい」 2024.07.25 02:30 Thu
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前半出場の三笘薫も魅せたブライトンが鹿島に5発快勝! ジャパンツアー1戦目を派手に飾る【国際親善試合】

『ブライトン&ホーヴ・アルビオン ジャパンツアー2024』のブライトン&ホーヴ・アルビオンvs鹿島アントラーズが24日に国立競技場で行われた。 新たに就任した31歳指揮官ヒュルツェラーのもとでプレシーズンをスタートさせるなか、初来日し、鹿島と東京ヴェルディを相手に2連戦のブライトン。鹿島戦ではこのプレーシーズン中にケガから完全復活を期す三笘薫がファン・ヘッケやウェルベック、ミルナーとともに先発入りし、ミンテやオスマンの新顔もスタートからピッチに立った。 一方、明治安田J1リーグで優勝争いを演じるなか、このブレイク期間にプレミアリーグクラブと力試しの鹿島は大卒1年の右サイドバックながら6ゴールと活躍する濃野公人がメンバー外に。ただ、鈴木優磨、三竿健斗、柴崎岳、植田直通、安西幸輝と欧州経験者が揃って先発するなど、シーズン中の主力と呼べる顔ぶれでぶつかっていった。 注目の三笘を左ウイングに置いたブライトンが入りから深くに攻め入るシーンを作り出したが、次第に鹿島がボールを握る流れに。鹿島がコンビネーションからの崩しに持ち込むなか、13分にウェルベックが絡むボール奪取から、三笘がらしいドリブルから右足シュートを放つシーンがブライトンに巡ったりとチャンスを作り出していく。 すると、15分にもブライトンがカウンターに持ち込み、自陣ハーフウェイライン付近のミルナーが素早く前線にボールを供給。ミンテがボックス右に持ち込み、フェイントを織り交ぜながらのドリブルで関川郁万、植田を次々と攻略し、最後は相手GK早川友基の逆を取る左足フィニッシュをねじ込み、ブライトンが先に試合を動かしてみせる。 そのゴールをきっかけにペースを握ったブライトンは三笘が仕掛けだけでなく、スルーパスに右足アウトサイドでの浮き球とチャンスメーク役として存在感を大きくし、押し込む展開に。試合を1-0で折り返す。 ブライトンが後半からGKスティールを除いて、三笘をはじめとするフィールドプレーヤーをガラリと変更したなか、藤井智也や樋口雄太、徳田誉を送り込み、入りから攻めに出た鹿島だが、51分の左CKから大外の味方が落としたボールをサルミエントがトラップから右足。豪快に鹿島ゴールを揺らして、ブライトンが後半早くに次のゴールも奪う。 アピールに燃える若き才能の勢いも生かして、追加点を奪い切ったブライトンはその後も鹿島に攻撃の時間を許さず。54分には左サイドを経由した攻めから波状攻撃に転じ、アディングラのパスを受けたアヤリが一気にドリブルでボックス右深くに抜け出して、右足フィニッシュをニア上に。ブライトンが立て続けのゴールで鹿島をさらに突き放す。 鹿島が完全に流れをもっていかれるなか、ブライトンが63分にも左サイドからの攻撃をブオナノッテの落としを挟み、ボックス右のコジアー=デュベリーが左足コントロールショット。安西と関川の間をしっかりと射抜いたボールがファーに吸い込まれ、ブライトンが得点を重ねると、鹿島は69分にミロサヴリェヴィッチとギリェルメ・パレジを送り込む。 だが、74分のブライトンが自陣中央でのボール奪取からカウンター。自陣右サイドで相手のパスを処理しようとした師岡柊生が体勢を崩すと、それを見逃さなかったコジアー=デュベリーがかっさらってボックス右に持ち込むと、GK早川との一対一にも動じず。左足シュートをゴール左隅に決め切って、ブライトンの5ゴール目もマークした。 意地を示したい鹿島は82分に須藤直輝の投入にも動いたなか、84分に鈴木が右サイドからのパスをワンタッチで前に叩くと、うまく裏に抜け出した徳田が胸トラップからの右足でネットを揺らして一矢報いるゴールを決めたが、ブライトンが5-1で快勝。約2万5000人の観客を沸かせるジャパンツアー1戦目となった。 ブライトン&ホーヴ・アルビオン 5-1 鹿島アントラーズ 【ブライトン】 ヤンクバ・ミンテ(前15) ジェレミー・サルミエント(後6) ヤシン・アヤリ(後9) アマリオ・コジアー=デュベリー(後18、後29) 【鹿島】 徳田誉(後39) 2024.07.24 20:53 Wed

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