代表期間でのカンテとプリシッチの再負傷を心配するトゥヘル監督「少しおびえている」
2021.11.08 17:34 Mon
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、代表ウィークでの選手の負傷を心配している。クラブ公式サイトがコメントを伝えた。
プレミアリーグ11試合を終えて、8勝2分け1敗で首位に立つチェルシーだが、ここ最近は負傷者が続出。1-1の引き分けに終わった6日のバーンリー戦では、離脱中のFWロメル・ルカクとFWティモ・ヴェルナーに続いて、MFマテオ・コバチッチとDFマルコス・アロンソがケガで欠場していた。
そんな苦しい状況のなか、今週末からはカタール・ワールドカップ(W杯)予選が行われる。各国の代表メンバーを多く抱えるトゥヘル監督は、MFエンゴロ・カンテとFWクリスチャン・プリシッチが代表戦で再負傷することを懸念しているようだ。
「我々は選手が自国で活躍することを喜んでいる。彼らは国を代表することを誇りに思っているし、プレーするために指名された最高の選手たちなのだ。私はそのことをしっかり理解している」
「その一方で、代表活動に参加させずに特定の選手を休ませて、コブハムで一緒にトレーニングができるようにしたいとも思っているよ。ケガから復帰した選手たちは安静にさせたいが、時にはこのようなこともある。もし彼らが自国のためにプレーできるのであれば、それは良いことだ」
「ここ数週間、彼らはほぼ毎日我々と一緒に回復に努めてきたが、代表戦ではそれぞれの国の選手としてプレーできるのだ。クラブに戻ってきたとき、より高いレベルに成長できるような出場時間を得られることを期待している」
「そうなることを願う一方で、彼らがケガをしないことも祈っている。これはエンゴロやクリスチャンだけでなく、チェルシーに所属するすべての代表選手に対してだ。我々にはどうすることもできないので、選手が遠くに行ってしまうことにはいつも少しおびえている」
プレミアリーグ11試合を終えて、8勝2分け1敗で首位に立つチェルシーだが、ここ最近は負傷者が続出。1-1の引き分けに終わった6日のバーンリー戦では、離脱中のFWロメル・ルカクとFWティモ・ヴェルナーに続いて、MFマテオ・コバチッチとDFマルコス・アロンソがケガで欠場していた。
そんな苦しい状況のなか、今週末からはカタール・ワールドカップ(W杯)予選が行われる。各国の代表メンバーを多く抱えるトゥヘル監督は、MFエンゴロ・カンテとFWクリスチャン・プリシッチが代表戦で再負傷することを懸念しているようだ。
「その一方で、代表活動に参加させずに特定の選手を休ませて、コブハムで一緒にトレーニングができるようにしたいとも思っているよ。ケガから復帰した選手たちは安静にさせたいが、時にはこのようなこともある。もし彼らが自国のためにプレーできるのであれば、それは良いことだ」
「私たちは、選手がどこに行くのか、どれくらいプレーするのかを考慮して、スケジュールを計画している。これはエンゴロやクリスチャンのような選手に当てはまることだ」
「ここ数週間、彼らはほぼ毎日我々と一緒に回復に努めてきたが、代表戦ではそれぞれの国の選手としてプレーできるのだ。クラブに戻ってきたとき、より高いレベルに成長できるような出場時間を得られることを期待している」
「そうなることを願う一方で、彼らがケガをしないことも祈っている。これはエンゴロやクリスチャンだけでなく、チェルシーに所属するすべての代表選手に対してだ。我々にはどうすることもできないので、選手が遠くに行ってしまうことにはいつも少しおびえている」
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