「ここに要塞を築きたい」 好調のエバートン指揮官がチームに自信

2021.09.14 10:34 Tue
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エバートンラファエル・ベニテス監督がホームでの勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

プレミアリーグ開幕からの3試合で2勝1分けと好調なスタートを切ったエバートンは13日に行われた第4節において、バーンリーとホームで対戦。膠着した試合展開が続くなか、53分に先制点を許したものの、60分にDFマイケル・キーンの得点で同点とすると、そこからMFアンドロス・タウンゼントのゴールなどで一気に2点を追加し、3-1で勝利した。

この結果、プレミアリーグ連勝を飾ったエバートンは首位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点で並ぶ4位となっている。試合後のインタビューに応じたベニテス監督はチームのパフォーマンスを称賛しており、選手たちが常にベストを尽くそうとする姿を喜んだ。
「チームとファンのつながりをとても嬉しく思っている。我々はここに要塞を築いていきたいね」

デマライ・グレイもアンドロスもクオリティが高く、優れたプロフェッショナルだ。彼らは、30歳のアンドロスでさえ学ぶことに熱心な姿勢を見せている」
「ファンが求めているのはすべてを捧げるチームだと思う。そして、彼らはそれを毎日、見られるだろう。去年の選手たちはもしかすると、そのレベルに達していなかったかもしれない。でも、今はすべてを捧げており、ファンもそれを評価している。それがチームを前に進ませる方法なのだ」

「ドレッシングルームで選手たちには、『我々はまだ何もしていない』と話した。我々はまだ始まったばかりであり、多くを改善する必要がある。でも全員がベストを尽くそうとしている姿には本当に嬉しく思っているよ」

また、ベニテス監督は今夏に加入して以降、公式戦5試合の出場で2ゴール2アシストの活躍を見せるタウンゼントに言及。ベテランの獲得は正しかったことを強調している。

「誰もがこのチームにはウイングが必要だと言っていた。今日はリシャルリソンがセンターフォワードとして素晴らしい仕事をしたが、2人のウイングがストライカーの仕事を助けていたと思う」

「アンドロスは我々にとって重要な選手になると私は確信していた。彼はプロフェッショナルで学ぶことに熱心な人間だ。そして、我々には他にも向上したいと思っている選手が揃っている」

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新スタジアム移転予定のエバートンが7年連続の赤字、総額1106億円

新スタジアム建設に動いているエバートンは31日、2023-24シーズンの決算を発表。5320万ポンド(約103億2000万円)の損失を発表し、7年連続での赤字となった。 エバートンの2023-24シーズンは売上高が増加し、1億8690万ポンド(約362億7000万円)となったが、損失を計上。2022-23シーズンの8910万ポンド(約172億9000万円)からは減少しているものの、引き続きの赤字となった。なお、赤字の総額は5億7000万ポンド(約1106億円)となった。 2023-24シーズンのエバートンは、3年間のプレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に2度違反したため、勝ち点8を減点されていた。 PSRの規定では、3年間で最大1億500万ポンド(約203億7000万円)の損失を被ると制裁を受ける可能性があり、エバートンはこれを超えているものの、インフラやユース、女子チームの投資に関するものは差し引くことが可能となり、処分対象にはならなかったようだ。 エバートンは新シーズンからグディソン・パークを離れ、ブラムリー・ムーア・ドックにある5万2888人収容の新スタジアムに移転予定。昨年12月にはフリードキン・グループが買収し、資金調達を行っていた。 2025.03.31 23:55 Mon
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「謝罪を無視された」リシャルリソンがチアゴに恨み節

エバートンのブラジル代表FWリシャルリソンと、リバプールのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラとの間に、小さな確執が生まれた模様だ。 事の経緯は昨年10月に行われた両チームによるマージ―サイド・ダービーまで遡る。エバートンの本拠地グディソン・パークでの一戦は、VARの介入で最後まで劇的な展開となった中で、2-2の痛み分けに。 リバプールのDFヴィルヒル・ファン・ダイクが大ケガを負ったことでも印象深い同試合だが、終了間際にはリシャルリソンがチアゴにアフターチャージを見舞い一発退場、チアゴもケガをする事態が起きていた。 これでヒザを負傷したチアゴは、その後丸2カ月の離脱を余儀なくされ、初のプレミアリーグ挑戦はほろ苦いスタートを切ってしまうこととなった。 この件に関してリシャルリソンは、ブラジル人ジャーナリストのチアゴ・アスマール氏や、ブラジル代表のレジェンド、ジュリオ・セーザル氏、さらにはアーセナルのDFダビド・ルイスとアヤックスのFWダビド・ネレスが参加したYouTube配信において、SNSを通じてチアゴに謝罪していたことを告白。ところが、相手側からの返答はなかったという。 「あの試合は『やってしまった』って感じだったよ」 「あの後、インスタグラムで謝罪したんだ。でも返信はなかった。だから僕は『返信したくないのなら、このメッセージは削除する』と言ったんだ」 「それから本当にメッセージを消した。彼からの返事はないままね」 「それからまたダービーがあった。今度は相手のホームだ。彼は僕の顔を見なかったし、僕も彼を見なかった。そのまま試合は始まった。彼はピジョン(リシャルリソンの愛称、鳩の意)を無視したのさ」 2021.03.31 21:00 Wed

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