決まっていたはずが…リシャルリソンがキャルバート=ルーウィンとPKキッカーを巡ってひと悶着

2021.08.30 15:55 Mon
Getty Images
エバートンのイングランド代表FWドミニク・キャルバート=ルーウィンとブラジル代表FWリシャルリソンが試合中にもめた。エバートンは28日、プレミアリーグ第3節のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦をアウェイで戦った。1-0で迎えた58分、DFシェイマス・コールマンが倒されてPKを獲得。追加点を奪う絶好の機会を得た。

だが、キッカーを誰が務めるかでひと悶着。前節のリーズ戦でもPKを沈めたキャルバート=ルーウィンを差し置き、ボールを持ってスポットへと向かったのはリシャルリソンだ。自分が蹴るものだと思っていたキャルバート=ルーウィンは驚いた様子。最終的にはチームメイトの説得もあり、リシャルリソンはキッカーを譲った。
キャルバート=ルーウィンはこれをきっちりと決め、3試合連続ゴールを記録。一方で、リシャルリソンは浮かない表情だ。

このシーンについて、ラファエル・ベニテス監督はイギリス『デイリー・メール』に次のように明かしている。「試合前にキッカーは決めていた」と説明し、2人の関係性については何も心配していないと語った。
「試合前に話をしたが、PKが2つあった場合、最初のPKはドミニク(・キャルバート=ルーウィン)、2番目はリシャルリソンだと伝えていた」

「リシャルリソンは点を取りたいと思っている。それは普通の感情だが、我々が勝ち、ドミニクが得点したことを嬉しく思う。そして、誰もがそれに満足している必要がある」

リシャルリソンは昨シーズンにもMFギルフィ・シグルドソンからキッカーの権利をもらおうと、同様の行為をしていたとのこと。ゴールへの貪欲さがむき出しだ。

試合はそのまま2-0でエバートンが勝利。開幕から2勝1分けと、好スタートを切っている。

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