【2022年カタールへ期待の選手vol.84】予想外の難しさが伴うカタールW杯最終予選序盤2連戦。キーマンになるべきはこの男!/古橋享梧(セルティック/FW)
2021.08.21 14:30 Sat
「古橋(享梧)に関しては、すごくチームに馴染んでいるというか、戦術の中でフィットして、本人のよさも発揮できてるなと思います。古橋の特徴を分かっていて、そこに向けて動いてくれた(アンジェ・ポステコグルー)監督がいるのはすごく大きなことなのかなと活躍を見ていて思います。ホント、すごいですね」日本代表の森保一監督が目を輝かせた通り、スコットランドリーグ1部・セルティックに赴いてからの古橋の爆発ぶりは凄まじい。
7月16日にヴィッセル神戸から完全移籍の基本合意が発表され、翌週に新天地へ赴くと、才能を高く評価していたポステコグルー監督によって瞬く間に戦力に追加された。そして7月31日の今季開幕・ハーツ戦でスコットランドデビューを飾り、8月5日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦のFKヤブロネツ戦で初先発。いきなりゴールを叩き出す。
これで自信を得た快足アタッカーはそこから水を得た魚のように躍動。8月8日のダンディー・ユナイテッド戦でハットトリックを達成。15日のハーツ戦、18日のELプレーオフのAZ戦でもそれぞれ1点ずつを奪い、ここまで公式戦6試合で6ゴールという驚異的な活躍を見せているのだ。
「ここからカタール・ワールドカップ(W杯)に出るためには、与えられた時間を大切にしないといけない。短い時間かもしれないけど、その中で1回のチャンスは絶対に来ると思うんで、そのチャンスを決め切るようにしたい。とにかく“数字”だと思います。今年はよりその数字を意識してやってます」
しかも「お試し期間」的な色合いの濃いレンタル移籍ではなく、推定5億円という破格の移籍金を伴う完全移籍だ。中央大学時代はJ1からオファーがなく、一時はプロサッカー選手の道を諦めかけた小兵アタッカーがFC岐阜、神戸を経て、欧州へ駆け上がった男のサクセスストーリーは見る者の胸を熱くさせる。「1年後にはイングランド・プレミアリーグにステップアップするのではないか」という見方も強まっているだけに、彼の「成り上がり物語」はここからが本番だ。
森保監督の期待値も日に日に高まっているに違いない。9月2日のオマーン戦(吹田)から幕を開けるカタールW杯最終予選の切り札と位置付けている可能性も大いにある。
古橋が担うアタッカーのポジションはご存じの通り、日本代表屈指の激戦区。2列目であれば、右に伊東純也(ゲンク)と堂安律(PSV)、左に南野拓実(リバプール)と原口元気(ウニオン・ベルリン)、トップ下に鎌田大地(フランクフルト)と久保建英(マジョルカ)というように国際経験豊富な面々がズラリと並んでいる。
1トップにしても古橋の後釜として神戸に移籍した大迫勇也を筆頭に、フランス2部・トゥールーズで新たなスタートを切ったオナイウ阿道、東京五輪で株を上げた林大地(シントトロイデン)らが虎視眈々とポジションを狙う状態だ。
こうした面々の中で、古橋にアドバンテージがあるのは、すでに新天地でトップフィットした状態であること。鎌田や原口はまだドイツ・ブンデスリーガ1部開幕直後で少し重い印象だし、南野はまだ出番を得ていない。久保、大迫らは新たな環境に赴いてリスタートしたばかりだし、堂安に至ってはまだプレー先が確定していない。そういった流動的な状況だけに、コンディションのいい快足アタッカーの存在は重要だ。
前線の4ポジションを全てこなせる柔軟性も見逃せない。セルティックでもサイドや最前線で臨機応変によさを出している。そういう人材は指揮官にとって使い勝手がいい。ポステコグルー監督はそんな特徴も理解上で彼を獲得し、最大限有効活用しているのだろう。
加えて言うと、スタメンでもジョーカーとしてもフィニッシャーとしての役割を全うできる点は非常に大きな魅力と言っていい。最終予選になれば、どんな展開に陥るか分からない。9月7日の中国戦の会場すらまだ決まっていないコロナ禍の現状ではなおさらだ。そこでチームにアクセントをつけられる人間はやはり貴重だ。
森保監督は東京五輪でも硬直的な采配が目立った。今後も大胆にフォーメーションを変えたり、組み合わせを変えたりというのは想像しづらい。だからこそ、個の力で流れを変えてくれる古橋のような人材は必要不可欠。今、ノリにノッている乗っている男を使わない手はない。本当に今回の最終予選ではキーマンになる可能性は少なくないのだ。
「僕は前のポジションはどこでもできるので、その中でゴールに向かっていく抜け出しをしたり、ゴールに向かってドリブルしたり、よりゴールを意識してプレーすることが相手にとって嫌がるプレーだと思ってるので、それをもっとやっていきたいです」
その発言通り、アジアの難敵が嫌がるプレーを積極的に示すことが肝要だ。「日本を勝たせる男」になるべく、8月のリーグ2戦とEL1試合ではゴールラッシュを継続すべき。最高の状態で日の丸を背負う古橋享梧の雄姿をぜひとも見せてほしいものだ。
7月16日にヴィッセル神戸から完全移籍の基本合意が発表され、翌週に新天地へ赴くと、才能を高く評価していたポステコグルー監督によって瞬く間に戦力に追加された。そして7月31日の今季開幕・ハーツ戦でスコットランドデビューを飾り、8月5日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦のFKヤブロネツ戦で初先発。いきなりゴールを叩き出す。
「ここからカタール・ワールドカップ(W杯)に出るためには、与えられた時間を大切にしないといけない。短い時間かもしれないけど、その中で1回のチャンスは絶対に来ると思うんで、そのチャンスを決め切るようにしたい。とにかく“数字”だと思います。今年はよりその数字を意識してやってます」
本人が語気を強めたように「最後の一刺し」に集中し続けてきたから、今季序盤のJ1では21試合出場15得点という凄まじいゴールラッシュを見せ、前々からの念願だった海外挑戦を勝ち取った。
しかも「お試し期間」的な色合いの濃いレンタル移籍ではなく、推定5億円という破格の移籍金を伴う完全移籍だ。中央大学時代はJ1からオファーがなく、一時はプロサッカー選手の道を諦めかけた小兵アタッカーがFC岐阜、神戸を経て、欧州へ駆け上がった男のサクセスストーリーは見る者の胸を熱くさせる。「1年後にはイングランド・プレミアリーグにステップアップするのではないか」という見方も強まっているだけに、彼の「成り上がり物語」はここからが本番だ。
森保監督の期待値も日に日に高まっているに違いない。9月2日のオマーン戦(吹田)から幕を開けるカタールW杯最終予選の切り札と位置付けている可能性も大いにある。
古橋が担うアタッカーのポジションはご存じの通り、日本代表屈指の激戦区。2列目であれば、右に伊東純也(ゲンク)と堂安律(PSV)、左に南野拓実(リバプール)と原口元気(ウニオン・ベルリン)、トップ下に鎌田大地(フランクフルト)と久保建英(マジョルカ)というように国際経験豊富な面々がズラリと並んでいる。
1トップにしても古橋の後釜として神戸に移籍した大迫勇也を筆頭に、フランス2部・トゥールーズで新たなスタートを切ったオナイウ阿道、東京五輪で株を上げた林大地(シントトロイデン)らが虎視眈々とポジションを狙う状態だ。
こうした面々の中で、古橋にアドバンテージがあるのは、すでに新天地でトップフィットした状態であること。鎌田や原口はまだドイツ・ブンデスリーガ1部開幕直後で少し重い印象だし、南野はまだ出番を得ていない。久保、大迫らは新たな環境に赴いてリスタートしたばかりだし、堂安に至ってはまだプレー先が確定していない。そういった流動的な状況だけに、コンディションのいい快足アタッカーの存在は重要だ。
前線の4ポジションを全てこなせる柔軟性も見逃せない。セルティックでもサイドや最前線で臨機応変によさを出している。そういう人材は指揮官にとって使い勝手がいい。ポステコグルー監督はそんな特徴も理解上で彼を獲得し、最大限有効活用しているのだろう。
加えて言うと、スタメンでもジョーカーとしてもフィニッシャーとしての役割を全うできる点は非常に大きな魅力と言っていい。最終予選になれば、どんな展開に陥るか分からない。9月7日の中国戦の会場すらまだ決まっていないコロナ禍の現状ではなおさらだ。そこでチームにアクセントをつけられる人間はやはり貴重だ。
森保監督は東京五輪でも硬直的な采配が目立った。今後も大胆にフォーメーションを変えたり、組み合わせを変えたりというのは想像しづらい。だからこそ、個の力で流れを変えてくれる古橋のような人材は必要不可欠。今、ノリにノッている乗っている男を使わない手はない。本当に今回の最終予選ではキーマンになる可能性は少なくないのだ。
「僕は前のポジションはどこでもできるので、その中でゴールに向かっていく抜け出しをしたり、ゴールに向かってドリブルしたり、よりゴールを意識してプレーすることが相手にとって嫌がるプレーだと思ってるので、それをもっとやっていきたいです」
その発言通り、アジアの難敵が嫌がるプレーを積極的に示すことが肝要だ。「日本を勝たせる男」になるべく、8月のリーグ2戦とEL1試合ではゴールラッシュを継続すべき。最高の状態で日の丸を背負う古橋享梧の雄姿をぜひとも見せてほしいものだ。
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森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み
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セルティックの公式YouTubeチャンネルが日本人選手たちの入団セレモニーの様子を公開。その中で露わになった日本代表MF井手口陽介の上半身のタトゥーにファンから驚きの声が寄せられている。 今冬の移籍市場で、井手口に加え、FW前田大然、MF旗手怜央と日本人3名を一気に獲得したセルティック。12日には本拠地セルティック・パークで3選手のお披露目と会見が行われた。 会見前、ロッカールームでセルティックのユニフォームに着替えた井手口だが、その左肩から左ひじにかけてと、左脇腹、そして背中にもタトゥーが施されていた。 元々、ガンバ大阪時代にも右腕にびっしりとタトゥーを入れ、年々増やしていた井手口だが、右腕以外にも多くのタトゥーを入れていることがひょんなことから露わになった。 これにはファンからも「何気にタトゥー入ってる」、「左腕にもタトゥー入ってるの全然気づいてなかったわ、いつの間に~」、「知らなかったからビックリした」、「背中にも」と驚きの反応が相次いだ。 会見には、蓄えていた髭を剃って臨んだ井手口。2度目の欧州挑戦での活躍に期待がかかる。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】井手口陽介の上半身に入れられたタトゥーの数々</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KUNR7DWnGYg";var video_start = 88;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/155324.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.01.13 12:25 Thu4
スコットランドでセルティック古橋の“マッシュヘア”が流行!?真似した学生に本人も太鼓判「最高の髪型だね!」
セルティックの日本代表FW古橋亨梧が現地スコットランドで人気だ。 昨夏にヴィッセル神戸から加入した古橋は、負傷による長期離脱があったものの欧州挑戦1年目から公式戦33試合出場で20得点5アシストと見事な成績をマーク。国内2冠に輝いたチームのエースとして躍動した。 今シーズンもここまでスコティッシュ・プレミアシップ4試合で3ゴールと好調を維持している古橋だが、その影響力は現地の子供にも波及しているようだ。 古橋といえば俗に言うマッシュヘアというサラサラな髪型がトレードマークにもなっているが、その髪型を真似る学生が現れた。 スコットランドでは、ライマリースクール(5歳~11歳)とセカンダリースクール(11歳~16歳)が義務教育となっているが、今年からセカンダリースクールに通うというクイン君の家族がSNSを更新。「キョウゴヘアでS1初日!」と赤みがかった茶髪を古橋のように下した姿を披露したのだ。 これには古橋本人も反応。「最高の髪型だね!素敵な初日を過ごせたことを願っています」とメッセージを送っている。 <span class="paragraph-title">【写真】古橋のマッシュヘアを真似て学校に向かったクイン君</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Awesome haircut! Hope you had a great first day pal <a href="https://t.co/mVwebwMZ3y">https://t.co/mVwebwMZ3y</a></p>— Kyogo Furuhashi 古橋 亨梧 (@Kyogo_Furuhashi) <a href="https://twitter.com/Kyogo_Furuhashi/status/1562753865258131456?ref_src=twsrc%5Etfw">August 25, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.08.26 12:02 Fri5
