バルセロナに逆転勝ちのグラナダ、歴史的勝利のマルティネス監督「我々は壮大な旅路を歩んでいる」

2021.04.30 15:52 Fri
Getty Images
グラナダディエゴ・マルティネス監督がチームの歴史的勝利に満足感を示した。スペイン『マルカ』が伝えている。

29日に行われたラ・リーガ第33節のバルセロナ戦を2-1で制し、カンプ・ノウで初勝利を挙げたグラナダ。23分にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのゴールで先制を許すも、63分にベネズエラ代表FWダルウィン・マチスのゴールで同点とし、79分にはスペイン人FWホルヘ・モリーナのヘディングで見事な逆転劇を演じた。

勝てば首位浮上のバルセロナを相手に金星を掴み取り、2試合ぶり白星のグラナダ。ディエゴ・マルティネス監督は試合後、「我々は壮大な旅路を歩んでいる」と語り、歴史的な一夜を興奮冷めやらぬ口調で振り返った。
「我々は再び壮大で、歴史的な日を経験した。このチームがカンプ・ノウで勝ったのは初めて。2番目の歴史的なポイントを何とかやり遂げ、多大な努力でゲームから戻ってきた。私が選手たちをどれほど誇りに思っているか、言葉で表現するのは難しい」

「我々の野心は常に勝つことだ。選手たちはライバルや状況に関係なく、過去3年間に示してきた価値観を常に尊重し、バルセロナのようなライバルに対しては多くのことをうまくやらなければならない」
「最も多くの試合を行ったスペインのチーム、ヨーロッパでプレーしたことのない謙虚なチーム…我々はサッカーの本質を尊重し、自らの力で挑戦権を掴もうとする。そして今日、我々は1つの新しい模範を示した」

「非常に強固な守備、非常に協力的な姿勢を保ち、相手に快適にプレーさせないこと。それが勝つチャンスを得る唯一の方法だった。我々にはそれをやり切る力があった。後半には展開の精度が上がり、バルサの攻撃力を封じ込めるためにソリッドに戦えた。チームは非常に堅固だった」

この勝利で、グラナダは勝ち点を「45」に積み上げて、5位レアル・ソシエダと勝ち点差8とし、ヨーロッパリーグ(EL)出場権の獲得にも望みを繋いだ。

残り5試合では優勝を争うレアル・マドリーや、残留を争うアラベス、ヘタフェらと対戦。ラ・リーガ昇格初年度から7位フィニッシュを成し遂げ、EL出場権を獲得した昨季に続く成功を今季も手にできるか否かを左右する大事な時期に入ってくるのは間違いない。

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src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200807_102_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 好タレント擁するも、昨季以下の15位と振るわず。昨シーズンを10位で終えたベティスはセティエン前監督(現バルセロナ)の後任として、昨季エスパニョールにEL出場権をもたらしたルビ監督を招へい。さらに、GKパウ・ロペス、MFロ・チェルソ、DFフィルポら主力が抜けた中、FWイグレシアス、FWフェキル、DFエメルソン、FWフアンミ、MFアレーニャ(冬加入)らを補強。 しかし、堅守速攻をベースとするルビ監督のスタイルは、極端なポゼッションスタイルを採用していた前体制と大きくやり方が異なることもあり、シーズン序盤から苦戦。中位以下に甘んじる状況が続く中、6月半ばにはルビ監督の更迭に踏み切った。その後、トゥルヒージョ暫定指揮官の下で辛くも残留を手繰り寄せるのが精一杯だった。新シーズンに向けてはチリ人指揮官ペジェグリーニ 監督の招へいが決定しているが、ここに来て中国行きの可能性が浮上したことにより、ジョルディ・クライフ氏への指揮官交代も噂されている。 ★選手 ◆FWエデン・アザール(レアル・マドリー) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200807_102_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エルブランコ加入の夢実現もキャリア最悪のシーズンに。チェルシーとベルギー代表の絶対的なエースとして、1億ユーロ超えの鳴り物入りで加入したアザールだが、シーズンを通じてコンディション面に問題を抱え、16試合出場1ゴール3アシストという低調な数字に終わった。 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オドリオソラが5年ぶりにソシエダ復帰へ? 昨季出場わずか6試合…アンチェロッティ監督の構想外

レアル・マドリーの元スペイン代表DFアルバロ・オドリオソラ(27)は、5年ぶりとなるレアル・ソシエダ復帰が近づいているようだ。 オドリオソラはソシエダの下部組織出身。ファーストチーム昇格後は順調に頭角を現し、スペイン代表の一員としてロシア・ワールドカップ(W杯)を経験した直後の2018年7月にソシエダからマドリーへと完全移籍した。 しかし、欧州屈指の名門クラブではなかなか定位置を掴めず。公式戦22試合に出場した加入1年目の2018-19シーズン以降はほとんど起用されておらず、この5年間でバイエルンとフィオレンティーナへのレンタル移籍を経験した。 フィオレンティーナからローンバックした昨シーズンもカルロ・アンチェロッティ監督の信頼を得られず、公式戦の出場は6試合92分間のみ。2023-24シーズンの構想外であることが伝えられていたなか、スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、古巣ソシエダへの完全移籍が濃厚になっているとのことだ。 また、マドリーはオドリオソラと同じく構想外の元U-23スペイン代表DFヘスス・バジェホ(26)について、グラナダへの1年間のレンタル移籍でクラブ間合意。バジェホはすでにマドリーの練習に参加していないとみられている。 2023.07.15 14:40 Sat
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ソシエダが悩めるCF陣揃い踏みで逆転勝利! 久保建英は不出場も公式戦連敗を「4」でストップ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第28節、グラナダvsレアル・ソシエダが9日にロス・カルメネスで行われ、アウェイのソシエダが2-3で逆転勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英はベンチ入りも出場機会はなかった。 前節、セビージャに競り負けた7位のソシエダは、チャンピオンズリーグ(CL)でもパリ・サンジェルマンに1-2で敗れてベスト16敗退が決定した。公式戦4連敗と苦境が続く中、シーズン残りで来季ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を目標として戦うラ・レアルは、降格圏の19位に沈むグラナダ相手に仕切り直しの勝利を狙った。 心身ともに消耗激しいCLの戦いから中3日の一戦に向けてイマノル監督は先発2人を変更。ベッカーと久保に代えてトゥリエンテス、サディクを起用し、[4-1-4-1]の布陣で臨んだ。 後方から丁寧に繋いで前進するソシエダ、ハイプレスからのカウンターを狙うグラナダという構図の下で試合は一進一退の攻防となる。開始13分には相手陣内中央でFKを獲得したソシエダが、再三の駆け引きからブライス・メンデスが入れたボールをボックス左のスビメンディが頭で折り返してオヤルサバルにチャンスが訪れるが、ここは相手DFの決死のクリアに阻まれる。 一方、グラナダは17分にヨズヴィアクのシュートでゴールに迫ると、このこぼれ球に反応したペリストリがDFハビ・ガランと交錯。一度プレーは流されたが、オンフィールド・レビューの結果、ホームチームにPKが与えられる。これをキッカーのウズニが冷静に決め切り、21分の先制点とした。 得点力不足が課題の中で先にゴールを奪われる難しい展開となったソシエダは、早い時間帯の同点ゴールを目指す。だが、ロングカウンターのチャンスでオヤルサバルがうまく相手にスピードダウンさせられるなど苦戦が続く。 そういった中、今季ここまで期待を裏切り続けてきたストライカーが名誉挽回の一発を決める。33分、相手陣内左サイドでの細かい繋ぎからガランのショートスルーパスでゴールライン際に抜け出したブライス・メンデスが丁寧な浮き球の折り返しを送ると、これをゴール前のサディクが完璧なヘディングで合わせた。 これで1-1の振り出しに戻った試合だが、追いつかれたホームチームが前半終盤にかけてギアを上げていく。 ショートカウンターからペリストリ、サルヒオ・ルイスと際どいシュートでGKレミロにファインセーブを強いると、前半アディショナルタイム3分にはサルヒオ・ルイスが右サイドからGKとディフェンスラインの間にグラウンダーの高速クロスを入れると、DFスベルディアが大きく撥ね返せなかったクリアボールに反応したウズニが見事なヘディングシュートで押し込んだ。 1点ビハインドで試合を折り返したソシエダは、守備で苦戦していたガランを下げてティアニーをハーフタイム明けに投入。立ち上がりから攻勢を仕掛けていくが、アタッキングサードであと一工夫がほしいという場面が目立つ。 この攻めあぐねを受け、69分にはオヤルサバルとサディクを諦めてアンドレ・シウバ、ベッカーを投入。しかし、この交代策も即攻撃を活性化させる一手とはならず。 それでも、焦れずに攻撃を続けると、80分にはセットプレーの二次攻撃から左サイドのティアニーがゴール前に入れた高速クロスを、ル・ノルマンがストライカーさながらの右足ダイレクトシュートでゴールネットに突き刺して同点に追いつく。 これで完全に勢いづいたラ・レアルは85分、ボックス左でブライス・メンデスからパスを受けたトゥリエンテスの左足シュートがGKにファインセーブではじき出されたこぼれをアンドレ・シウバが押し込む。当初オフサイド判定が下されたが、VARの介入によってオンサイドでのゴールが認められて土壇場で逆転に成功した。 その後、何とかホームで勝ち点1でも得たいグラナダの猛攻を耐え抜いたソシエダは、格下相手に苦しみながらも公式戦連敗を「4」でストップする重要な勝利を挙げた。 2024.03.10 04:51 Sun
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レアルやナポリでプレーした元スペイン代表FWカジェホンがスペイン3部のマルベージャに完全移籍

プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)のマルベージャFCは23日、グラナダの元スペイン代表FWホセ・カジェホン(37)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は1年間となる。 カジェホンは、レアル・マドリーの下部組織育ちで、カスティージャからエスパニョールへと完全移籍するも、2011年7月にマドリーに復帰。2013年7月にナポリへと完全移籍すると、フィオレンティーナでのプレーを経て、2022年7月にグラナダに完全移籍で加入した。 マドリーでは公式戦77試合で20ゴール7アシスト、ナポリでは公式戦349試合で82ゴール79アシストを記録。グラナダでも70試合で5ゴール11アシストを記録したが、チームはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に降格していた。 カジェホンの故郷と同じアンダルシア州を本拠地とするマルベージャ。実力者を獲得しどのようなパフォーマンスを見せてくれるか注目だ。 2024.07.24 23:25 Wed
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ビジャレアルのレジェンドMFトリゲロスが2部グラナダへ移籍

セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のグラナダは8日、ビジャレアルのスペイン人MFマヌエル・トリゲロス(32)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月までの2年間となっている。 バルセロナ、ムルシアの下部組織で育ったセントラルMFのトリゲロスは、2010年夏にビジャレアルに移籍。2013年8月にファーストチームデビューを飾ると、それから公式戦477試合38ゴール39アシストを記録。クラブ歴代最多出場を誇り、2020-21シーズンにはビジャレアルに初タイトルとなるヨーロッパリーグ優勝をもたらしていた。 しかし昨季は公式戦22試合の出場に留まり、出番を減らしていた。2025年6月までビジャレアルとの契約が残っていたが、契約を破棄してグラナダ加入となった。 2024.08.09 06:30 Fri

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