「さらに強くなる」インテルのチリ代表コンビの筋肉美に称賛集まる「チリのGOATだ」

2021.03.26 20:10 Fri
Getty Images
インテルのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルとFWアレクシス・サンチェスがともに汗を流した。2人は2006年から2007年にかけてチリのコロコロでともにプレー。その後は別のキャリアを歩んだものの、今シーズンからはアントニオ・コンテ監督のもと、インテルで再会を果たしている。

どちらも今シーズンはセリエA首位を走るインテルの準主力としてプレー。ビダルは左ヒザのケガの療養中だが、リーグ戦23試合の出場、サンチェスはリーグ戦20試合に出場している。
3月の国際親善試合のメンバーはチリの国内組が中心となったため、チリ代表のメンバーから外れイタリアに残っている2人は、一緒にジムでトレーニングを行った模様。ビダルは自身のSNSで「さらに強くなりことに備える!サンチェスとともに」というキャプションとともに、上半身裸の写真を投稿した。

2人の腹筋は見事に割れており、下半身はあまり見えないものの、肩や胸筋など上半身もしっかりと筋肉がついていることが分かる。
この写真には、「サンチェスの腹筋どうなっているんだ」「チリのGOAT(Greatest of All Time=史上最高)たちだ」「早く代表で観たい」など、主にチリのサポーターたちからのコメントが多く集まっている。

サンチェスはこれまでチリ代表史上最多の133試合に出場し44ゴール。ビダルも119試合に出場し32ゴールを記録している。2015年と2016年のコパ・アメリカ2大会連続制覇の立役者でもあり、その人気は絶大だ。

チリ代表は6月3日に行われる2022年のカタール・ワールドカップ(W杯) 南米予選第7節でアルゼンチン代表と対戦。その時にはこの2人も間違いなく招集されるはずだ。

1 2

アルトゥーロ・ビダルの関連記事

元チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルに性的暴行の疑惑が浮上している。 かつてはレバークーゼンでの欧州デビューから、ユベントスやバイエルン、バルセロナ、インテルといった名だたるクラブを渡り歩いたビダル。2022年夏のフラメンゴ行きから欧州でのキャリアに区切りをつけ、アトレチコ・パラナエンセでのプレーを挟み、今年1月か 2024.11.05 16:30 Tue
チリ1部プリメーラ・ディビシオンのコロコロは23日、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(36)の加入を発表した。 ユベントス、バイエルン、バルセロナ、インテルと欧州随一の名門を渡り歩いたビダル。かつて世界最強のボックス・トゥ・ボックスと称えられた36歳は、2022年夏のインテル退団を最後に欧州でのキャリアに終止符を 2024.01.23 16:19 Tue
アトレチコ・パラナエンセのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが過去に経験したレアル・マドリー戦について語った。スペイン『マルカ』が伝えている。 ユベントスやバイエルン、バルセロナ、インテルといった数々のビッグクラブでプレーしてきた中盤のファイター・ビダル。今年7月には1年間在籍したフラメンゴとの契約を解消し、今度は 2023.09.15 17:38 Fri
ブンデスリーガの日本語版公式X(ツイッター)が元日本代表MF香川真司(現・セレッソ大阪)のドルトムントでのリーグデビュー戦を振り返っている。 今シーズンからC大阪へと復帰し、Jリーグでそのクオリティを発揮している香川。初めての海外へと挑戦したのが今から13年前の2010年、C大阪からドルトムントへの移籍だった。 2023.08.24 20:15 Thu
アトレチコ・パラナエンセは14日、前日にフラメンゴとの契約を解消していたチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(36)の加入を発表した。契約期間は2023年12月までとなっている。 2007年夏のレバークーゼン移籍を皮切りに、これまでユベントスやバイエルン、バルセロナなど欧州のビッグクラブを渡り歩き、2020-21シー 2023.07.15 05:30 Sat

インテルの関連記事

元ブラジル代表DFルシオ氏(47)がブラジリア市内の病院に入院しており、集中治療室(ICU)で治療を受けているようだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ルシオ氏は15日に自宅で起きた事故により、体の様々な部分に火傷を負ったとのこと。 なお、入院先の病院は「ルシオ氏の容体は安定していて意識もは 2025.05.17 20:50 Sat
欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦を裁く審判団を発表した。 9月17日に開幕し白熱の戦いが繰り広げられた今大会も残すところフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われる決勝戦のみに。日本時間31日28時に行われる決勝戦に駒を進めたのが、初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(PSG 2025.05.13 10:00 Tue
WOWOWは12日、独占放送するUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の決勝でもライブビューイングを開催することを発表した。 白熱のUCLは決勝まで進んでおり、インテルとパリ・サンジェルマン(PSG)が勝ち残り。インテルは3年ぶり、PSGは5年ぶりの決勝となる 15年ぶりの優勝を目指すインテルと、初優勝を目 2025.05.12 14:15 Mon
インテルのシモーネ・インザーギ監督が11日にアウェイで行われ、2-0で勝利したセリエA第36節トリノ戦後にコメントした。 首位ナポリを4ポイント差で追う2位インテルは、延長戦の末に4-3で競り勝った5日前のバルセロナ戦を受けてターンオーバーを敢行。先発9人を入れ替えて臨んだ中、14分にMFニコラ・ザレフスキが見事 2025.05.12 13:30 Mon
インテルは11日、セリエA第36節でトリノとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。 バルセロナ戦狭間での前節エラス・ヴェローナ戦をウノゼロで制して首位ナポリを3ポイント差で追う2位インテル(勝ち点74)は、延長戦の末に4-3で競り勝った5日前のバルセロナ戦のスタメンからバストーニとビセック以外の9選手を変更して臨 2025.05.12 04:41 Mon

セリエAの関連記事

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed
セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed

記事をさがす

アルトゥーロ・ビダルの人気記事ランキング

1

出場機会に不満のビダル、バルベルデは「私には何も言っていない」

▽バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督が、所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルの不満表明に関する質問に応じた。スペイン『マルカ』が伝えている。 ▽今夏からバルセロナに加わったビダルは、あまりプレー機会に恵まれておらず。今シーズンここまで公式戦9試合に出場しているが、先発は2試合のみ。プレー時間は176分間(約2試合相当)に留まっている。 ▽先日の報道によると、3日にウェンブリー・スタジアムで行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループB第2節トッテナム戦でもベンチスタートとなったことで、ビダルが不満を表明。SNS上に怒り顔の絵文字を投稿し、意思表示をしていた。 ▽ビダルの投稿について問われたバルベルデ監督は、以下のように返答している。 「あの選手がソーシャルメディアに何を投稿したか把握していないけど、私には何も言ってこなかったよ」 「彼が怒っていたのが試合のせいなのか、家庭内のアクシデントのせいなのかは、分からない」 ▽バルセロナは7日、バレンシアの本拠地メスタージャに乗り込みリーガエスパニョーラ第8節を戦う。渦中のビダルの起用に注目が集まる。 2018.10.07 15:20 Sun
2

中盤3選手の負担が大きいインテル、来シーズンへ向けて中盤に複数名を補強か?

セリエAでは最終節を残して2年連続となるスクデット獲得の可能性をかすかに残す2位のインテル。来シーズンへ向けては、今夏の移籍市場で中盤の選手を複数名獲得したいと考えているようだ。イタリア『SempreInter』が報じている。 インテルは、中盤のレギュラー格であるクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(29)、イタリア代表MFニコロ・バレッラ(25)、トルコ代表MFハカン・チャルハノール(28)ら3選手の稼働率が高く、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(34)とウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノ(30)は契約満了に伴い今シーズンでの退団が確実視されている状況だ。 インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督は、来シーズンのスカッドを構築するにあたって、中盤のレギュラー格3選手の現状を鑑み、彼らの負担を軽減する補強が欠かせないと考えているとされている。 『SempreInter』によると、現在インテルのトップターゲットとなっているのは、ボローニャのオランダ人MFイェルディ・スハウテン(25)とエンポリに所属するアルバニア代表MFクリシティアン・アスラニ(20)のようだ。 スハウテンは2019年7月に母国オランダからボローニャへ加入し、今シーズンはリーグ戦16試合に出場し1得点を記録。中盤の低い位置からゲームをコントロールするプレーメーカーで、ボローニャは1500万ユーロ(約20億円)程度で移籍を容認する見通しとのことだ。 また、アスラニは、今夏ミランとの争奪戦となることが予想されている注目株。エンポリの下部組織から今シーズン昇格したばかりの20歳で、ミランもパオロ・マルディーニSD(スポーツ・ディレクター)自ら交渉にあたっていることが明らかとなっている。 さらに、上記2選手を獲得できなかった場合は、過去にも獲得にチャレンジしてきたカリアリのウルグアイ代表MFナイタン・ナンデス(26)の獲得を目指すともされており、いずれにしても中盤をしっかりと補強するプランがあるようだ。 2022.05.17 16:06 Tue
3

「さらに強くなる」インテルのチリ代表コンビの筋肉美に称賛集まる「チリのGOATだ」

インテルのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルとFWアレクシス・サンチェスがともに汗を流した。 2人は2006年から2007年にかけてチリのコロコロでともにプレー。その後は別のキャリアを歩んだものの、今シーズンからはアントニオ・コンテ監督のもと、インテルで再会を果たしている。 どちらも今シーズンはセリエA首位を走るインテルの準主力としてプレー。ビダルは左ヒザのケガの療養中だが、リーグ戦23試合の出場、サンチェスはリーグ戦20試合に出場している。 3月の国際親善試合のメンバーはチリの国内組が中心となったため、チリ代表のメンバーから外れイタリアに残っている2人は、一緒にジムでトレーニングを行った模様。ビダルは自身のSNSで「さらに強くなりことに備える!サンチェスとともに」というキャプションとともに、上半身裸の写真を投稿した。 2人の腹筋は見事に割れており、下半身はあまり見えないものの、肩や胸筋など上半身もしっかりと筋肉がついていることが分かる。 この写真には、「サンチェスの腹筋どうなっているんだ」「チリのGOAT(Greatest of All Time=史上最高)たちだ」「早く代表で観たい」など、主にチリのサポーターたちからのコメントが多く集まっている。 サンチェスはこれまでチリ代表史上最多の133試合に出場し44ゴール。ビダルも119試合に出場し32ゴールを記録している。2015年と2016年のコパ・アメリカ2大会連続制覇の立役者でもあり、その人気は絶大だ。 チリ代表は6月3日に行われる2022年のカタール・ワールドカップ(W杯) 南米予選第7節でアルゼンチン代表と対戦。その時にはこの2人も間違いなく招集されるはずだ。 <span class="paragraph-title">◆【画像】インテルのチリ代表コンビの肉体美が凄い!</span><span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">Preparándonos para lo que viene cada vez más fuertes!!! con mi Bro!!! <a href="https://twitter.com/Alexis_Sanchez?ref_src=twsrc%5Etfw">@Alexis_Sanchez</a> crack <a href="https://t.co/I9cEwgA1G2">pic.twitter.com/I9cEwgA1G2</a></p>&mdash; Arturo Vidal (@kingarturo23) <a href="https://twitter.com/kingarturo23/status/1375064109876715526?ref_src=twsrc%5Etfw">March 25, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.03.26 20:10 Fri
4

36歳ビダルが母国チリの名門コロコロに17年ぶり復帰! かつての世界最強ボックス・トゥ・ボックス

チリ1部プリメーラ・ディビシオンのコロコロは23日、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(36)の加入を発表した。 ユベントス、バイエルン、バルセロナ、インテルと欧州随一の名門を渡り歩いたビダル。かつて世界最強のボックス・トゥ・ボックスと称えられた36歳は、2022年夏のインテル退団を最後に欧州でのキャリアに終止符を打ち、ブラジル1部の名門フラメンゴへと移籍した。 欧州時代に身につけた圧倒的な存在感、そして対戦相手への威圧感はサッカー王国でも健在で、2022シーズンはフラメンゴのコパ・リベルタドーレス制覇(南米制覇)に貢献。 ただ、2023シーズンは夏の移籍市場でアトレチコ・パラナエンセへ移籍も、加入からまもない昨年9月、代表ウィーク期間中にヒザを負傷し、復帰できぬまま契約満了に。同クラブでの公式戦出場は9試合にとどまった。 それでも、チリのサッカー史上最も偉大な選手と言われる男は、下部組織時代を過ごし、プロデビューも飾った古巣コロコロに帰還。2007年夏に20歳で巣立ってから17年ぶりの復帰ということになった。 ちなみにだが、ビダルはアトレチコ・パラナエンセへ移籍直後の昨年8月、「リケルメからの電話を待ってる」と将来のボカ・ジュニアーズ行き希望を示唆したり、10月には古巣フラメンゴが南米制覇から1年となったことをお祝いするSNS投稿をして両クラブサポーターから顰蹙。 また、11月に入ってボカのフアン・ロマン・リケルメ会長(当時は副会長)が自身に関するコメントを寄せると、今度はその直後に公の場で青黄のボカカラーの服装を着てまでして“お偉いさん"へアピール…ちょっとしたお騒がせ男となっている。 コロコロ復帰で落ち着けば良いのだが...。 2024.01.23 16:19 Tue

インテルの人気記事ランキング

1

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.41 “スペシャル・ワン”がもたらせたトレブル/インテル[2009-10]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.41</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2009-2010シーズン/インテル 〜トレブル・モウ・インテル〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2009-10inter.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ジョゼ・モウリーニョ(47) 獲得タイトル:セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">モウリーニョの下で3冠達成</div> 2000年代後半にセリエAの覇権を握ったインテル。3連覇を成し遂げたマンチーニ(2005-06シーズンはユベントスの八百長により繰り上がり優勝)の後任に就いたモウリーニョは、自身2年目のシーズンで大偉業を達成した。まず補強面において、イブラヒモビッチとのトレードでバルセロナからエトーを獲得。さらに、スナイデル、ルシオ、ディエゴ・ミリートら脂の乗ったビッグネームを招き入れた。 セリエAでは序盤戦から順調な戦いぶりを見せ、第7節から首位をキープ。終盤にかけて追いすがるローマを振り払い、最多得点(75得点)と最小失点(34失点)でスクデット5連覇を達成した。また、コッパ・イタリアでもローマとの決勝戦を制して2冠を達成する。 そして、“スペシャル・ワン”率いるネラッズーリは、CLでも結果を残す。決勝トーナメントでチェルシーとCSKAモスクワを退けると、当時最強を誇ったペップ率いるバルセロナと準決勝で対戦。モウリーニョ・インテルは3-1で先勝して迎えたカンプ・ノウでの2ndレグで、前半28分にモッタが退場しながらも、相手の良さを消す徹底した守備戦術を敢行して0-1で乗り切り、2戦合計3-2で決勝に勝ち進んだ。そして、決勝ではD・ミリートの2得点でバイエルンを破り、見事3冠を達成。有終の美を飾った。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">勝利至上主義</div> モウリーニョ監督の下、勝利に対して貪欲で、なおかつソリッドなチームだった。序盤戦では中盤がダイヤモンドの[4-4-2]を採用していたが、シーズンを過ごすとともに[4-3-3]や[4-2-3-1]も併用。モウリーニョは、様々なシステムを用いながらスター選手に対して献身的なハードワークを徹底させ、非常にコレクティブなチームを形成した。 守備では、ルシオとサムエルが円熟味のある守備で相手の攻撃をシャットアウトし、その後方にはジュリオ・セーザルが構えた。右サイドバックには当時、世界最高と評されたマイコンが傑出した攻撃参加を見せれば、左サイドではサネッティやキブが巧みに逆サイドとのバランスを取った。 さらに、セントラルMFのカンビアッソ、チアゴ・モッタ、スタンコビッチらが攻守に抜群の安定感を見せてチームを支えた。そして、攻撃では司令塔のスナイデルから供給される良質のパスを決定力抜群のディエゴ・ミリートが生かし、次々とネットを揺らした。また、ウイングとして出場することが多かったエトーは献身的な守備を厭わず、チームに貢献。攻撃でも得点に加え、チャンスメイクを行うなど、出色のパフォーマンスを披露した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">監督:ジョゼ・モウリーニョ(47)</span> このチームの肝はモウリーニョしかいないだろう。スター選手がひしめくチームを一つにまとめ上げて、勝利という結果でさらにチームの結束を高めた。まさに、“スペシャル”な存在であり、結果として“唯一無二”の存在にもなった。平成を代表する名将の1人として、チームに成功をもたらせたその人身掌握術は見事の一言に尽きる。 2019.04.23 22:00 Tue
2

10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】

20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed
3

アドリアーノ氏が42歳のお誕生日!短くも強烈な全盛期を送った“皇帝”、古巣のエースが思い入れ語る「僕の永遠のNo.1」

2月17日、短くも強烈な全盛期を送った元ブラジル代表FWアドリアーノ氏が42歳の誕生日を迎えた。ブラジル『グローボ』が伝えている。 かつて“皇帝”の異名をとったアドリアーノ氏。190cm近い長身に鋼のような肉体、何よりその左足から放たれる強烈“すぎる"シュートに、時として相対するGKはなす術もなかった。 クラブキャリアではフラメンゴでデビュー後、インテル移籍で欧州上陸。レンタル先のフィオレンティーナ、パルマで活躍したのち、復帰したインテルでは背番号「10」を与えられた。 しかし、ブラジル代表の一員としてドイツ・ワールドカップ(W杯)を戦ったのを境に、当時インテルを率いたロベルト・マンチーニ監督との不和、無断練習欠席、うつ病発症などなど、その輝きが徐々に色褪せていくことに。 母国へのレンタル移籍によって一時的には復活も、イタリア帰還後は遅刻や夜遊び、ウェイトオーバーの常習犯となり、死亡説が流れたことも。結局、2016年に34歳で引退したアドリアーノ氏、その全盛期は20〜24歳ごろまでだったと言える。 そんな元皇帝も今年で42歳。古巣フラメンゴは公式SNSやYouTubeチャンネルでかつてのヒーローを祝い、アドリアーノ氏に憧れてフラメンゴへ来たという現エース・元ブラジル代表FWペドロが思い入れを語った。 「アドリアーノは間違いなく僕のアイドル。ピッチで彼以上に僕にインスピレーションを与えてくれる男はいなかった…小さな頃から彼を追いかけてきたんだ」 「マラカナンでのコリチーバ戦のゴールは、僕が最も心に残っている彼のゴール。あのとき僕はゴール裏にいてね。一人のファンとして彼を追いかけた記憶が色褪せることなんか決してない。繰り返すけど、彼は僕のインスピレーションの源であり、永遠にNo.1の選手だ」 現在のアドリアーノ氏の様子は、公式X(@A10imperador)から垣間見ることができる。20代の現役フットボーラーにも多大な影響を与えた男が、幸せそうで、何よりだ。 <span class="paragraph-title">【写真】幸せそうで何より! 現在のアドリアーノ氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Partiu sampa <a href="https://t.co/uHCVhEuQcN">pic.twitter.com/uHCVhEuQcN</a></p>&mdash; Adriano Imperador (@A10imperador) <a href="https://twitter.com/A10imperador/status/1755992129824817420?ref_src=twsrc%5Etfw">February 9, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.18 20:30 Sun
4

「才能の塊 」当時19歳の“悪童”バロテッリが決めた圧巻の無回転FK【ビューティフル・フリーキック】

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。 今回は、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリがインテル時代に決めたフリーキックだ。 <div id="cws_ad">◆19歳のバロテッリが放った圧巻の無回転FK<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ2RUx3UWZpVyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 気づけば30歳を迎えたバロテッリだが、頭角を現したのは2010年まで在籍したインテル時代だった。2009-10シーズンには当時まだ19歳ながら公式戦40試合に出場し11ゴール9アシストを記録。インテルの3冠達成に戦力として大きく貢献した。 2009年12月9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのルビン・カザン戦では、そのポテンシャルを見せつける圧巻のFKを決めている。 インテルが1-0とリードして迎えた64分、ゴール正面の位置でFKを獲得する。ゴールまでは30m以上距離があったものの、キッカーのバロテッリは直線的な助走から右足を一閃。放たれた無回転シュートは、相手GKの目の前で大きくブレ、ゴール中央上に突き刺さった。 バロテッリは2019-20シーズンから故郷のブレシアに加入。しかし、シーズン終盤にかけてはクラブとの確執により構想外に。加えて、ブレシアのセリエB降格に伴い、今夏の退団が決定的な状況。今後の動向に注目したところだ。 2020.09.12 18:00 Sat
5

インテル3冠の一員、”黒豹”エトーの類稀なスピードと決定力【ハットトリック・ヒーローズ】

サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い) サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。 今回は、元カメルーン代表FWのサミュエル・エトー氏がインテル時代に決めたハットトリックだ。 <div id="cws_ad">◆エトーのスピードと決定力は圧倒的!カメラを奪うゴールパフォーマンスも健在<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJpOUFNcDhkdSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> バルセロナでゴールを量産していたエトー氏だが、クラブとの関係悪化もあり、2009年にFWズラタン・イブラヒモビッチとのトレードでインテルに加入。 優れた身体能力と得点力の高さを活かし、インテルでも得点を量産すると、いきなりの三冠達成に貢献するなど、イタリアでも見事な活躍を見せた。 2010年9月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグ、ブレーメン戦では まずは21分、インテルが相手のミスからボールを奪うと、MFエステバン・カンビアッソがエトーにパスを出す。相手DFラインの裏へと抜け出したエトーは、ボックス左からアウトサイドシュートで相手GKの股を抜き、見事な先制点を奪ってみせる。 さらに27分には、最終ラインのDFルッシオからのフィードを、エトーが絶妙なトラップで受けると、そのままボックス右に侵入し、右足でゴールへと沈め、追加点を奪う。 インテルは前半の内にもう1点を加え、3-0で後半を迎えると、試合終盤の81分にはカウンターのチャンスからMFヴェスレイ・スナイデルのスルーパスにエトーが抜け出し、最後は相手GKもかわして無人のゴールへと流し込んだ。 抜群のスピードと決定力でハットトリックを達成したエトー氏。インテルでの3シーズンで102試合53ゴールを記録している。 2020.10.05 18:10 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly