ルーカスがモウリーニョへの信頼を強調 「全員が彼の歴史を知っている」
2021.03.23 08:00 Tue
トッテナムに所属する元ブラジル代表FWルーカス・モウラがジョゼ・モウリーニョ監督に対する信頼を改めて口にしている。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
モウリーニョ体制2年目で浮き沈みの激しいシーズンを過ごすトッテナム。とりわけ、先週はノースロンドン・ダービーで宿敵アーセナルに痛恨の逆転負け(1-2)を喫すると、ヨーロッパリーグでは1stレグを2-0で先勝しながら格下ディナモ・ザグレブに延長戦の末、2戦合計2-3のスコアで屈辱の敗退となった。
そのディナモ・ザグレブ戦後にポルトガル人指揮官が覇気のないパフォーマンスに終始した選手たちのプロ意識の欠如を痛烈に糾弾すると、静かなキャプテンとして知られるフランス代表GKウーゴ・ロリスも、スタメンとベンチを行き来する一部選手に対して、不満を示すよりもチームをサポートすべきと苦言を呈した。
一連の発言によって、チームが一枚岩ではないことが露呈したことで、モウリーニョ監督に対する風当たりはさらに強まることになった。
それでも、チームは21日に行われたプレミアリーグ第18節延期分のアストン・ビラ戦では攻守にハードワークをみせ、2-0の快勝を収めてバウンスバックに成功。また、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位チェルシーと3ポイント差の6位に浮上した。
「僕らはみんなでひとつであり、同じ船に乗っているんだ。負けるときも勝つときもそれは同じさ。クロアチアで起きたことは僕たち全員の責任だ」
「ピッチに立っているときは、ただ勝ちたいと思っている。テレビの向こうでたくさんのファンが応援してくれていることを知っているし、家族のため、誇りのためにプレーしているよ。とにかくみんなでひとつのチームなんだ」
「それに僕らは監督を信頼しているよ。全員が彼の歴史を知っているし、みんながここで成功したいと思っている」
また、好調を維持する28歳はディナモ・ザグレブ戦後にミーティングを行い、その場でモウリーニョ監督からチームを前向きにしてくれる幾つかの助言があったことを明らかにした。
「あの試合のことを話し合ったんだ。監督は色々なことを話してくれたけど、より具体的に僕らに必要なことを話してくれたんだ」
「彼は多くの経験を持っていて、僕らのモチベーションをうまく高めてくれたんだ。それは今日の試合に向けてとても良かったと思うよ。まだ9試合あるし、(EFLカップの)決勝戦もあるし、シーズンを良い形で終えたいと思うよ」
最後に、以前から面倒見のいい選手として知られるルーカスは、ビラ戦で待望のプレミアリーグ初ゴールをお膳立てしてあげた同胞FWカルロス・ヴィニシウスについても言及。後輩の活躍を自分のことのように喜んでいる。
「彼のことを考えると、本当に嬉しいよ。彼がこの瞬間のためにどれだけ努力してきたか、プレミアリーグでの初ゴールが彼にとってどんな意味を持つかを知っていたからね」
「今日は本当によくやってくれたね。素晴らしいハードワークだったと思うよ。プレミアリーグで90分間プレーするのは決して簡単なことじゃないんだ」
「彼が今日のようなパフォーマンスを続けてくれることを願っているよ。そうなれば、僕らにとってとても重要な存在になってくれると思う」
モウリーニョ体制2年目で浮き沈みの激しいシーズンを過ごすトッテナム。とりわけ、先週はノースロンドン・ダービーで宿敵アーセナルに痛恨の逆転負け(1-2)を喫すると、ヨーロッパリーグでは1stレグを2-0で先勝しながら格下ディナモ・ザグレブに延長戦の末、2戦合計2-3のスコアで屈辱の敗退となった。
そのディナモ・ザグレブ戦後にポルトガル人指揮官が覇気のないパフォーマンスに終始した選手たちのプロ意識の欠如を痛烈に糾弾すると、静かなキャプテンとして知られるフランス代表GKウーゴ・ロリスも、スタメンとベンチを行き来する一部選手に対して、不満を示すよりもチームをサポートすべきと苦言を呈した。
それでも、チームは21日に行われたプレミアリーグ第18節延期分のアストン・ビラ戦では攻守にハードワークをみせ、2-0の快勝を収めてバウンスバックに成功。また、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位チェルシーと3ポイント差の6位に浮上した。
そのビラ戦で先制点をアシストするなど、見事なパフォーマンスでチームを救ったルーカスは、同試合後にモウリーニョ監督への信頼を口にしている。
「僕らはみんなでひとつであり、同じ船に乗っているんだ。負けるときも勝つときもそれは同じさ。クロアチアで起きたことは僕たち全員の責任だ」
「ピッチに立っているときは、ただ勝ちたいと思っている。テレビの向こうでたくさんのファンが応援してくれていることを知っているし、家族のため、誇りのためにプレーしているよ。とにかくみんなでひとつのチームなんだ」
「それに僕らは監督を信頼しているよ。全員が彼の歴史を知っているし、みんながここで成功したいと思っている」
また、好調を維持する28歳はディナモ・ザグレブ戦後にミーティングを行い、その場でモウリーニョ監督からチームを前向きにしてくれる幾つかの助言があったことを明らかにした。
「あの試合のことを話し合ったんだ。監督は色々なことを話してくれたけど、より具体的に僕らに必要なことを話してくれたんだ」
「彼は多くの経験を持っていて、僕らのモチベーションをうまく高めてくれたんだ。それは今日の試合に向けてとても良かったと思うよ。まだ9試合あるし、(EFLカップの)決勝戦もあるし、シーズンを良い形で終えたいと思うよ」
最後に、以前から面倒見のいい選手として知られるルーカスは、ビラ戦で待望のプレミアリーグ初ゴールをお膳立てしてあげた同胞FWカルロス・ヴィニシウスについても言及。後輩の活躍を自分のことのように喜んでいる。
「彼のことを考えると、本当に嬉しいよ。彼がこの瞬間のためにどれだけ努力してきたか、プレミアリーグでの初ゴールが彼にとってどんな意味を持つかを知っていたからね」
「今日は本当によくやってくれたね。素晴らしいハードワークだったと思うよ。プレミアリーグで90分間プレーするのは決して簡単なことじゃないんだ」
「彼が今日のようなパフォーマンスを続けてくれることを願っているよ。そうなれば、僕らにとってとても重要な存在になってくれると思う」
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ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグ、ボデ/グリムトvsトッテナムが8日にアスプミラ・スタディオンで行われ、アウェイのスパーズが0-2で勝利。2戦合計1-5としたスパーズの決勝進出が決まった。 先週行われた1stレグはホームのスパーズが3-1で先勝。大きなアドバンテージを得た一方、ボデ/グリムトも1点を返したことで逆転でのファイナル進出へ望みを繋いだ。 人工芝の地の利とベルグ、エヴイェン、ヘルメルソンらサスペンション明けの選手たちの復帰で逆転突破を図ったノルウェーの強豪は先週末のリーグ戦の延期によって休養十分で臨んだ。 一方、アドバンテージを得て敵地に乗り込んだスパーズは先週末のリーグ戦ではウェストハムと1-1のドロー。ひとまずリーグ連敗を「3」でストップし、今回の大一番を迎えた。1stレグからは先発1人を変更。負傷のマディソンの代役にクルゼフスキを起用した。 立ち上がりから主導権争いが繰り広げられる。2点リードを忘れて普段通りに入ったスパーズは、立ち上がりにリシャルリソンのシュートでファーストシュートを記録。対するボデ/グリムトもボールを保持してサイドを起点に勝負を仕掛けながら、セットプレーからチャンスを窺う。 互いに決定機まで持ち込めない状況が続くなか、20分過ぎにはアウェイチームに決定機。23分、ボックス手前の好位置で得たFKをキッカーのペドロ・ポロが右足で直接狙うが、枠の左を捉えたシュートはGKハイキンの好守に遭う。 前半半ばを過ぎてホームチームも攻勢を強めると、31分にはベルグの枠の左隅を狙った直接FKでGKヴィカーリオを脅かすと、以降はハウゲの左クロスに合わせたホグのヘディングシュートやベルグのロングシュートでフィニッシュまで持ち込んでいく。 しかし、集中したスパーズの守備を前に前半のうちにゴールをこじ開けることはできず。2戦合計1-3とスパーズの2点リードのまま試合を折り返した。 後半もボデ/グリムトが押し込む展開が続き、サイドを起点に際どいクロスが入るものの、スパーズの身体を張った守備に手を焼く。 後半も膠着状態が続くと、60分を過ぎて両ベンチが動く。ゴールがほしいボデ/グリムトはホグ、ブロンベルクを下げてヘルメルソン、ソルリを同時投入。対するスパーズはリシャルリソンに代えてテルを投入すると、一連の交代で試合が動く。 63分、スパーズの左CKの場面でキッカーのテルが右足インスウィングの浮き球クロスを上げると、ファーでロメロが頭で折り返したボールをゴール前に飛び込んだソランケが右足ワンタッチで合わせ、1stレグに続き重要なゴールを奪った。 さらに、畳みかけるアウェイチームは69分、左サイドからの仕掛けを起点にスムーズへ右サイドに展開。ポロがファーを狙ったと思われるクロスが左ポストの内側を叩くと、これがそのままゴールネットに吸い込まれ、決定的な追加点を奪った。 この連続ゴールで大勢が決したなか、以降は完全に逃げ切り態勢に入ったスパーズに対して、ホームで一矢報いたいボデ/グリムトが攻勢を仕掛ける展開に。ただ、最後まで集中を切らさずにクリーンシートで守り切ったスパーズが0-2でゲームクローズ。 この結果、ボデ/グリムトに連勝し2戦合計5-1で勝ち切ったスパーズが前身UEFAカップ時代の1983-84シーズン以来、41年ぶりのEL決勝進出を決定。サン・マメス開催となる21日の決勝ではマンチェスター・ユナイテッドとの同国対決に挑む。 ボデ/グリムト 0-2(AGG:1-5) トッテナム 【トッテナム】 ドミニク・ソランケ(後18) ペドロ・ポロ(後24) 2025.05.09 05:56 Fri3
スパーズのEL決勝進出高まる状況でプレミア第37節のアストン・ビラvsトッテナムの試合日程が変更に
プレミアリーグ第37節のアストン・ビラvsトッテナムの試合日程の変更が発表された。 現在、熾烈なトップ5争いを繰り広げる7位のアストン・ビラと、16位のトッテナムの一戦は、当初5月18日(日)に開催予定だった。 しかし、ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出の可能性があるトッテナムが、5月21日(水)に行われるサン・マメス(ビルバオ)に十分な準備期間を得るため、アストン・ビラとプレミアリーグに5月16日(金)への日程変更を訴えていた。 EL準決勝1stレグではトッテナムがホームでボデ/グリムトに3-1で勝利。これに対して同じプレミアリーグ勢のマンチェスター・ユナイテッドが、アウェイでアスレティック・ビルバオに3-0で先勝。イングランド勢同士のファイナルの可能性が高まっている。 そのユナイテッドは元々プレミアリーグ第37節で16日にチェルシーとのアウェイゲームを戦う予定で、トッテナムが18日に試合を行う場合、公平性という部分で問題が生じるため、最終的にノースロンドンのチームの要請が認められる形となった。 なお、新たな日程ではアストン・ビラvsトッテナムが現地時間5月16日(金)の19:30(日本時間27:30)、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが20:15(日本時間28:15)にリスケジュールとなった。 2025.05.07 14:35 Wed4
「ファンのために我々ができる最低限のこと」EL決勝へ駒を進めたユナイテッド、3連敗中のスパーズとの決勝にアモリム監督は「4連敗するほうが難しい」
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が8日にホームで行われ、4-1で勝利したヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグのアスレティック・ビルバオ戦を振り返った。 アウェイでの1stレグで3-0と完勝したユナイテッドは、立ち上がりからアスレティックにボールを握られて押し込まれると、31分にジャウレギサルのミドルシュートで失点を許す。 先制を許したユナイテッドは、62分にマウントとアマドを投入すると、一気に試合を引っくり返す。 72分、ヨロからボックス中央で足元にパスを受けたマウントが絶妙なファーストタッチからの右足反転シュートをゴール右隅に突き刺す。 勢いづいたユナイテッドは79分にも、ブルーノの右FKをニアに飛び込んだカゼミロが流し込み、1stレグに続く2試合連続ゴール。さらに85分には、カウンターからホイルンドがゴールネットを揺らすと、試合終了間際の91分にマウントがこの試合2点目を記録し、4-1で勝利。2戦合計7-1としたユナイテッドが2020-21シーズン以来のEL決勝進出を決めた。 2試合連続の大勝で決勝へ駒を進めたアモリム監督は、ファンのために決勝進出を出来たことを喜んだ。 「今日の勝利はこの厳しいシーズンを支えてくれたファンのために我々ができる最低限のことだと思っている。ただ決勝戦のことを考えると、すでにストレスを感じているよ。勝たなければ結局何にもならないからね。だからこそ、決勝に行けて嬉しい。楽しみにしていてほしい」 また、決勝の相手が同じプレミアリーグのトッテナムになったことについては以下のようにコメントした。 「本当にいい試合になると思う。両チームともプレミアリーグではかなり苦戦して、勝ちたい気持ちが強いからね。同じリーグでプレーし、お互いを知っている両チーム。我々だけでなく、トッテナムにとっても大きな意味がある。この試合は私だけでなく、アンジェ(・ポステコグルー)にとっても、今シーズン終了後に大きな意味を持つことになる。大一番だし、地元で決勝を戦いたかったビルバオの人々にとっては辛い試合になるだろう。僕らのチーム全員にとって、今シーズンファンに恩返しをすることは本当に重要なことなんだ」 今シーズン3敗を喫しているトッテナムとの戦い方については、「フルメンバーで臨むことが本当に重要だと思う」と語った。 「まず、確率的に考えれば、4連敗するほうが難しい。フルメンバーで臨むことが本当に重要だと思う。そして、試合をよく研究する必要がある。今日は1失点してしまったが、ゴールを決めるための多くのチャンスを作ったのに得点に結びつけられなかったからだ。決勝戦ではもっと落ち着いて戦わなければならない」 2025.05.09 09:20 Fri5