【J1開幕直前ガイド|サガン鳥栖】上位進出か残留争いか、スタイルと若手の成熟がカギ

2021.02.20 22:15 Sat
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©︎J.LEAGUE
2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。


そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。

第8弾は、昨シーズンの明治安田J1で13位に終わったサガン鳥栖を紹介する。

◆基本布陣(予想)[4-4-2]
©CWS Brains,LTD.

◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK朴一圭(31)←横浜F・マリノス/期限付き移籍→完全移籍
DFファン・ソッコ(31)←清水エスパルス/完全移籍
DF田代雅也(27)←栃木SC/完全移籍
DF松本大輔(22)←中央大学/新加入
DF今掛航貴(22)←中央大学/新加入
MF酒井宣福(28)←大宮アルディージャ/完全移籍
MF島川俊郎(30)←大分トリニータ/完全移籍
MF仙頭啓矢(26)←横浜F・マリノス/完全移籍
MF飯野七聖(24)←ザスパクサツ群馬/完全移籍
MF相良竜之介(18)←サガン鳥栖ユース/昇格
FW和田凌(25)←鹿児島ユナイテッドFC/完全移籍
FW山下敬大(24)←ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
FWチコ・オフォエドゥ(28)←マッカビ・テルアビブ(イスラエル)/完全移籍
FWイスマエル・ドゥンガ(27)←FKヴラズニア(アルバニア)/完全移籍
FW兒玉澪王斗(18)←サガン鳥栖ユース/昇格

【OUT】
DF小林祐三(35)→クリアソン新宿/完全移籍
DF岩下敬輔(34)→現役引退
DF森下龍矢(23)→名古屋グランパス/完全移籍
DF宮大樹(24)→アビスパ福岡/完全移籍
DFワン・ヂャイナン(27)→未定
DFパク・ジョンス(26)→柏レイソル/期限付き移籍終了
DF安在和樹(26)→東京ヴェルディ/期限付き移籍
MF高橋秀人(33)→横浜FC/完全移籍
MF原川力(27)→セレッソ大阪/完全移籍
MF安庸佑(29)→未定
MF原輝綺(22)→清水エスパルス/完全移籍
MF石川啓人(22)→レノファ山口FC/完全移籍
FW趙東建(34)→未定
FWチアゴ・アウベス(28)→ガンバ大阪/完全移籍
FW金森健志(26)→アビスパ福岡/完全移籍
FWレンゾ・ロペス(26)→プラサ・コロニア(ウルグアイ)/期限付き移籍終了
FW金崎夢生(32)→名古屋グランパス/期限付き移籍→完全移籍

大きく戦力を入れ替えることとなった鳥栖。主軸であった選手たちが抜けた一方で、若手の飛躍と新戦力に懸ける形となりそうだ。

まず、主力であったMF原川力(→セレッソ大阪)、MF原輝綺(→清水エスパルス)の退団は非常に大きいだろう。チームとしての戦力ダウンは否めず。また、ルーキーながら右サイドバックに定着したDF森下龍矢(→名古屋グランパス)が1年で去ったことも大きな穴となる。

また、攻撃陣もFW趙東建、FWチアゴ・アウベス(→ガンバ大阪)、FWレンゾ・ロペス、MF安庸佑と4人の外国人を手放した上、契約を更新したFW金森健志が古巣のアビスパ福岡へ電撃移籍。昨シーズンのFW金崎夢生に続く開幕直前での移籍となったことは大きい。

それでも、金明輝監督が育て、昨季躍動した若手の大半が残留したことはプラス材料。そこに、経験のある選手たちが加わった。

注目されるのは、MF仙頭啓矢(←横浜F・マリノス)だろう。昨シーズンチームに加わったMF小屋松知哉とは、京都橘高校時代に選手権で話題になったコンビ。このコンビ復活となれば、大きな話題とともに戦力となる。

さらに、DFファン・ソッコ(←清水エスパルス)、MF島川俊郎(←大分トリニータ)と昨シーズンのJ1を戦った戦力も補強。大幅な選手ダウンはなんとか止めている状況だけに、彼らがフィットして戦えるかが重要になる。

◆目標:一桁順位
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昨シーズンはチーム内でクラスターが発生するなど、調整にも大きく苦しむこととなった鳥栖。13位という結果に終わったが、現時点では上位にも降格圏にもどちらにも行く可能性がある状況だ。

金明輝監督の下で、昨シーズンはアグレッシブなプレー、特にハイプレスと後方からのビルドアップをチームのスタイルとして確立させた。試合を通して主導権を握れる時間がある中で、ミスから簡単に失点するという脆さも見せた結果が13位という順位に終わった。

その中で、アカデミー出身の選手や新入団のルーキーらが躍動。残念ながら右サイドのレギュラーであった森下のみがチームを去ってしまったが、そのベースはチームに残っている。彼らにはさらに飛躍する一方で、精度の高いプレーを今シーズンは求めたい。

簡単なミスパスからの失点、そしてビルドアップからの決定機でのミスと、プレー精度が上がらなくては、上位に行くことはできないだろう。

一方で、主軸だった選手が抜けた穴をしっかりと埋める動きは見せた。ただし、その選手たちがチームにどこまでフィットできるのか。そして、J2から加入した実力者たちがJ1の舞台で能力を発揮できるかも未知数なところ。金明輝監督の手腕が問われるところだ。

ベースがあるところに肉付けができるのか、それともできないのか。そこが成績を大きく分けるポイントとなりそうだ。

◆超WS編集部イチオシ新戦力
MF仙頭啓矢(26)
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編集部がイチオシしたい新戦力は、横浜F・マリノスから加入したMF仙頭啓矢だ。

前述の通り、京都橘高校時代は、1つ下の小屋松とともに全国高校サッカー選手権大会で大暴れ。準優勝に終わったが、2人並んで大会得点王に輝いた。

その後、東洋大学を経て京都サンガF.C.へと入団。ボランチやサイドでプレーし、経験を積むと、2020シーズンから横浜FMへと加入した。

しかし、横浜FMでは自身の持ち味を発揮できずに出番が得られないでいると、古巣の京都へと期限付き移籍。京都では19試合で6得点を記録し輝きを取り戻すも、横浜FMは退団。鳥栖へとやってきた。

サイドで攻撃を組み立てる動きだけでなく、ボランチのポジションでもゲームメイクができる仙頭。小屋松のようなアタッカーとしてのプレーよりはゲームメーカーとしての働きが求められる。

高校時代、そして京都時代に組んだコンビが復活となるが、両サイドからのコンビネーションでチームを躍進させられるかに注目だ。

◆2021年期待のヒーロー
FW林大地(23)
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今シーズン期待するヒーローは、2年目を迎えるFW林大地だ。

2019シーズンは特別指定選手として1試合に途中出場すると、いきなりJ1初ゴールを記録した林。ルーキーとして臨んだ2020シーズンは、途中出場をメインにリーグ戦31試合に出場。9得点を記録していた。

林の特徴は、なかなか最近お目にかかれない泥臭くゴールに猛然と向かっていくスタイルだろう。途中からピッチに立つ場合、試合に入るのが難しいとよく言われるが、林はそのパワフルさでむしろ試合の流れを変える力を持っている。

昨シーズンも劣勢の状況が多かった鳥栖だが、林が入った途端に空気が変わり、前線から猛然をかけるプレスや、ルーズボールを必死で追いかける姿にチームメイトも引っ張られることが多かった。

一方で、そのパワフルさとは裏腹にシュートの巧さを持ち合わせ、ボックス内で落ち着いて決め切るからより魅力が増す。

若手が主体となるチームにおいて、プレーで空気を変えられる選手は多くない。林に牽引される鳥栖がどこまで羽ばたくことができるのか注目だ。
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2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。 昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。 そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。 最後は、昨シーズンの明治安田J1で圧倒的な強さを見せて優勝した川崎フロンターレを紹介する。 <div id="cws_ad">◆基本布陣(予想)[4-3-3]</div><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021frontale_1_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©CWSBrains,LTD.<hr></div> ◆補強動向《A》※最低E~最高S 【IN】 GKイ・キョンテ(25)←ファジアーノ岡山/期限付き移籍延長 DF田邉秀斗(18)←静岡学園高校/完全移籍 MF小塚和季(26)←大分トリニータ/完全移籍 MF塚川孝輝(26)←松本山雅FC/完全移籍 MFジョアン・シミッチ(27)←名古屋グランパス/完全移籍 MF橘田健人(22)←桐蔭横浜大学/新加入 FW知念慶(25)←大分トリニータ/復帰 FW遠野大弥(21)←アビスパ福岡/復帰 FW宮城天(19)←カターレ富山/復帰 【OUT】 GKポープ・ウィリアム(26)→大分トリニータ/完全移籍 DFジオゴ・マテウス(28)→フェホヴィアリア(ブラジル)/期限付き移籍終了 DF馬渡和彰(29)→大宮アルディージャ/完全移籍 DFタビナス・ジェファーソン(22)→水戸ホーリーホック/完全移籍 DFマギーニョ(29)→横浜FC/期限付き移籍延長 MF中村憲剛(40)→現役引退 MF下田北斗(29)→大分トリニータ/完全移籍 MF守田英正(25)→サンタ・クララ(ポルトガル)/完全移籍 MF齋藤学(30)→名古屋グランパス/完全移籍 MF原田虹輝(20)→ガイナーレ鳥取/期限付き移籍 MF鈴木雄斗(27)→ジュビロ磐田/完全移籍 MFカイオ・セザール(25)→V・ファーレン長崎/完全移籍 FW宮代大聖(20)→徳島ヴォルティス/期限付き移籍 クラブのレジェンドである中村憲剛が現役を引退。クラブの象徴であり、精神的支柱でもあった中村の不在はチームとして大きな穴となるが、圧倒的な強さで優勝した昨シーズンはケガの影響もあり、シーズン中盤で復帰。チームの強さを目の当たりにして引退を決断したところもあるだろう。 その中村に加え、優勝に貢献したMF守田英正がポルトガルのサンタ・クララへ移籍。しかし、それ以外には主力の退団はなく、チームとしての戦力ダウンは最小限にとどめることとなった。 一方で、守田の代役として名古屋グランパスからMFジョアン・シミッチを獲得。さらに、フィジカルに優れ、対人能力が高いMF塚川孝輝を松本山雅FCから補強した。 加えて、期限付き移籍で武者修行に出ていたFW知念慶、FW遠野大弥が復帰。チームとしては総合力が上がったと言って良いだろう。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で戦うということもあり、チームとしての底上げは重要。抜けた穴をしっかりと埋めたことに加え、経験を積んだ若手がプラスαとなるか注目だ。 ◆目標:連覇 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021frontale_2_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 王者として臨むシーズン。目標は当然のことながら連覇となるだろう。 昨シーズンの強さは圧倒的。イレギュラーなシーズン、過密日程など様々なエクスキューズがあった中で、しっかりと結果を残し続けられたことは真のチーム力があると言える。 今年の課題は戦力というよりは、再び訪れる過密日程。そして、ACLとの二足の草鞋をどう履くのかだ。 これまでACLの舞台では良い結果を残せているとは言えず、前回リーグを制覇した時もグループステージでの敗退となっていた。そのため、今シーズンはリーグタイトルを獲ることに加え、アジアの舞台でもそのスタイルで席巻することが求められる。 確実に他クラブからの警戒は強まり、戦いにくさは昨シーズン以上に増すだろう。しかし、王者としてはそれを受けて立つ覚悟が必要。前回も連覇を果たしているだけに、今シーズンも同様に連覇なるか。王者の戦いに注目だ。 ◆超WS編集部イチオシ新戦力 MFジョアン・シミッチ(27) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021frontale_3_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 編集部がイチオシしたい新戦力は、名古屋グランパスから獲得したMFジョアン・シミッチだ。 前述の通り、アンカーとしてチームを支えてきた守田が海外挑戦。その代役を求められるのがジョアン・シミッチだ。 加入1年目は精度の高いキックでゲームをコントロールする他、試合を読む力も持っており、攻撃面でも重要な役割を担うことに。ミドルレンジのパスの精度は一級品で、川崎Fのスタイルにも早くフィットしそうだ。 さらに、上背があるため、川崎Fにとっては中盤にも高さが生まれることとなった。セットプレー時にはターゲットにもなり、ヘディングでゴールも。地上戦も空中戦もどちらでも生きる助っ人の活躍は王者に何をもたらせるのか注目だ。 ◆2021年期待のヒーロー MF三笘薫(23) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021frontale_4_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 今シーズン期待するヒーローは、何と言っても三笘薫だろう。 昨シーズンはルーキーながら、13得点を記録。Jリーグの新人最多得点記録に並ぶ活躍を見せ、ベストイレブンにも名を連ねた。 さらに凄いところは、途中出場からもゴールを重ねたところ。三笘がピッチに立つと流れが変わり、スコアが動かない試合を一気に動かす働きを見せ続け、終盤戦はスタメンを勝ち取ることとなった。 流れるようなドリブル、相手をかわしボックス内に入れば精度の高いシュートでゴールを射止める姿。ゼロックス・スーパーカップでもいきなりゴールを決める活躍を見せたが、今シーズンは一体何点取るのか。警戒が強まるシーズン、2年目のジンクスなど関係ない活躍に期待だ。 2021.02.26 19:15 Fri
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【J1開幕直前ガイド|名古屋グランパス】マッシモ3年目の名古屋、積み上げ+補強で2010年以来のタイトルへ

2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。 昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。 そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。 第18弾は、昨シーズンの明治安田J1で3位の名古屋グランパスを紹介する。 <div id="cws_ad">◆基本布陣(予想)[4-2-3-1]</div><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021grampus_1_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©CWSBrains,LTD.<hr></div> ◆補強動向《A》※最低E~最高S 【IN】 GK東ジョン(18)←名古屋グランパスユース/昇格 DF木本恭生(27)←セレッソ大阪/完全移籍 DF森下龍矢(23)←サガン鳥栖/完全移籍 MF長澤和輝(29)←浦和レッズ/完全移籍 MF齋藤学(30)←川崎フロンターレ/完全移籍 MF大垣勇樹(20)←いわてグルージャ盛岡/復帰 MF児玉駿斗(22)←東海学園大学/新加入 FW柿谷曜一朗(31)←セレッソ大阪/完全移籍 FW金崎夢生(32)←サガン鳥栖/期限付き移籍→完全移籍 【OUT】 GK東ジョン(18)→栃木SC/期限付き移籍 DF太田宏介(33)→パース・グローリーFC(オーストラリア)/完全移籍 DF千葉和彦(35)→アルビレックス新潟/完全移籍 DFオ・ジェソク(31)→仁川ユナイテッド(韓国)/完全移籍 MF長谷川アーリアジャスール(32)→FC町田ゼルビア/完全移籍 MFジョアン・シミッチ(27)→川崎フロンターレ/完全移籍 MF秋山陽介(25)→ベガルタ仙台/完全移籍 MF渡邉柊斗(24)→水戸ホーリーホック/期限付き移籍 MF青木亮太(24)→北海道コンサドーレ札幌/完全移籍 MF榎本大輝(24)→愛媛FC/期限付き移籍 MF杉森考起(23)→徳島ヴォルティス/期限付き移籍→完全移籍 FW松岡ジョナタン(20)→カマタマーレ讃岐/期限付き移籍 FW深堀隼平(22)→水戸ホーリーホック/期限付き移籍→完全移籍 <div id="cws_ad"><script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=bk1awg9bvrgw1pq3uxk0un47i" async></script></div> 昨シーズンは堅守をベースに3位でシーズンを終えた名古屋は、アジアでの戦い、そしてより高みを目指すために重点的にポイントを押さえた補強を行った。 何と言っても注目は、FW柿谷曜一朗(←セレッソ大阪)だろう。クラブのエースナンバーである「8」を脱ぎ捨て、新天地へと活躍の場を移した。前線のストライカーが一時不在になるなど、攻撃の形が固定化されていた名古屋にとっては、非常に大きな戦力と言える。さらに、その1トップを張っていたFW金崎夢生もサガン鳥栖から完全移籍で加入した。 さらに、サイドアタッカーを揃えている名古屋にFW齋藤学という強力なドリブラーが加入。王者・川崎フロンターレではくすぶった齋藤だが、切れ味鋭いドリブルは錆び付いていない。また、浦和レッズからはMF長澤和輝を獲得。ボランチだけでなく、攻守にわたって高い能力を持つ長澤の加入は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いを見据えても優勝した経験は大きな補強と言える。 また、堅守と言いながらもDF中谷進之介とDF丸山祐市、そしてMF稲垣祥がフル稼働していたポジションにはDF木本恭生(←セレッソ大阪)を獲得。さらにプロ1年目ながらサガン鳥栖の右サイドバックとして非凡な才能を見せたDF森下龍矢も獲得し、しっかりと補強を行っている。 ◆目標:優勝争い <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021grampus_2_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> マッシモ・フィッカデンティ監督が率いて3年目を迎える名古屋。監督の戦い方はシーズンを追うごとに浸透し、昨シーズンはリーグ最少失点の堅守を見せた。 一方で得点数はもう少し欲しかったところ。しかし、それも補強で実績ある日本代表クラスの選手を獲得し、攻撃のバリエーションを増やすことに成功したと言える。 チームとして目指すは2010年以来のリーグ制覇だろう。ドラガン・ストイコビッチ監督に率いられた当時も3年目でのリーグ制覇。ベースを築いた後に選手を的確に補強して悲願を達成した。 今シーズンもその流れを踏襲している感はあり、攻撃的に戦いたいことをフィッカデンティ監督も語っている。 新加入選手のアプローチにも満足感を示しており、シーズンが進んでいけばより深まることに。そこで重要となるのは、やはり攻撃力となる。 昨シーズンの9敗のうち6試合が1点差ゲーム。堅守というベースがある以上、得点を奪えれば勝ち点を取れる確率は大きく上がる。切れ味鋭いカウンターがどのように進化するのか、注目が集まる。 ◆超WS編集部イチオシ新戦力 DF森下龍矢(23) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021grampus_3_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 編集部がイチオシしたい新戦力は、サガン鳥栖から加入したDF森下龍矢だ。 昨シーズン、明治大学から鳥栖に入団しプロの道を歩みだした森下。もともとジュビロ磐田のアカデミーで育ったものの、トップチームに昇格できずに進学していた。 世代別代表やユニバーシアード日本代表歴もある森下は、開幕戦でいきなりデビュー。するとそのままレギュラーとして定着し、プロ1年目ながら明治安田J1で33試合に出場し3得点を記録した。 その活躍が認められてオファーが殺到した中で名古屋入りを選択。それは自身の成長のためと語り、野心溢れるところが持ち味の1つだ。 プレー面では豊富な運動量を武器に上下動を繰り返すこと、攻守両面でパワーを発揮できるところは、大学の先輩であるDF長友佑都(マルセイユ)を彷彿とさせる。 より攻撃性を高め、スピード溢れる攻撃を目指す今シーズンの名古屋においては存分に持ち味を発揮できる可能性があり、2年目のジンクスを払拭する活躍を見せられるかに注目だ。 ◆2021年期待のヒーロー FW柿谷曜一朗(31) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021grampus_4_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 今シーズン期待するヒーローは、セレッソ大阪から加入したFW柿谷曜一朗だ。 若手の頃に徳島ヴォルティスへの期限付き移籍や、スイスのバーゼルなどへの移籍は経験しているものの、国内での完全移籍は初となる柿谷。C大阪の「8」から名古屋の「8」へと装いを変えた。 昨シーズンは個人としてリーグ戦24試合に出場も先発はわずかに6試合と寂しい結果に。ゴールも1つとらしくないパフォーマンスに終わってしまった。 そんな柿谷は「個人としてはゴールという形でチームを助けたいなと思います」と意気込みを語る。FWマテウスやFW前田直輝、FW相馬勇紀というスピードあるアタッカー、FW金崎夢生、FW山﨑凌吾というセンターで起点になる選手がいる中、彼らを行かせるのも柿谷の武器と言えるだろう。 縦に速いカウンターにさらに磨きをかけたい名古屋。その中d、柿谷が持つアイデアと高いテクニックは必ずやプラスになるはず。心機一転、名古屋の地で“ジーニアス”の復活に期待がかかる。 2021.02.26 12:15 Fri
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【J1開幕直前ガイド|セレッソ大阪】“名伯楽”レヴィーが舞い戻り、より攻撃的に

2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。 昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。 そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。 第17弾は、昨シーズンの明治安田J1で4位のセレッソ大阪を紹介する。 <div id="cws_ad">◆基本布陣(予想)[4-2-3-1]</div><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021cerezo_1_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©CWSBrains,LTD.<hr></div> ◆補強動向《C》※最低E~最高S 【IN】 GK松井謙弥(35)←水戸ホーリーホック/完全移籍 GKダン・バン・ラム(27)←ムアントン・ユナイテッド(タイ)/完全移籍 DFダンクレー(29)←ヴィッセル神戸/完全移籍 DF進藤亮佑(24)←北海道コンサドーレ札幌/完全移籍 DF新井直人(24)←アルビレックス新潟/完全移籍 DF鳥海晃司(25)←ジェフユナイテッド千葉/完全移籍 DFチアゴ(30)←セアラー(ブラジル)/完全移籍 MF原川力(27)←サガン鳥栖/完全移籍 MF為田大貴(27)←ジェフユナイテッド千葉/完全移籍 MF松本泰志(22)←サンフレッチェ広島//期限付き移籍 FWアダム・タガート(27)←水原三星ブルーウィングス(韓国)/完全移籍 FW加藤陸次樹(23)←ツエーゲン金沢/完全移籍 FW松田力(29)←ヴァンフォーレ甲府/完全移籍 FW大久保嘉人(38)←東京ヴェルディ/完全移籍 FW中島元彦(21)←アルビレックス新潟/復帰 FW山田寛人(20)←ベガルタ仙台/復帰 FW澤上竜二(27)←FC今治/復帰 【OUT】 GKアンジュンス(23)→釜山アイパーク(韓国)/完全移籍 GK茂木秀(22)→FC町田ゼルビア/期限付き移籍 GK永石拓海(25)→アビスパ福岡/期限付き移籍 DF木本恭生(27)→名古屋グランパス/完全移籍 DF片山瑛一(29)→清水エスパルス/完全移籍 DFマテイ・ヨニッチ(30)→上海申花(中国)/完全移籍 DF吉馴空矢(19)→カマタマーレ讃岐/期限付き移籍 DF田平起也(19)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍 DF庄司朋乃也(23)→ツエーゲン金沢/期限付き移籍 DF舩木翔(22)→SC相模原/期限付き移籍 DF森下怜哉(22)→FC町田ゼルビア/期限付き移籍 MF西本雅崇(24)→カマタマーレ讃岐/完全移籍 MFレアンドロ・デサバト(30)→未定 MF松本凪生(19)→栃木SC/期限付き移籍 MF秋山大地(26)→ガイナーレ鳥取/期限付き移籍 MF島村拓弥(21)→京都サンガ/期限付き移籍終了 MF福満隆貴(29)→ジェフユナイテッド千葉/完全移籍 MF前川大河(24)→ギラヴァンツ北九州/完全移籍 FW都倉賢(34)→V・ファーレン長崎/完全移籍 FW柿谷曜一朗(31)→名古屋グランパス/完全移籍 FW鈴木孝司(31)→アルビレックス新潟/完全移籍 FWウェリングピアス(22)→未定 FWブルーノ・メンデス(26)→デポルティボ・マルドナド(ウルグアイ)/期限付き移籍終了 FWタワン(21)→BGパトゥム・ユナイテッドFC(タイ)/期限付き移籍終了 FW山内寛史(26)→FC岐阜/完全移籍 FW安藤瑞季(21)→水戸ホーリーホック/完全移籍 FW山根永遠(22)→水戸ホーリーホック/期限付き移籍 <div id="cws_ad"><script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=kx8r80a7z0eu15ixh5s9cj3zh" async></script></div> 今シーズンのC大阪の移籍市場は、加入も退団も大きな注目を集めるものが揃っている。まずは、何と言っても指揮官の交代だろう。2シーズン率いたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が退任し、レヴィー・クルピ監督が2013年以来の復帰となった。 ロティーナ監督は就任1年目の2019シーズンで5位、2020シーズンは4位と成績を向上させていた。リーグ屈指の堅守も構築し、更なる高みを目指すはずだったが、ロティーナ監督の交代を決断。シーズン後半戦は負けが混んだということもあったが、大英断を下した。 また、退団選手に目を向けるとエースナンバーの「8」を背負っていたFW柿谷曜一朗が名古屋グランパスへ移籍。さらに、守備を支えたDFマテイ・ヨニッチが上海申花へ、DF木本恭生が名古屋へ、DF片山瑛一が清水エスパルスへと去っていった。また、U-23チームの活動が終了したこともあり、若手選手を大量に放出。期限付き移籍の選手が多いものの、多くの選手がチームを去った。 一方で、加入選手にも注目を集める選手がいる。ルーキーから2006年まで所属したFW大久保嘉人が復帰。さらに、中盤にはMF原川力(←サガン鳥栖)を獲得すると、DF松田陸の双子の弟であるFW松田力(←ヴァンフォーレ甲府)も加入した。 また守備陣にもDF進藤亮佑(←北海道コンサドーレ札幌)やDFダンクレー(←ヴィッセル神戸)、DFチアゴ(←セアラー)、DF新井直人(←アルビレックス新潟)と実績のある選手を獲得。さらに、ベトナム代表の守護神であるGKダン・バン・ラム(←ムアントン・ユナイテッド)を獲得するなど、戦力構成が大きく変わることとなった。 新監督の下でどのように機能していくのか、注目が集まる。 ◆目標:優勝争い <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021cerezo_2_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 再びクルピ監督を招へいし、新たなスタートを切ることとなったC大阪。獲得した選手の顔ぶれを見ても分かる通り、再びクルピ監督の下で攻撃的なチームへの変貌を遂げようとしている。 柿谷の他にも、FWブルーノ・メンデス、FW都倉賢(→V・ファーレン長崎)やFW鈴木孝司(→アルビレックス新潟)といったストライカーを手放したものの、“レヴィー・イズム”は縦に早くゴールへとアグレッシブに向かっていくサッカーであり、そういった点では、的確な補強を行えたとも言える。 ロティーナ監督の下で積み上げた後方からのビルドアップと、有効なサイドチェンジを使った攻撃に加え、早く前線にボールを送り一気にゴールを目指すスタイルが復活すことになる。そのサッカーがしっかりと体現されれば、より上の順位、チームとしての進化が見て取れることになる。 一方で、DFマテイ・ヨニッチが抜けた穴も気になるところ。チームの守備を支えるだけでなく、セットプレーから得点を奪っていたことを考えても、痛手と言える。 その代役に獲得したDFチアゴはまだ来日できておらず、緊急的にダンクレーを補強。対人守備にも強く、ビルドアップもできるCBだけに、良いところに目をつけたと言えるだろう。 クルピサッカーにはサイドバックの攻撃参加も重要であり、課題となりそうなのは攻守のバランス。堅守をある程度キープしながらも、攻撃にシフトしたチームが作れれば、優勝も見えてくる。 ◆超WS編集部イチオシ新戦力 FW大久保嘉人(38) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021cerezo_3_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 編集部がイチオシしたい新戦力は、東京ヴェルディから復帰したFW大久保嘉人だ。 前述の通り、ルーキーだった2001年に国見高校から入団。2006年までの5シーズンを過ごした古巣へと復帰した。 3度の得点王に輝いている大久保だが、昨シーズンはJリーグのキャリアで初の無得点に終わり、本人としても納得のいっていないシーズンとなったはずだ。 38歳とベテランの域に入っている大久保だが、J1通算ではあと「15」で200得点を達成。自身が持つ最多得点記録をどこまで更新するのかは注目だ。 ピッチ内外でも大きなお手本となり、若手ストライカーにとっても良い見本となる大久保。今シーズンだけでなく、未来のC大阪のためにも大事なシーズンとなるだろう。 ◆2021年期待のヒーロー MF西川潤(19) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021cerezo_4_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 今シーズン期待するヒーローは、プロ2年目を迎えるMF西川潤だ。 特別指定選手として2019年にデビューを飾った西川は、正式に入団した1年目の昨シーズンは明治安田J1で13試合に出場し1得点を記録。しかし、ケガで離脱する期間があった上、先発は1試合に終わっており、本領発揮とはならなかった。 現在はヨーロッパでプレーするMF香川真司(PAOKテッサロニキ)やMF乾貴士(エイバル)、FW南野拓実(サウサンプトン)らを見出し、ヨーロッパへと送り出したのが今季就任したクルピ監督だ。若い才能を見出された選手たちは、早くにヨーロッパへと旅立つ事へ成功し、その後に飛躍した。 すでにバルセロナなどヨーロッパのクラブから注目を集めている西川だが、クルピ監督の下で大きく羽ばたいた先輩たちに続きたい気持ちは当然あるだろう。 そういった意味では、プロ2年目ではあるものの、才能ある若手は辛抱強く起用し続けるクルピ監督だけに、アピールに成功すれば出場機会は大きく増えるはずだ。 そのチャンスを得たならば、しっかりとした結果を残し、チームに貢献するとともに、自身のキャリアを積み上げてもらいたい。 2021.02.26 11:45 Fri
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誰もを魅了した唯一無二の“ミドルシュート”、レッズの“象徴”スティーブン・ジェラード

2019-20シーズンのプレミアリーグを圧倒的な強さで制し、30年ぶりのトップリーグ優勝を果たしたリバプール。ユルゲン・クロップ監督の下で悲願を達成し、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝と共に、ファン・サポーターは喜びに明け暮れた。 ディフェンディングチャンピオンとして臨んでいる2020-21シーズンのプレミアリーグでは、24試合を消化し勝ち点40の6位に位置。昨シーズン見せた圧倒的な強さはそこにはなく、らしさが見て取れない。 もちろん、そこには様々な要因があるのは広く知られたこと。1つは、守備の要であったオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクを含めたセンターバックが相次いで負傷したこと。2つ目は、チーム全体として精彩を欠いていることだ。これは、昨シーズンから続く連戦による蓄積された疲労に加え、代わりの選手がなかなか見つからないというところが影響していると考えられる。 クロップ監督によって作られた現在のリバプールは、個々の能力の高さもありながら、やはりチームとして、1つの集団として機能した時に絶大な強さを発揮する。一方で、その中核を担う選手が力を発揮できなければ、必然的にチーム力は落ちてしまうのも仕方のないことだろう。 しかし、敢えて言うならば、強烈な“タレント”が不足しているとも言える。例を挙げるなら、クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードのような存在だ。 <span class="paragraph-title">◆若き頃から見せていた勝負強さ</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/20210224gerrard_tw2.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 幼少の頃からリバプールのアカデミーで育ったジェラードは、1998-99シーズンの11月にファーストチームでデビュー。18歳でデビューした当時は、右サイドバックとしてプレーしていた。 その後は、セントラルミッドフィルダーとしてプレーすると、3年目の2000-01シーズンからレギュラーに定着。ジェラール・ウリエ監督の下でFAカップ、リーグカップ、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)のカップ戦三冠を達成していた。 このシーズンは、リーグカップ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦、そしてUEFAカップのアラベス戦でゴールを決めており、この頃から大舞台での勝負強さを発揮していた。 2003-04シーズン途中からチームのキャプテンを務めると、一気に中心選手としての才能が開花。2004-05シーズンは、チャンピオンズリーグのグループステージで敗退の危機にあった中、最終節のオリンピアコス戦で試合終了間際に衝撃のミドルシュートを決めて突破を決めると、このシーズンは決勝にまでチームは勝ち上がり、“イスタンブールの奇跡”と呼ばれるミランとの激闘を制して優勝を達成。この決勝でも逆転につながるゴールを決めていた。 チームの精神的支柱でもあったジェラードが持つ勝負強さは、何度となく救うことになった。 <span class="paragraph-title">◆誰もを魅了するミドルシュート</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/20210224gerrard_tw3.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> クラブキャリアではリバプールとロサンゼルス・ギャラクシーで191ゴールを記録、イングランド代表としても21ゴールを記録しているジェラード。そのジェラードの代名詞といえば、やはり“ミドルシュート”だろう。 右足から放たれる強烈な一撃は、打った瞬間に入る予感すらさせるもの。その軌道の美しさもさることながら、シュートスピードは驚くべきものがある。 スピードあるミドルシュートは“弾丸ミドル”という表現がピッタリであり、地を這うような軌道は圧巻そのものだった。 前述した通り勝負強さにも繋がるところだが、ジェラードのゴールはチームの窮地を救うものが多く、試合の終盤で劣勢な状況でも何か起こるのではという予感さえあった。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJqMXBzNXlFaCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 例えば2004-05シーズンのミドルスブラ戦では、ハーフウェイライン付近からのフィードを受けたジェラードがトラップ。コースが空いているのを見ると、中央やや右寄りの距離のあるポジションから右足一閃。ゴール左上に強烈なミドルシュートが突き刺さっていった。 ミドルシュートというよりはロングシュートに近いが、あのポジションから右足を振り抜くという判断も、ミドルシュートが得意なジェラードならではかもしれない。 その他、前述の2004-05シーズンのチャンピオンズリーグのオリンピアコス戦。あと1点が必要な状況で、ボックス手前でルーズボールに反応したジェラードが右足を振り抜くと、高速シュートが右隅に決まった。 このように最大の武器であったミドルシュートで多くのピンチを救ったことで、ファン・サポーターからも一層愛される存在となっていったジェラード。似たようなミドルシュートを打てる現役選手はほとんどおらず、唯一無二の存在だったとも言える。まさに、サッカー史に残るレジェンドと言って良いだろう。 <div id="cws_ad"><hr>弾丸ミドルでおなじみのスティーブン・ジェラードが、大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>イングランドで、そしてリバプールでもチームメイトだったマイケル・オーウェンも同時に登場している。『サカつくRTW』でワンダーボーイのゴールを観たい方は是非一度チェックしよう。</div> 2021.02.25 19:40 Thu
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