アトレティコのサビッチ、ここまでリーグ1失点の鉄壁ぶりに自信「全員が守備の仕事をこなしている」

2020.10.27 15:44 Tue
Getty Images
アトレティコ・マドリーのモンテネグロ代表DFステファン・サビッチは、現在のチームの守備に自信を持っているようだ。スペイン『マルカ』が伝えた。

ディエゴ・シメオネ監督に率いられるアトレティコ・マドリーは、今シーズンのラ・リーガで5試合を消化し、3勝2分けで暫定5位の位置に付けている。クラブごとに試合数に差があるものの、現在リーグで唯一の無敗を維持しており、失点数はわずか「1」と鉄壁の守備も健在だ。

サビッチはこうしたチームの守備力の高さを示す数字に対して自信を語っており、同時に自身の状態の良さについても触れている。
「この数字(失点数)が僕たちの守備を物語っていると思う。僕らの守備は攻撃陣から始まり、たとえ相手が守備を突破したとしても、世界最高のゴールキーパー(ヤン・オブラク)がいて僕らを助けてくれる。このチームでは全員が守備のために、しっかり仕事をこなしているんだ」

「(自分の状態は)とても良いよ。(キャリアの中でも)最高の年になっていると思う。ケガは僕を強くしてくれたし、それがもっとも重要なことだと思う。僕は自分が継続性を持っていると信じているし、今の状態を維持したいね」
堅牢な守備に自信を見せたサビッチだが、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節では、現欧州王者のバイエルン相手に0-4のスコアで大敗した。ショッキングな結果となってしまったが、サビッチはこのスコアが公平なものではなかったと感じているようだ。

「(バイエルン戦では)良い試合をしたと思っているよ。結果はフェアではなかった。僕たちはとても良い感覚を掴んでいたし、チームとしても良かったと思う。(バイエルンには)チャンスを活かされてしまったけど、チームは悪くなかったと思うしこれを続けていきたい」

また、バイエルン戦ではドイツ代表FWトーマス・ミュラーが主審に対して「アトレティコは欧州屈指の問題児だぞ!」と叫ぶシーンもあり話題になったが、サビッチは「皆が自分の意見を言うことができる。僕らは自分たちのプレーに集中しているから何も言わないよ」と意に介さなかった。

アトレティコ・マドリーは、27日にCLグループステージ第2節ザルツブルク戦が控えている。決勝トーナメント進出に向け連敗は避けたいところだが、サビッチは「僕らはいつものように試合に臨み、勝つことを考えている。ホームスタジアムでは勝たなければならないね」と、冷静に語った。

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