レッズの頼れるキャプテン、スティーブン・ジェラードがレアル・マドリー相手に見せたボレーシュート【往年のスーパーゴール】

2020.10.05 20:00 Mon
Getty Images
ビジャレアルに所属する日本代表MF久保建英(19)やバルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティ(17)など新たなスターが次々と生まれるサッカー界。だが、彼らの前には多くのスターと呼ばれる選手たちがおり、歴史を紡いできた。今回の企画では、現役を退いた選手のみに限定し、往年のレジェンドたちのスーパーゴールを厳選。ゴール動画と併せて、お届けしていきたい。

今回は、リバプールのレジェンドである、元イングランド代表MFのスティーブン・ジェラード氏のゴールだ。
2009年3月10日、リバプールはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグでレアル・マドリーと対戦。アウェイでの1stレグを1-0で制し、この一戦を有利な状況で臨んだリバプール。1stレグで守備的な布陣だったことから、2ndレグでもディフェンス重視の戦い方をすると予想された中、ラファエル・ベニテス監督は全く違うアプローチを敢行。開始直後から積極的なプレスを仕掛けて主導権を握ったリバプールは、前半15分にFWフェルナンド・トーレスのゴールで先制。さらに、27分にもジェラードがPKを決めて、リバプールがマドリーを突き放す。

そして、リバプールペースで迎えた後半2分、ついにその瞬間が訪れる。中盤でパスカットしたリバプールは、左サイドにいるFWライアン・バベルに素早く展開。そのバベルが中央に折り返したボールは高いバウンドを見せたものの、ジェラードは右足で難なく合わせ、強烈なボレーシュートはゴールネットを突き刺した。
一見すると簡単に決めているように見えるが、あの高さのバウンドから、しかもあれだけの速さのシュートを打てる選手はジェラードをおいて他に存在しないのではないだろか。世界最高の守護神と謳われたマドリーのGKイケル・カシージャスも、ただ呆然と立ち尽くすだけ。この鮮烈なファインゴールにより、リバプールはベスト8進出を決定付けた。

結果的にベスト8で敗れたリバプールですが、マドリー戦で見せたプレーを考慮しても、このシーズンのCL覇者であるバルセロナと並んで最強に相応しいチームだった。スペインの白い巨人を粉砕したキャプテンの一撃は、いつまでも人々の記憶に残ることだろう。

◆ジェラードの技術が詰まったボレーシュート

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アルダ・ギュレル20歳の忍耐力やいかに 今季全試合帯同もプレータイムは伸びず…レンタル拒んで退団を要求する可能性が

アルダ・ギュレルの忍耐力やいかに。 2023年夏に18歳でレアル・マドリー入りしたギュレル。怪我が長かった1年目はラ・リーガ10試合で6得点をマークし、2年目の今季は公式戦全試合ベンチ入りで28試合に出場する。 現在の状況を簡潔にあらわすと、弱冠20歳でトルコ代表の中心的存在を担い、レアル・マドリーでは中盤のバックアッパーとして途中出場をメインにプレー…といったところになる。 どうやら2025年夏の退団を模索。 先発起用が増えないことに関してカルロ・アンチェロッティ監督から忍耐強さを求めるコメントも出るなか、ギュレルは依然として新天地行きを考慮。来季のプレータイム増を保証してもらえないなら、来たる夏の完全移籍での退団を要求するものとみられているのだ。 スペイン『Relevo』によると、ギュレルはレンタル移籍での武者修行を受け入れない方針。レアル・マドリーにおけるクラブキャリア継続へ努力しつつ、トルコ代表での立ち位置について不安があるのではとの見方も少なくない。 元々フェネルバフチェ時代からレアル・マドリー以外のトップクラブも熱視線を送ったプレーメーカー、ギュレル。現在でもバイエルン、リバプール、マンチェスター・ユナイテッドなどが関心を寄せていると伝えられる。 2025.02.28 21:01 Fri

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