【2019-20ラ・リーガ シーズン総括】超WS選出の最優秀選手はカゼミロ!

2020.08.11 21:00 Tue
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◆再開後、爆走のレアル・マドリーが3季ぶりの戴冠!
バルセロナとマドリードの2強による三つ巴の覇権争いが見込まれた今季のラ・リーガを制したのは、レアル・マドリーだった。

3シーズンぶりの覇権奪還に向けてMFアザールやDFメンディ、DFミリトン、FWヨビッチと大型補強を敢行したマドリーだが、その新戦力で及第点を与えられるのは左サイドバックの主力を担ったメンディと補強の効果は薄かった。逆に、嬉しい誤算となったのが、昨季の46失点から25失点と大幅に改善された守備。

圧巻のパフォーマンスでサモラ賞に輝いた守護神クルトワ、攻守両面で絶大な存在感を放った主将DFセルヒオ・ラモス、MFカゼミロとセンターラインを担った守備陣がシーズンを通して安定した働きをみせ、アトレティコ・マドリーはおろか今季欧州5大リーグ最少失点を記録。その意外な堅守と、フル稼働で前線をけん引したエースFWベンゼマらの勝負強さが3シーズンぶりの戴冠の最大の要因となった。
また、ジダン監督の卓越したチームマネジメントにより、序盤、中盤戦に台頭したMFバルベルデやFWヴィニシウス、FWロドリゴらの若手、シーズン終盤戦に存在感を放ったMFクロース、MFモドリッチらベテラン勢とシーズンを通してチームとしての歯車がうまく噛み合った。特筆すべきは、新型コロナウイルスの影響で約3カ月の中断を経て再開されたシーズン終盤戦。特殊な状況下、過密日程によって多くのライバルが勝ち点を取りこぼした中、10勝1分けの圧巻の戦績で最後は独走態勢を築いた。

その優勝チームと勝ち点5差の2位に甘んじて3連覇を逃したバルセロナは、絶対的なエースFWメッシ、守護神テア・シュテーゲンの攻守の要2人の孤軍奮闘光るも、シーズンを通して安定感を欠いた。目玉補強となったFWグリーズマンの不振や一部主力の離脱が重なり、取りこぼしが目立った中、中盤戦にかけては首位を維持していたが、今年1月にはスーペルコパ・デ・エスパーニャ敗退の影響もありバルベルデ前監督を解任。後任にセティエン監督を招へいするも、チグハグな戦いぶりは変わらず。チームとして戦い方の最適解を見いだせず、再開後は悪い内容ながらも何とか勝ち点を積み上げたが、絶好調のマドリーを最後まで捕まえ切れなかった。
その2強以上に大幅なスカッド刷新を図ったアトレティコは、大きく水を開けられる形での3位フィニッシュとなった。前述のグリーズマン、闘将DFゴディンなど、近年の黄金期を支えたベテランがチームを離れた中、グリーズマンの後釜としてFWフェリックスを獲得するなど、各ポジションを刷新。開幕3連勝と上々の滑り出しを見せたが、以降は度重なる前線の負傷者の影響などもあり、以前から課題とされる得点力不足が顕著に。最終的な得点数はリーグ7位の51ゴールと、リーグ2位(27失点)の堅守を生かせず、停滞感が漂うシーズンとなった。

異次元の3強を除くオトラ・リーガを制したのは、ロペテギ体制1年目のセビージャ。ポルト、マドリー、スペイン代表ではポゼッション重視の理想主義の印象が強かったロペテギ監督だったが、セビージャではソリッドな守備を特長とする手堅いチームを作り上げた。敏腕SDモンチ主導の下、新戦力のFWオカンポス、DFクンデ、DFジエゴ・カルロス、DFレギロンらが主力を担い、得点力には改善の余地も攻守両面で安定したシーズンを送り、最大の目標だったトップ4フィニッシュを達成した。

ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いでは、確固たるスタイルを持った複数のチームが序盤戦、中盤戦、終盤戦と主役級の輝きを放った中、最終的にビジャレアル(5位)、レアル・ソシエダ(6位)、グラナダ(7位)の3チームが出場権を確保。リーグ再開後に好調を維持したビジャレアルは、DFパウ・トーレス、MFカソルラ、FWジェラール・モレノとセンターラインが安定しており、そこに多士済々のアタッカーが絡む魅力的な攻撃でリーグ3位の得点数(63点)を記録。同じくMFウーデゴールやFWオヤルサバルら若きアタッカーが存在感を放ったソシエダは、前半戦の主役を担った。

残留争いではレガネス(18位)、マジョルカ(19位)、エスパニョール(最下位)の3チームがセグンダに降格となった。元日本代表指揮官のアギーレ監督の下、シーズン終盤に盛り返したレガネスだが、今冬にFWエン=ネシリ、FWブラースヴァイトと主力ストライカーを引き抜かれたことが痛恨に。昇格組マジョルカは戦力的にプリメーラ残留を掴むほどの力はなかった。27年ぶりの降格となったエスパニョールは監督人事、戦力補強すべてが失敗に終わり、落ちるべくして落ちた印象だ。

最後に、マジョルカFW久保建英、エイバルMF乾貴士の2選手に関してはシーズンを通して残留争いに巻き込まれた中、久保が35試合4ゴール5アシスト、乾が29試合2ゴール4アシストとまずまずの数字を残している。来季に向けては久保のビジャレアルへのレンタル移籍が決定し、乾の残留も決定的となっている。

【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆MFカゼミロ(レアル・マドリー)
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単純なスタッツ、パフォーマンスを考えれば、異次元のメッシを選出すべきだが、3シーズンぶりの優勝を果たしたマドリーに敬意を払い、カゼミロをMVPに選出。カピタンとして堅守をリードし、キャリアハイの11ゴールを挙げたDFセルヒオ・ラモス、サモラ賞獲得のGKクルトワ、エースストライカーのFWベンゼマも捨てがたいが、フランス人指揮官が最も替えの利かない存在と考えるブラジル代表MFを推したい。

コンディション調整が非常に難しい特殊なシーズンにおいても、一定以上のコンディションを維持し続けて優勝チームの中盤に常に優位性をもたらした。豊富な運動量、ポジショニングセンス、球際の強さ、要所で見せる絶妙な攻撃参加と獅子奮迅の活躍ぶりだった。

★最優秀監督
ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー)
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セビージャ、ビジャレアル、グラナダを躍進させた指揮官たちの仕事ぶりも見事だったが、前代未聞のシーズンの優勝監督を最優秀監督に選出。正直なところ、2016-17シーズンの前回優勝時、CL3連覇に関しては現役時代から培ってきた卓越した勝負勘、底知れぬ勝負強さという、いわゆる“持っている”という印象が強かったが、今シーズンの優勝に関しては指揮官としてのマネジメント能力、戦術眼、采配力と確かな手腕を感じさせられた。

シーズン序盤に関しては目玉補強のアザールなどの主力の出遅れや、全体的なコンディションの重さもあって勝ち切れない状況が続いたが、その苦境をMFバルベルデやFWロドリゴ、FWヴィニシウスという若手の台頭でうまく埋めた。その後はセルヒオ・ラモス、ベンゼマの勝負強さと、守護神クルトワを中心とする堅守を武器に順調に勝ち点を重ね、今季の覇権争いのターニングポイントとなった3月のクラシコでは我慢強く起用し続けたヴィニシウスの活躍もあって会心の勝利。そして、リーグ再開後は圧巻の11戦無敗で駆け抜け、3季ぶりの戴冠を果たした。ベイルとやハメスといった不満分子の扱いにやや苦慮したものの、そのカリスマ性を武器に見事にチームをまとめ上げた。

【期待以上】
★チーム
◆グラナダ
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昇格組ながらクラブ史上初のEL出場権を獲得する快挙を達成。39歳の青年指揮官ディエゴ・マルティネス監督の下、昨季のセグンダA(2部)を2位で終え2016-17シーズン以来のプリメーラに復帰したグラナダ。

FWソルダード、MFゴナロンといった実力者を補強も下馬評は決して高くなかったが、[4-4-2]をベースに各選手が自身の役割を全うする組織だったスタイルを武器に快進撃を続け、第10節にはマドリーやバルセロナ、アトレティコを抑えて首位に立った。その後は対戦相手の分析が進み、冬の期間には負けが先行。だが、第24節から6戦負けなしと復調を見せると、リーグ再開後も着実に勝ち点を重ねた。そして、9位で迎えた最終節ではアスレティック・ビルバオに4-0の快勝を収めると、ヘタフェとバレンシアの敗戦によって7位でフィニッシュし、クラブ史上初のEL出場権を獲得した。

★選手
◆FW久保建英(マジョルカ)
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今季ラ・リーガのサプライズに。FC東京から世界屈指の名門レアル・マドリーに加入した若き日本代表は、昇格組のマジョルカを武者修行先に選択。昨年9月1日の第3節バレンシア戦でプリメーラデビューを飾ると、数試合の準備期間を経て同年11月のビジャレアル戦で待望の初ゴール。以降は一時期ベンチを温める難しい期間はあったものの、最終的にリーグ戦35試合に出場し4ゴール5アシストを記録。

とりわけ、長期に渡る中断期間に取り組んだフィジカルトレーニングによって、再開後は持ち味のテクニック、戦術眼に強さとスピードが加わり、切れ味鋭い仕掛け、視野の広さとキック精度を生かした高精度のチャンスメークで、アトレティコやバルセロナ、マドリーといった世界屈指の守備陣を手玉に取る鮮烈な活躍を披露した。なお、来シーズンは今季5位のビジャレアルが新たな修行先となる。

【期待外れ】
★チーム
◆ベティス
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好タレント擁するも、昨季以下の15位と振るわず。昨シーズンを10位で終えたベティスはセティエン前監督(現バルセロナ)の後任として、昨季エスパニョールにEL出場権をもたらしたルビ監督を招へい。さらに、GKパウ・ロペス、MFロ・チェルソ、DFフィルポら主力が抜けた中、FWイグレシアス、FWフェキル、DFエメルソン、FWフアンミ、MFアレーニャ(冬加入)らを補強。

しかし、堅守速攻をベースとするルビ監督のスタイルは、極端なポゼッションスタイルを採用していた前体制と大きくやり方が異なることもあり、シーズン序盤から苦戦。中位以下に甘んじる状況が続く中、6月半ばにはルビ監督の更迭に踏み切った。その後、トゥルヒージョ暫定指揮官の下で辛くも残留を手繰り寄せるのが精一杯だった。新シーズンに向けてはチリ人指揮官ペジェグリーニ
監督の招へいが決定しているが、ここに来て中国行きの可能性が浮上したことにより、ジョルディ・クライフ氏への指揮官交代も噂されている。

★選手
◆FWエデン・アザール(レアル・マドリー)
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エルブランコ加入の夢実現もキャリア最悪のシーズンに。チェルシーとベルギー代表の絶対的なエースとして、1億ユーロ超えの鳴り物入りで加入したアザールだが、シーズンを通じてコンディション面に問題を抱え、16試合出場1ゴール3アシストという低調な数字に終わった。

プロデビューシーズンを除きリール、チェルシーでは毎シーズン30試合以上に出場するタフネスぶりも売りのひとつだったが、憧れのクラブ加入で気が緩んだか、完全にウエイトオーバーでシーズンを迎えると、持ち味の鋭い仕掛けは見る影もなし。さらに、全権を与えられたチェルシー時代と異なり、チームプレーを求められた影響もあり、窮屈なプレーぶりも目立った。本調子を出し始めた昨年11月の負傷離脱は不運としか言いようがないが、それでも同じく苦戦したFWフェリックス、FWグリーズマンと比較しても、最も期待外れなプレーヤーだった。

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src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> パリ・サンジェルマン→バルセロナ 現在はエバートンでプレーするディーニュ。リールの下部組織で育ったディーニュは2013年7月にPSGヘ完全移籍を果たす。 PSGでは左サイドバックのレギュラーに定着した時期もあったが、前述のマクスウェルの加入によりポジションを奪われることに。通算44試合5アシストの成績に終わると、ローマへのレンタル移籍を経て、2016年7月にバルセロナへと完全移籍した。 バルセロナでも活躍が期待される中、なかなかポジション確保には至らず、公式戦46試合で2ゴール3アシストに終わり、2018年8月にエバートンへと完全移籍。エバートンでレギュラーに定着している。 <span class="paragraph-title">★カンテラ育ちの逸材たち</span> ◆ミケル・アルテタ(スペイン/MF) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_8_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> バルセロナ→パリ・サンジェルマン 現在はアーセナルの監督を務めており、キャリアを通じてはエバートンやアーセナルの印象が強いであろうアルテタ。元はバルセロナのカンテラ出身で、2000年7月にファーストチームへと昇格。2001年1月から1年半のレンタル移籍でPSGでプレーしていた。 バルセロナでは出場機会がなかったアルテタだが、PSGでは53試合で5ゴール4アシストを記録。その活躍もあり、復帰後にレンジャーズへと完全移籍。その後のキャリアを歩むこととなった。 ◆チアゴ・モッタ(イタリア/MF) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_9_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> バルセロナ→アトレティコ・マドリー→ジェノア→インテル→パリ・サンジェルマン バルセロナからパリ・サンジェルマンに加入するまでは3つのクラブを挟んでいるモッタ。バルセロナではBチームで経験を積み、ファーストチームでは控えの立ち位置でありながら、要所でしっかりとしたプレーを見せ、147試合で10ゴール13アシストを記録した。 その後セリエAではまずまずの働きを見せたが、PSGでは主力としてチームを支えるまでに。ビッグクラブになりつつあるクラブでリーグ・アン4連覇を含む、18個のタイトルを獲得。231試合で12ゴール18アシストを記録した。 ◆ラフィーニャ・アルカンタラ(ブラジル/MF) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_10_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> バルセロナ→パリ・サンジェルマン バルセロナのカンテラ育ちの中盤の選手。兄はリバプールに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラで、ともにカンテラで育った。 セルタやインテルへのレンタル移籍を経験するが、なかなかレギュラーに定着できない時期が続き、バルセロナでも90試合の出場で12ゴール8アシストを記録するにとどまった。 PSGでは1年目で34試合に出場し7ゴール。なかなか層の厚い中盤でのポジション争いに苦しんでいる状況だ。 ◆ケイズ・ルイズ=アティル(フランス/MF) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_11_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> バルセロナ→パリ・サンジェルマン→バルセロナ 今シーズンからバルセロナに復帰した期待の若手。2009年にバルセロナのカンテラに加入。将来のトップチーム昇格が有力視される逸材として知られていたものの、クラブが18歳未満の選手の獲得ならびに登録に関する規定違反を犯した影響で、日本代表MF久保建英らと共に2015年に退団。新天地にPSGを選択していた。 PSGではセントラルMFや攻撃的MFを主戦場にバルセロナ仕込みのテクニック、攻撃センスを発揮し、2020-21シーズンはトーマス・トゥヘル前監督の下でリーグ・アン7試合に出場。だが、クラブからの契約延長オファーを拒否した影響もあり、シーズン後半戦はリザーブチームに追いやられていた。 将来が有望視されている新たなバルセロナの逸材だ。 ◆シャビ・シモンズ(オランダ/MF) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_12_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> バルセロナ→パリ・サンジェルマン 父親のシャビは、京都パープルサンガ(京都サンガF.C.)に在籍した“レジ”の登録名で知られるFWレジリオ・シモンズ。幼少期からバルセロナの下部組織ラ・マシアに在籍し世代別のオランダ代表としてもプレーする逸材だった。 バルセロナも将来のスター候補として睨んでいた中、代理人のミーノ・ライオラ氏との交渉が難航した末に退団が決定。2019年7月にPSGへと移籍。今シーズンはファーストチームでの活躍も期待されている逸材だ。 ★その他、両クラブでプレーした選手たち ◆クリストバル・パラーロ(スペイン/DF) バルセロナ→レアル・オビエド→エスパニョール→パリ・サンジェルマン ◆フレデリック・デウ(フランス/DF) バルセロナ→パリ・サンジェルマン ◆リシャール・ドゥトルエル(フランス/GK) パリ・サンジェルマン→セルタ→バルセロナ ◆フアン・パブロ・ソリン(アルゼンチン/DF) バルセロナ→クルゼイロ→パリ・サンジェルマン <span class="paragraph-title">【動画】バルセロナとPSGでプレーした選手たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJxRkRiNnRaSCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_1_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_2_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_6_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_9_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/barpsg20210813_10_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> PHOTO:Getty Images 2021.08.13 16:30 Fri
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昨季のEL制覇は“かりそめ”…衰退するセビージャ、ケガ人も多く37歳S・ラモスを酷使中

セビージャにはケガ人が非常に多い。スペイン『Relevo』が伝えている。 現在セビージャはラ・リーガで5勝9分け11敗の15位に低迷。昨季のヨーロッパリーグ(EL)制覇によってもたらされたチャンピオンズリーグ(CL)もグループステージ最下位で敗退…“お家芸”とも言える「3位→EL参戦→優勝」ルートに進めなかった。 振り返ると、セビージャは昨季から異変が起きている。 21世紀に入ってからラ・リーガで一度も下位(11位〜20位)フィニッシュがなかったにもかかわらず、昨季まさかの12位で、今季もここまで15位に沈む。 昨季序盤戦は2部リーグ降格圏に足を踏み入れるほど低迷し、ホセ・ルイス・メンディリバル監督の途中就任より戦術を「ポゼッション」から「ロングボール&速攻」にチェンジ…大胆な決断が通算7度目のEL制覇をもたらした。 しかし、今思えばこれも“かりそめ”。 メンディリバル登板は劇薬に過ぎず、対戦相手から研究・対策された結果、同監督は今季序盤戦で解任の憂き目に。欧州初指揮の前ウルグアイ代表指揮官、ディエゴ・アロンソ監督が後任となったなか、ラ・リーガ直近4試合で2勝2分けの無敗とはいえ、『Relevo』はある点を不安視する。 そう、セビージャは主力を中心にケガ人が非常に多いのだ。 DFネマニャ・グデリ、DFマルコス・アクーニャ、DFマルコン、DFタンギ・ニアンズ、MFエリク・ラメラ、MFルシアン・アグメ、FWドディ・ルケバキオ、FWマリアーノ・ディアス、FWルーカス・オカンポス アクーニャ、マルコン、マリアーノについては、ここ2〜3週間の間にケガから復帰して数試合で別の箇所を痛めたか再発。17日のバレンシア戦で途中交代した主軸アクーニャは筋断裂だという。 ケガ人の頻発により、37歳DFセルヒオ・ラモスも最終ラインでフル稼働せざるを得ない状況。前半戦は2〜3試合に1試合ベンチスタートだったが、昨年12月以降、出場停止1試合を除いて10試合連続でフル出場中だ。 理想的な11人、またはそれに近い11人を組むこともできない現状では、昨季からの低迷を脱却することも難しいか。少なくとも、もはやセビージャはラ・リーガの第二勢力とは言えない立ち位置にある。 2024.02.21 15:35 Wed
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根に持つクロップ、S・ラモスを再口撃! 「冷酷で残忍」、「レスラー」

▽リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は今もレアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを許していないようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』がドイツ人指揮官のコメントを伝えている。 ▽リバプールは昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝でマドリーに1-3で敗戦し、悲願のビッグイヤーを逃した。そして、この試合ではセルヒオ・ラモスのFWモハメド・サラーへの“肩固め”、GKロリス・カリウスへの“エルボー”という2人のラフプレーが物議を醸した。 ▽同試合後にセルヒオ・ラモスの振る舞いに激怒していたクロップ監督は、その決勝から2カ月ほど経った現在も同選手への怒りが収まらないようだ。現在、プレシーズンツアー中のアメリカでインタビューを受けた同監督は再びエル・ブランコのキャプテンを“口撃”している。 「仮に、あの試合を見返してその人がレアル・マドリーを応援する立場でなければ、あれらの行為は冷酷で残忍な振る舞いに見えるはずだ」 「私は5歳のころからフットボールを見続けているが、仮にラモスに関するすべての状況をまとめると、彼に関する多くの状況が見えてくるはずだ」 「サラーに対する接触プレーに関しては“素晴らしいチャレンジだった”とは絶対に思わないはずだ。私はワールドカップで多くのビッグマッチを裁いたレフェリーたちを見てきたが、彼らのうちで誰もその判断を下すことはないと思っている」 「したがって、あのような状況を誰かがより良い形でジャッジしていくことが必要だと思う。仮に、VARが導入されれば、ああいった場面はもう一度確認されることになる。レッドカードが掲示されるか、確認したときに“何だ今のプレーは”ってことになると思う」 「あれは冷酷な行為だった。もちろん、モー(サラー)が常にあの状況で負傷するとは思わないが、あのときは不運だった。ただ、ああいった危険なプレーを経験することは普通ないものだ」 「我々が再び同じ経験をするかどうかはわからないが、相手のゴールキーパーにエルボーを見舞い、相手のゴールスコアラーを中盤でレスラーのようなプレーで止める。そうすれば、そのチームは試合に勝利できる」 ▽さらにクロップ監督はセルヒオ・ラモスの試合後のリアクションに関しても憤りを見せている。 「ラモスは私が好まないような発言を繰り返していた。彼のリアクションは好きではなかった」 「この世界では試合に勝利するため幾つかの“武器”を使うことを受け入れる人もいると思う。そういった人たちは我々にも同様のことをすることを求めるかもしれないが、私はそれをやらない」 「我々はフェアプレーの順位において2度勝者となった。もちろん、我々はシーズン当初にその目標を掲げていたわけではない。我々は“美しく勝利しろ”とは言ってこなかった」 「我々は攻撃的なチームだが、常にルールに則ってプレーしている。本来であれば、汚いプレーは処分されるべきだ。誰かがそれを確認し、4~5週間の処分を与えるべきだ。しかし、現状でそういった例は一度としてない」 2018.07.28 16:18 Sat
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2011~2020年の世界ベストイレブンが発表!イニエスタとともに中盤に入ったのは相棒チャビではなく…

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)は25日、2011~2020年の男子サッカー界のベストイレブンを発表した。 世界のリーグランキングやクラブランキングなどサッカーに関する様々な歴史や記録などを扱っている組織であるIFFHSだが、今回は過去10年間の成績に基づいて世界でのベストイレブンを組んでいる。 11人の中で、唯一現役でプレーしていないのが、右サイドバックで選出された元ドイツ代表DFのフィリップ・ラーム氏だ。このポジションではブラジル代表DFダニエウ・アウベス(現サンパウロ)も候補にいるはずだが、現役を引退した2016-17シーズンにドイツ年間最優秀選手にも選出されたラーム氏が選ばれている。 また、やや波紋を呼んでいるのはセンターバックだ。スペイン代表DFセルヒオ・ラモスは確定として、その相方にはオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが選ばれている。ここ10年の実績を考慮すると、元スペイン代表DFジェラール・ピケが入ってきてもおかしくはないが、リバプール加入以降強烈な活躍を見せたファン・ダイクのインパクトが勝ったというところか。 中盤には、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの他、レアル・マドリーの2選手が選出。イニエスタとバルセロナで中盤を構成した元スペイン代表MFチャビ・エルナンデス氏は2015年にアル・サッドに移籍しており、ここ10年ではベストイレブン外となった。 そして、3トップには近年のサッカー界を引っ張り続けてきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの2人が入り、残す一枠には、今や世界最高のセンターフォワードと言っても過言ではないポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが入っている。 そのため、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマール、元スウェーデン代表ズラタン・イブラヒモビッチ、ウェールズ代表FWガレス・ベイル、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ、元オランダ代表FWアリエン・ロッベン、元フランス代表FWフランク・リベリといった名手たちは選外となっている。 ◆IFFHS発表の2011~2020年ベストイレブン GK マヌエル・ノイアー(ドイツ) DF フィリップ・ラーム(ドイツ) セルヒオ・ラモス(スペイン) ヴィルヒル・ファン・ダイク(オランダ) マルセロ(ブラジル) MF トニ・クロース(ドイツ) アンドレス・イニエスタ(スペイン) ルカ・モドリッチ(クロアチア) FW クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド) リオネル・メッシ(アルゼンチン) 2021.01.29 18:45 Fri

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40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位

アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri
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21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu
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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.20“ロス・ギャラクティコス”9度目のビッグイヤー/レアル・マドリー[2001-2002]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.20</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2001-2002シーズン/レアル・マドリー 〜ロス・ギャラクティコス〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2001-02real.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ビセンテ・デル・ボスケ(48) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、スーペル・コパ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力6:★★★★★★☆☆☆☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係6:★★★★★★☆☆☆☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">9度目のビッグイヤー</div> 2000年にフロレンティーノ・ペレスが会長に就任した後、レアル・マドリーは毎年ビッグネームを獲得していく。2000年にライバルのバルセロナからフィーゴを引き入れると、2001年には当時の最高移籍金となる8000万ユーロでジダンを獲得。その後、ロナウド、ベッカムと次々にビッグスターを獲得し、銀河系軍団と呼ばれるようになった。2001-02シーズンは、その銀河系の初期といえる陣容だった。 2000-01シーズンに4シーズンぶりとなるリーガエスパニョーラ制覇を成し遂げたレアル・マドリーだったが、2001-02シーズンはアイマールやアジャラを擁したベニテス政権1年目のバレンシア、イルレタの下で完成度の高いフットボールを披露したデポルティボの後塵を拝し、3位でシーズンを終えることになった。それでも、欧州の舞台では強さを見せつけ、過去5年以内で3度目となるCL制覇を達成。準決勝でバルセロナを下して勢いに乗ったチームは、バラックやルッシオら好メンバーが揃うレバークーゼンを決勝で撃破し、通算9度目となるビッグイヤーを手にした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">タレント力を生かす布陣</div> フォーメーション図を見ても分かる通り、このシーズンのマドリーはややアンバランスと言える布陣だった。チームが擁する世界屈指のタレントの力を最大限に生かすため、デル・ボスケ監督はジダンを左サイド寄りのトップ下に配置。左サイドのソラーリは、守備にも力を入れたプレーを見せた。左サイドの幅という面では、破壊的な攻撃力を誇るロベルト・カルロスのオーバーラップで補完。一方、右サイドはタッチライン付近に位置したフィーゴが、ウインガーとして積極的にドリブルを仕掛けていく。前線では、シャドーストライカー的な役割を担ったラウールと、空中戦に強いモリエンテスが抜群のコンビネーションでゴールを量産した。 そして、この超攻撃的な布陣を支えたのが、守備的MFのマケレレだった。神出鬼没の守備で相手の攻撃の芽を摘み取り続け、チームの屋台骨を支えた。また、エルゲラとマケレレが中盤の底でコンビを組み、センターバックにマドリー生え抜きのセンターバックであるパボンが起用される形も常用していた。これらの個性あるメンバーを抜群のキャプテンシーで見事にまとめたのがベテランのイエロ。その後方には、若手ながらも既にビッグセーバーぶりを存分に発揮していたカシージャスが控えていた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFジネディーヌ・ジダン(29)</span> オフシーズンに当時の歴代最高移籍金となる8000万ユーロでユベントスからマドリーに移籍したジダンだったが、加入直後はチームにフィットし切れずに苦しむ。移籍金があまりに高額だったためマスコミからのプレッシャーは厳しく、スペインでの生活への順応にも苦しみ、なかなか本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。しかし、シーズンが進むにつれて徐々にチームに馴染んでいくと、中盤戦以降は世界最高の選手たる所以を見せる。主に左サイド寄りの中央ポジションでプレーし、持ち前のボディバランスを生かした圧倒的なキープ力とドリブル、高精度のスルーパスを駆使。瞬く間にチームの中心となった。そして、圧巻だったのはレバークーゼンとのCL決勝。1対1の同点で迎えた前半44分、ロベルト・カルロスが左サイドから送った山なりのボールを、ボックス付近の中央やや左のポジションに位置していたジダンが左足のダイレクトボレーで合わせると、ボールは綺麗な弧を描きゴール左上隅に突き刺さった。このジダンのゴールが決勝点となり、レアル・マドリーは9度目の欧州制覇を達成。ジダンのゴールは、多くのメディアで「フットボール史上、最も素晴らしいゴール」と評価された。 2019.04.13 12:00 Sat
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“干された”ベッカムが自らの足でカペッロ監督の信頼を取り戻す【ビューティフル・フリーキック】

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。 今回は、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミの共同オーナーを務める元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏が現役時代に決めたフリーキックだ。 <div id="cws_ad">◆気合いの入った表情のベッカムがキックで信頼を掴み取る<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJhN3pEMG9WayIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 2003年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリー入りしたベッカム氏は、在籍4年で公式戦159試合に出場し20ゴール51アシストを記録した。しかし、2007年1月にシーズン終了後のロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍が発表されると、当時のファビオ・カペッロ監督はベッカムを起用しないことを表明した。 それでも、腐らず練習に励むベッカム氏は、チームメイトからの推薦もあり、2007年2月10日に行われたラ・リーガ第22節のレアル・ソシエダ戦に約1カ月ぶりに出場する。 連敗中だったマドリーはソシエダに先制を許すも、迎えた37分、バイタルエリア右でフリーキックのチャンスを獲得する。ベッカムの右足から放たれたクロス性のシュートは絶妙なコースに飛ぶと、ワンバウンドしてゴール左に突き刺さった。 このゴールで追いついたマドリーは後半に勝ち越し、勝ち点3を獲得。このキックでカペッロ監督の信頼を再び掴み取り、ベッカム氏は初のラ・リーガのタイトルを獲得しアメリカへと旅立っていった。 2020.11.03 11:00 Tue
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レアル退団の理由は「マドリーと競争したくなかった」…ベンゼマが引退後のプランも語る「フロレンティーノの近くに居たい」

レアル・マドリーのレジェンドでもあり、現在はサウジアラビアのアル・イテハドでプレーする元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、サウジアラビアの日々などを語った。 リヨンで育ったベンゼマは2005年7月にファーストチームに昇格。2009年7月に21歳でマドリーに完全移籍した。 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)ら、数多くの世界的なスター選手たちとプレーしたベンゼマは、公式戦648試合で354ゴール165アシストを記録。ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイなど全てのタイトルを獲得したほか、バロンドールも受賞。2023年夏にサウジアラビアへと移籍した。 アル・イテハドではここまで公式戦51試合で31ゴール15アシストを記録。キャプテンとしてチームを牽引している中、『Los Amigos de Edu』という番組でエドゥ・アギーレ氏との対談に出演した。 現在サウジ・プロ・リーグでプレーするベンゼマ。サウジアラビアでの生活については「ここは気持ちが良いし、落ち着いている。マドリードとは同じではないが、ここでも常に勝たなければならない。毎年レベルが上がり、その資格が必要になる」とコメント。「僕がマドリードに来た時も、人々が僕を愛してくれていることにいつだって気がついていた。僕たちにはとても優秀なチームと監督がいる」と、アル・イテハドでの充実ぶりを語った。 サウジ・プロ・リーグは近年ヨーロッパから数多くの選手が加入しており、ワールドクラスの選手が集まるリーグとなっている。 また、サウジアラビア国民もサッカーに熱心であり、アジアの大会などが多く開催。そのため、マドリー時代と自身の生活は大きく変わっていないとした。 「僕の日常生活はマドリードと似ている。朝起きて、自宅のジムでトレーニングし、午後はチームと一緒にトレーニングしている」 「夜はディナーに出掛けたり、ビーチに行ったりすることもある。ただ、ここでも通りを歩くことはできない。人々はサッカーに夢中だ。僕は今でもマドリードにいた時と同じように、自分自身を大切にしている」 改めてマドリーを去った理由についても聞かれたベンゼマは、全てを成し遂げたからだと説明。また、ヨーロッパの他のクラブでマドリーと争いたくなかったと理由を語った。 「僕は全てを成し遂げた。少年としてスタートし、男として終えた。全てのタイトルとバロンドールを獲得したので、良い形で去りたかった」 「次の年にどのような成績を収めたかは誰にも分からない。僕にとって、レアル・マドリーは世界最高のクラブであり、PSGやシティなど、マドリーと張り合える他のチームで競争はしたくなかった」 多くの成功を手にしたベンゼマも37歳。キャリアの終わりに向かっている中、引退後についても語り、自身をマドリーにつ的たフロレンティーノ・ペレス会長の近くに居たいと語った。 「監督になることについてはよく分からない。選手になることよりも難しいと思う。サッカーの近くにいたい。引退したらフロレンティーノの近くに居たいね」 2025.03.03 18:30 Mon

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