ユーベがマルセロに関心! 今年5月に32歳も4年契約を準備か?
2020.03.27 21:00 Fri
                ユベントスがブラジル代表DFマルセロ(31)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
2007年1月にマドリーに加入して以降、左サイドバックの絶対的な主力に君臨してきたマルセロ。しかし、昨夏にリヨンからフランス代表DFフェルラン・メンディが加入を果たすと、今シーズン途中から序列が低下。
2-0で快勝したバルセロナとのエル・クラシコではさすがのパフォーマンスを披露したものの、近年は度重なるケガの影響もありパフォーマンスの衰えが指摘されている。
現在のマドリーにおいて“アンタッチャブル”な存在ではなくなりつつブラジル代表DFに関しては、今年初めにパリ・サンジェルマンからの関心が伝えられるなど、昨年頃から退団の可能性が噂され始めている。
そして、マルセロのレアル・マドリー時代の盟友、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍するユベントスは、ここに来て同選手への関心を強めているようだ。
もちろん、ユベントスにはカリアリにレンタル移籍中のイタリア代表DFルカ・ペッレグリーニの呼び戻しという選択肢もあるが、マウリツィオ・サッリ監督は昨夏の段階でクラブに獲得をリクエストするなど、マルセロの経験と能力を高く買っているようだ。
それを裏付けるように、ユベントスは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大される前の段階でスカウトをマドリードに派遣し、マルセロの代理人と話し合いを行う計画を持っていたという。ただ、最終的には渡航許可が下りず、その話し合いはお流れとなっていた。
また、イタリア『La Stampa』は、ユベントスが今年5月に32歳となる同選手に対して、異例の4年契約のオファーを準備しているとも報じている。
過去にはバルセロナからブラジル代表DFダニエウ・アウベスの獲得に成功したユベントスだが、今度はマドリーからベテラン左サイドバックを獲得することになるのか…。
                    
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                    
                    
                                            2007年1月にマドリーに加入して以降、左サイドバックの絶対的な主力に君臨してきたマルセロ。しかし、昨夏にリヨンからフランス代表DFフェルラン・メンディが加入を果たすと、今シーズン途中から序列が低下。
2-0で快勝したバルセロナとのエル・クラシコではさすがのパフォーマンスを披露したものの、近年は度重なるケガの影響もありパフォーマンスの衰えが指摘されている。
そして、マルセロのレアル・マドリー時代の盟友、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍するユベントスは、ここに来て同選手への関心を強めているようだ。
ユベントスではブラジル代表DFアレックス・サンドロが左サイドバックのレギュラーを務めているが、バックアッパーに左利きの選手がおらず、イタリア代表DFマッティア・デ・シリオやブラジル代表DFダニーロと右利きのユーティリティープレーヤーが不在時の代役を担っている。そのため、左サイドバックの控えは今夏の優先補強ポイントとなっている。
もちろん、ユベントスにはカリアリにレンタル移籍中のイタリア代表DFルカ・ペッレグリーニの呼び戻しという選択肢もあるが、マウリツィオ・サッリ監督は昨夏の段階でクラブに獲得をリクエストするなど、マルセロの経験と能力を高く買っているようだ。
それを裏付けるように、ユベントスは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大される前の段階でスカウトをマドリードに派遣し、マルセロの代理人と話し合いを行う計画を持っていたという。ただ、最終的には渡航許可が下りず、その話し合いはお流れとなっていた。
また、イタリア『La Stampa』は、ユベントスが今年5月に32歳となる同選手に対して、異例の4年契約のオファーを準備しているとも報じている。
過去にはバルセロナからブラジル代表DFダニエウ・アウベスの獲得に成功したユベントスだが、今度はマドリーからベテラン左サイドバックを獲得することになるのか…。
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イタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)の代理人が、ユベントス移籍の背景を語った。 インテルの下部組織出身で、以前はレンタル移籍を繰り返していたディ・グレゴリオ。しかし、2020-21シーズンに当時セリエBを戦っていたモンツァに貸し出されると、2022年夏には完全移籍へ移行した。 加入後から正守護神の座を守り、2022-23シーズンにはチームがセリエAへ昇格。セリエAで33試合に出場した2023-24シーズンは、14回のクリーンシートを達成し、リーグ最優秀GK賞にも輝いた。 ユーロ2024を戦うイタリア代表メンバーにこそ入らなかったものの、5日にはユベントスへのステップアップが決定。買取義務付きのレンタル移籍が実現した。 代理人を務めるカルロ・アルベルト・ベッローニ氏は、イタリア『トゥット・スポルト』のインタビューに対応するなかで、今回の移籍の経緯を説明。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏が、ユベントスやインテル、ラツィオで活躍した元イタリア代表GKに姿を重ね、獲得の熱意を伝えたようだ。 「ディレクターは彼を強く望んでいた。ディ・グレゴリオのプレーにアンジェロ・ペルッツィを見たと何度も言っていた」 「ユベントスへの移籍について交渉していた時、ジュントリはディグレ(ディ・グレゴリオ)に、『勝利するチームは強力なGKによって作られるもので、セリエAで最高のGK、つまりディ・グレゴリオをチームに迎え入れたい』と言っていた」 「我々は、他のクラブならもっと魅力的だったかもしれない経済的な部分に目を向けなかった。ヴェッキア・シニョーラ(老貴婦人/ユベントス)を高いレベルに戻したいというジュントリ氏の願望に心を打たれたんだ。そしてミケーレは主人公としてその一員になりたいと思っている」 また、6月にはリバプールから高額なオファーも届いていたとのこと。プレミアリーグのクラブよりユベントスを優先した理由を語った。 「レッズからの強い関心があったが、リバプールがダメというわけではなく、ユーベとの約束を守っただけだと強調したい。我々は数カ月前にジュントリと握手を交わしていたし、その合意を尊重したいと考えていた。GKにとってユーベはプレーするのに最適なクラブの代表例だ。歴史が物語っている」 2024.07.10 17:58 Wed4
    【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.35“カペッロ・ユーベ”失意のカルチョーポリ/ユベントス[2005-06]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.35</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2005-2006シーズン/ユベントス 〜カペッロ・ユーベ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2005-06juventus.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(59) 獲得タイトル:セリエA(後にカルチョ・スキャンダルで剥奪) 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">失意のカルチョーポリ</div> 名将・カペッロが就任した前シーズンにスクデットを奪還したユベントスは、この2005-06シーズンで圧巻の強さを見せる。当時のセリエA記録(2013-14シーズンのローマに開幕10連勝で破られた)となる開幕9連勝を達成すると、前半戦を17勝1分1敗という成績で終える。後半戦では無敗を維持しながら首位を独走し、追いすがるミランを振り切ってセリエA連覇を達成した。 しかし2006年4月、カルチョを震撼させる事件が起きる。イタリアサッカーに絶大な影響力を持つユベントスのモッジ会長を中心に八百長が行われていたことが発覚。2004-05シーズンとこのシーズンにユベントスが獲得したスクデットが剥奪され、クラブ史上初のセリエB降格となる処分を下される憂き目に遭った。 この影響で、ファビオ・カンナバーロやイブラヒモビッチといった2連覇に貢献した主力選手が相次いでチームを離れ、イタリア屈指の名門が地に落ちることとなる。それでも、デル・ピエロやネドベド、ブッフォンらスター選手が残留したチームは、翌シーズンに圧倒的な強さでセリエBの首位を走り、1年間でセリエAに舞い戻った。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">THE・ソリッド</div> ミランで黄金期を築き、ローマにスクデットをもたらしたカペッロは、ユベントスでも自らのスタイルを信条に隙のない非常にソリッドなチームを作り上げた。アーセナルからヴィエラを獲得し、磐石のセンターラインを築き上げると、堅守から前線のタレントを生かしたカウンターで得点を奪った。 守備面ではブッフォンがケガで出遅れたものの、アッビアーティが確実にその穴を埋め、カンナバーロやテュラムを中心に堅守を見せる。右サイドバックには全盛期のザンブロッタがアップダウンを繰り返し、左では売り出し中のキエッリーニとバルザレッティが果敢なプレーで攻守に貢献した。 中盤ではダブルボランチのエメルソンとヴィエラが抜群のフィルター能力で安定をもたらす。両サイドには円熟味あるプレーでチームを牽引するネドベドと、卓越したテクニックから精度の高いパスを供給するカモラネージを擁し、質の高い攻撃を披露した。 前線では、2年目ながら前線の軸となったイブラヒモビッチが、ゴール前で真価を発揮するトレゼゲと2トップを形成。クラブのバンディエラであったデル・ピエロはベンチを暖める日々が多かったが、ピッチに出ればゴールで監督の起用に応えた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFファビオ・カンナバーロ(32)</span> 176cmとセンターバックとしては小柄ながら、それを補って余りあるジャンプ力を誇る。このシーズンは、対人プレーの強さや抜群の読みなど、ディフェンダーとして完璧なパフォーマンスを披露。パルマ時代のチームメートであるブッフォンとテュラムとともに鉄壁の守備を築いた。さらに、シーズン後に開催されたドイツワールドカップ2006ではアッズーリを優勝に導き、ディフェンダーながらその年のバロンドールを獲得した。 2019.04.20 22:00 Sat5
    






