殊勲のザニオーロとパストーレがミラン戦を回想
2019.10.28 19:56 Mon
ローマは27日にスタディオ・オリンピコで行われたセリエA第9節のミラン戦を2-1で勝利した。同試合後、殊勲の働きを見せた2選手がクラブ公式サイトのインタビューで喜びを露わにしている。
「僕たちは勝ち点3の獲得に本当に満足しているよ。ドローが連続していた中、何よりも勝つことが重要だった。今日に関しては攻撃も守備も良かったと思う」
「チームは多くの面で改善されてきているよ。監督は決して諦めないこと、常に相手に圧力をかけることを求めているんだ。そうすれば、多くの試合で勝つためのクオリティを得ることができるはずさ」
「(適性ポジションに関して)監督が求めるならば、どこでも気分良くプレーできるよ。僕はこの素晴らしいクラブといつも僕らの背中を後押ししてくれるファンたちのためにすべてを捧げているんだ。自分自身よりもまずはグループのことを考えているよ」
最後に、ローマ加入以降の公式戦9ゴールすべてをホームゲームで決めている20歳のイタリア代表MFは、オリンピコのファンとの特別な関係についても言及した。
「ファンはいつでも素晴らしいよ。彼らはいつでもそこにいてくれるし、たとえ自分が良いプレーができていなくても毎週拍手を送ってくれる彼らに感謝を伝えたいんだ。みんながもっと喜んでくれるように頑張りたいよ」
また、度重なる負傷者を受けて、直近の公式戦3試合連続でフル稼働が続くMFハビエル・パストーレは、パウロ・フォンセカ監督からの厚い信頼を意気に感じているようだ。
「新しいコーチングスタッフが到着して以来、彼らは本当に自分のことを助けてくれているんだ。フィットネス強化を重点的に指導してもらっているけど、今はその結果を証明することができているんだ」
「今週は3試合でプレーしたけど、状態は良いよ。この状態を維持したいね。今は本当に気分が良いんだ。継続的にプレーできていることが間違いなく良い方向に働いているよ。
「それは自分のプレーやドリブルなんかの場面で自信を与えてくれている。昨シーズンに関してはケガや監督の起用法もあって少し自信を失っていたんだ」
「チームは良い状態になってきているし、そこには信念がある。そして、僕たちは自分たちが大きなことを成し遂げられると思っているよ」
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近年稀に見る負傷者の多さに加え、ここ最近はジャッジ面での不運が目立つなど逆風に晒されるローマ。それでも、1週間に公式戦3試合を戦う過密日程の中で臨んだミラン戦では、FWエディン・ジェコとMFニコロ・ザニオーロの主力2選手のゴールによって2-1の勝利を収めた。この試合でクラブに公式戦5試合ぶりの白星をもたらしたザニオーロは、「勝つことが重要だった」と4試合連続ドローから抜け出した意義について語った。「チームは多くの面で改善されてきているよ。監督は決して諦めないこと、常に相手に圧力をかけることを求めているんだ。そうすれば、多くの試合で勝つためのクオリティを得ることができるはずさ」
「(ゴールシーンについて)最後の最後までゴールキーパーの動きを見続けていたんだ。そして、相手を先に逆側に動かすことができた。2度目の決定機は止められてしまったけど、ゴールを決められるときがあれば、止められてしまうときもあるものさ」
「(適性ポジションに関して)監督が求めるならば、どこでも気分良くプレーできるよ。僕はこの素晴らしいクラブといつも僕らの背中を後押ししてくれるファンたちのためにすべてを捧げているんだ。自分自身よりもまずはグループのことを考えているよ」
最後に、ローマ加入以降の公式戦9ゴールすべてをホームゲームで決めている20歳のイタリア代表MFは、オリンピコのファンとの特別な関係についても言及した。
「ファンはいつでも素晴らしいよ。彼らはいつでもそこにいてくれるし、たとえ自分が良いプレーができていなくても毎週拍手を送ってくれる彼らに感謝を伝えたいんだ。みんながもっと喜んでくれるように頑張りたいよ」
また、度重なる負傷者を受けて、直近の公式戦3試合連続でフル稼働が続くMFハビエル・パストーレは、パウロ・フォンセカ監督からの厚い信頼を意気に感じているようだ。
「新しいコーチングスタッフが到着して以来、彼らは本当に自分のことを助けてくれているんだ。フィットネス強化を重点的に指導してもらっているけど、今はその結果を証明することができているんだ」
「今週は3試合でプレーしたけど、状態は良いよ。この状態を維持したいね。今は本当に気分が良いんだ。継続的にプレーできていることが間違いなく良い方向に働いているよ。
「それは自分のプレーやドリブルなんかの場面で自信を与えてくれている。昨シーズンに関してはケガや監督の起用法もあって少し自信を失っていたんだ」
「チームは良い状態になってきているし、そこには信念がある。そして、僕たちは自分たちが大きなことを成し遂げられると思っているよ」
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ラージョ・バジェカーノで躍動するルーマニア代表DFアンドレイ・ラティウ(26)を巡り、プレミアのビッククラブが争奪戦を繰り広げているようだ。。イギリス『デイリー・メール』が報じている。 ルーマニア生まれもアンドラ、ビジャレアルとスペインのクラブでユース年代を過ごしたラティウ。183cmの右サイドバックはビジャレアルのCチーム、Bチームを主戦場にファーストチームでも1試合プレーしたが、ADOデンハーグへの武者修行後にセグンダのウエスカへ完全移籍した。 その後、セグンダ屈指のラテラルとの評価を確立した後、2023年夏にプリメーラのラージョへステップアップ。昨シーズンはバックアッパーにとどまったが、今シーズンは開幕からレギュラーに定着。傑出したスピードと攻守両面での安定したパフォーマンスによって高い評価を得ている。 今回の報道によれば、ルーマニア代表でも主軸を担うラティウに関して、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの退団が予想されるリバプールと、イングランド代表DFカイル・ウォーカー(34)の後釜を探すマンチェスター・シティが獲得に動いているという。 また、バルセロナ、アトレティコ・マドリーの国内2強に加え、トッテナム、ローマといった右サイドバックの補強を狙うビッグクラブも動向を注視しているとのことだ。 なお、ラージョと2028年まで契約を残すルーマニア代表DFに関しては2500万ユーロ(約41億1000万ユーロ)の契約解除条項が設定されているが、クラブはその金額を軸により高い金額での売却を考えているようだ。 2025.04.04 18:30 Fri4
フンメルスが今季をもって現役引退、2014年ブラジルW杯優勝に貢献
ローマの元ドイツ代表DFマッツ・フンメルス(36)が4日、今季をもって現役引退することを発表した。 フンメルスは自身のSNSにて「今、自分の感情と格闘している。サッカー選手であれば避けられない瞬間が来ている。18年以上サッカーに携わり、サッカーが僕に与えてくれた多くのものを経てこの夏、キャリアに終止符を打つ。この旅、この道のりが自分にとってどれほど大きな意味を持つか、僕はわかっている。それを経験できたことがどれほど素晴らしいことだっただろう。適切な監督とチームメートが居て、適切な体調を整えるだけでも多くのことが必要だ。僕は多くのチームメート、監督に恵まれた。彼らには多大な恩を感じているよ」とコメント。 バイエルンの下部組織出身であるフンメルスは2008年に移籍したドルトムントでユルゲン・クロップ監督のもと飛躍。現セレッソ大阪MF香川真司らと共に2度のブンデスリーガ優勝に貢献した。2016年夏にはバイエルンに復帰し、3度のブンデスリーガ優勝に貢献した。 その後、ドルトムントに復帰したフンメルスは昨季、ドルトムントで2度目のチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献。いずれも優勝には届かなかったが、ドルトムントでは公式戦508試合38ゴール23アシストを記録した。そして契約満了により今季から国外初挑戦でローマに移籍していたが、公式戦18試合の出場に留まっていた。 2010年5月にデビューしたドイツ代表では78試合出場5ゴールをマーク。2014年ブラジル・ワールドカップでは6試合に出場して2ゴールをマークし、1990年大会以来4度目となる優勝をドイツにもたらしていた。 2025.04.05 08:00 Sat5