清水の篠田監督が初受賞! J2は岡山の有馬監督、J3は富山の安達監督《月間優秀監督賞》

2019.10.11 19:18 Fri
©︎J.LEAGUE
Jリーグは11日、9月度の「月間優秀監督賞」として、J1では清水エスパルスの篠田善之監督、J2ではファジアーノ岡山の有馬賢二監督、J3ではカターレ富山の安達亮監督を選出した。

同賞は各月のリーグ戦を対象に最も優れた指揮をした監督を表彰する賞。Jリーグの成績などをもとに選考委員が選出する。なお、「月間優秀監督賞」を受賞した監督は12月に開催予定の2019Jリーグアウォーズで表彰される「優秀監督賞」にノミネートされる。

篠田監督は、9月の2試合を全勝したほか、その2試合で9得点2失点とスタッツ面でも印象を残した。篠田監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。
◆篠田善之(清水エスパルス)
「J1リーグ9月度月間優秀監督賞に選出いただき、大変光栄に思います。これは選手、スタッフ、サポーターが一丸となって戦ってきた結果、得られた賞だと思いますし、クラブに関わる全ての皆様に感謝したいと思います。今シーズン残りリーグ6試合と天皇杯もありますが、最後まで全員が一つになり、応援いただいている全ての皆さんのご期待に応えられるよう、チームの目標に向かって一戦一戦戦ってまいります。清水エスパルスをよろしくお願いいたします」

原博実委員
「9月2連勝、夏の移籍で北川航也が抜けた穴を上手くカバー。西澤健太、河井陽介金子翔太の2列目がどんどん飛び出す小気味の良い攻撃が出来ている」
福西崇史委員
「順位を争ってるチームとの戦いの中で、沢山の得点をとって勝利を重ねた」

◆北條聡委員
「会心の連勝。手駒の個性を引き出し自在の攻め。ドウグラス依存脱却も見事」

有馬監督は9月の4試合で2勝2分けの戦績を残し、チームをJ1参入プレーオフ圏内に接近させた。有馬監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆有馬賢二監督(ファジアーノ岡山)
「まず、このような賞をいただき、大変嬉しく光栄に思います。この賞は、選手の頑張り、チームスタッフの支え、そしてクラブ関係者、クラブを支えてくださる方々、チームを応援してくれるサポーターの皆さんの後押しがあったおかげです。みんなで喜び合いたいと思います。これからのシーズン終盤、自分たちが積み上げてきたものを信じて、選手、スタッフと共に『岡山の夢』『チームの目標』に向けて、目の前の一試合一試合を全力で戦っていきたいと思います。これからも応援をよろしくお願いします」

◆原博実委員
「イ ヨンジェ中野誠也仲間隼斗の前線3人の攻撃力を上手く活かしている。プレーオフ圏内を目指す」

◆柱谷幸一委員
「就任一年目ながら、月間で勝点8をとりプレーオフ圏内に近づけた」

安達監督は、9月の3試合で3連勝を飾り、この間のスタッツは12得点無失点という完璧なものに。安達監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆安達亮監督(カターレ富山)
「9月のJ3月間優秀監督賞に選出され、大変光栄に思います。この賞は自分というよりは、チームスタッフ、選手、クラブスタッフ、そしてファン、サポーターの皆さんが一丸となった結果だと思います。ただ個人的なことを言うと7、8、9月の受賞者が、自分の母校である市立船橋高校関係者で続いたことを嬉しく思っています。残り少ないシーズンも最後まで努力をしていきたいと思います」

◆原博実委員
「9月3連勝、12得点無失点は文句なし。この勢いで昇格争いに加わっていきたい」

◆福西崇史委員
「負けなしで得点12とってるのも凄いけど、失点0はもっと凄い」

◆柱谷幸一委員
「連勝で勝点9を取り8位から5位に順位を上げ、12得点0失点と完璧なゲーム内容だった」

◆北條聡委員
「破竹の連勝導く。圧巻のゴールラッシュに3戦連続無失点。文句なしの仕事」

◆寺嶋朋也委員
「9月は3連勝。積み上げてきたポゼッションスタイルの開花と大谷駿斗のブレイクがあり、3試合で12ゴールを記録した」

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