J2甲府がACLで躍進に導いた篠田善之監督と契約解除、新監督には今年S級ライセンス取得の大塚真司コーチが就任

2024.07.02 10:28 Tue
ACLでも指揮を執った篠田善之監督
©超ワールドサッカー
ACLでも指揮を執った篠田善之監督
ヴァンフォーレ甲府は2日、篠田善之監督(53)との契約解除を発表した。双方合意の下での契約解除となる。また、新監督は大塚真司コーチ(48)が就任することとなった。
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篠田監督は、アビスパ福岡の下部組織やトップチームでコーチを歴任。2008年7月に福岡の監督に就任した。2012年からはFC東京のトップチームのコーチになると、2016年7月に監督に就任。2018年からは清水エスパルスでコーチを務め、2019年5月に監督に就任した。
2023年から甲府の指揮を執ると、クラブ史上初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではベスト16に進出する偉業を成し遂げていた。

しかし、今シーズンの明治安田J2リーグではここまで22試合を戦い、7勝5分け10敗の14位と低迷。J1昇格を目指すクラブにとっては厳しい位置にいた。
篠田監督はクラブを通じてコメントしている。

「ヴァンフォーレ甲府を愛する全ての皆様、日頃より熱いご支援ご声援を頂きありがとうございます。本日をもちまして監督の職を離れる事となりました」

「ヴァンフォーレファミリーの皆様には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。皆様を沢山の勝利で笑顔にする事が出来ず大変申し訳ありませんでした」

「スタッフ、フロントスタッフの皆様サポートありがとうございました。そして選手のみんなありがとう。ヴァンフォーレ甲府のこれからの躍進、発展を心より願っております」

また、新監督に就任する大塚コーチは、大宮アルディージャで長らくコーチを務め、ユールの監督なども務めていた。2022年に甲府のヘッドコーチに就任。今シーズンからはコーチとなり、2024年にS級コーチライセンスを取得したばかりだった。

自身初のトップチーム監督となる大塚氏はクラブを通じてコメントしている。

「ファン、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様、ホームタウンの皆様方には日頃よりチーム、クラブに力を与えていただきありがとうございます。この度、クラブより監督就任の打診を受け、強い覚悟を持って引き受ける決断をいたしました」

「力強く暖かいリーダーである篠田監督を支えきる事ができなかったことは本当に申し訳ない思いであります。しかしながらチームが苦境に立っている現在、私自身、「今一度スタッフ、選手、ファン、サポーターの皆様、ホームタウンの皆様と共に歩み、上へ登っていきたい」と考え今回の決断に至りました」

「私には皆様のサポートが必要であります。そのサポートを受けられるよう、チームの勝利のために、惜しみなく自らのサッカーへの思いを日々伝えていきたいと思います。そしてホームの小瀬を中心に皆様方と勝利の喜びを分かち合えるよう全力で頑張ります」

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J2昇格の藤枝、甲府のGK岡西宏祐を完全移籍で獲得 「新しい歴史をクラブと共に築いていける」

藤枝MYFCは7日、ヴァンフォーレ甲府からGK岡西宏祐(32)の完全移籍加入を発表した。 大阪府出身の岡西は中央大学を経て2013年に甲府入り。長く控えGKとしての立ち位置が続いたが、2020シーズンに開幕スタメンを勝ち取ると、守護神として明治安田生命J2リーグで36試合に出場した。 しかし、その後は再び第2GKに降格。今シーズンは公式戦8試合の出場にとどまり、天皇杯でもラウンド16までは先発としてプレーしたが、決勝での出番はなかった。 長年過ごした甲府から去る決断を下した岡西は、両クラブを通じてこれまでの感謝と新天地での意気込みを述べている。 ◆藤枝MYFC 「このたび藤枝MYFCに加入することになりました、岡西宏祐です。サッカーのまち藤枝でプレーできることに今からワクワクしています。須藤監督率いる藤枝の攻撃的で観客を魅了するサッカーにおける ゴールキーパーの重要性は 試合を観ていても感じているので、責任は重いですがやりがいのある仕事だと思っています」 「J2初挑戦で、これから新しい歴史をクラブと共に築いていけることに大きな喜びを感じています。このクラブのために全身全霊で戦い、サポーターの方々の期待に応えられるように頑張ります。僕自身 初めての移籍なので、このサッカー文化が根付いた地域 藤枝が好きになれるように過ごしていければと思っています。来シーズン、共に戦いましょう」 ◆ヴァンフォーレ甲府 「リリースの通り、来シーズンから藤枝MYFCでプレーすることに決めました。高校時代を含めて13年間過ごした山梨は、僕にとって特別な場所であり、地元以上に大切で大好きな場所になりました。高校時代に小瀬でヴァンフォーレ甲府の試合を観て、いつかこのクラブのユニフォームを着てピッチに立ちたい。それが僕の夢になりました」 「大学時代にオファーを頂いた時は本当に嬉しかったです。一方でプロ選手にはなれたものの、周りと自分のレベルの差を肌で感じ、何も出来ずに数年が過ぎました。もしそのときにクラブを去っていたら僕にとっての山梨生活は苦い思い出となっていたはずです」 「佐久間社長をはじめ、このクラブは試合に出場していない僕のことを信じて契約し続けてくれました。この頃から、いつかこのクラブに恩返しがしたいという気持ちになりました。そして、今年の天皇杯優勝。クラブ、選手、サポーター全員の力で勝ち取ることができました」 「日産スタジアムで体感したホームのような大声援は、ベンチに座っていても鳥肌が立ちました。そしてあの場で優勝カップを掲げられた事は一生忘れないです。ただ、なかなかピッチに立てない悔しさがあったのも事実で、この気持ちはまた来年の原動力にしようと思っていました」 「そのタイミングで今回のオファーを頂き、甲府一筋で引退したい気持ちと、もう一度、違う環境でチャレンジしたい気持ちの両方が出てきました。しっかりと考えているうちに、自分の中で決めたクラブへの恩返しとして、天皇杯を優勝することができ、最高の喜びをサポーターの方々と分かち合え、タイミングとしても今じゃないのか、そして、日を追うごとに、ここでチャレンジしないとずっと後悔が残ってしまうと思い、移籍を決断しました」 「来シーズン、星のついたユニフォームを着れないのは本当に残念ですが、自分で決めた道に後悔のないように、頑張ってきます。自分のことばかり長々と書いてしまいましたが、山梨の方々には本当にお世話になり、可愛がっていただきました」 「いろいろな所で『おかにー』と声をかけてくれる温かい方々、街、そしてこのクラブが大好きです。来年は同じカテゴリーのJ2に所属しますが、このクラブのことはいつまでも応援しています。10年間こんな僕を応援してくださり、本当にありがとうございました」 2022.12.07 12:52 Wed

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