【J1ピックアッププレビュー】七夕の夜、アタッカー目覚めし両雄が激突!《FC東京vsG大阪》
2019.07.06 17:30 Sat
今週末、いよいよ後半戦に突入する明治安田生命J1リーグ。首位ターンのFC東京(勝ち点36/1位)は後半戦の初戦となる第18節で、勢いを持ってシーズンを折り返したガンバ大阪(同20/13位)を味の素スタジアムに迎え撃つ。
◆いかにゲームをコントロールできるか〜FC東京〜
横浜Mとの頂上対決で快勝を収め、首位の座を堅持して後半戦に臨むFC東京。長谷川戦術の真骨頂とするファストブレイクの機能性もさることながら、ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の2トップも好調をキープしており、チームとしての状態は良い。さらに、今夏移籍の久保建英に代わる選手として、ナ・サンホが前節、ゴールを決めてアピール。ミッドウィークに行われた天皇杯2回戦もしっかりと勝ち上がりを決めており、良い状態で今節を迎えられるシチュエーションだ。ただ、今節の相手であるG大阪は、ここ6試合で3勝3分け無敗。順位こそ下だが、元々力のある面子が揃ったタレント集団であり、ボールを握る力に秀でたチームだ。FC東京は堅守速攻ベースの戦いが故、執拗以上に押し込まれるシーンも少なくなく、2トップのスキルを生かした反発力に頼りがち。この試合でそういう状況が多くなれば、勝機は見えづらくなる。指揮官にとって、古巣戦となる今節、いかにゲームをコントロールする時間を増やしていくかがポイントだ。
◆形を帯びる戦いが首位にどこまで通用するか〜ガンバ大阪〜
対するG大阪は上述のとおり、ここ6試合無敗を継続。松本に快勝した前節、シーズン初の連勝を飾っており、最高の状態で首位との一戦に挑む。その間の内容も上々で、シーズン開幕当初から顕著だった守備面は、ここ6試合でわずか2失点。湿り気味だった攻撃面も、松本戦で12試合ぶりの複数得点となる3得点をマークした。そして、不発が続いたファン・ウィジョも12試合ぶりの一発を含む2得点。途中で移行した3バックシステムもしかりだが、食野亮太郎や、高尾瑠ら若手の台頭が著しいなかで、遠藤保仁らベテランの調子も上がっており、チームとしてのあるべき姿が定まった感がある。その宮本恒靖監督率いるチームは、ミッドウィークの天皇杯2回戦を7-1で快勝したが、その試合で東口順昭や、高尾瑠、矢島慎也、中村敬斗ら今節も先発入りするであろう面々を起用しており、疲労面が気がかりなところ。ここ数試合で確立しつつある戦いが首位チームを相手にどこまで通用するか。G大阪にとって、試金石の一戦となってくる。
【予想&フォーメーション】
◆FC東京[4-4-2]
DF:室屋成、チャン・ヒョンス、森重真人、小川諒也
MF:東慶悟、橋本拳人、高萩洋次郎、ナ・サンホ
FW:ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑
監督:長谷川健太
ベストの布陣を予想。今節も左サイドにナ・サンホが入り、右サイドに東慶悟が入るだろう。また、長らく負傷離脱が続いたジャエルも実戦復帰。ベンチもより充実させてG大阪戦に臨める様相だ。
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]
DF:高尾瑠、三浦弦太、キム・ヨングォン
MF:遠藤保仁、田中達也、矢島慎也、倉田秋、中村敬斗
FW:ファン・ウィジョ、食野亮太郎
監督:宮本恒靖
G大阪も現状のベストメンバーを揃えて今節を迎えられそうだ。そのなかで、負傷欠場が続いた小野瀬康介も天皇杯で復帰。選択肢を増やして今節に臨む。FW陣も好調だけに、誰が先発してもおかしくない。
【注目選手】
ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)
◆通算対戦成績は五分、FC東京のホーム戦になると…
両者の通算対戦成績は13勝9分け13敗の五分で、直近10試合の結果も3勝4分け3敗。ただ、FC東京は、G大阪を迎え撃ったホーム戦に限れば、2002年から負けなし(10勝5分け)。圧倒的な勝率を誇っており、G大阪にとって鬼門となる。とはいえ、FC東京は今年と同じく優勝争いを演じた昨年、敵地でG大阪に敗れた試合から歯車が狂い、8試合連続未勝利の急ブレーキでJ1初制覇を逃した苦い記憶が…。今シーズン前半戦のゲームでゴールレスドローに終わった両者のリターンマッチはいかに。そのFC東京とG大阪の一戦は七夕の夜、7日19時キックオフだ。
◆いかにゲームをコントロールできるか〜FC東京〜
横浜Mとの頂上対決で快勝を収め、首位の座を堅持して後半戦に臨むFC東京。長谷川戦術の真骨頂とするファストブレイクの機能性もさることながら、ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の2トップも好調をキープしており、チームとしての状態は良い。さらに、今夏移籍の久保建英に代わる選手として、ナ・サンホが前節、ゴールを決めてアピール。ミッドウィークに行われた天皇杯2回戦もしっかりと勝ち上がりを決めており、良い状態で今節を迎えられるシチュエーションだ。ただ、今節の相手であるG大阪は、ここ6試合で3勝3分け無敗。順位こそ下だが、元々力のある面子が揃ったタレント集団であり、ボールを握る力に秀でたチームだ。FC東京は堅守速攻ベースの戦いが故、執拗以上に押し込まれるシーンも少なくなく、2トップのスキルを生かした反発力に頼りがち。この試合でそういう状況が多くなれば、勝機は見えづらくなる。指揮官にとって、古巣戦となる今節、いかにゲームをコントロールする時間を増やしていくかがポイントだ。
◆形を帯びる戦いが首位にどこまで通用するか〜ガンバ大阪〜
対するG大阪は上述のとおり、ここ6試合無敗を継続。松本に快勝した前節、シーズン初の連勝を飾っており、最高の状態で首位との一戦に挑む。その間の内容も上々で、シーズン開幕当初から顕著だった守備面は、ここ6試合でわずか2失点。湿り気味だった攻撃面も、松本戦で12試合ぶりの複数得点となる3得点をマークした。そして、不発が続いたファン・ウィジョも12試合ぶりの一発を含む2得点。途中で移行した3バックシステムもしかりだが、食野亮太郎や、高尾瑠ら若手の台頭が著しいなかで、遠藤保仁らベテランの調子も上がっており、チームとしてのあるべき姿が定まった感がある。その宮本恒靖監督率いるチームは、ミッドウィークの天皇杯2回戦を7-1で快勝したが、その試合で東口順昭や、高尾瑠、矢島慎也、中村敬斗ら今節も先発入りするであろう面々を起用しており、疲労面が気がかりなところ。ここ数試合で確立しつつある戦いが首位チームを相手にどこまで通用するか。G大阪にとって、試金石の一戦となってくる。
【予想&フォーメーション】
◆FC東京[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:林彰洋DF:室屋成、チャン・ヒョンス、森重真人、小川諒也
MF:東慶悟、橋本拳人、高萩洋次郎、ナ・サンホ
FW:ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑
監督:長谷川健太
ベストの布陣を予想。今節も左サイドにナ・サンホが入り、右サイドに東慶悟が入るだろう。また、長らく負傷離脱が続いたジャエルも実戦復帰。ベンチもより充実させてG大阪戦に臨める様相だ。
◆ガンバ大阪[3-1-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:東口順昭DF:高尾瑠、三浦弦太、キム・ヨングォン
MF:遠藤保仁、田中達也、矢島慎也、倉田秋、中村敬斗
FW:ファン・ウィジョ、食野亮太郎
監督:宮本恒靖
G大阪も現状のベストメンバーを揃えて今節を迎えられそうだ。そのなかで、負傷欠場が続いた小野瀬康介も天皇杯で復帰。選択肢を増やして今節に臨む。FW陣も好調だけに、誰が先発してもおかしくない。
【注目選手】
ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
FC東京の注目選手は、ディエゴ・オリヴェイラだ。ここ最近、個人としても湿り続けた得点力だが、前節の横浜FM戦で2ゴール。相棒の永井とともに8試合ぶりの得点を挙げ、弾みをつけた。4得点で快勝した横浜FM戦が示すように、自身の活躍がチームの攻撃を勢いづかせるだけに、今節もゴールゲッターとしての活躍に期待だ。ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
G大阪のピックアッププレーヤーは、ファン・ウィジョだ。ディエゴ・オリヴェイラと同様にゴールから長らく遠ざかる状況だったが、前節の松本戦で12試合ぶりの一発を含む2得点をマーク。得点を求めるがあまりに使えずにいた周りを巧みに使い、ゴール欠乏症の呪縛を解き放った。首位との大一番で再びヒーローになれるか。◆通算対戦成績は五分、FC東京のホーム戦になると…
両者の通算対戦成績は13勝9分け13敗の五分で、直近10試合の結果も3勝4分け3敗。ただ、FC東京は、G大阪を迎え撃ったホーム戦に限れば、2002年から負けなし(10勝5分け)。圧倒的な勝率を誇っており、G大阪にとって鬼門となる。とはいえ、FC東京は今年と同じく優勝争いを演じた昨年、敵地でG大阪に敗れた試合から歯車が狂い、8試合連続未勝利の急ブレーキでJ1初制覇を逃した苦い記憶が…。今シーズン前半戦のゲームでゴールレスドローに終わった両者のリターンマッチはいかに。そのFC東京とG大阪の一戦は七夕の夜、7日19時キックオフだ。
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U-21リーグ創設の不安点/六川亨の日本サッカー見聞録
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G大阪ホーム最終戦で最悪の結末…長谷川健太監督が大ブーイングを一身に
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G大阪、クルピと共に「奪還」へ! 浦和から“覚悟”移籍のMF矢島慎也は21番
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20歳の誕生日を迎えた久保建英がFC東京・長谷川健太監督に感謝、20歳の意気込みは「大人のサッカー」
U-24日本代表は、5日に控えるU-24ガーナ代表戦に向けた前日練習に臨んだ。 3日、ジャマイカ代表の来日が遅れたことで、日本代表と急遽試合を行うこととなったU-24日本代表。中1日で福岡に移動し、ガーナ戦に備える中、北海道・東北地方での暴風雨により福岡への移動に支障が起きた。 U-24日本代表は急遽、札幌ドームのウォーミングアップ場でトレニングを実施。時間を遅らせてのフライトとなり、明日のガーナ戦の地である福岡へと向かった。 メディアのオンライン取材に応対したMF久保建英(ヘタフェ)は4日が20歳の誕生日。代表合宿ではチームメイトから手荒い祝福をされることが多いが「今のところ大丈夫です」とまだ被害を受けていないとコメントした。 今回は急な試合に始まり、この日は移動が予定通りにいかないこととなった。この状況については「ポジティブに捉えていると思います」と語り、「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働くかなと。明日が大事なので、明日に向けて逆算していかに戦えるかが試されていると思います」と語り、不測の事態にどう対応できるかが測れる良い機会だとした。 改めて昨日のA代表との試合については「チームとしては急遽試合が決まって、明日も試合があるので、思ったようなスケジュールではないというか、過密日程のなかで1つ組み込まれてしまったという感じです」とコメント。それでも「自分たちもできる限りのコンディションで臨もうとしましたが、その中でやっぱり急遽決まった試合で、メンバーもあまり決められずにというか、5日をイメージした中でコンディションが良かったメンバーが試合に出たと思います」と語り、コンディションが優先されたと語った。 ただ、良い機会だったために悔しさも露わにし「その中では折角の対決だったので、しっかり準備して100%で臨みたかったという思いはあります」とコメント。自身のパフォーマンスについては「個人的には手応えもありましたし、全然やれていないということもなく、なんならいつも練習している人たちが相手だったので、自分が壁を感じることなくやれたと思いますけど、結果で3-0で負けたことは個人的には悔しかったです」と、個人のパフォーマンスには満足感を示すも、結果として負けたことを悔しがった。 明日はU-24ガーナ代表との試合。アフリカ勢との試合となるが「初戦の相手が南アフリカで、仮想ということで組んでもらっているので、しっかり自分たちがアフリカ勢にどう対応するかを含めて、本番が近づいているのでそれを想定しているのではないかなと思います」とコメント。アフリカ勢に対してのポイントは「最近はアフリカの選手も万能で、僕たちの上位互換のような選手が何人もいますが、全体的には飛び込んでくる選手が多いなと経験から感じています」と語り、「敢えてボールを晒したり、ワンフェイント多めに入れようかなと意識しています」と、攻略法も明かした。 また、メンバーにはヘタフェで共にプレーしたMFサビト・アブドゥライが招集されている。アブドゥライについては「さっきも連絡を取りました」と語り、「個人的に仲が良くて、彼が免許なくて僕が車で迎えに行ったりする仲です。来るなら連絡くれよと言っていて、連絡をもらいました」と、互いに意識する仲のようだ。 スタイルについては「謙遜していましたが、何試合か一緒にやって、メッシ選手を潰したり臆することなく、球際もすごく強いです、練習からもバチバチやっていました」と強度の高いプレーをする選手だとし、「ヘタフェを象徴するような選手です。臆することなく自分たちも正面からぶつかることが大事だと思います」と、しっかりと向き合わないと痛い目に遭う可能性が高い相手のようだ。 この日20歳になった久保。改めて20歳になったことについては「まだあまり実感ないですけど、明日の試合から20歳で1つギアを上げて。19歳ではないので、20歳なので大人な自分をピッチ内で見せられればと思います」と、20歳になってすぐの試合に意気込みを語った。 久保の言う大人のサッカーとは「簡単にいうと、経験だったりとか、昨日の試合を途中から見ていて遠藤選手が入って落ち着いたとか、自分ならここに1人入って欲しいなというところにスッと入って前を向いてくれて、つけてくれたり、しっかり試合でどういうプレーするのかを頭に入っていると思います」とオーバーエイジとしてプレーしたMF遠藤航のプレーを挙げ、「時間帯を考えたりチーム全体を俯瞰してゲームを見るとか、余裕を持ってプレーすると言っていますが、個人だけでなく、チームの流れや時間帯を考えた余裕が大人だと思いました」と、より俯瞰で試合に絡めるようになりたいと語った。 また、FC東京の長谷川健太監督が20歳を迎えた久保にエールを送っていたが、久保にとっての長谷川監督は「自分は健太さんに選手として大きくしてもらいました。辛いことも意見が食い違うことも、健太さんの要求に自分が応えられないこともありました」と、想いを語った。 さらに「自分は18歳の誕生日でヨーロッパに行きたいという考えがあって、そのためには18歳の年に出られなかった諦めようと考えていた中で、監督がプレシーズンでチャンスをくれて、プレシーズンで結果を出せば今シーズンは使ってやると言われて、それに自分が応える事ができて、そこから東京で成長できました」とFC東京時代を回想。「結果として東京のチームを離れることになりましたけど、感謝しかないですし、健太監督に自分は大きくしてもらったと思っています」と感謝の気持ちを述べ、「監督が喜んでくれるような選手になることが恩返しだと思います」と世界で活躍する事が恩返しになるとし、改めて意気込みを語った。 2021.06.04 21:35 FriFC東京の人気記事ランキング
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もう1人の…? 伊藤純也がJFL浦安と契約更新!「代表戦がある度に毎回通知くるんだけどなんでだろうか」
日本フットボールリーグ(JFL)のブリオベッカ浦安は20日、MF伊藤純也(25)との2024シーズン契約更新(継続合意)を発表した。 伊藤はFC東京の下部組織出身で、ユース時代には2種登録され、FC東京U-23の一員としてJ3リーグ4試合に出場した経験も。その後、日本体育大学では4年次に主将を担い、2021年に当時関東サッカーリーグ1部の浦安へ入団した。 浦安では1年目こそ出番が限られるも、2年目の昨季は次第に都並敏史監督からの信頼を掴み、JFL昇格を懸けた“最終舞台”全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022(地域CL)決勝ラウンド最終戦・栃木シティFC戦(3◯1)という、超が付くほどのビッグゲームで先制点。これが加入後初ゴールであり、結果的に決勝点となってJFL昇格に貢献した。 今季は自身初のJFLだったが、昨季にも増して序列をアップ。リーグ戦28試合中25試合に出場し、優勝したHonda FCとのアウェイゲームでは追加点をマークして2-1の勝利に貢献…チームはHondaに次ぐ2位でフィニッシュ。“Jへの門番”と化した浦安の中心選手となった。 昨年には自身のX(旧ツイッター)で「代表戦がある度に毎回通知がくるんだけどなんでだろうか」とポストし話題となった、“もう1人のいとうじゅんや”こと伊藤純也。浦安4年目となる来季の活躍にも期待だ。 なお、浦安は伊藤以外にも、今季のJFLでベストイレブンに輝いたMF村越健太(26)、小学生時代から25年近く在籍する地元出身の“偉大なるワンクラブマン”MF富塚隼(31)、元FC東京のFW林容平(34)らとの契約更新を発表している。 2023.12.21 16:25 Thu2
FC東京がクラモフスキー監督退任を発表…今季もタイトル獲得はならずも「土台を築いたことは確か」「青赤の魂はいつも私の心の中に」
FC東京は19日、ピーター・クラモフスキー監督(46)が2024シーズン限りで退任すると発表した。後任については未定としている。 クラモフスキー監督はオーストラリア代表コーチなどを経て、2018年に横浜F・マリノスのヘッドコーチに就任。アンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)の下で働き、J1制覇に貢献した。 その後は清水エスパルス、モンテディオ山形の監督を経て、2023年6月にFC東京の監督に就任。アルベル監督の後任として、就任初年度のJ1リーグでは7勝3分け7敗の成績を残した。 就任2シーズン目となった今シーズンは、タイトル獲得を目標としながらもJ1リーグ残り2試合を残した時点で14勝9分け13敗の8位に。YBCルヴァンカップや天皇杯でも結果を残せず、無冠が決定していた。 今シーズン限りでFC東京を去ることが決まったクラモフスキー監督は、クラブを通じてコメントしている。 「いつもFC東京を応援していただき、ありがとうございます。私がここでみなさまとともに過ごした期間、トロフィーを手にすることはできませんでしたが、私たち全員が取り組んできたことが、将来成功するための土台を築いたことは確かです」 「いつもみなさまのサポートは特別なものと感じていました。 近い将来、FC東京がチャンピオンになること、そしてアジアを制覇することを願っています。すべてを捧げて戦ってくれた選手たち、ありがとう」 「そして私を懸命にサポートしてくれたスタッフのみんな、ありがとう。私をFC東京のファミリーに受け入れてくれた、クラブに関わるすべての方に感謝します。『眠らない街』をみんなで歌えるよう、あと2試合、ともに戦いましょう!ありがとう東京!青赤の魂はいつも私の心の中にいます!」 2024.11.19 13:20 Tue3
G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!
9日、明治安田J1リーグ第36節の8試合が行われた。 首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島は10日に試合が控える中、3位のFC町田ゼルビアは今まで勝ったことがない国立競技場でFC東京との“新東京ダービー”を戦い、3-0で快勝。国立で初めて勝利したとともに、逆転優勝への望みを繋いだ。 熾烈な優勝争いとは真逆の残留争いも今シーズンは白熱。残留ラインの17位・柏レイソルと16位・アルビレックス新潟の直接対決は柏が勝利目前でまたしても失点。新潟はルヴァンカップ決勝同様に粘りを見せ、1-1のドローに終わった。 そんな中、降格圏の18位に位置するジュビロ磐田(勝ち点35)と5位のガンバ大阪(勝ち点60)の対戦は激闘に。試合は23分に磐田が渡邉りょうのゴールデ先制するも27分に半田陸のゴールでG大阪が同点に。前半アディショナルタイム9分には山下諒也がゴールを決めて逆転に成功する。 さらに62分には宇佐美貴史がネットを揺らして追加点。しかし、残留するためには負けられない磐田は87分に上原力也、そして91分に鈴木海音がゴールを奪い、土壇場で同点に追いつく。 残留に向けて貴重な勝ち点1を手にできるかと思われたが、G大阪は93分にパスを繋いで崩すと最後は坂本一彩が落ち着いて決めて勝ち越しに成功。G大阪が粘りを見せて勝利を収めた。 これにより、降格圏の18位・磐田は勝ち点35のまま。消化が1試合少ないものの、3試合で最大勝ち点「9」しか積み上げられないため、「44」までに。これにより、残留が確定していなかった多くのチームの残留が確定した。 磐田の敗戦により、勝ち点47の9位・名古屋グランパス、10位・アビスパ福岡、勝ち点46に伸ばした11位・横浜F・マリノス、勝ち点45の12位・川崎フロンターレ、13位・湘南ベルマーレ、14位・京都サンガF.C.までが残留決定となった。 15位の浦和レッズは10日に広島と対戦し、勝利すれば残留が確定する。 <h3>◆明治安田J1リーグ順位表(11/9時点)</h3> 1位:ヴィッセル神戸|勝ち点67/35試合/20 2位:サンフレッチェ広島|勝ち点65/35試合/30 ーーーーーACLE出場 3位:FC町田ゼルビア|勝ち点63/36試合/19 4位:ガンバ大阪|勝ち点60/36試合/10 5位:鹿島アントラーズ|勝ち点58/35試合/13 6位:東京ヴェルディ|勝ち点54/35試合/1 7位:セレッソ大阪|勝ち点52/36試合/-1 8位:FC東京|勝ち点51/36試合/5 9位:名古屋グランパス|勝ち点47/36試合/-2 10位:アビスパ福岡|勝ち点47/36試合/-4 11位:横浜F・マリノス|勝ち点46/35試合/-2 12位:川崎フロンターレ|勝ち点45/35試合/8 13位:湘南ベルマーレ|勝ち点45/36試合/-3 14位:京都サンガF.C.|勝ち点45/35試合/-12 ーーーーー残留決定 15位:浦和レッズ|勝ち点43/34試合/2 16位:アルビレックス新潟|勝ち点41/36試合/-14 17位:柏レイソル|勝ち点40/36試合/-10 ーーーーー残留ライン 18位:ジュビロ磐田|勝ち点35/35試合/-15 19位:北海道コンサドーレ札幌|勝ち点34/36試合/-20 20位:サガン鳥栖|勝ち点29/36試合/-26 ※降格決定 2024.11.09 17:59 Sat4
【J1注目プレビュー|第36節:町田vsFC東洋】国立での“新東京ダービー”、町田は未勝利の地で優勝に望みを繋げるか!?
【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月9日(土) 14:00キックオフ FC町田ゼルビア(3位/60pt) vs FC東京(7位/51pt) [国立競技場] <h3>◆勝ったことがない国立、優勝へ正念場【FC町田ゼルビア】</h3> 今節を含めて残り3試合。首位との勝ち点差は「7」。勝ったところで優勝の可能性が潰えてしまう状況だ。 初のJ1挑戦の中で首位を直走ってきた町田だったが、終盤戦に入り失速。相手からの対策、負傷者など様々な理由が考えられるが、直近のリーグ戦5試合で勝利がない状況は誰もが想像しなかったのではないだろうか。 大型補強を夏に敢行するも、残念ながらチームを押し上げた選手はいないと言って良いだろう。思惑が外れてしまった感はあるが、それでも戦い方をブラさずにやり続けてきた。J1の舞台はそう簡単にはいかないということなのかもしれない。 5戦未勝利は黒田剛監督が率いてからのワースト記録。そして国立競技場では過去4試合をやって2分け2敗と勝利がない。ここが正念場。黒田監督の続投も決まった中、わずかな望みを胸に、6試合ぶりの勝利を掴みたい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:望月ヘンリー海輝、チャン・ミンギュ、昌子源、杉岡大暉 MF:ナ・サンホ、白崎凌兵、下田北斗、藤本一輝 FW:相馬勇紀、オ・セフン 監督:黒田剛 出場停止:藤尾翔太 <h3>◆残り3試合で準備を上げられるか【FC東京】</h3> 前節はホームに湘南ベルマーレを迎えた中、0-2で敗戦。5試合無敗が続いていたがストップしてしまった。 今シーズンはホームが“鬼門”となってしまっている中で、その成績を象徴しているかのような展開に。先手を奪われて後手に回ってしまった展開が重くのしかかり、シュートは1本も枠に飛ばなかった。 舞台は国立。「新東京ダービー」を迎えるが、ホームとは打って変わって今季は国立で4戦4勝。相手は勝ったことがないという状況を鑑みても勝利するしかない。 チームとしては長友佑都が出場停止。最終ラインの人選も気になるところだが、前線の組み合わせも注目だ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:野澤大志ブランドン DF:小泉慶、木本恭生、森重真人、岡哲平 MF:高宇洋、東慶悟 MF:安斎颯馬、荒木遼太郎、遠藤渓太 FW:ディエゴ・オリヴェイラ 監督:ピーター・クラモフスキー 出場停止:長友佑都 2024.11.09 09:15 Sat5