スパーズ、ラツィオから2大エース獲得に動く

2018.04.29 18:37 Sun
Getty Images
トッテナムが今夏の移籍市場でラツィオからイタリア代表FWチーロ・インモービレ(28)とセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(23)の両獲りに動くようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。

▽ここ数年、タイトル・コンテンダーに挙がりながらも今季もシーズン無冠に終わったトッテナム。チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督はクラブが1段階上のレベルに到達するためには移籍市場への資金投下が必要と主張しており、財布の紐が堅いダニエル・レヴィ会長も指揮官の要請に応えて今夏に1億2000万ポンド(約181億円)の補強資金を準備している模様だ。

▽『ミラー』が伝えるところによれば、トッテナムはこの補強資金を利用してイングランド代表FWハリー・ケインの脇を支える新たなストライカーとして指揮官が以前から高い評価を下している、インモービレの獲得を目指しているようだ。同選手は今季のセリエAで得点ランキングトップの29ゴールを記録している。
▽また、マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン、レアル・マドリーも興味を示すミリンコビッチ=サビッチに関しては、中盤と前線に高さや強さをもたらせる万能型MFとして獲得を希望しているようだ。

▽なお、両選手の移籍金に関しては前述の補強資金を大きく上回る巨額の費用が必要となるが、現在トッテナムは今季限りでの退団が濃厚とされるベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトを始めイングランド代表DFダニー・ローズ、ベルギー代表MFムサ・デンベレ、フランス代表MFムサ・シッソコ、ケニア代表MFビクター・ワニャマと高額な売却益が見込める選手が多数いる。
▽そのため、両獲りは難しいとしてもその他のビッグクラブとの争奪戦を制する可能性は十分にあるはずだ。

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トッテナムに内通者が…デマの負傷情報が流れポステコグルー監督が怒り「出どころも大体わかっている」

トッテナム・ホットスパーの内部にはどうやらスパイがいるようだ。 今シーズンはなかなか調子が上がらずに苦しんでいるスパーズ。アンジェ・ポステコグルー監督の2年目となった中、リーグ戦では14位と低迷。ヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝まで勝ち上がっている状況だ。 そんな中、10日に行われたEL準々決勝1stレグのフランクフルト戦の前に、FWウィルソン・オドベールがハムストリングを負傷したと報じられた。 しかし、そのオドベールはフランクフルト戦でベンチ入り。出場機会はなかったが、実は負傷などしていなかったという。 ポステコグルー監督は、この件を受けて怒りを示し、クラブ内にスパイがいるとした。 「クラブ内で情報漏洩が起こっていることは間違いない。理由は分からない。我々にとっては何の助けにもならない」 「原因は絞り込めている。出どころも大体わかっている」 「試合当日には決して役立たない。時には半分しか真実ではないし、時にはそれ以上のことだってある」 「我々の陣営の全員が、敵対するのではなく、我々と協力していると思いたい」 「もうしばらく続いている。去年から始まっていた。芽は摘み取ったと思っていたのだが、今でも様々なタイミングで繰り返し出てくる」 予てからその予兆を感じていたというポステコグルー監督だが、手を打ってもなくならない様子。出どころも見当がついているようだ。 「私にとって流出している情報は…だから、選手たちではないことは確かだ」 「いつも言っているが、特にメディカルの情報については、本当に注意している」 「我々はフットボールの世界にいるし、情報の流れに関しては、こうしたことは白紙委任であるべきだとみんなが考えることは承知しているが、私はメディカルの記録や特定の事柄について、実際どの程度の情報を提供するかについては、非常に敬意を払っている」 2025.04.12 21:55 Sat

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