エバートンFWグレイがアル・イテファクに完全移籍、“ライバル”リバプールの元キャプテンと共闘
2023.09.07 20:40 Thu
アル・イテファクは7日、エバートンのジャマイカ代表FWデマライ・グレイ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。
契約期間は2027年夏までの4年間となる。移籍金は非公開とのことだ。
グレイはバーミンガム・シティの下部組織育ちで、2014年7月にファーストチームに昇格。2016年1月にレスター・シティに完全移籍し、奇跡のプレミアリーグ制覇のメンバーに。2021年1月にレバークーゼンヘと完全移籍すると、同年7月にエバートンへと完全移籍で加入していた。
エバートンでは2022-23シーズンのプレミアリーグで33試合に出場し4ゴール1アシストを記録。チームは薄氷の残留を手にしていた。
新シーズンはここまで出番はなかった。
契約期間は2027年夏までの4年間となる。移籍金は非公開とのことだ。
グレイはバーミンガム・シティの下部組織育ちで、2014年7月にファーストチームに昇格。2016年1月にレスター・シティに完全移籍し、奇跡のプレミアリーグ制覇のメンバーに。2021年1月にレバークーゼンヘと完全移籍すると、同年7月にエバートンへと完全移籍で加入していた。
新シーズンはここまで出番はなかった。
アル・イテファクは、スティーブン・ジェラード監督が指揮。同じ街のライバルであったリバプールのキャプテンだったイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、リバプールにも所属していたパリ・サンジェルマン(PSG)のオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、FWムサ・デンベレを獲得している。
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「フィルミノやファビーニョと話をした」サウジ行きのマネがリバプール時代の同僚との再会喜ぶ
アル・ナスルへ加入したセネガル代表FWサディオ・マネ(31)は、移籍前にリバプール時代の同僚に相談していたと明かした。 リバプール時代には世界屈指のウィンガーとして、チャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグ優勝に貢献したマネ。昨夏に新たなチャレンジを求めバイエルンに加入したが、負傷もあって序列が低下すると不満分子と化し放出候補に。マネ自身は引き続きバイエルンでのキャリア続行を希望していたが、アル・ナスルが移籍金3000万ユーロ(約47億2000万円)を提示したことで、1日に移籍が正式発表された。 欧州リーグを離れることになったマネだが、サウジアラビアには心強い味方が何人もいるようだ。UAE『The National』のインタビューに応じたマネは、リバプール時代の同僚であり、同じく今夏にサウジアラビア行きを選択したFWロベルト・フィルミノ(アル・アハリ)、MFファビーニョ(アル・イテハド)、MFジョーダン・ヘンダーソン(アル・イテファク)は心強い存在だと明かしている。 「まずフィルミノと話をしたのは確かだ。彼は僕に違うクラブに来てほしかったんだと思う…冗談だよ!でも、彼は僕にアル・アハリへ来るよう説得するため、2、3回電話をかけてきた」 「それから、同じ時期にファビーニョとも話した。彼とはとても親しい関係で、アル・イテハドに来てほしいと言われていた。でも、アル・ナスルからの話が来ていたから、僕はそこを選んだ」 「そしてもちろん、ヘンダーソンもここにいる。2日前、彼は僕に幸運を祈るメッセージを送ってくれたんだ。僕はここで彼らのような素晴らしい選手と対戦すること、そして直接会えることに興奮している。僕は彼らに勝つため、そこに行くよ」 また、マネはサウジアラビア行きの決断について、家族からの希望もあったとコメント。自身もイスラム教徒として、サウジアラビアでの生活を楽しんでいると語った。 「家族のみんなが、ここに来ることを楽しみにしていた。ここはイスラム教の国だから、家族もとても幸せそうだよ」 「特に母は、僕にここへ移籍するよう勧めてくれた。母は僕と同じイスラム教徒で、最初に移籍を支持してくれたんだ。家族全員の希望もあり、ここに来るのは難しくなかった。僕の信仰を考えても重要さ」 「現在ここで進められているプロジェクトに参加できて嬉しい。そして、さらにこのプロジェクトが進められていけば、僕たちには明るい未来が待っている」 <span class="paragraph-title">【動画】ヘンダーソンとマネがサウジで感動の再会!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ar" dir="rtl">عناق الأبطال في <a href="https://twitter.com/hashtag/%D8%AF%D9%88%D8%B1%D9%8A_%D8%B1%D9%88%D8%B4%D9%86_%D8%A7%D9%84%D8%B3%D8%B9%D9%88%D8%AF%D9%8A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#دوري_روشن_السعودي</a> <br><br>بطلا دوري أبطال أوروبا 2019 يجتمعان من جديد <a href="https://twitter.com/hashtag/yallaRSL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#yallaRSL</a> <a href="https://t.co/wAfXbpRPhs">pic.twitter.com/wAfXbpRPhs</a></p>— دوري روشن السعودي (@SPL) <a href="https://twitter.com/SPL/status/1688589544776515593?ref_src=twsrc%5Etfw">August 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.10 17:50 Thu3
エバートンFWグレイがアル・イテファクに完全移籍、“ライバル”リバプールの元キャプテンと共闘
アル・イテファクは7日、エバートンのジャマイカ代表FWデマライ・グレイ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2027年夏までの4年間となる。移籍金は非公開とのことだ。 グレイはバーミンガム・シティの下部組織育ちで、2014年7月にファーストチームに昇格。2016年1月にレスター・シティに完全移籍し、奇跡のプレミアリーグ制覇のメンバーに。2021年1月にレバークーゼンヘと完全移籍すると、同年7月にエバートンへと完全移籍で加入していた。 エバートンでは2022-23シーズンのプレミアリーグで33試合に出場し4ゴール1アシストを記録。チームは薄氷の残留を手にしていた。 新シーズンはここまで出番はなかった。 アル・イテファクは、スティーブン・ジェラード監督が指揮。同じ街のライバルであったリバプールのキャプテンだったイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、リバプールにも所属していたパリ・サンジェルマン(PSG)のオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、FWムサ・デンベレを獲得している。 2023.09.07 20:40 Thu4
サウジ代表選手が先発できぬアル・ヒラル、日本戦前最後のスターターは4人中1人…1カ月リーグ戦出場ゼロで10月落選の選手も
10月の代表ウィークを前にして、サウジ・プロフェッショナルリーグでは王者アル・ヒラルvsアル・アハリの大一番が行われた。サウジアラビア『サウジ・ガゼット』が伝える。 5日、サウジ・プロフェッショナルリーグ第6節で表題の大一番が開催され、アル・ヒラルが2-1勝利で開幕6連勝に。昨季無敗優勝のスター軍団は、もはや120%国内に敵なしである。 ただ昨季以降、ご存じの方も多い通り、サウジ1部の主要クラブは欧州から獲得したスター選手が中枢を占めるようになり、その筆頭格こそアル・ヒラル。A代表に名を連ねるような自国の有力選手がスターターから外れたのだ。 今回のアル・アハリ戦で言えば、日本代表戦(H)より始まる10月の代表ウィークへ、アル・ヒラルからは4人がサウジアラビア代表に招集されているが、先発したのはキャプテンにして同国No.1選手のMFサレム・アル・ドサリのみ。 その他、サウジ代表主力のMFナセル・アル・ドサリが後半頭から、DFハッサン・タンバクティが90+8分から途中出場。GKのモハメド・アル・ルバイエはそもそも今季出場ゼロである。 また、そんなアル・ヒラルを今夏脱出し、それぞれアル・イテハド、アル・イテファクに移籍した、同代表主力のFWサレー・アル・シェフリ、MFアブドゥレラー・アル・マルキ。2人は新天地でもベンチ生活が続き、アル・マルキに至っては公式戦4試合出番なしという状況だ。 一方、アル・ヒラルに残留したFWアブドゥラー・アル・ハムダンは9月の中国戦でスタメン出場。しかし、クラブに戻ってから1度もリーグ戦に出られず、今回落選ということに。 サウジ代表のロベルト・マンチーニ監督は9月、同月の招集リストについて「国内リーグで先発できない選手が20人いるが、選ばざるを得ない」とコメント。しかし、アル・ハムダンのように切る選択もあるようだ。 2024.10.07 20:55 Mon5