ヘンダーソンが語るアヤックス入りの経緯 「報道を鵜呑みにしてはダメ。フットボール以外で何もない」

2024.01.20 18:00 Sat
Getty Images
イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがアヤックス入りまでの経緯を説明した。
PR
昨夏にリバプールを離れ、アル・イテファクでのサウジアラビア挑戦を決断したヘンダーソン。それから半年が経ったばかりだったが、慣れないライフスタイルなどを理由に移籍話が浮かび、最終的にアル・イテファクとの契約を破棄する形でのアヤックス入りが決まった。
ヨーロッパ復帰にあたり、オランダを選択した背景としては母国イングランドに戻るとかかってくる税金の支払いを回避するためと報じられるが、イギリス『スカイ・スポーツ』によれば、ヘンダーソン本人が会見で純粋にスポーツ面を考慮してのオランダ行きだと話した。

「報道を鵜呑みにしてはダメだ。フットボール以外で何もない」

「こういう大きなクラブに来て、フットボールに専念するという自分の生涯を通じた取り組みを示す絶好のチャンスだと感じたんだ」
「ここでの歓迎は信じられないぐらいに素晴らしく、偉大なフットボールクラブでチャンスを与えられ、僕に示してくれた信頼に報いることができて感無量だ」

「これからの2年半でクラブを軌道に戻し、できる限り成功できるよう全力を尽くすよ」

また、サウジ・プロ・リーグにも「多くの人がここに座って、サウジアラビアのリーグやそれに付随するすべてを批判してほしいんだろうなと思うけど、しないよ」と語り、後悔も否定した。

「僕はリーグや、クラブ、そしてサウジアラビアの人々に敬意を示しているんだ。彼らは歓迎してくれたけど、残念ながら、フットボールでも、人生でもうまくいかないときがあるんだ」

「(後悔?) サウジアラビアにいた期間も長かったし、明らかに大きな決断だったけど、彼らは全面的に尊重してくれ、適切な方法で対処してくれた。全員と握手をして、僕らは先に進んだ」

「人生において、後悔や過ちと言いたければ、それでいい。でも、そこから学ばないと、ただの過ちになる。あの場所で多くを学んだ。向こうの人を悪く言わないよ。一生語り合える友人もできた」

「ポジティブなこともあった。最終的に互いが望む結果にはならなかったけど、良いいい形で終えられたんだ」

そして、LGBTQ+の権利に関する著名な支持者でありながら、同性愛が違法なサウジアラビア行きを選び、そのコミュニティからネガティブな声を集めたヘンダーソンは改めて謝罪した。

「気分が害した者がいるなら、あるいは怒りを感じた者がいるなら、それは僕のせい。僕の決断だったし、それについては謝る」

「それは本意ではなかった。これからはただ前を向いて、アヤックスで最高の選手になれるよう集中したい」

「僕の信念は変わらないし、これからもそう。繰り返しになるけど、人々にがっかりする者がいるなら、ただ謝るしかない」

PR
関連ニュース

新監督探しのアヤックスがOBキヴをアシスタントコーチに? 将来的に指揮託すビジョンか

新監督招へいの動きが取り沙汰されるアヤックスだが、将来も睨み、クリスティアン・キヴ氏(43)をコーチとして招へいする可能性が浮上している。 イタリア『スカイ』によると、不振の今季をヨン・ファント・シップ暫定体制でやり過ごそうとしているアヤックスは新指揮官だけでなく、新たなアシスタントコーチも探しているという。 そこで挙がるのが古巣インテルのプリマヴェーラを指揮するキヴ氏。インテルでの現役時代が印象深いが、母国ルーマニアを飛び出し、国外挑戦の一歩目を踏み出したのがアヤックスだった。 そんなキヴ氏をアシスタントコーチとして招へいするのに深く興味を抱くというアヤックスは5年契約を打診し、2〜3年後にトップチームの指揮を任せるビジョンを思い描いているそうだ。 アヤックス首脳陣は先月20日に行われ、プリマヴェーラ優勝がかかったインテルvsカリアリを観戦し、現役時代にインテルで万能のレフティDFとして活躍したキヴ氏の指揮ぶりを視察したという。 なお、アヤックスは新指揮官として、チェルシー監督を辞してからフリーが続くグレアム・ポッター氏に関心が噂されている。 2024.05.01 11:40 Wed

新シーズンの復権目指すアヤックス、ユナイテッドで苦しむテン・ハグ監督の復帰に動く?

アヤックスはマンチェスター・ユナイテッドで苦しむエリク・テン・ハグ監督(54)の復帰を望んでいるようだ。 テン・ハグ監督は2017年よりアヤックスの指揮官に就任すると、3度のエールディビジ優勝、2度のKNVBカップ優勝を果たすなど手腕を発揮。2018-2019シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4を達成し、評価を大いに高めた。 こうした功績もあり、2022年夏にマンチェスター・ユナイテッドの指揮官に就任。初年度からプレミアリーグ3位、EFLカップ(カラバオカップ)優勝と上々の成績を収めた。 しかし、プレミアリーグ優勝も期待された今シーズンは序盤から苦戦。リーグ戦34試合を消化して4位と13ポイント差の6位に沈んでおり、FAカップこそ決勝進出を果たしたがCLではグループステージ最下位で敗退するなど、全体的には失意のシーズンとなっている。 テン・ハグ監督への批判も強まりつつあり、FAカップの結果次第で解任の可能性も否定できない状況に。そんな中で、イギリス『デイリー・メール』によるとアヤックスが同監督の復帰に向けて動き出しているようだ。 アヤックスは今シーズン、マウリス・ステイン前監督の下でシーズンに臨むも一時は最下位にまで転落するなど低迷。昨年10月にステイン前監督を解任し、クラブの下部組織で監督経験のあったヨン・ファント・シップ氏を暫定指揮官に据えた。 ファント・シップ監督就任後は持ち直し、現在はエールディビジで5位にまで浮上。しかし、指揮官は今シーズン限りでの退任を明言しており、クラブは後任探しを続けていた。 テン・ハグ監督復帰となれば名門復権にまたとない人材となるが、指揮官自身はユナイテッドでの仕事継続を希望している模様。復帰があるとすればテン・ハグ監督がユナイテッドを解任された場合に限るため、アヤックスは状況を注視していると報じられている。 2024.04.30 13:20 Tue

鈴木唯人が5戦3ゴール4アシストで大暴れ、シティやリバプールなど12クラブが視察し今夏ステップアップか?

デンマークで躍動するU-23日本代表MF鈴木唯人(22)が今夏ビッグクラブに狙われることになるようだ。 鈴木は、2022-23シーズンはストラスブールに半年間レンタル移籍した中、今シーズンは清水エスパルスから完全移籍でブレンビーに加入した。 すると、デンマークで躍動。スーペルリーガのレギュラーシーズンでは16試合で5ゴール2アシストを記録したが、優勝を争うチャンピオンシップラウンドに入るとさらに凄みが増し、5試合で3ゴール4アシストとチームのタイトル争いで大きな貢献を見せている。 特に、優勝を争っているミッティラン戦(4/21)では2ゴールで勝利に貢献。28日のノアシェラン戦でもゴールを決め、チャンピオンシップラウンドでは5試合連続でゴールとアシストで得点に絡んでいる。 出色の活躍を見せている鈴木には多くの注目が集まっているとのこと。デンマーク『bold』によると、ミッティラン戦にはマンチェスター・シティ、リバプール、トッテナム、ナント、アヤックス、シュツットガルト、ウニオン・ベルリン、レアル・ソシエダ、ホッフェンハイム、ヘンク、ヴォルフスブルク、パルマと12クラブが視察に来ていたようだ。 また、あるクラブはフットボールディレクターが訪れていたとのこと。ブレンビーのフットボールディレクターを務めるカルステン・V・イェンセン氏はコメントした。 「彼らがどこからその情報を入手したのかはわからない。ただ、もちろん私はブレンビーを訪れるクラブを見てきたし、そこにいるクラブのいくつかは見覚えのあるものだ」 「しかし、それとは関係なく、鈴木は日常では見られない才能を持った熟練した選手だ」 「我々は彼を残留させたいと思っているが、この業界では絶対にないとは言えない。もちろん目標は、次に移籍する前にもう少し長くブレンビーに残ってもらうことだ。来シーズンもブレンビーでプレーしてもらいたい」 鈴木はブレンビーと2027年6月30日までの契約を結んでいる状況。市場価値も上昇しているが、自身もプレーしたU-23日本代表はパリ・オリンピック出場決定に王手をかけた状況。五輪本大会に出場し活躍したとなれば、さらに価値は向上し、より獲得レースは激しくなりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】鈴木唯人がドリブル突破からの技ありゴールで2戦連発!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="da" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/BrondbyIF/status/1784874193932218769?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>。 2024.04.29 21:45 Mon

ポルト、フランシスコ・コンセイソンの買い取りオプション行使を発表!5年契約で契約解除金は99億円に

ポルトは23日、アヤックスからレンタル中のポルトガル代表FWフランシスコ・コンセイソン(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までで、契約解除条項は6000万ユーロ(約99億円)に設定されている。 なお、フランス『フット・メルカート』によれば、ポルトは買い取りオプションの行使に際し、アヤックスに1000万ユーロ(約16億6000万円)の移籍金を支払ったとのことだ、 ポルトのトップチームを率いるセルジオ・コンセイソン監督を父親に持つコンセイソンは、スポルティングCPとポルトの下部組織でプレーしてきたエリート。2021年2月にトップチームデビューを飾ると、2022年7月にアヤックスへ5年契約で完全移籍。 しかし、アヤックスでは公式戦28試合に出場したが定位置を確保できず、わずか776分の出場時間に留まると、昨夏にポルトへ買い取りオプションのレンタル移籍で復帰。 ポルトでは右ウィングを主戦場に、これまで公式戦38試合に出場し7ゴール7アシストを記録。3月にはポルトガル代表に初選出され、同月26日に行われたスロベニア代表との国際親善試合でフル代表デビューを飾った。 2024.04.24 07:01 Wed

衰退、派閥争い、幹部停職…ゴタゴタアヤックス、レンタル放出中の選手が悲しみ滲む不満を吐露「今もショックが残る」

メスのジョージア代表FWジョージズ・ミカウタゼが、保有元アヤックスへの不満を吐露した。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 ミカウタゼはユーロ初出場を控えるジョージア代表のエースストライカー。ここ1〜2年で台頭してきたクヴァラ世代の1人で、昨季リーグ・ドゥ(フランス)のメスで23得点を叩き出している。 この活躍が認められ、昨夏アヤックスへ完全移籍。ところが、自身の獲得を推進したスヴェン・ミスリンタートTDが、理事会内部の後ろ盾を失い、派閥争いに巻き込まれる形で昨夏中に解任されることに。 ミカウタゼは加入後無得点のまま、1月にレンタル移籍で古巣メスへ帰還。この度フランス『レキップ』の取材では、ミスリンタートTD解任が自身の不遇に影響したとの旨をコメントした。 「(アヤックス加入から)最初の2カ月と少しをホテルで過ごした。僕には家族もいるのに、部屋で1人で過ごし、気が狂いそうになることもあった」 「なぜそうなったか。クラブがアパート探しを手助けしてくれなかった。自分で『Airbnb』を使って部屋を借り、家族ともそこで1カ月ほど一緒に住むことができたよ」 「言い訳に聞こえると思うけど…オランダに知り合いと友達はいないし、いきなりオランダ語はわからない。クラブは“成功”の条件を与えてはくれなかった。今も少しショックが残る」 「あと、今メスに戻ってきているけど、アヤックスから一度も連絡がない。僕のことは忘れたみたいだ…」 どうやらミスリンタートTDの解任によって、雑な扱いを受けることになった模様のミカウタゼ。今季リーグ・アン昇格のメスには1300万ユーロ(約21億4000万円)の買い取りオプションがあり、今夏の完全移籍復帰が濃厚とされる。 ゴタゴタが続くアヤックスだ。 2024.04.20 21:55 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly