サリバ2戦連続CK弾もアーセナルは曲者フルアムとドロー…サカ土壇場弾は幻に終わって連勝ストップ【プレミアリーグ】
2024.12.09 01:04 Mon
プレミアリーグ第15節、フルアムvsアーセナルが8日にクレイブン・コテージで行われ、1-1のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。完全復調の3位アーセナルは、さらなる連勝を懸けて6位のフルアムとのロンドン・ダービーに臨んだ。前節のマンチェスター・ユナイテッドとの名門対決は流れのなかでは苦戦も、得意のセットプレー2発で2-0の完勝。公式戦4連勝を達成した。
週明けにモナコとのチャンピオンズリーグ(CL)を控えるなか、中3日のアウェイゲームに向けては先発2人を変更。負傷のジンチェンコに代えてジョルジーニョを中盤で起用し、トーマスと右、ティンバーを左のサイドバック起用。マルティネッリに代えてトロサールを起用した。
一方、前節は難敵ブライトンに3-1の会心の勝利を収めて上位争いに絡むフルアムでは、前節2ゴールのイウォビに加え、古巣初対戦のスミス・ロウがスタメンを飾った。
立ち上がりからボールを握ったアーセナルが押し込む形を作り出すと、得意のセットプレーからチャンスを窺う。だが、先にゴールをこじ開けたのはホームのフルアムだった。
公式戦6試合ぶりに先制点を奪われたアーセナルはすぐさま反撃を開始。引き続き押し込んでセットプレーを獲得しつつ、両サイドで押し込みながらライスやサカのボックス内への飛び出しを使ってフィニッシュの場面を創出。だが、決定機まであと一歩という場面が目立つ。
以降はロングカウンターをフィニッシュで完結できないフルアムに対して、アーセナルは右のサカを起点に幾つかチャンスを作り出したが、37分にそのサカがボックス左で放った右足シュートはGKレノの好守に阻まれ、前半のうちに追いつくことはできなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も前半からの流れが踏襲されると、アーセナルの飛び道具がこの試合でもゴールをもたらす。52分、ライスの左CKをファーに飛び込んだハヴァーツがヘディングで合わせると、ゴール前のサリバが左足ワンタッチでコースを変えて2試合連続ゴールとした。
良い時間帯で追いついたアーセナルは一気に攻撃のギアを上げると、以降もトロサールやハヴァーツの連続シュートでゴールに迫っていく。60分にはトロサールを下げてマルティネッリを最初の交代カードとして切った。
対して後半は防戦一方のフルアムも同じタイミングで2枚替え。スミス・ロウ、アダマ・トラオレに代えてアンドレアス・ペレイラ、ハリー・ウィルソンをピッチに送り出した。すると、71分にはベルゲのスルーパスに抜け出したペレイラがボックス左から鋭い左足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKラヤの好守に阻まれた。
冷や汗をかいたアウェイチームは直後にハヴァーツ、ジョルジーニョを下げてガブリエウ・ジェズス、メリーノを同時投入。さらに、ウーデゴールに代えてヌワネリをピッチに送り出す、勝負の采配で逆転を目指した。
ダービーらしい痺れる攻防が続くなか、88分にはアーセナルにビッグチャンス。左サイドでボールを受けたマルティネッリが絶妙な右足インスウィングのクロスをゴール前のスペースへ落とすと、ファーに走り込んだサカが頭で合わせた。
土壇場での劇的逆転ゴールかに思われたが、VARの介入によってティンバーからマルティネッリへのパスの場面でオフサイドを取られてしまい、このゴールは幻となった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、白熱のロンドン・ダービーは1-1のドローに終わり、アーセナルの公式戦連勝が「4」でストップした。
フルアム 1-1 アーセナル
【フルアム】
ラウール・ヒメネス(前11)
【アーセナル】
ウィリアム・サリバ(後7)
週明けにモナコとのチャンピオンズリーグ(CL)を控えるなか、中3日のアウェイゲームに向けては先発2人を変更。負傷のジンチェンコに代えてジョルジーニョを中盤で起用し、トーマスと右、ティンバーを左のサイドバック起用。マルティネッリに代えてトロサールを起用した。
立ち上がりからボールを握ったアーセナルが押し込む形を作り出すと、得意のセットプレーからチャンスを窺う。だが、先にゴールをこじ開けたのはホームのフルアムだった。
11分、自陣からのロングカウンターでテテのスルーパスに反応し、内側のランニングから背後を取ったヒメネスがボックス内に侵入。体勢を崩しながらも右足の対角シュートをゴール左下隅へ突き刺した。
公式戦6試合ぶりに先制点を奪われたアーセナルはすぐさま反撃を開始。引き続き押し込んでセットプレーを獲得しつつ、両サイドで押し込みながらライスやサカのボックス内への飛び出しを使ってフィニッシュの場面を創出。だが、決定機まであと一歩という場面が目立つ。
以降はロングカウンターをフィニッシュで完結できないフルアムに対して、アーセナルは右のサカを起点に幾つかチャンスを作り出したが、37分にそのサカがボックス左で放った右足シュートはGKレノの好守に阻まれ、前半のうちに追いつくことはできなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も前半からの流れが踏襲されると、アーセナルの飛び道具がこの試合でもゴールをもたらす。52分、ライスの左CKをファーに飛び込んだハヴァーツがヘディングで合わせると、ゴール前のサリバが左足ワンタッチでコースを変えて2試合連続ゴールとした。
良い時間帯で追いついたアーセナルは一気に攻撃のギアを上げると、以降もトロサールやハヴァーツの連続シュートでゴールに迫っていく。60分にはトロサールを下げてマルティネッリを最初の交代カードとして切った。
対して後半は防戦一方のフルアムも同じタイミングで2枚替え。スミス・ロウ、アダマ・トラオレに代えてアンドレアス・ペレイラ、ハリー・ウィルソンをピッチに送り出した。すると、71分にはベルゲのスルーパスに抜け出したペレイラがボックス左から鋭い左足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKラヤの好守に阻まれた。
冷や汗をかいたアウェイチームは直後にハヴァーツ、ジョルジーニョを下げてガブリエウ・ジェズス、メリーノを同時投入。さらに、ウーデゴールに代えてヌワネリをピッチに送り出す、勝負の采配で逆転を目指した。
ダービーらしい痺れる攻防が続くなか、88分にはアーセナルにビッグチャンス。左サイドでボールを受けたマルティネッリが絶妙な右足インスウィングのクロスをゴール前のスペースへ落とすと、ファーに走り込んだサカが頭で合わせた。
土壇場での劇的逆転ゴールかに思われたが、VARの介入によってティンバーからマルティネッリへのパスの場面でオフサイドを取られてしまい、このゴールは幻となった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、白熱のロンドン・ダービーは1-1のドローに終わり、アーセナルの公式戦連勝が「4」でストップした。
フルアム 1-1 アーセナル
【フルアム】
ラウール・ヒメネス(前11)
【アーセナル】
ウィリアム・サリバ(後7)
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先週末に行われた第15節ではマージーサイド・ダービー延期で首位リバプールが一休みとなったなか、チェルシーとアーセナルのロンドン勢が暫定ながら勝ち点差を縮めた。一方、マンチェスター・シティは下位相手のドローと復調の気配は遠い。 2024年のUEFAコンペティションが一区切りとなり、ここから年末年始の過酷な国内の戦いに集中できる環境に。そんななか、今節は4位のシティと13位のユナイテッドによる、マンチェスター・ダービーが最注目カードだ。 シティは前節、クリスタル・パレスとのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。2度のビハインドを追いついたが、後半終盤のDFリコ・ルイスの退場も響いてリーグ連勝を逃した。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)ではユベントスに0-2の完敗。滑り出し上々だった欧州の戦いでも22位転落と絶不調だ。不振の序盤はキャリア初めての逆境に前向きな姿勢も示してきたグアルディオラ監督だが、ここにきてネガティブなコメントも目立っており、ここがクラブとしての正念場だ。ダービーへポジティブな要素は少ないが、ホームで赤い悪魔を叩いて不振脱却のきっかけにしたい。 対するユナイテッドは前節、ホームでノッティンガム・フォレストに2-3のスコアで敗戦。アモリム体制で初のリーグ連敗となった。アーセナル戦に続きセットプレーでの失点に、攻守両面で新体制移行の戦術的な部分での齟齬も見受けられ、前途多難な印象は拭えない。それでも、ヨーロッパリーグ(EL)ではビクトリア・プルゼニ相手に苦戦を強いられたものの、FWホイルンドの2ゴールの活躍で劇的な2-1の逆転勝利。ELではトップ8圏内の浮上しており、対戦相手に比べてわずかながらポジティブな材料を得た。ただ、絶不調の王者相手にリーグ3連敗を喫することになれば、その手応えを失うだけになんとか勝ち点3を持ち帰りたい。 また、今節はMF三笘薫とMF鎌田大地による日本人対決にも注目が集まるところだ。 7位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは前節、ファン・ニステルローイ率いる新生レスター・シティとアウェイで対戦。2点リードで後半終盤を迎えたが、FWヴァーディの1ゴール1アシストの活躍によって土壇場で追いつかれて痛恨のドローに。以前からゲームクローズに問題を抱えていたなか、この試合では三笘に代えてクローザー役として投入したDFイゴールの軽率なボールロストが相手の同点ゴールに繋がっており、よりショックが残る形となった。4試合ぶりの勝利を目指す一戦ではその課題克服とともに、個人としては決定力の部分で問題を抱える三笘に決定的な仕事を求めたい。 一方、残留圏内ギリギリの17位に位置するパレスは前述のシティ戦を粘り強い戦いでドローに持ち込み、直近は1勝3分けの4戦無敗としぶとく勝ち点を積み上げている。ただ、3試合のサスペンション明けとなった鎌田は試合展開の影響もあり、シティ戦では出番なし。引き続きベンチスタートが濃厚な一戦ではポジション奪取に繋がる仕事を見せたい。 2試合ぶりのリーグ戦勝利を狙う首位のリバプールは10位のフルアムとのホームゲームに臨む。悪天候の影響でダービー延期と良い流れに水をさされたが、直近のCLではジローナに苦戦しながらも、FWサラーのPKによるゴールを守り抜いて1-0の勝利。CL唯一の6連勝で早々に決勝トーナメント行きを確定させた。対戦相手は直近の3試合でトッテナム、ブライトン、アーセナルに1勝2分けと結果を残している侮れない相手ではあるが、ホームで普段通りの戦いができれば、勝ち点3を積み上げる可能性は高い。 公式戦6連勝とリバプールと並んで最も好調なチームとなる2位のチェルシーは、9位のブレントフォードとのホームゲームに臨む。前節のトッテナム戦はDFククレジャの2度のスリップで2点のビハインドを背負う苦しい展開となったが、MFパーマーの2つのPKや好調のMFエンソ・フェルナンデスのゴールなどで鮮やかに逆転。3失点は反省材料も、宿敵相手に敵地で4-3の勝利を収めた。また、主力温存のカンファレンスリーグ(ECL)もFWマルク・ギウの2ゴールの活躍で3-1の完勝している。対戦相手のブレントフォードは出入りの激しい戦いが続いているが、リーグ2位タイの31得点を挙げている攻撃の破壊力は侮れず、ゴールを量産する試合序盤、セットプレーの対応には細心の注意を払いたいところだ。 3位のアーセナルは15位のエバートン相手にリーグ2戦ぶりの白星を狙う。フルアム戦は思わぬ苦戦を強いられて勝ち点2を逃したが、CLではモナコ相手にFWサカが3ゴールすべてに絡む圧巻の活躍を見せて3-0の完勝。CL3位に浮上し、見事にバウンスバックを果たした。休養十分のトフィーズに対して、コンディション面が唯一の懸念材料だが、絶好調のサカやMFウーデゴールの引き続きの活躍に、DFガブリエウの復帰で破壊力増すセットプレーで押し切りたい。 公式戦5試合未勝利とマンチェスター勢同様に苦境が続く11位のトッテナムは、DF菅原由勢を擁する最下位のサウサンプトン相手に6戦ぶりの白星を目指す。前節はチェルシー相手の逆転負けに、DFロメロとDFファン・デ・フェンのレギュラーセンターバックコンビ2人を再負傷で失う、泣きっ面に蜂の状況に。ELではMFグレイ、MFベリヴァルの18歳コンビの奮闘もあって難所アイブロックでレンジャーズと1-1のドローに持ち込んだが、負傷者続出での過密日程においてパフォーマンスレベルは低下している。また、今季はパレス、イプスウィッチ・タウンと下位相手にリーグ戦初勝利を献上しており、その格下相手の勝負弱さも懸念材料だ。 対するセインツは直近1分け4敗と低迷が続く。1-1のドローに持ち込んだブライトン戦や0-1で惜敗した直近のアストン・ビラ戦などパフォーマンスの部分ですべてを悲観すべきではないが、チームスタイルを貫くなかでの致命的なミスや前線のクオリティ不足で勝ち点を積み上げられずにいる。なお、アストン・ビラ戦では出番なしに終わった菅原は引き続きベンチスタートが濃厚か。 そのほかでは5位のノッティンガム・フォレストと、6位のアストン・ビラによる上位対決、ファン・ニステルローイ体制で2戦無敗の16位のレスターが12位のニューカッスルに挑む一戦も注目カードだ。 《プレミアリーグ第16節》 ▽12/14(土) 《24:00》 アーセナル vs エバートン リバプール vs フルアム ニューカッスル vs レスター・シティ ウォルバーハンプトン vs イプスウィッチ 《26:30》 ノッティンガム・フォレスト vs アストン・ビラ ▽12/15(日) 《23:00》 ブライトン vs クリスタル・パレス 《25:30》 マンチェスター・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド 《28:00》 チェルシー vs ブレントフォード サウサンプトン vs トッテナム ▽12/16(月) 《29:00》 ボーンマス vs ウェストハム 2024.12.14 14:30 Sat4
ムシアラが2年ぶり2度目のドイツ代表年間最優秀選手に輝く!
ドイツサッカー協会(DFB)は13日、バイエルンのMFジャマル・ムシアラが2024年度におけるドイツ代表年間最優秀選手に選出したことを発表した。 DFBのウェブサイト上で、ファンによるドイツ代表の年間最優秀選手を決める投票を実施。14万5000票を超える投票の結果、ムシアラは全体の56%の票を獲得し最優秀選手に選ばれた。 2022年にも同賞を受賞したムシアラは、今年度に行われた代表戦で13試合に出場し5ゴール5アシストを記録。今夏にドイツで開催されたユーロ2024では3ゴールをマークし、イングランド代表FWハリー・ケインやスペイン代表MFダニ・オルモらと共に大会得点王を獲得。また、ドイツ代表として唯一大会のベストイレブンにも選出された。 なお、2位は38%の票を集めたレバークーゼンのMFフロリアン・ヴィルツ。3位には冨安健洋とアーセナルでチームメイトのFWカイ・ハヴァーツ(6%)が選出された。 2024.12.13 08:45 Fri5