「私が全責任を負う」日本に惨敗のバーレーン指揮官、多く駆けつけたファンに謝罪も前を向く「この戦いは100mではなくマラソン」

2024.09.11 11:30 Wed
バーレーンを指揮するタライッチ監督
Getty Images
バーレーンを指揮するタライッチ監督
バーレーンのドラガン・タライッチ監督が、日本代表戦を振り返った。10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節でバーレーンはホームに日本を迎えた。初戦はアウェイでオーストラリア代表に0-1で勝利したバーレーン。連勝を目指す中で日本を迎えると、堅守をベースに粘り強く戦っていく。

それでもPKを与えてしまい上田綺世に決められ失点。0-1で後半の巻き返しを目指したが、早々に上田に2点目を決められると、集中も切れたのか、守田英正に連続ゴールを許すなど、0-5で敗れることとなった。
バーレーン『Gulf Daily News』は試合後の記者会見のタライッチ監督の言葉を伝え、日本との力の差を感じたとコメント。また、サポーターに無料で開放し、多くの後押しを受けた中での大敗を謝罪した。

「まずは日本を祝福する。素晴らしい試合をしてくれた。我々に勝利し、我々はこのことから教訓を得た。彼らは勝利に値した。今夜は彼らの方が優れたチームだった」
「応援に駆けつけてくれたバーレーンのサポーターには申し訳ない。この試合で失望させてしまった。しかし、これは予選ラウンドの始まりに過ぎない。これは100mのレースではなく、マラソンだということを忘れないでもらいたい」

「前半はかなり上手くいったが、もちろん日本が主導権を握っていた。彼らがPKを決めた後、我々の選手たちは少し動揺を見せていた。その後、後半早々に2点目を許してしまい、それは信じられないものであり、全てが台無しになった」

「このような結果になり本当に残念だ。本当にこれは酷過ぎた。私が一番ガッカリしている」

「選手たちへの皆さんのサポートが必要だ。非常に厳しい瞬間であることは承知しているが、彼らを軽蔑すべきではない。彼らは良い選手であり、良いチームだ。今回の件は、私が全責任を負う」

悔しい敗戦となった一方で、オーストラリア、日本と本命の2カ国を相手に勝ち点3を獲得。タライッチ監督は、悪くないスタートだとし、残りの試合でしっかりと戦える準備をしていくとした。

「最初の2試合には満足している。我々はこの敗北から学ぶだろう。もちろん、痛い敗北ではあるが、我々は学び、自分たちのポジションのために戦うつもりだ」

「これはW杯予選の第3ラウンドだ。どのチームもここに来るのに値する。簡単な試合は期待していない」

「今日はファンを失望させてしまった。申し訳なく思うが、順位表を見てほしい。オーストラリアと日本を相手に3ポイントを奪っている。どのチームも素晴らしい。2試合で仕事は終わらない。我々は学んで戦うつもりだ」


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