【プレミア注目プレビュー】バウンスバック図るユナイテッドと開幕3連勝狙うリバプールが激突!

2024.09.01 18:45 Sun
オランダ人同胞指揮官対決
Getty Images
オランダ人同胞指揮官対決
プレミアリーグ第3節、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールが、日本時間9月1日24:00にオールド・トラッフォードでキックオフされる。テン・ハグ、スロットの同胞指揮官対決に注目集まる赤の名門対決だ。
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昨シーズンの公式戦ラストマッチとなったFAカップ制覇もあって紆余曲折の末にテン・ハグ体制3年目が継続されたユナイテッド。サー・ジム・ラトクリフ主導の新首脳陣の陣容も固まった今夏は大幅なスカッド刷新に成功。ヨロ、デ・リフト、マズラウィと指揮官の教え子を含むディフェンスラインの3選手の補強に手薄な中盤と前線にウガルテ、ザークツィーと若手の実力者を迎え入れた。その新戦力のフィットには相応の時間が必要とはなるが、昨季クラブワーストの8位フィニッシュとなったオランダ人指揮官はいよいよ言い訳がきかぬ背水の陣で今シーズンに臨む。フルアムとの開幕戦では新戦力ザークツィーのデビュー戦ゴールによって1-0の勝利を収める上々のスタートを切ったが、前節はブライトンに後半アディショナルタイムの劇的な勝ち越しゴールを決められて1-2の敗戦。早くも今季初黒星を喫すると共に課題の守備対応の部分でも脆さを露呈した。難敵をホームで迎え撃つこの一戦ではリバウンドメンタリティが試される。
一方、クロップ長期体制が終焉を迎え、前フェイエノールト指揮官の下で新時代を迎えるリバプール。敏腕リクルーターであるマイケル・エドワーズのクラブ帰還でスカッド刷新も見込まれたが、蓋を開けてみれば主力クラスのメンバーの入れ替えは皆無。最優先事項だった守備的MFのポジションはソシエダMFスビメンディ獲得失敗によって別の候補の獲得に動くこともなく、来季以降の新守護神候補となるママルダシュヴィリの獲得。前線で複数ポジションをこなせるFWキエーザの獲得と非常に静かな移籍市場での立ち回りとなった。

ただしかし開幕後はイプスウィッチ・タウン、ブレントフォードと対戦相手に恵まれた部分はあったものの、開幕2試合をいずれも2-0のスコアで勝ち切って開幕2連勝スタート。全体のパフォーマンス自体は決して盤石ではないものの、自身の志向するスタイルと前体制の遺産を効果的に使い分けるスロット監督の采配力は早くも評価を得ており、上々の船出となっている。新体制で初のビッグマッチとなる今回の一戦で内容が伴った結果を残せれば、間違いなく有力なタイトルコンテダーとなるはずだ。
なお、オランダ人の両指揮官はエールディビジで通算4度対戦。いずれもアヤックスを指揮したテン・ハグ監督に対して、スロット監督はAZ、フェイエノールトの両クラブを指揮し、AZでは2戦2勝もフェイエノールトではテン・ハグ監督が2勝。全くの五分の戦績だ。

◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:オナナ
DF:マズラウィ、デ・リフト、マルティネス、ダロト
MF:カゼミロ、メイヌー
MF:アマド、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ
FW:ザークツィー

負傷者:DFリンデロフ、ヨロ、ショー、マラシア、MFマウント、FWホイルンド
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者はヨロ、ショーらに加えてブライトン戦で負傷したマウント、復帰までもうしばらく時間を要するホイルンドが欠場となる。移籍市場最終日に加入したウガルテも登録が間に合うか否かは微妙な状況だ。

スタメンはマルティネスの相棒、左ウイング、1トップの人選に注目したい。マグワイア、ラッシュフォードに加え、引き続きブルーノ・フェルナンデスを最前線に配置する可能性もあるが、デ・リフトとガルナチョ、ザークツィーの起用を予想した。サイドバックは左右を入れ替える可能性もありそうだ。

◆リバプール◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:グラフェンベルフ、マク・アリスター
MF:サラー、ソボスライ、ルイス・ディアス
FW:ジョタ

負傷者:MFカーティス・ジョーンズ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者は打撲を抱えるカーティス・ジョーンズが唯一の欠場者となる模様。ウガルテ同様に加入間もないキエーザもメンバー外となる可能性が高い。

スタメンでは中盤と前線でオプション採用の可能性もある。その場合、遠藤航やガクポ、ヌニェス辺りに出番があるかもしれない。

★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:DFリサンドロ・マルティネス
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フル稼働期待されるディフェンスラインの要。ザークツィー、デ・リフト、マズラウィといった新戦力にも注目が集まるものの、強力な攻撃陣を擁するリバプール相手に守備のカギを握るアルゼンチン代表DFのパフォーマンスに注目したい。
テン・ハグ監督の懐刀の一人としてアヤックスから引き抜かれて以降、度重なる負傷に悩まされてはいるものの、センターバックと左サイドバックで安定したパフォーマンスを披露する左利きDF。今季こそフル稼働が期待される中、今夏の移籍市場ではデ・リフト、マズラウィとオランダ時代の相棒2人が加入しており、指揮官は名実ともに26歳に赤い悪魔のディフェンスラインを託す構えだ。

今回の一戦では相棒がデ・リフト、マグワイアのいずれになるかで若干振る舞いは変わってくるが、好調のサラー、ジョタという強力なアタッカー陣を封じ込めることがメインのタスクだ。ビルドアップの局面ではGKオナナを含め効果的な配球によって後ろを重たくせず、ブルーノら2列目の選手に良い形でボールを供給していきたい。

◆リバプール:FWモハメド・サラー
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お得意様相手に開幕3戦連発を狙う。今夏の移籍市場では守護神アリソンと共に去就が危ぶまれたものの、残留を決断した32歳のエースストライカー。プレシーズンの初期段階からの合流によって新体制へのフィットも上々だ。

キエーザ補強以外に前線で目立った補強は行っておらず、開幕から2試合連続ゴールと好調を維持するエースには引き続きチームの攻撃を牽引する役割が求められるところ。

対戦相手のユナイテッドは公式戦15試合14ゴールと最も得意とするチームのひとつだが、いずれもドローに終わった昨季の2度の対戦では1ゴールにとどまっており、今回の一戦では開幕3戦連発と共に複数ゴールを挙げて新体制初のビッグマッチ勝利に導きたい。

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初弾のデ・リフト、半年ぶりゴールのラッシュフォード、デビューのウガルデ…連敗ストップのユナイテッド指揮官が語る

マンチェスター・ユナイテッドが仕切り直しに成功した。 今季のプレミアリーグ開幕戦を白星で飾ってから2連敗のユナイテッドは代表ウィークを挟み、14日の第4節でサウサンプトンのホームに乗り込み、3-0と勝利。2点先行の79分にサウサントン側で退場者も出たが、90+6分のアレハンドロ・ガルナチョにサブスタートの悔しさを晴らす一発も飛び出し、快勝した。 この再開初戦を迎えるにあたり、かつて指導した“因縁”のクリスティアーノ・ロナウドから苦言じみた発言もあり、それが話題のエリク・テン・ハグ監督だが、アンドレ・オナナのPKストップが大きかったと話す。イギリス『BBC』が伝える。 「序盤は楽なものではなかった。PKが試合の流れを一変させたと思う。そして、それからそう遠くないところで得点し、非常に大きかった。あの瞬間から、試合はすべてが我々のものとなったね」 そんなユナイテッドは新加入マタイス・デ・リフトがCKからのヘッドで移籍後初弾の先制ゴール。先の代表先で失点に絡み、あれこれと言われたなかの一発となり、指揮官も満足感を示した。 「驚きなんてない。現時点でフィットしていないし、スピードも100%の状態じゃないがね。上げていくには時間が必要。今はその片鱗が見受けられるが、上がってきたらもっと良くなるはず。彼には満足しているし、今日のプレーぶりはなおさらね」 今年3月のカラバオカップ戦以来となるゴールで今季初得点の悩めるマーカス・ラッシュフォードにも「非常に大きいね。どんなストライカーだって得点者欄に載りたいものだ。最初のゴールが生まれれば、さらに獲れるようになる。ストライカーにケチャップの話があるにね」と述べた。 そして、途中出場でデビューの新戦力マヌエル・ウガルテにも「チームと練習したわけじゃなく、参加も中断前と昨日の2回だった。練習に遅れて合流したのは彼だけで、一緒にトレーニングをやったのも昨日の20分だけだったんだ。今日の試合で彼を連れてきて、何をもたらせられるかを見られてよかった」と語っている。 <span class="paragraph-title">【動画】悩める10番にゴールも! ユナイテッドがオナナのPKストップから3発勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="v2VDx7C-eHU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.15 10:22 Sun
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元ブラジル代表のアンデルソン氏が逮捕 マンチェスター・U時代にCL優勝

マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元ブラジル代表MF、アンデルソン氏(36)が逮捕された。ブラジル『グローボ』が伝える。 現役時代にファーガソン監督体制のユナイテッドでプレーしたアンデルソン氏。加入1年目の07-08シーズンに成し遂げたCL優勝は、今のところユナイテッド最後のCL優勝である。 この頃は若くしてセレソンに定着も、ユナイテッド2年目以降はケガや不摂生等々で一線級の活躍が皆無。フィオレンティーナへの放出、母国帰還などを経て、31歳で引退した。 現在は、現役最後のクラブとなったアダナ・デミルスポル(トルコ1部)で下部組織を指導して5年目。そんななか、代表ウィークで帰国中だったのか、ブラジルの裁判所命令で逮捕・勾留されたのだという。 容疑は元妻と子ども2人に対する養育費払いで、額は33万3600レアル(約834万円)。5日に逮捕状が請求されていたそうで、アンデルソン氏の弁護士はコメントを差し控えている。 ブラジルでは、名古屋グランパスでも活躍した元ブラジル代表FWジョーが、今年5月にやはり養育費未払いで逮捕。 この時ジョーは早急に未払い分を解消し、早期釈放となったが、今回ポルトアレグレの家庭民事裁判所はアンデルソン氏に厳しい目。支払いが済めば釈放だが、同氏は2021年の仮想通貨を巡る資金洗浄事件において、被告8人の1人としてブラジル検察から告訴されていたそうだ。 2024.09.11 19:25 Wed
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デ・リフト売却のバイエルン、幹部が経緯説明「ウパメカノとキムの方が安心」

バイエルンの幹部が、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトのマンチェスター・ユナイテッド移籍について語った。イギリス『ミラー』が伝えた。 バイエルンの一部ファンによる売却反対運動もありながら、総額5000万ユーロ(約77億9000万円)ほどでマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したデ・リフト。アヤックス時代に共に戦ったエリク・テン・ハグ監督のもと、プレミアリーグ開幕節から出番を与えられ、第4節のサウサンプトン戦では初ゴールも記録した。 バイエルンでスポーツ部門取締役を務めるマックス・エバール氏は、ファンの反対もありながら売却に動いた理由を説明。フランス代表DFダヨ・ウパメカノと韓国代表DFキム・ミンジェへの信頼を語っている。 「請願も含め、私はそれに従った。多くのファンが彼に心を寄せていたことはわかっている。それでも選手を売却する必要があり、この決断を下さなければならなかった」 「我々はウパメカノとキムの方が安心だと思った。ピッチのより高い位置で守備ができるからだ。そしてデ・リフトへのオファーが来た」 ウパメカノやキム・ミンジェに比べ、引き留めの優先度は低かったというデ・リフト。バイエルンファンの嘆願書には「売却すれば、我々は間違いなく後悔する」とも綴られていたが、その通りのパフォーマンスを見せられるだろうか。 2024.09.16 18:45 Mon
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C・ロナウドがテン・ハグに物申す 「挑戦し、挑戦しないと」…「ファン・ニステルローイに耳を傾ければ力に」と助言も

アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが古巣マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督に物申した。 テン・ハグ体制のユナイテッドは今季で3年目。2022年夏の発足から紆余曲折がありながら、昨季もFAカップを制し、カラバオカップ優勝の前季に続くタイトルを手にしたが、プレミアリーグでクラブワーストの8位に終わったほか、チャンピオンズリーグ(CL)でもグループステージ最下位と厳しい現実にも直面した。 今季を迎えるにあたり、ジム・ラトクリフ共同オーナーからなる『INEOS』グループは上層部一新の流れでテン・ハグ監督の解任にも動くのではないかとの噂が上がったが、2026年夏までの新契約とともに続投の運びに。だが、今季のプレミアリーグでも早々に躓き、開幕から1勝2敗と負け星先行の戦いを余儀なくされる。 そのなか、C・ロナウドはユナイテッド時代の元戦友であるリオ・ファーディナンド氏のポッドキャストに出演。2022年11月のユナイテッド退団時に「裏切られた気分」と痛烈批判したテン・ハグ監督の話を向けられると、こう述べる。イギリス『BBC』が報じた。 「監督はリーグやチャンピオンズリーグ(CL)で優勝できないと言っている。マンチェスター・ユナイテッドの監督がリーグやCLで優勝を争わないなんて言うべきじゃない。メンタル的にその可能性がないと言っているのかもしれないけど、僕はそう言えないね」 「挑戦し、挑戦しないと。僕らがマンチェスターに望むのは僕自身の望みでもあるんだ。彼らが最高のチームになることだ。僕はあのクラブのことが大好きなんだ。過去を忘れるような人間じゃない」 また、2013年夏にサー・アレックス・ファーガソン元監督が勇退してから「何の進歩もなかった」と切り捨てたが、ジム・ラトクリフ共同オーナーからなる『INEOS』グループのもとで迎えた今季の歩みに一筋の光を感じているようだ。 「僕の意見として、彼らはすべてを再建する必要がある。クラブは今も世界最高のクラブに数えられる1つで、再建に時間がかかるけど、変わっていく必要がある。彼らもそれこそが唯一の方法だと認識しているはずだ」 「だから、彼は再び変化し始めている。クラブの構造から、インフラ、そしてすべてでね。クラブのオーナーがトレーニング場に投資しているのは僕的に嬉しいよ」 「未来は明るいと信じている。信じているけど、才能だけに頼っていてはいけない。根本から再建しないと。そうじゃないと、争うなんてできない。不可能だろうね」 そして、改めてテン・ハグ監督の話に戻ると、アシスタントコーチとして帰還のルート・ファン・ニステルローイ氏をキーマンに。OBたちの意見に耳を傾けながら再建すべきと提言した。 「テン・ハグがルートに耳を傾ければ、彼は力になってくれるかもしれない。彼はクラブのことを知っているし、大いに役立つと思う。クラブはそこにいた選手たちに耳を傾けるべきだ」 「リオをはじめ、ロイ・キーン、ポール・スコールズ、ギャリー・ネビル、サー・アレックス・ファーガソンだったりね。知識がないと、クラブを立て直せない。オフィスで働く人たちではダメだ」 「フットボールを理解しているのは99%がロッカールームにいた人間たちだ。彼らは扱い方を知っている。こういうのを理解している人たちなんだ。だから、ルートはクラブの中にいたし、助けになると思う」 「彼はクラブのことを知っている。ファンのことも知っているんだ。監督が彼に耳を傾ければ、クラブも少し良くなっていけると思う」 2024.09.12 11:10 Thu

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