「おめでとう」優勝した日本を祝福するウズベキスタン指揮官、ゴールが奪えなかったことを悔やむ「チャンスをものにできなかった」

2024.05.04 12:15 Sat
ウズベキスタンに初のオリンピック切符をもたらせたカパーゼ監督
Getty Images
ウズベキスタンに初のオリンピック切符をもたらせたカパーゼ監督
U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。3日、AFC U23アジアカップの決勝が行われ、ウズベキスタンは日本と対戦した。

史上初となるオリンピック出場を決めたウズベキスタン。2年前の前回大会に続いて決勝に進出し、前回味わった悔しさを晴らしたい一戦となった。
2年前は準決勝で日本と対戦して勝利していた中、前半から積極的にシュートを放ち、日本ゴールを脅かすものの、得点は生まれない。

後半に入り、日本に押し返される時間帯もあった中、徐々にオープンな展開となり盛り返すことに成功。それでもこの試合はゴールが遠く、延長戦行きかと思われた。
しかし、後半アディショナルタイムに失点。今大会初めてゴールを奪われるも、その後にPKを獲得。千載一遇のチャンスを得たが、ウマラリ・ラフモナリエフのシュートはGK小久保玲央ブライアンにセーブされ万事休す。そのまま1-0で敗れ、2大会連続の準優勝となった。

カパーゼ監督は見事に優勝した日本に対し「おめでとうと言いたい」と祝福。試合については「本当に痛ましい結果だった。試合中にチャンスはあったし、PKで得点できていたかもしれない」と語り、優勝を逃したことを残念がった。

「我々はこのトーナメントに勝つことを目指していたが、選手たちは非常に良いプレーをしたと言わざるを得ない」

「前半は非常にチャレンジングだったが、後半はチャンスをものにすることができなかった」

準決勝ではU-23インドネシア代表相手に勝利し、悲願のオリンピック出場を果たしたが、海外クラブ所属のDFアブドゥコディル・クサノフ(RCランス)、MFアボスベク・ファイズラエフ(CSKAモスクワ)、MFホジマト・エルキノフ(アル・ワフダ)の海外組3選手は約束通り決勝前にチームを離れることとなっていた。

主軸が不在だった中での決勝。「海外でもっと選手がプレーすれば、よりできるかもしれない。もちろん、我々はここにいる選手たちが優れていると思っているし、今日も良いプレーができた」と語り、手元にいる国内組の選手も優れていると強調した。

いよいよ2カ月半後にはパリ五輪がスタート。ウズベキスタンとして初のオリンピックに向け、準備をしていくとした。

「今日から準備を始めるが、この大会も助けになった」

「我々は数日以内に対戦相手の分析をスタートさせ、今後のFIFAのスケジュールを利用して最善の準備をするつもりだ。オリンピックではさらに良くなって戻ってくるだろう」


1 2

ティムル・カパーゼの関連記事

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督がパリ五輪3試合を振り返った。『Novosti Uzbekistana』が伝えている。 初出場の五輪(サッカー男子)でグループステージ0勝1分け2敗・4位と、敗退が決まったU-23ウズベキスタン代表。 アジア予選では日本を含めた各国を大いに苦しめた彼らだが、 2024.07.31 19:20 Wed
U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、パリ五輪ここまでの2試合を振り返った。『Novosti Uzbekistana』が伝える。 アジア予選2位でパリ五輪出場、大会初出場となったU-23ウズベキスタン代表。U-20W杯には5度出場のウズベキスタンだが、アジア以外でU-23世代以上の国際舞台は今回が 2024.07.30 16:50 Tue
3日、アジアの頂点を決めるAFC U23アジアカップの決勝が行われる。 パリ・オリンピックの出場権を懸けた戦いで、見事に最低目標である五輪行きの切符を手にした日本。厳しい戦いを全員の力で勝ち抜いてきた日本は、アジアの頂点に立つべく、U-23ウズベキスタン代表との決勝を戦う。 この戦いはパリ五輪本大会での対戦 2024.05.03 13:50 Fri
U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、パリ・オリンピック出場を喜びながらも、大会制覇へ意気込んだ。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝でウズベキスタンはU-23インドネシア代表と対戦。パリ・オリンピックの切符を懸けての大一番を戦った。 2024.04.30 16:20 Tue

U-23ウズベキスタン代表(AFC U-23選手権2018)の関連記事

今年1月のこと。アジアカップの取材のため、ドーハのカタール国立博物館近くのツイン1泊1万円近くのホテルに滞在した。海外取材にしては、いつもの倍近くの値段のホテルだった。これまでのように“貧乏旅行"もいいけど、そろそろ年齢に応じたホテルに泊まろうと思った次第である。 そしてこのホテル、宿泊している日本人はカメラマン 2024.05.04 20:30 Sat
大会MVPを受賞したU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウ 2024.05.04 11:10 Sat
見事なPKセーブでU-23日本代表を優勝に導いたGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝 2024.05.04 10:55 Sat
見事な決勝ゴールでU-23日本代表を優勝に導いたMF山田楓喜(東京ヴェルディ)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指す 2024.05.04 10:35 Sat
U-23日本代表の大岩剛監督が、AFC U23アジアカップの優勝を喜んだ。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウズベキスタン。2年前の前回大会は準決勝で対戦し、ウ 2024.05.04 03:10 Sat

AFC U23アジアカップの関連記事

日本人の約9割だと言われているのが右利き。かつては左利きを矯正する動きもあったほど、日常生活における様式も右利き仕様が多い。 一方で、残りの1割に属する左利きは、スポーツ界では特に稀有な存在でありながら、偉大な記録の持ち主は左利きが多い。日本代表の歴史において、これまでも記憶に残る数々の左利きの選手がいる。かつて 2024.05.06 09:00 Mon
2020年に発生した新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック。日本でも緊急事態宣言が出されて外出ができなくなったほか、世界中でロックダウンとして街が静まりかえる現象が発生した。 あれから4年。すっかり世の中は元に戻っているが、その影響を諸に受けたのがパリ五輪世代。世代別のワールドカップを含む国際大会が 2024.05.05 22:25 Sun
「欧州組招集が叶わない」「タレント的に小粒」「コロナ禍の影響で国際経験が少ない」といった数々の懸念材料があり、2024年パリ五輪出場が危ぶまれていた大岩剛監督率いるU-23日本代表。しかしながら、ふたを開けてみれば、8大会連続切符獲得に加え、AFC U-23アジアカップ(カタール)制覇という大きな成果を挙げたのだ。 2024.05.05 20:30 Sun
U-23日本代表のFW細谷真大(柏レイソル)が、見事に優勝を果たしたAFC U23アジアカップから帰国。ゴールへの思いを語った。 パリ・オリンピックのアジア最終予選も兼ねたAFC U23アジアカップ。「3.5枠」を16カ国で争う中、日本はグループステージを韓国に次ぐ2位で通過した。 準々決勝で開催国のU-2 2024.05.05 12:45 Sun
U-23日本代表のMF松木玖生(FC東京)が、見事に優勝を果たしたAFC U23アジアカップから帰国。思いを語った。 パリ・オリンピックのアジア最終予選も兼ねたAFC U23アジアカップ。「3.5枠」を16カ国で争う中、日本はグループステージを韓国に次ぐ2位で通過した。 準々決勝で開催国のU-23カタール代 2024.05.05 12:25 Sun

記事をさがす

ティムル・カパーゼの人気記事ランキング

1

「もう終わるのか…」ウズベキスタンが初五輪2連敗で敗退決定も指揮官の目線はミライへ「次の国際舞台では…」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、パリ五輪ここまでの2試合を振り返った。『Novosti Uzbekistana』が伝える。 アジア予選2位でパリ五輪出場、大会初出場となったU-23ウズベキスタン代表。U-20W杯には5度出場のウズベキスタンだが、アジア以外でU-23世代以上の国際舞台は今回が初めてだ。 結果は、グループステージでスペインとエジプトに2連敗した時点で敗退が決定。残す第3節・ドミニカ戦は消化試合となる。 ウズベキスタンサッカー界のレジェンドにして、同国A代表歴代2位の通算119キャップを誇るカパーゼ監督は「こんなに早く敗退が決まると思っていなかった」と取材対応で語る。 「もう終わるのか…もちろん望んでなどいなかった結果だ。初戦はスペイン相手に奮闘し、エジプトとも渡り合った。これらの相手を倒すチャンスはどこかにあったと思うが、それを帳消しにするミスがあったから、この結果なのだ」 無念さを語る指揮官だが、目線は史上初のワールドカップ(W杯)出場も目指すミライへ。 「この失敗、フランスの空気を吸った経験を活かす日が必ずやってくる」 「もっと良いプレーができたし、スペインにもエジプトにも勝てるチャンスは必ずあった。それに相応しい戦力だったはずだからね。だから、考えれば考えるほどに腹立たしい」 「しかしだ。次にウズベキスタンがサッカーの国際舞台へやってきた時、間違いなく今回のチームよりも強くなっている」 「我々と共にウズベキスタンからフランスまで来てくれたファンに感謝を」 「彼らのサポートはこの上ないものだったし、安全に帰路につくことを願う。最後に彼らをドミニカ戦の勝利で送り出したい。最終戦はひとえにファンを喜ばせるための90分間だ」 2024.07.30 16:50 Tue
2

「おめでとう」優勝した日本を祝福するウズベキスタン指揮官、ゴールが奪えなかったことを悔やむ「チャンスをものにできなかった」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。 3日、AFC U23アジアカップの決勝が行われ、ウズベキスタンは日本と対戦した。 史上初となるオリンピック出場を決めたウズベキスタン。2年前の前回大会に続いて決勝に進出し、前回味わった悔しさを晴らしたい一戦となった。 2年前は準決勝で日本と対戦して勝利していた中、前半から積極的にシュートを放ち、日本ゴールを脅かすものの、得点は生まれない。 後半に入り、日本に押し返される時間帯もあった中、徐々にオープンな展開となり盛り返すことに成功。それでもこの試合はゴールが遠く、延長戦行きかと思われた。 しかし、後半アディショナルタイムに失点。今大会初めてゴールを奪われるも、その後にPKを獲得。千載一遇のチャンスを得たが、ウマラリ・ラフモナリエフのシュートはGK小久保玲央ブライアンにセーブされ万事休す。そのまま1-0で敗れ、2大会連続の準優勝となった。 カパーゼ監督は見事に優勝した日本に対し「おめでとうと言いたい」と祝福。試合については「本当に痛ましい結果だった。試合中にチャンスはあったし、PKで得点できていたかもしれない」と語り、優勝を逃したことを残念がった。 「我々はこのトーナメントに勝つことを目指していたが、選手たちは非常に良いプレーをしたと言わざるを得ない」 「前半は非常にチャレンジングだったが、後半はチャンスをものにすることができなかった」 準決勝ではU-23インドネシア代表相手に勝利し、悲願のオリンピック出場を果たしたが、海外クラブ所属のDFアブドゥコディル・クサノフ(RCランス)、MFアボスベク・ファイズラエフ(CSKAモスクワ)、MFホジマト・エルキノフ(アル・ワフダ)の海外組3選手は約束通り決勝前にチームを離れることとなっていた。 主軸が不在だった中での決勝。「海外でもっと選手がプレーすれば、よりできるかもしれない。もちろん、我々はここにいる選手たちが優れていると思っているし、今日も良いプレーができた」と語り、手元にいる国内組の選手も優れていると強調した。 いよいよ2カ月半後にはパリ五輪がスタート。ウズベキスタンとして初のオリンピックに向け、準備をしていくとした。 「今日から準備を始めるが、この大会も助けになった」 「我々は数日以内に対戦相手の分析をスタートさせ、今後のFIFAのスケジュールを利用して最善の準備をするつもりだ。オリンピックではさらに良くなって戻ってくるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】日本とのハイレベルな戦いを見せたウズベキスタン、試合ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 12:15 Sat
3

「大統領、国民、サポーターに捧げる」苦戦しながらも悲願の五輪初出場! ウズベキスタン指揮官は日本も勝ち上がった決勝で大会制覇へ意気込み「第二の目標達成を目指す」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、パリ・オリンピック出場を喜びながらも、大会制覇へ意気込んだ。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝でウズベキスタンはU-23インドネシア代表と対戦。パリ・オリンピックの切符を懸けての大一番を戦った。 躍進するインドネシアを相手に、前回大会では準優勝に終わったウズベキスタンが圧倒。相手のゴールがVARチェックで取り消されるなどもあった中、28本のシュートを放った。 しかし、なかなかゴールが生まれず。それでも68分にクサイン・ノルチャエフ、86分にプラタマ・アルハンのオウンゴールで0-2と勝利。決勝進出を果たすとともに、パリ五輪出場も決定した。 過去オリンピックに出場したことがないウズベキスタンにとっては初の五輪出場に。カパーゼ監督は「この勝利を大統領、国民、そしてサポーターに捧げる」とコメント。「試合はとても厳しいものだったが、あと1試合あるので、しっかりと準備しなければならない」と決勝への意欲を語った。 「第一の目標は達成できたが、次はカップを持ち帰るという第二の目標の達成を目指さなければならない」 多くのチャンスを作りながらも、ゴールが遠かったウズベキスタン。カパーゼ監督はプレッシャーがあったと語った。 「この試合を我々が圧倒していたのは事実であり、選手たちはフィジカル的にも戦術的にも優れていた」 「オリンピックに出場したかったため、プレッシャーを感じた試合だった」 とはいえ、悲願の五輪出場と決勝進出を決めたウズベキスタン。U-23日本代表との対戦となる中、よりゴールを奪うために分析すると誓った。 「もっとできることはあるが、先程も言ったように、これは我々にとってプレッシャーのかかる試合だった。得点するチャンスはもっとたくさんあったが、そのほとんどを決めることができなかった」 「いくつかのミスも犯したが、それを分析して取り組んでいく必要がある」 ウズベキスタは2018年にAFC U23アジアカップで優勝。日本と共に2度目の優勝を目指して戦う決勝は、5月3日の24時30分キックオフを迎える。 2024.04.30 16:20 Tue
4

「次の目標はW杯出場権」初五輪終幕のウズベキスタン陣営が大会を総括「全てが少しずつ足りなかったが…」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督がパリ五輪3試合を振り返った。『Novosti Uzbekistana』が伝えている。 初出場の五輪(サッカー男子)でグループステージ0勝1分け2敗・4位と、敗退が決まったU-23ウズベキスタン代表。 アジア予選では日本を含めた各国を大いに苦しめた彼らだが、U-23世代以上でAFC管轄を除いた同国史上初の国際舞台とあってか、選手たちの動きはどこか硬かった印象だ。 ともあれ、2026年のW杯初出場を夢見るウズベキスタンにとって、今回は結果だけでは語れない重要な舞台。カパーゼ監督は2連敗により敗退が決まった時点で「フランスの空気を吸った経験が必ず今後に活きる」と前を向いた。 30日の今大会最終戦(GS第3節)は、U-23ドミニカ代表と1-1のドロー。ウズベキスタンサッカー界でも指折りのレジェンドに数えられる指揮官は、大会を総括する。 「私たちに少しでも拍手を贈ってくれた観客に感謝したい。結果については謝らなくてはならないね。初戦も2試合目も今日も勝利を目指したが、運・スキル・経験…全てが少しずつ足りなかった」 「それらは相手との大きな差ではなく、本当に『小さな欠陥』だったと思う。しかしながら、サッカーにおいてはこれらこそ障害なのだ」 「全体的には、フランスを訪れ、国際舞台の雰囲気を感じ、経験を積んだ。3試合とも欠陥が目立ったわけだが、良い場面も作れていたね。私たちは国に帰って今大会を振り返り、何らかの結論を出して、そして強くなる」 また、今大会全試合出場にして、A代表でも主軸のMFアボスベク・ファイズラエフ(20)は「ウズベキスタンサッカー界における、ひとつのターニングポイントを作れたと思う。次の目標はW杯出場権だ」と力強く語った。 ◆U-23ウズベキスタン代表のパリ五輪 B組第1節 vs スペイン 1-2 B組第2節 vs エジプト 0-1 B組第3節 vs ドミニカ 1-1 2024.07.31 19:20 Wed

U-23ウズベキスタン代表(AFC U-23選手権2018)の人気記事ランキング

1

「おめでとう」優勝した日本を祝福するウズベキスタン指揮官、ゴールが奪えなかったことを悔やむ「チャンスをものにできなかった」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。 3日、AFC U23アジアカップの決勝が行われ、ウズベキスタンは日本と対戦した。 史上初となるオリンピック出場を決めたウズベキスタン。2年前の前回大会に続いて決勝に進出し、前回味わった悔しさを晴らしたい一戦となった。 2年前は準決勝で日本と対戦して勝利していた中、前半から積極的にシュートを放ち、日本ゴールを脅かすものの、得点は生まれない。 後半に入り、日本に押し返される時間帯もあった中、徐々にオープンな展開となり盛り返すことに成功。それでもこの試合はゴールが遠く、延長戦行きかと思われた。 しかし、後半アディショナルタイムに失点。今大会初めてゴールを奪われるも、その後にPKを獲得。千載一遇のチャンスを得たが、ウマラリ・ラフモナリエフのシュートはGK小久保玲央ブライアンにセーブされ万事休す。そのまま1-0で敗れ、2大会連続の準優勝となった。 カパーゼ監督は見事に優勝した日本に対し「おめでとうと言いたい」と祝福。試合については「本当に痛ましい結果だった。試合中にチャンスはあったし、PKで得点できていたかもしれない」と語り、優勝を逃したことを残念がった。 「我々はこのトーナメントに勝つことを目指していたが、選手たちは非常に良いプレーをしたと言わざるを得ない」 「前半は非常にチャレンジングだったが、後半はチャンスをものにすることができなかった」 準決勝ではU-23インドネシア代表相手に勝利し、悲願のオリンピック出場を果たしたが、海外クラブ所属のDFアブドゥコディル・クサノフ(RCランス)、MFアボスベク・ファイズラエフ(CSKAモスクワ)、MFホジマト・エルキノフ(アル・ワフダ)の海外組3選手は約束通り決勝前にチームを離れることとなっていた。 主軸が不在だった中での決勝。「海外でもっと選手がプレーすれば、よりできるかもしれない。もちろん、我々はここにいる選手たちが優れていると思っているし、今日も良いプレーができた」と語り、手元にいる国内組の選手も優れていると強調した。 いよいよ2カ月半後にはパリ五輪がスタート。ウズベキスタンとして初のオリンピックに向け、準備をしていくとした。 「今日から準備を始めるが、この大会も助けになった」 「我々は数日以内に対戦相手の分析をスタートさせ、今後のFIFAのスケジュールを利用して最善の準備をするつもりだ。オリンピックではさらに良くなって戻ってくるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】日本とのハイレベルな戦いを見せたウズベキスタン、試合ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 12:15 Sat
2

「大統領、国民、サポーターに捧げる」苦戦しながらも悲願の五輪初出場! ウズベキスタン指揮官は日本も勝ち上がった決勝で大会制覇へ意気込み「第二の目標達成を目指す」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、パリ・オリンピック出場を喜びながらも、大会制覇へ意気込んだ。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝でウズベキスタンはU-23インドネシア代表と対戦。パリ・オリンピックの切符を懸けての大一番を戦った。 躍進するインドネシアを相手に、前回大会では準優勝に終わったウズベキスタンが圧倒。相手のゴールがVARチェックで取り消されるなどもあった中、28本のシュートを放った。 しかし、なかなかゴールが生まれず。それでも68分にクサイン・ノルチャエフ、86分にプラタマ・アルハンのオウンゴールで0-2と勝利。決勝進出を果たすとともに、パリ五輪出場も決定した。 過去オリンピックに出場したことがないウズベキスタンにとっては初の五輪出場に。カパーゼ監督は「この勝利を大統領、国民、そしてサポーターに捧げる」とコメント。「試合はとても厳しいものだったが、あと1試合あるので、しっかりと準備しなければならない」と決勝への意欲を語った。 「第一の目標は達成できたが、次はカップを持ち帰るという第二の目標の達成を目指さなければならない」 多くのチャンスを作りながらも、ゴールが遠かったウズベキスタン。カパーゼ監督はプレッシャーがあったと語った。 「この試合を我々が圧倒していたのは事実であり、選手たちはフィジカル的にも戦術的にも優れていた」 「オリンピックに出場したかったため、プレッシャーを感じた試合だった」 とはいえ、悲願の五輪出場と決勝進出を決めたウズベキスタン。U-23日本代表との対戦となる中、よりゴールを奪うために分析すると誓った。 「もっとできることはあるが、先程も言ったように、これは我々にとってプレッシャーのかかる試合だった。得点するチャンスはもっとたくさんあったが、そのほとんどを決めることができなかった」 「いくつかのミスも犯したが、それを分析して取り組んでいく必要がある」 ウズベキスタは2018年にAFC U23アジアカップで優勝。日本と共に2度目の優勝を目指して戦う決勝は、5月3日の24時30分キックオフを迎える。 2024.04.30 16:20 Tue
3

スパチョークが技ありゴールもここまで無失点のタイが2失点…石井正忠監督のタイは敗退、ウズベキスタンがベスト8進出【アジアカップ2023】

30日、アジアカップ2023・ラウンド16のウズベキスタン代表vsタイ代表がアル・ジャヌーブ・スタジアムで行われ、2-1でウズベキスタンが勝利した。 グループBを2位で通過したウズベキスタンとグループFを2位で通過したタイの一戦。石井正忠監督監督が率いるタイは北海道コンサドーレ札幌のMFスパチョーク・サラチャートはベンチスタートとなった。 タイはグループステージで無失点を誇った中、ウズベキスタンは立ち上がりから押し込んでいく展開に。18分にウズベキスタンはビッグチャンス。オストン・ウルノフが左サイドからカットイン。ヤロルディン・マシャリポフがワンツーのリターンに浮き球を送るが、シュートまでいけない。 徐々に押し込む時間が長くなるウズベキスタンは20分にもチャンス。波状攻撃を仕掛けると、こぼれ球をボックス内でウルノフがシュートも枠を外してしまう。 26分にもウズベキスタン。左からのクロスを受けたウルノフは2人をボックス内で相手にしながらも反転シュート。しかし、GK正面に飛んでしまう。 タイは防戦が続く状況。それでも細かいパス交換、ダイレクトパスで前進していきながらウズベキスタンゴールを虎視眈々と狙っていく。 それでもウズベキスタンペースで進んだ試合は、37分にスコアが動く。ディヨル・ホルマトフが浮き球のパスを背後に送ると、ボックス内右でティーラトン・ブンマタンの裏を取ったアジズベク・トゥルグンボエフがジャンプしながら胸トラップ。そのままハーフボレーで叩き込み、ウズベキスタンが先制する。 ウズベキスタンペースで終えた前半。後半に向けてハーフタイムにタイは2枚替え。北海道コンサドーレ札幌のMFスパチョーク・サラチャートが起用された。 すると58分にそのスパチョークが結果を残す。敵陣に入ったところでボールを奪うと、ティーラトンとのワンツーで相手を外して抜け出す。するとドリブルで持ち上がり、スパチャイ・チャイデとワンツー。ボックス手前から右足を振り抜くと、大きく巻いたミドルシュートが決まり、タイが同点に追いつく。 追いつかれたウズベキスタンだったが、65分に勝ち越しに成功。ボックス付近でパスをつなぐと、ヤロルディン・マシャリポフのパスを受けたアボスベク・ファイズラエフがターンしてシュート。これが決まり、ウズベキスタンが勝ち越しに成功する。 タイはなんとか追いつきたいなか、アディショナルタイムは7分。93分にはティーラトンの左サイドからのクロスからパンサ・ヘムイブーンがボックス内でヘッド、僅かに枠を越えていく。 最後までウズベキスタンは凌ぎ切り試合終了。タイはここで敗退、ウズベキスタンがベスト8に進出。王者カタール代表と準々決勝で対戦する。 ウズベキスタン代表 2-1 タイ代表 【ウズベキスタン】 アジズベク・トゥルグンボエフ(37分) アボスベク・ファイズラエフ(65分) 【タイ】 スパチョーク・サラチャート(58分) <span class="paragraph-title">【動画】ウズベキスタンが技ありのターンから勝ち越しゴールを決める!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://t.co/zqBhaaOJ8p">pic.twitter.com/zqBhaaOJ8p</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1752314542971932917?ref_src=twsrc%5Etfw">January 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】札幌MFスパチョークが技ありのゴラッソでタイが同点に追いつく!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://t.co/DTVCazuJzG">pic.twitter.com/DTVCazuJzG</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1752313463337025652?ref_src=twsrc%5Etfw">January 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.30 22:25 Tue
4

オーストラリアがウズベキスタンに先勝!攻略に時間要すも、6年ぶり招集の35歳FWが途中出場から8分で値千金先制点【パリ五輪アジア最終予選】

パリ・オリンピックアジア最終予選となるウズベキスタン女子代表vsオーストラリア女子代表の第1戦が、24日にタシケントのミリー・スタジアムで行われ、オーストラリアが3-0で先勝した。 2次予選ではグループAを3連勝の首位で通過し、3大会連続5度目のオリンピック出場を目指すFIFAランキング12位のオーストラリア。対して、2次予選ではグループCでなでしこジャパンと同居し、戦略的な戦いの末に同国史上初の最終予選進出を果たした本田美登里監督率いる同47位のウズベキスタン。 "マチルダス"ことオーストラリアは、前十字じん帯損傷のため未招集のエース、サマンサ・カーに代わってメアリー・ファウラーがトップの位置へ。また、初招集されたケイトリン・トーピーが代表デビューを果たした。 下馬評通り序盤から主導権を握り、13分にはファウラーがカットインからが右足で狙う。だが、ウズベキスタンも[4-2-3-1]で強固なブロックを敷いて対抗。オーストラリアは攻めあぐねる展開が続き、30分にはようやくのフィニッシュも、エミリー・ヴァン・エグモンドのシュートは枠を捉えらない。 両者無得点で折り返しての後半早々には、オーストラリアのカイラ・クーニー=クロスがミドルを狙うも、ウズベキスタンGKマフツナ・ヨニムクロワの好セーブに遭う。 どうにかしてゴールをこじ開けたいトニー・グスタフソン監督は、65分に動いた。現在女子Aリーグで得点ランキングトップに立つFW、 2018年女子アジアカップ以来となる代表入りとなったミシェル・ヘイマンを、トップ下のヴァン・エグモンドに代えて送り出した。 すると、35歳のストライカーが期待に応える。73分、右CKからクレア・ハントのヘディングがクロスバーに当たって跳ね返ると、すかさず反応したヘイマンが頭で押し込み、均衡を破った。 ようやく試合を動かしたオーストラリアは、さらに84分、ファウラーが個人技を披露して追加点を奪うと、ウズベキスタンは集中の意図が切れたか、防波堤が決壊。その2分後にはステフ・キャトリーのクロスからケイトリン・フォードが頭でネットを揺らし、オーストラリアが点差を広げてタイムアップを迎えた。 ウズベキスタン攻略までに時間を要したオーストラリアだったが、終わってみれば敵地で3点を奪っての勝利と、オリンピック出場権獲得へ向け、大きく前進。第2戦は28日、メルボルンのマーベル・スタジアムで行われる。 ウズベキスタン女子代表 0-3 オーストラリア女子代表 【オーストラリア】 ミシェル・ヘイマン(73分) メアリー・ファウラー(84分) ケイトリン・フォード(86分) <span class="paragraph-title">【動画】6年ぶり代表招集、ゴールは8年ぶり!35歳FWヘイマンが起用に応える先制点</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A dream return, years between international goals for Michelle Heyman! <br><br>: <a href="https://twitter.com/10FootballAU?ref_src=twsrc%5Etfw">@10FootballAU</a><a href="https://twitter.com/hashtag/Matildas?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Matildas</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/TilitsDone?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#TilitsDone</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/AllezAUS?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AllezAUS</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/Paris2024?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Paris2024</a> <a href="https://t.co/wnPyakbsyN">pic.twitter.com/wnPyakbsyN</a></p>&mdash; CommBank Matildas (@TheMatildas) <a href="https://twitter.com/TheMatildas/status/1761346939969589494?ref_src=twsrc%5Etfw">February 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.24 20:20 Sat
5

「あまり自信はなかった…」殊勲のPKストップを見せた小久保玲央ブライアン、チームメイトの声掛けが後押しに「凄く嬉しい」

見事なPKセーブでU-23日本代表を優勝に導いたGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウズベキスタン。2年前の前回大会は準決勝で対戦し、ウズベキスタンが2-0で勝利していた。 アジア王者を懸けた戦い。今大会無失点のウズベキスタンを相手に日本は前半はシュート1本という苦しい展開に。後半立ち上がりに攻め込むも、その後は押し込まれていくこととなった。 ゴールレスで90分が終了。長いアディショナルタイムに入った中で、日本は相手陣内でのボール奪取から最後は山田楓喜が左足ミドルを決めて先制。このまま勝利かと思われたがその後にウズベキスタンにPKを与えるも、GK小久保がビッグセーブ。1-0で日本が勝利し、見事に優勝を掴んだ。 試合後、フラッシュインタビューに応じた小久保。試合を振り返り「チーム一丸となって優勝できたことを凄く嬉しく思います」とコメント。自身のPKストップについても言及した。 「自分的にはあまり自信はなかったんですけど、みんなが駆け寄ってくれて、“お前なら止められる”という声をかけてくれて、信じて止められたのですごく嬉しいです」 殊勲のPKストップを見せた小久保。今大会を通じてのパフォーマンスの高さは驚きを与えていた。 決勝という難しい戦い。得点力のあるウズベキスタン相手に戦う意識については「難しい試合になることはわかっていたので、宿敵のウズベキスタンにリベンジを果たそうとみんなで話していて、それができたので勝てて嬉しいです」とコメント。2年前の同大会の準決勝で敗れた悔しさを果たせたと語った。 アジア王者としてパリ・オリンピックへ向かう小久保。ただ、今は優勝を喜び、ファン・サポーターに感謝したいと語った。 「まずはパリのことは考えずに、今いるチームメイトと喜んで、サポーターの皆さんには夜遅い中応援してもらって感謝しかないです」 <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 409;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 10:55 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly