ユナイテッドのアシュワースSDが就任からわずか5カ月で電撃退任…首脳陣間の確執が影響か?

2024.12.09 08:00 Mon
首脳陣との確執伝えられるアシュワース氏(右)
Getty Images
首脳陣との確執伝えられるアシュワース氏(右)
マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)を務めるダン・アシュワース氏(53)が、就任からわずか5カ月で電撃退任した。
PR
ユナイテッドは8日、「双方合意の上、ダン・アシュワースがマンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクターを退任することが決まった」、「クラブの変革期において尽力し、サポートしてくれたダンに感謝するとともに、今後の活躍を願っています」との短い声明で同氏の退任を明かした。イングランド代表やブライトン&ホーヴ・アルビオンで、ニューカッスルで手腕を発揮したアシュワース氏は今年7月付けでユナイテッドの新SDに就任。
共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏の下、組織刷新を図る赤い悪魔においてオマル・ベラダ氏、ジェイソン・ウィルコックス氏に続いて首脳陣に入閣した。

ただ、イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えるところによれば、『INEOS』のSDを務めるサー・デイブ・ブレイルズフォード氏、前述のベラダ氏と運営面に関する考え方の相違が大きかったアシュワース氏に関して、ラトクリフ氏主導で更迭への動きを進めたようだ。
今夏の補強に関しては概ね首脳陣の考えは一致していたが、エリク・テン・ハグ前監督の後任人事に関して、前マンチェスター・シティのベラダ氏は現指揮官のルベン・アモリム監督を推し、アシュワース氏は前イングランド代表指揮官のガレス・サウスゲート氏を推していたという。

そういった幹部同士の政治的な事情に加え、ラトクリフ氏は先日にクラブの補強面に対する不満を公に語っており、その責任を負わされる形もあったか、仲たがいでの退任となった。

なお、ニューカッスルからの引き抜きの際に安くない違約金も支払っていたなかでの早期退任は、各方面で冷酷とも言えるコストカットを敢行した上、チケット代の大幅な値上げで不興を買っている首脳陣への反発をより強めるものになりそうだ。

PR

ダン・アシュワースの関連記事

マンチェスター・ユナイテッドに新指揮官が到着した。 先月末にエリク・テン・ハグ監督を解任し、ルート・ファン・ニステルローイ暫定体制で公式戦4試合を3勝1分け無敗で乗り切ったユナイテッド。正式監督の到着までを見事につなぎ、クラブ史に名を刻む名ストライカーでもあったファン・ニステルローイ暫定監督の処遇こそ“退団”とい 2024.11.12 11:02 Tue
今シーズンのプレミアリーグ7試合を終えて、2勝2分け3敗の14位。またしても苦しいシーズンを過ごしているマンチェスター・ユナイテッドだが、エリク・テン・ハグ監督の去就問題は当然ながら浮上している。 2022年夏にアヤックスからやってきた指揮官。2022-23シーズンはプレミアリーグを3位で終えたが、2年目の202 2024.10.08 14:25 Tue
マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏がエリク・テン・ハグ監督(54)の将来に言及した。 2022年夏からユナイテッドを指揮するようになり、今季で3年目のテン・ハグ監督。ラトクリフ氏からなる『INEOS』グループが新たに運営に携わってのシーズンだが、プレミアリーグでは開幕6試合で早くも 2024.10.05 11:45 Sat
マンチェスター・ユナイテッドでスポーツディレクター(SD)を務めるダン・アシュワース氏が今夏の移籍を振り返った。 フルアムとのプレミアリーグ開幕戦こそぎりぎりで勝利したものの、以降はブライトンに惜敗、リバプールに0-3の完敗を喫し、3戦2敗と苦しいスタートを切っているユナイテッド。ただ、夏の移籍市場では大型補強と 2024.09.04 17:12 Wed
マンチェスター・ユナイテッドのOBであるギャリー・ネビル氏は、古巣が苦境に陥るエリク・テン・ハグ監督に時間を与えるだろうと語った。 ユナイテッドの指揮官に就任して3シーズン目を迎えたテン・ハグ監督。今夏の移籍市場ではアヤックス時代の教え子でもあるDFマタイス・デ・リフトやDFヌサイル・マズラウィらをチームに迎えて 2024.09.03 18:40 Tue

マンチェスター・ユナイテッドの関連記事

プレミアリーグの関連記事

日本代表MF遠藤航の所属するリバプールが、来夏に日本へやって来るかもしれない。 今シーズン、アルネ・スロット監督の下で望外の成績を残しているリバプール。プレミアリーグは1試合未消化にもかかわらず、2位チェルシーに4ポイント差をつけて首位に。チャンピオンズリーグ(CL)でも開幕から唯一無傷の6連勝を飾り、こちらも首 2024.12.12 10:10 Thu
バイエルンが、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのオランダ代表GKバルト・フェルブルッヘン(22)に関心を示しているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 バイエルンでは元ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(38)がキャリア最終盤を迎え、レンタル先のシュツットガルトで活躍するドイツ代表GKアレクサンダー・ニューベル(2 2024.12.12 07:45 Thu
マンチェスター・ユナイテッドがパラグアイの若手に目をつけているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 元オランダ代表DFタイレル・マラシアがついに戻ってきたものの、イングランド代表DFルーク・ショーは継続してケガに苦しんでいるユナイテッド。左サイドはポルトガル代表DFジオゴ・ダロトやモロッコ代表DFヌサイ 2024.12.11 23:21 Wed
リバプールがマザーウェル(スコティッシュ・プレミアシップ)に所属するU-21スコットランド代表MFレノン・ミラー(18)を狙っているようだ。 今シーズン、アルネ・スロット監督が新たに就任したリバプールは、絶好調を維持。プレミアリーグは1試合未消化ながら2位チェルシーに4ポイント差をつけての首位に立っており、チャン 2024.12.11 18:40 Wed
ブライトン&ホーヴ・アルビオンは10日、パラグアイ代表MFディエゴ・ゴメス(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間、移籍金に間しては明かされていないが、2025年1月1日付けでの加入が決まった。 母国の名門クラブ・リベルタでプロキャリアをスタートしたディエゴ・ゴメスは、2023年1月にインテル・マイア 2024.12.11 07:00 Wed

記事をさがす

ダン・アシュワースの人気記事ランキング

1

ユナイテッドのアシュワースSDが就任からわずか5カ月で電撃退任…首脳陣間の確執が影響か?

マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)を務めるダン・アシュワース氏(53)が、就任からわずか5カ月で電撃退任した。 ユナイテッドは8日、「双方合意の上、ダン・アシュワースがマンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクターを退任することが決まった」、「クラブの変革期において尽力し、サポートしてくれたダンに感謝するとともに、今後の活躍を願っています」との短い声明で同氏の退任を明かした。 イングランド代表やブライトン&ホーヴ・アルビオンで、ニューカッスルで手腕を発揮したアシュワース氏は今年7月付けでユナイテッドの新SDに就任。 共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏の下、組織刷新を図る赤い悪魔においてオマル・ベラダ氏、ジェイソン・ウィルコックス氏に続いて首脳陣に入閣した。 ただ、イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えるところによれば、『INEOS』のSDを務めるサー・デイブ・ブレイルズフォード氏、前述のベラダ氏と運営面に関する考え方の相違が大きかったアシュワース氏に関して、ラトクリフ氏主導で更迭への動きを進めたようだ。 今夏の補強に関しては概ね首脳陣の考えは一致していたが、エリク・テン・ハグ前監督の後任人事に関して、前マンチェスター・シティのベラダ氏は現指揮官のルベン・アモリム監督を推し、アシュワース氏は前イングランド代表指揮官のガレス・サウスゲート氏を推していたという。 そういった幹部同士の政治的な事情に加え、ラトクリフ氏は先日にクラブの補強面に対する不満を公に語っており、その責任を負わされる形もあったか、仲たがいでの退任となった。 なお、ニューカッスルからの引き抜きの際に安くない違約金も支払っていたなかでの早期退任は、各方面で冷酷とも言えるコストカットを敢行した上、チケット代の大幅な値上げで不興を買っている首脳陣への反発をより強めるものになりそうだ。 2024.12.09 08:00 Mon
2

テン・ハグ監督を切っても「私の判断ではない」とラトクリフ共同オーナー 運命を握るのはアシュワースSD&ベラダCEO

マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏がエリク・テン・ハグ監督(54)の将来に言及した。 2022年夏からユナイテッドを指揮するようになり、今季で3年目のテン・ハグ監督。ラトクリフ氏からなる『INEOS』グループが新たに運営に携わってのシーズンだが、プレミアリーグでは開幕6試合で早くも3敗の13位に沈む。 この1週間の結果がテン・ハグ体制の今後を大きく左右するとの見方とともに、後任候補の話も盛んになるが、直近のヨーロッパリーグ(EL)も3-3のドロー。2点先行から一時逆転され、どうにか追いついたという内容だ。 そうしたなか、共同オーナーとして次々と組織改革に動くラトクリフ氏はイギリス『BBC』のインタビューを応対。現監督への信頼を問われると、「その質問には答えたくないね…エリクのことは好きだ」と返し、こう続けた。 「とても良い監督だと思う。だが、結局のところ、私の判断ではなく、マンチェスター・ユナイテッドの経営陣がさまざまな点でチームをどう運営するのがベストなのかを決断しないといけない」 「だが、マンチェスター・ユナイテッドを運営するチームは6月か、7月にできたばかり。7月に着任したばかりの者もいる。だから、彼らはまだそこにいるだけだ…数週間しか経っていないんだ」 「彼らは長くいるわけではないし、状況を把握して賢明な決断が必要だ。我々の目標は非常に明確で、マンチェスター・ユナイテッドを本来いるべき場所に戻すこと。それに達していないのは明らか。それだけははっきりしている」 ラトクリフ氏いわく、テン・ハグ監督の将来はスポーツディレクター(SD)のダン・アシュワース氏と最高経営責任者(CEO)のオマル・ベラダ氏に決断を委ねられた状況という。 <span class="paragraph-title">【動画】2-0から一時2-3で数的不利に…ユナイテッドが劇的ドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="iSPepsyMcH4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.05 11:45 Sat
3

「ようこそ、ルベン・アモリム」 ユナイテッドに新指揮官が到着! CEOらの出迎えを受ける

マンチェスター・ユナイテッドに新指揮官が到着した。 先月末にエリク・テン・ハグ監督を解任し、ルート・ファン・ニステルローイ暫定体制で公式戦4試合を3勝1分け無敗で乗り切ったユナイテッド。正式監督の到着までを見事につなぎ、クラブ史に名を刻む名ストライカーでもあったファン・ニステルローイ暫定監督の処遇こそ“退団”という結果となってしまったものの、11日にルベン・アモリム新監督がついにユナイテッド入りした。 クラブによると、アモリム新監督はスポルティングCPでのラストゲームから数時間後、マンチェスター行きの飛行機に乗り、11日午後にユナイテッドの施設であるキャリントンに到着。建物の外で最高経営責任者(CEO)のオマル・ベラダ氏に出迎えられ、スポーツディレクター(SD)のダン・アシュワース、テクニカルディレクター(TD)のジェイソン・ウィルコックス氏の歓迎も受けた。 ユナイテッドは各種公式SNSでその様子を公開しており、ファンからは「ルートが良かった」などの反応もある一方で、「ようこそ、ルベン・アモリム」「希望を感じる」などの声も上がっている。 なお、アモリム新監督はビザを取得次第、仕事に取りかかり、その前に主要スタッフとの面会を予定。ファン・ニステルローイ暫定体制が作った流れの乗っていけるか。初陣の24日に敵地で行われるプレミアリーグ第12節のイプスウィッチ・タウン戦が楽しみだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ユナイテッド新指揮官が到着</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">On location…<br><br> Carrington, Manchester<a href="https://twitter.com/hashtag/MUFC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MUFC</a></p>&mdash; Manchester United (@ManUtd) <a href="https://twitter.com/ManUtd/status/1856048522862240256?ref_src=twsrc%5Etfw">November 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.12 11:02 Tue
4

「チャンスを探りたがっていた」積極的に人員整理進めたユナイテッド、SDがサンチョらの放出語る「変化を求める時もある」

マンチェスター・ユナイテッドでスポーツディレクター(SD)を務めるダン・アシュワース氏が今夏の移籍を振り返った。 フルアムとのプレミアリーグ開幕戦こそぎりぎりで勝利したものの、以降はブライトンに惜敗、リバプールに0-3の完敗を喫し、3戦2敗と苦しいスタートを切っているユナイテッド。ただ、夏の移籍市場では大型補強と共に余剰人員の整理を成功させた。 主導したのは、7月1日にようやくSD就任が発表されたアシュワース氏。最高経営責任者(CEO)のオマル・ベラダ氏と共にイギリス『スカイ・スポーツ』の取材を受けた前ニューカッスルSDは、元イングランド代表MFジェイドン・サンチョ(チェルシー)やスコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(ナポリ)、イングランド人DFアーロン・ワン=ビサカ(ウェストハム)の放出について語った。 「ジェイドンであれ、スコットであれ、アーロンであれ、新しいクラブに移籍したいという希望を持っていて、それが彼らや我々にとって正しいことであれば、検討する必要があると思う」 「そのポジションをカバーできるだけの十分な層の厚さがあると感じていた。我々には本当に優秀なウイングが4人いて、ジェイドンは5人目だった。それが決断を下すことを可能にした。彼にとっても我々にとっても良いことなら、喜んで検討するつもりだった」 また、以前生じていたサンチョとエリク・テン・ハグ監督の間の亀裂にも言及。あくまでも新たな挑戦を望んだだけだと述べている。 「それ(テン・ハグ監督との確執)とは何の関係もない。我々(首脳陣)が下した決断だ。ジェイドンにとって、そして我々にとって移籍が正しいのならばという判断だ。彼はチェルシーでチャンスを探りたがっていた。スコットがナポリ、アーロンがウェストハムでチャンスを探りたかったように。我々は選手をクラブから追い出す立場にはない」 さらに、下部組織出身のマクトミネイの放出についても補足。アカデミー出身選手の売却なら純利益で計上できるというプレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)に触れるも、選手たちの考えを尊重した結果だと強調している。 「こういった規則や規定の中で忘れられていることが1つある。それは選手の希望もあるということだ」 「選手にはチャンスが訪れるし、スコットはそれに対してかなりオープンだった。変化が必要だったのかもしれない。彼はマンチェスター・ユナイテッドに22年間在籍し、とても素晴らしい貢献をしてくれた。しかし、人生のなかでは変化を求め、何か違うことをしたいという気持ちになる時もある」 「だから我々は、彼らがキャリアや人生に望んでいることを尊重しなければならない。そして、もしこの3つの移籍が我々にとっても、彼らにとっても、彼らが加入するクラブにとっても正しいことであれば、検討しなければならない」 2024.09.04 17:12 Wed
5

ユナイテッドがアシュワース氏のSD就任を発表! ニューカッスルとようやく合意に

マンチェスター・ユナイテッドは1日、ダン・アシュワース氏(53)のスポーツディレクター(SD)就任を発表した。 共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏のもとで新組織作りにも注力するユナイテッド。その新組織ではオマル・ベラダ氏に続いて、ジェイソン・ウィルコックス氏の引き抜きに成功し、ニューカッスル・ユナイテッドのSDであるアシュワース氏も入閣話が取り沙汰される。 そんなアシュワース氏は昨季中から退団を申し出たが、ニューカッスル側は2025年まで残る契約を盾に強気な姿勢を貫き、補償金を巡って譲らず。アシュワース氏は今年2月からガーデニングリーブ(即座の競合会社行きを阻むために与える有給の長期休暇)に入り、休職が続く。 そのなかで、続いたクラブ間の交渉が行き詰まり続け、仲裁に持ち込むとの見方もあったなか、ようやく合意に。ユナイテッドはニューカッスルとの共同声明を発表した。 「ニューカッスル・ユナイテッドとマンチェスター・ユナイテッドはダン・アシュワースをニューカッスル・ユナイテッドでの契約上の義務から直ちにリリースすることで合意に達した。この合意条件はクラブ間の機密事項となる。ニューカッスル・ユナイテッドはダンの貢献に感謝し、今後の幸運を祈っている」 新たなSDの招へいに時間を要してしまったが、補強の動きも少しずつ動きが明るみとなるユナイテッド。イギリス『The Athletic』によると、アシュワース氏は即時に仕事に取りかかる見込みという。 2024.07.02 13:15 Tue

マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング

1

「いつも気にかけてくれた」ユナイテッドで追放された時期もあるサンチョ、亡くなった伝説的な受付係に感謝の言葉「落ち込んでいる時は笑顔にさせてくれた」

チェルシーの元イングランド代表MFジェイドン・サンチョがお悔やみを伝えた。 マンチェスター・シティのアカデミーで育ち、ドルトムントでの活躍を経て、2021年7月にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したサンチョ。しかし、2023-24シーズンはエリク・テン・ハグ前監督との間に不和が生じ、後半戦は古巣ドルトムントへレンタル移籍した。 ドルトムントへのレンタル移籍を終えると、今夏はひとまずユナイテッドに復帰。テン・ハグ監督と和解し、プレシーズンにも参加したが、買い取り義務が生じる条項付きのレンタルでチェルシーへ移籍した。 サンチョが分厚いスカッドのなかでポジション争いに臨んでいるなか、ユナイテッドは5日、伝説的な受付係のキャス・フィリップスさんが85歳で逝去したと報告。55年以上にわたりさまざまな役職を務めながらクラブを支えてきた。 キャスさんの訃報を受け、所属選手やスタッフのみならず、デイビッド・ベッカム氏やリオ・ファーディナンド氏、ウェイン・ルーニー氏らOBも追悼。数多くのメッセージが寄せられ、クラブ公式サイトではサンチョがインスタグラムのストーリーズに載せた言葉も紹介されている。 「あなたに出会えて光栄でした。本当に素敵で心優しい人だった」 「彼女はいつも僕が大丈夫かどうか気にかけてくれたし、落ち込んでいる時はいつも笑顔にさせてくれた。ありがとうキャス。この辛い時期を過ごしている彼女の家族にお悔やみ申し上げます」 ドルトムントへレンタル移籍するまではファーストチームから追放され、U-18チームでのトレーニングを余儀なくされたサンチョ。この時期もキャスさんの温かさに救われていたのかもしれない。 2024.12.06 20:03 Fri
2

ユナイテッドの伝説的受付係のフィップスさんが85歳で逝去…「ワン・ウーマンの象徴です」

マンチェスター・ユナイテッドに長年に渡って仕えてきた伝説的な受付係のキャス・フィリップスさんが85歳で逝去した。 ユナイテッドは5日、クラブで長年に渡って愛されてきたフィリップスさんの訃報を伝えた。 フィリップスさんは、幼少期からユナイテッドのファンで、グレーター・マンチェスターのアーラムで育ち、55年以上にわたりさまざまな役職でクラブで働いてきた。 1968年にチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)優勝直後にユナイテッドの電話交換手となり、サー・マット・バスビー氏、ジミー・マーフィー氏、サー・ボビー・チャールトン氏、サー・アレックス・ファーガソン氏、デニス・ロー氏、ジョージ・ベスト氏といったユナイテッドの伝説的な指揮官や選手たちとの親交を深めた。 その後、クラブのオフィススタッフの主要メンバーとなり、マッチデーにはオールド・トラッフォードの役員入口を担当し、トレーニンググラウンドの受付係も務めた。そして、デイビッド・ベッカム氏らファーギー・ベイブスから近年の多くの選手たちを自分の孫のような気持ちで温かく見守り続けた。 2023年のクラブ公式インタビューでは「ここにいる間、誰とも口論になったことはないと思います」、「毎日、笑顔で出社し、人々に『おはよう』と挨拶するのが楽しみです。誰もが仕事に行くのが楽しいとは言えませんが、私はそうです。フットボールは私の人生でした」と、ユナイテッドでの仕事に生きがいを感じていると語っていた。 クラブはそのレジェンドの訃報に際して、「キャスはクラブの象徴であり、彼女を知る機会に恵まれたクラブの誰もが、彼女の思い出をいつまでも大切にすることになるであろう、ワン・ウーマンの象徴です。彼女は昨年、『他のことをするなんて考えられない』と語っていました。 たしかに、彼女のいないクラブは、想像できません。キャス、どうぞ安らかに」と哀悼の意を表している。 <span class="paragraph-title">【動画】数々の思い出とともにフィリップスさんを追悼</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">In loving memory of Kath Phipps: friend, confidant and treasured colleague.<br><br>United will never be the same. <a href="https://t.co/CHJCIcohz2">pic.twitter.com/CHJCIcohz2</a></p>&mdash; Manchester United (@ManUtd) <a href="https://twitter.com/ManUtd/status/1864671068109115575?ref_src=twsrc%5Etfw">December 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.06 08:40 Fri
3

「プレー全般がショッキング」 アーセナル戦のユナイテッド10番に闘将キーンが激怒

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードがレジェンドOBの逆鱗に触れた。 悩める日々が長いなか、ルベン・アモリム新監督になってからプレミアリーグ3ゴールと結果がついてき始める10番。だが、4日に行われた第14節のアーセナル戦に途中から出場すると、ゴールに向かっていくシーンがほぼなく、72分には自身が足を滑らせ、招いた相手のCKチャンスから追加点を許した。 まったくもってインパクトなしの姿に『The Overlap』でこの試合を観戦したロイ・キーン氏もげんなり。イギリス『デイリー・メール』が報じる。 「いいか、ラッシュフォードは出場したが、フットボーラーとしてのプレー全般がショッキングだ。あのヘディングを見てみろ」 また、アーセナルの追加点に繋がったCK献上のプレーにも「あれを何だか知っているか? ゴミだ!しょうもないゴミだ。クリアで切れ」と言い放った。 結果的にあの追加点が決定打となり、ユナイテッドもアモリム体制初黒星。キーン氏はこの結果にも「湯当然の結果だ。枠内シュートも1本だけなのだから」と締めくくった。 浮き沈みの激しさからファンやサポーターからも厳しい目が向きがちなラッシュフォード。怠慢さもだが、一貫性のあるプレーが新体制でも一番の課題となりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ユナイテッドがアーセナル攻略ならずで新体制初黒星</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="sx_cQn4TdKo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.12.06 17:50 Fri
4

「セットプレーが試合の流れを変えた」ユナイテッド初黒星のアモリム監督…大幅ターンオーバーの理由も説明

マンチェスター・ユナイテッドを率いて初黒星を喫したルベン・アモリム監督が、アーセナル戦を振り返った。 ユナイテッドは4日、エミレーツ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第14節でアーセナルと対戦し、0-2で敗戦した。 先月のインターナショナルブレーク後からユナイテッドの新指揮官に就任し、ここまで2勝1分けで無敗を維持していたアモリム監督。 新生ユナイテッドの試金石となった2位相手の一戦ではサスペンション2選手を含め6選手を入れ替える大幅なターンオーバーを敢行。前半は押し込まれる展開ながらも、流れのなかでは決定機を与えず。枠内シュート0本に終わったものの、上々の戦いを見せた。 しかし、後半立ち上がりに左CKをDFユリエン・ティンバーに決められて先制を許すと、73分には右CKの二次攻撃からDFウィリアム・サリバに2点目を献上。また、攻撃面ではDFマタイス・デ・リフトがセットプレーから決定機を作ったが、後半の3枚替えなど交代策も機能せず。敵地で地力の差、完成度の差を見せつけられる形で新体制初黒星を喫した。 同試合後、アモリム監督はクラブ公式チャンネルのインタビューでセットプレーが勝敗を決定づけたと相手のストロングを抑えきれなかった点を悔やんだ。 「タフな試合になることはわかっていた。コーナーキックとセットプレーが試合の流れを変えたと思う。そこから我々は勢いを失い、試合を再びコントロールしようとあらゆることを試みた。スタジアムの雰囲気からも、前半に関しては我々が相手を苦しめていたことは感じられたはずだ。我々には多くの改善点があるが、試合をコントロールできていた」 「試合のなかで我々は競り合っていた。もしマタイスがあの場面で決められていたら、流れは違ったものになっていただろうが、我々は懸命に戦った。相手はとてもよくオーガナイズされていて、リードされている彼らを相手に得点するのは非常に難しい」 「彼らはそこに多くの時間を費やして訓練を重ねているだけあって、非常に巧みだ。特に、そのための大柄なプレーヤーを揃えている。彼らの戦略のひとつであり、我々は2週間で対策に取り組んだ。しかし、プレミアリーグのどのチームもセットプレーには苦しんでいる。あまり良いプレーはできていなかったのは残念だが、アーセナルもそれほど良いプレーはできていなかった」 前述の大幅なターンオーバーに関してはもちろん対戦相手の対策はありながらも、各自のプレータイムのコントロール、新たな離脱者を出さないための配慮があったことを認めている。 「現時点では、同じチームでプレーすることは不可能だ。プレーヤーにはチームの一員であることを自覚する必要があるが、我々はメソッドや、多くのことを変えている。プレーのやり方、プレスのやり方を変えているから、すべてのプレーヤーが万全のコンディションである必要がある。あらゆる試合をこなしていくためには、ケガ人は出せない。チームにとってより良い方法だと感じるやり方で管理していくつもりだ」 「常にメンバーを入れ替えるのが好きなわけではないが、試合を見ればわかるように、メイソン・マウントはフル出場はできない。なぜなら、まだ十分注意しなければならない段階だからだ。ハリー・マグワイアも途中で交代させる必要があるし、レニー・ヨロも出場時間をコントロールしなければならない。ルーク・ショーもタイレル・マラシアも同じだ。出場時間をコントロールし、新しいアイデアを用いて、試合に勝ち、プレーヤー全員のフィットネスを維持しなければならない。難しい時期になるが、まずはパフォーマンスに集中し、次の試合のことを考えよう」 なお、開幕前のスーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラで敗れているものの、開幕後はスポルティングCPでの指揮を含めて今季の初黒星となった指揮官だが、「常に学ぶことはある。本当に厳しいが、どの試合でも同様に、ポジティブな点とネガティブな点を受け入れる必要がある。だから、自分たちのやっていることに集中し、次の試合ではプレーヤー全員を回復させてフレッシュな状態で臨み、また頑張る。ファンでいっぱいのスタジアムで、成功を収める。そのためには少し時間が必要だ」と気持ちを切り替え、7日に控えるノッティンガム・フォレストとのホームゲームでの勝利を誓った。 2024.12.05 12:30 Thu
5

アモリム新監督がユナイテッドを率いて4試合で感じること 「ビッグクラブだが、ビッグチームじゃない」

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督がチームの問題に触れた。 サー・アレックス・ファーガソン元監督が退いてから長く再建が続くユナイテッド。今季はエリク・テン・ハグ監督のもとで3年目だったが、成績不振で解任を決断し、ルート・ファン・ニステルローイ暫定監督の繋ぎ期間を経て、スポルティングCPからアモリム監督を招へいした。 そんなポルトガル指揮官のもとで公式戦2勝1分けのスタートを切ったが、直近のプレミアリーグでアーセナルにセットプレー2発で完敗し、新体制黒星。7日のプレミアリーグ次節で仕切り直しが求められるが、ノッティンガム・フォレストもここまで7位と決して侮れない相手だ。 いわば最初の力試しのアーセナルを落としたアモリム監督はここまでユナイテッドを率いてみての問題点を率直に語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じる。 「はっきりしている。我々はビッグクラブだが、ビッグチームというわけじゃない。それを理解しているから、そう言っても問題じゃない。もっと信じるべきだ。(ここまで指揮を執ってみて)良いところもあるが、すべきことがたくさんあると感じる。ファイナルサードでもっとよくしていかないとね」 また、「過去の栄光によって変わるものではない。選手たちは難しい現状なのを理解しないといけない。我々はリーグで最高のチームじゃないが、過去はリーグで最高のチームだった。問題を抱えているが、ディテールにフォーカスしていく必要がある」と続けた。 そのなかで、今季のプレミアリーグクラブで1試合あたりの走行距離が15番目という部分にも改善すべき点の1つとして目をつけるようだ。 「走らないチームでプレミアリーグを勝つなど不可能。この地球上で最高の選手を先発に揃えたとしても、走らなければ勝てない。狂った犬の如くね。問題は彼らがそれに対処できるかどうかだ」 「トレーニングからやれているなら、試合でもやれるはずだ。彼らならやれるはず。速く走るのはできないが、走るのはトレーニングでできる。彼らはプロのアスリートだ。指導者によってプレッシャーのかけ方も違ってくる」 2024.12.07 11:15 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly