アメリカ遠征での収穫は「すべて」…U-23日本代表監督が五輪にも決意新たに 「期待をしっかりと表現できるような準備を」

2024.06.12 12:50 Wed
U-23日本代表を率いる大岩剛監督
Getty Images
U-23日本代表を率いる大岩剛監督
U-23日本代表がパリ五輪メンバー発表前のラストマッチを勝利で飾った。
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今回のアメリカ遠征でU-23アメリカ代表と連戦のU-23日本。7日に非公開で1試合目を戦った後、11日に国際親善試合として再戦し、藤尾翔太&細谷真大の両ストライカーによるゴールで2-0と勝利した。パリ行きの18人を絞り込む前の実戦で同じく五輪に出るU-23アメリカを相手に内容も伴う勝利を掴んだ大岩剛監督はその試合後のフラッシュインタビューで手応えとともに、追い込みを誓った。
「誰が出ても同じような我々のサッカーをやれるというのを証明できたと思うので、これをまたレベルアップしていきたい」

このアメリカ遠征での収穫にも「すべてですね。非公開の1試合目もだし、我々にとっては非常に大きな2試合だった」と充実ぶりをうかがわせ、開幕まであと2カ月を切った五輪にも決意を新たにした。
「みなさんの応援があっての我々なので、その応援を、その期待をしっかりと表現できるような準備をして迎えたい」

五輪のメンバー発表は7月3日。最大3枠のオーバーエイジを含め、18人の顔ぶれやいかに。

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アディダスジャパンは21日、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 今回の新ユニフォームに関して、日本代表のMF久保建英、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、FW細谷真大、なでしこジャパンのMF長谷川唯、MF長野風花、FW宮澤ひなたがコメントしている。 <span class="paragraph-subtitle">◆久保建英</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_kubo_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆藤田譲瑠チマ</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_fujita_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆細谷真大</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hosoya_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長谷川唯</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hasegawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームユニフォームの濃い紺色は、最近の日本代表ユニフォームにはあまりなかった色合いなので、とても良いと思いました。またアウェイの白と赤の組み合わせも、すごく新鮮です。今回は燃え盛る炎がデザインのテーマですが、私にとっては、スタジアムに入場するときが、一番気持ちが燃え上がる瞬間です。常に世界一を目指してサッカーをやってきたからこそ、この新しいユニフォームで、この夏世界一を目指したいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長野風花</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_nagano_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今までのサッカー日本代表ユニフォームと雰囲気が違って、すごくスタイリッシュで驚きました。チームで着たときにも格好良いと思いますし、ファッションとして着ても素敵なデザインだと思います。ユニフォームに描かれた炎のように、燃え盛る力強いプレーでまた世界に衝撃を与えたいという想いを新たにしました」 <span class="paragraph-subtitle">◆宮澤ひなた</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_miyazawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「一見して、今までのサッカー日本代表ユニフォームよりもシンプルで、すごく格好良いと思います。雰囲気がガラッと変わった印象です。街中でユニフォームを着ている方を見かけると、サッカーへの愛を感じてすごく嬉しくなります。日本でもそういう風にこのユニフォームを着てくれる人が増えることを楽しみにしています。応援してくれる方の気持ちを力に、この夏はチームとして優勝を目指して一戦一戦大切に戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】久保建英や長谷川唯も着用!日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:45 Sat
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パリ五輪世代のGKが玉突き移籍か? 鈴木彩艶がパルマ行きなら、小久保玲央ブライアンがシント=トロイデン移籍か

パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表。その守護神を争っている2人が玉突き人事になる可能性があるという。 それはベンフィカのGK小久保玲央ブライアン(23)とシント=トロイデンのGK鈴木彩艶(21)の2人。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 ともにU-23日本代表でプレーし、パリ・オリンピック行きも期待されている中、移籍の噂がつきまとう。 すでに日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 一方で、小久保は柏レイソルの下部組織から2019年1月にベンフィカのU19チームに加入。4年半も早く海外に出たが、ポジション柄出番が限られており、ファーストチームではデビューできていない。 しかし、その小久保はパリ・オリンピックの出場権を懸けて戦ったAFC U23アジアカップでハイパフォーマンスを見せており、日本代表入りも期待されるほどの実力を持つ。 そんな中、今夏の移籍市場では鈴木がセリエAに昇格したパルマからの関心を持たれている。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているという。 『Voetbal Belgie』によれば、鈴木が移籍した場合の代役として小久保を狙っているとのこと。ベンフィカとの契約は残り1年だが、ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンが正守護神として君臨しており、出番を掴むことは非常に難しい状況だ。 具体的な動きはまだないものの、小久保はクラブでの出番がそろそろほしいところ。パリ・オリンピックで評価を上げるという可能性もある中で、どういった動きが待っているだろうか。 2024.07.03 12:35 Wed
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パリ五輪に臨むU-23日本代表のトレーニングパートナー発表…佐藤龍之介らU-19世代の5名招集

日本サッカー協会は8日、パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表のトレーニングパートナーとして5名を招集した。 先日に行われたパリ五輪メンバー発表会見で、大岩剛監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターはトレーニングパートナー招集の意向を明らかに。 その際に山本ナショナルチームダイレクターは、2028年のロサンゼルス・オリンピックの参加資格を持つU-19世代の選手の招集を示唆していた。 そして、今回発表されたトレーニングパートナーはGK荒木琉偉(ガンバ大阪ユース)、DF塩川桜道(流通経済大学)、DF本間ジャスティン(ヴィッセル神戸)、MF佐藤龍之介(FC東京)、FW神田奏真(川崎フロンターレ)の5選手となった。 トレーニングパートナーは、7月13日に日本を出発し、7月17日のU-23フランス代表との国際親善試合までチームに帯同する予定だ。 2024.07.08 16:29 Mon
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パリ五輪初戦のU-23日本代表スタメン発表! 1トップは細谷真大、パラグアイ戦に挑む【パリ五輪】

24日、パリ・オリンピックの開幕に先駆け男子サッカーがスタート。U-23日本代表はU-23パラグアイ代表と対戦する。 アジア王者として臨む日本だが、相手のパラグアイは南米予選を首位で通過した相手。堅守をベースにオリンピック連覇中のブラジルを下すなど、十分な力を持っている。 そのパラグアイ戦に向けての日本のスタメンが発表。最後のテストマッチとなったU-23フランス代表のメンバーをベースに組まれることとなった。 GKには小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)が起用。最終ラインは右から関根大輝(柏レイソル)、高井幸大(川崎フロンターレ)、木村誠二(サガン鳥栖)、大畑歩夢(浦和レッズ)と国内組が並んだ。 中盤はアンカーに藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が入り、インサイドに山本理仁(シント=トロイデン)と三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)を起用。3トップは右に平河悠(ブリストル・シティ)、左に斉藤光毅(ロンメル)を配置し、トップは細谷真大(柏レイソル)を起用した。 DF半田陸(ガンバ大阪)が残念な形でチームを去ることとなった中、日本は初の金メダルを目指して戦う初戦。キックオフは24日26時となる。 ◆スタメン GK 1.小久保玲央ブライアン DF 4.関根大輝 5.木村誠二 15.高井幸大 16.大畑歩夢 MF 7.山本理仁 8.藤田譲瑠チマ 14.三戸舜介 FW 10.斉藤光毅 11.細谷真大 17.平河悠 ◆控えメンバー GK 12.野澤大志ブランドン DF 2.鈴木海音 3.西尾隆矢 MF 6.川崎颯太 13.荒木遼太郎 FW 9.藤尾翔太 18.佐藤恵允 監督 大岩剛 2024.07.25 01:25 Thu
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五輪に国立にサッカー三昧の週末でした/六川亨の日本サッカーの歩み

昨日というか29日は、サッカー三昧の一日だった。 まず、なでしこジャパンである。前半からブラジルに試合を支配されたが、それでもチャンスがなかったわけではない。19分にはカウンターから右サイドを突破して、ゴール前で田中美南がフリーでシュートを打った。普通なら右サイドからのクロスに、迎え撃つように右下を狙うだろう。その方がボールの勢いを利用して強いシュートを打てるからだ。 しかし田中は左下への難しいコースを選択。結果はゴール枠を捕らえることができず、絶好の先制機を逃してしまった。さらに田中は、その後に守屋都弥のシュートから獲得したPKも失敗してしまう。右下へのコースは甘く、シュートに勢いもなかった。ストライカーとして自信を失っているとしか思えない消極的なキックであり、短期決戦である次のナイジェリア戦ではスタメンから外した方がいいと思える不甲斐ない出来だった。 試合はブラジルが圧倒的なポゼッションで日本に襲いかかった。まあ、男女ともブラジル相手にボールポゼッションで勝てる国はないだけに、日本が耐えてカウンターという構図は当然といえば当然と言える。そして先制されたわけだが、そんなブラジルも残り10分となると守勢に回り、日本が攻勢に出る。そして終了間際、PKを獲得した日本はキャプテンの熊谷紗希がこれを冷静に右下に決めて同点に追いついた。 田中に名誉挽回のチャンスを与えるのではなく、確実に同点に追いつくための選択は当然と言えば当然だった。そしてアディショナルタイム90分+7分、パスカットした谷川萌々子が意表を突いたワンタッチのロングシュート。これがゴール左スミに決まる劇的な一撃で日本がブラジルを下した。 このブラジル戦を前に国立競技場での東京V対ブライトン戦を取材した。ブライトンは鹿島にも5-1で大勝したが、東京V戦も前後半でGK以外の10人を入れ替えるメンバーながら4-2で圧勝した。三笘薫は前半だけで退き、その他のメンバーも新たに加わった選手もいてチーム作りの最中とはいえ、ていねいにパスをつなぎつつ、チャンスがあればロングパスでDF陣の背後を狙うなど「そつのない試合運び」はさすがと感じた。 前日の古豪スパーズ対神戸の試合には、日本にもスパーズ・ファンが多いのか5万人超えの観客が国立競技場を訪れた。スパーズと比べては失礼ながら、ブライトン戦にも2万5千人を超える観客が詰めかけたのは“三笘効果”と言うしかないだろう。それでも終始試合の主導権を握り、しっかり結果を出したのは、さすがプレミアリーグの上位チームと言うしかない。 そして、その数時間前にはパリ五輪で日本がマリに1-0の勝利を収めてグループリーグ突破を決めた。まさに“サッカー三昧”の週末であり、同じように堪能したサッカーファンも多かったのではないだろうか。 2024.07.30 20:30 Tue

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