パリ五輪サッカー総括/六川亨の日本サッカーの歩み
2024.08.12 21:45 Mon
7月24日から始まったパリ五輪サッカー競技は8月10日の女子決勝で閉幕した。女子はアメリカが3大会ぶり5度目の頂点に立ち、男子はスペインが前回東京大会の雪辱(決勝でブラジルに敗退)を果たし、自国開催だった92年バルセロナ五輪以来2度目の金メダルを獲得した。
そこで今回は簡単にパリ五輪を総括したい。
まず女子である。グループリーグを突破したベスト8(フランス、ブラジル、スペイン、コロンビア、アメリカ、日本、カナダ、ドイツ)はきわめて順当な顔ぶれであり、準決勝でW杯優勝のスペインがブラジルに2-2からのPK戦を2-4で落として姿を消したのはちょっと意外だった。とはいえ今大会が初出場のスペインに対し、ブラジルは8大会連続の出場で、過去に銀メダルを2回獲得(04年アテネ大会と08年北京大会)している実績もある。
世界王者とはいえ、W杯では頂点への過程(グループリーグ)で日本に大敗するなど、まだ盤石の地位を築いているとは言えないようだ。
そして決勝ではアメリカが手堅いサッカーでブラジルを1-0で退けて5度目の金メダルを獲得した。長身FWワンバックを中心に圧倒的な強さで五輪3連覇(04、08、12年)を達成した当時と比べると、攻守にスケールダウンした感は否めない。しかしポゼッションスタイルを採り入れつつ、“個の強さ”も生かしたチーム作りに転換している過程での戴冠はさすが“女王”と言っていいだろう。
男子はグループリーグから少なからぬ波乱があった。グループAとDはそれぞれ開催国のフランスとアメリカ、日本とパラグアイがベスト8進出と順当だった。しかしグループBはモロッコが1位抜けして過去2度の優勝を誇るアルゼンチンは2位通過。そしてグループCもスペインはエジプトの後塵を拝することになった。
エジプトは前回東京大会でもグループリーグを突破したが、モロッコは8度目の出場で初の決勝トーナメント進出だ。そして彼らは準々決勝でもパラグアイとアメリカを撃破して初のベスト4に勝ち上がったのである。
過去にもアフリカ勢の躍進はあった。96年アトランタ五輪と00年シドニー五輪ではナイジェリアとカメルーンが初の金メダルに輝いている。両チームともブラックアフリカン特有の驚異的な身体能力を生かしての優勝だった。しかしパリ五輪では北アフリカのアラブ勢2チームが大躍進を遂げたのである。
まあ、モロッコはカタールW杯でも決勝トーナメント1回戦でスペインをPK戦から下し、準々決勝でもポルトガルを1-0で退けて初のベスト4に進出した実績がある(準決勝でフランスに敗退)。U-23代表は別チームとはいえ、フル代表と同様にほとんどの選手がヨーロッパの5大リーグでプレーし、リーグ・アンに所属している選手も多い。このためパリ五輪は準ホームでの試合だったと言えるだろう。
そんな彼らもフランスとスペインの牙城を崩すことはできず、エジプトはフランスに1-3、モロッコはスペインに1-2で敗退したが、エジプトはフランスに先制するなどヨーロッパの伝統国を大いに苦しめた。
決勝は、誰もが予想したようにフランス対スペインの組合せとなった。フランスがMFミローの巧シュートで先制したが、すぐさまスペインも反撃して、日本戦でも活躍したMFフェルミン・ロペスが2ゴールで逆転。1-1の同点弾は味方のパスワークにトップ下からするすると攻め上がり、ゴール中央でフリーとなって決めたポゼッションスタイルのお手本のようなゴールだった。
その後もスペインが1点を加えて3-1とリードして前半を終了。ところが後半はフランスが猛攻を仕掛け、FKとPKから同点に追いつき延長戦に突入した。延長戦ではスペインのFWセルヒオ・カメージョがスルーパスに抜け出してGK1対1からループシュートで勝ち越すと、GKのロングスローを受けてドリブルで抜け出す電光石火のカウンターからダメ押しの5点目を決めて勝利を確実なものにした。
カタールW杯の決勝戦を彷彿させるゴールの応酬によるシーソーゲーム。これほど「手に汗握る」五輪の決勝戦を見るのは初めての経験だった。OA枠がいるとはいえ、レベルの高さに圧倒された。
「もしも日本がスペインに勝っていたら」と期待したくなる気持ちもあるだろう。しかし準決勝でエジプトに怒濤の攻撃を仕掛けたフランスは、大会前のテストマッチで対戦したフランスとはまったく別のチームだった。エジプトも、フランスに1-3で逆転負けしたとはいえ、延長戦に持ち込む粘りを見せた。正直、エジプトやモロッコに勝てるかと問われれば、返答に窮してしまう。それだけベスト4に勝ち残ったチームは、勝ち残るだけの底力を持っていて、なおかつそれを遺憾なく発揮した。
こうした激戦の数々を、できれば森保一監督にはパリに滞在して肌感覚で体感して欲しかった。
そこで今回は簡単にパリ五輪を総括したい。
まず女子である。グループリーグを突破したベスト8(フランス、ブラジル、スペイン、コロンビア、アメリカ、日本、カナダ、ドイツ)はきわめて順当な顔ぶれであり、準決勝でW杯優勝のスペインがブラジルに2-2からのPK戦を2-4で落として姿を消したのはちょっと意外だった。とはいえ今大会が初出場のスペインに対し、ブラジルは8大会連続の出場で、過去に銀メダルを2回獲得(04年アテネ大会と08年北京大会)している実績もある。
そして決勝ではアメリカが手堅いサッカーでブラジルを1-0で退けて5度目の金メダルを獲得した。長身FWワンバックを中心に圧倒的な強さで五輪3連覇(04、08、12年)を達成した当時と比べると、攻守にスケールダウンした感は否めない。しかしポゼッションスタイルを採り入れつつ、“個の強さ”も生かしたチーム作りに転換している過程での戴冠はさすが“女王”と言っていいだろう。
なでしこジャパンにとっては、27年のブラジルW杯、28年のロス五輪を見据え、ベスト8の壁をいかに突破するかが今後の大きな課題となる。
男子はグループリーグから少なからぬ波乱があった。グループAとDはそれぞれ開催国のフランスとアメリカ、日本とパラグアイがベスト8進出と順当だった。しかしグループBはモロッコが1位抜けして過去2度の優勝を誇るアルゼンチンは2位通過。そしてグループCもスペインはエジプトの後塵を拝することになった。
エジプトは前回東京大会でもグループリーグを突破したが、モロッコは8度目の出場で初の決勝トーナメント進出だ。そして彼らは準々決勝でもパラグアイとアメリカを撃破して初のベスト4に勝ち上がったのである。
過去にもアフリカ勢の躍進はあった。96年アトランタ五輪と00年シドニー五輪ではナイジェリアとカメルーンが初の金メダルに輝いている。両チームともブラックアフリカン特有の驚異的な身体能力を生かしての優勝だった。しかしパリ五輪では北アフリカのアラブ勢2チームが大躍進を遂げたのである。
まあ、モロッコはカタールW杯でも決勝トーナメント1回戦でスペインをPK戦から下し、準々決勝でもポルトガルを1-0で退けて初のベスト4に進出した実績がある(準決勝でフランスに敗退)。U-23代表は別チームとはいえ、フル代表と同様にほとんどの選手がヨーロッパの5大リーグでプレーし、リーグ・アンに所属している選手も多い。このためパリ五輪は準ホームでの試合だったと言えるだろう。
そんな彼らもフランスとスペインの牙城を崩すことはできず、エジプトはフランスに1-3、モロッコはスペインに1-2で敗退したが、エジプトはフランスに先制するなどヨーロッパの伝統国を大いに苦しめた。
決勝は、誰もが予想したようにフランス対スペインの組合せとなった。フランスがMFミローの巧シュートで先制したが、すぐさまスペインも反撃して、日本戦でも活躍したMFフェルミン・ロペスが2ゴールで逆転。1-1の同点弾は味方のパスワークにトップ下からするすると攻め上がり、ゴール中央でフリーとなって決めたポゼッションスタイルのお手本のようなゴールだった。
その後もスペインが1点を加えて3-1とリードして前半を終了。ところが後半はフランスが猛攻を仕掛け、FKとPKから同点に追いつき延長戦に突入した。延長戦ではスペインのFWセルヒオ・カメージョがスルーパスに抜け出してGK1対1からループシュートで勝ち越すと、GKのロングスローを受けてドリブルで抜け出す電光石火のカウンターからダメ押しの5点目を決めて勝利を確実なものにした。
カタールW杯の決勝戦を彷彿させるゴールの応酬によるシーソーゲーム。これほど「手に汗握る」五輪の決勝戦を見るのは初めての経験だった。OA枠がいるとはいえ、レベルの高さに圧倒された。
「もしも日本がスペインに勝っていたら」と期待したくなる気持ちもあるだろう。しかし準決勝でエジプトに怒濤の攻撃を仕掛けたフランスは、大会前のテストマッチで対戦したフランスとはまったく別のチームだった。エジプトも、フランスに1-3で逆転負けしたとはいえ、延長戦に持ち込む粘りを見せた。正直、エジプトやモロッコに勝てるかと問われれば、返答に窮してしまう。それだけベスト4に勝ち残ったチームは、勝ち残るだけの底力を持っていて、なおかつそれを遺憾なく発揮した。
こうした激戦の数々を、できれば森保一監督にはパリに滞在して肌感覚で体感して欲しかった。
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Ccx6v5RNJPm/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">FC Barcelona(@fcbarcelona)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2022.04.28 06:45 Thu3
希少価値の左利きの左SB大畑歩夢はパリ五輪から何を学び、この先をどう進むのか?【新しい景色へ導く期待の選手/vol.46】
8月2日(日本時間3日)のパリ五輪準々決勝・スペイン戦(リヨン)の激闘から5日。U-23日本代表の国内組は気持ちを切り替え、7日再開のJ1に向かった。 浦和レッズの左サイドバック(SB)大畑歩夢は柏レイソル戦でベンチ入りしたが、雷雨の影響で突如として試合がキャンセルになってしまった。だが、本人にしてみれば、少しゲーム間隔が空いて、ホッとしたところがあったかもしれない。 中断期間にサガン鳥栖から長沼洋一が加わり、関根貴大の左SB起用もあって、定位置争いはこれまで以上に激化しそうだが、「ポジション争い? 気にせずですね」と帰国時のメディア対応でも発言。彼は自分らしく成長への道を模索していく構えだ。 ご存じの通り、今回のパリ五輪の日本は開幕直前に両SB要員と位置づけられた半田陸(G大阪)が負傷離脱。代わってドイツにいた内野貴史(デュッセルドルフ)が急遽招集されたが、直前合宿をこなしていない分、大畑の負担はより重くなった。 それでも、7月24日(同25日)の初戦・パラグアイ戦(ボルドー)、27日(同28日)のマリ戦に連続先発。彼はタフさをアピールし、チームの勝利に貢献する。30日(同31日)のイスラエル戦(ナント)は休養を与えられたが、大一番のスペイン戦も満を持してスタメン出場。VAR判定で取り消された細谷真大(柏)の同点弾をお膳立てするパスを藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)に出すなど、光るプレーを随所に見せた。 「あのシーンは攻撃に人数をかけた分、ボランチのチマが前に出ていくことができた。攻撃の厚みが出せて、あそこが空いて、うまく決まったシーンかなと。決まった瞬間、『これはイケるな』と思ったので、取り消しになってちょっと落ちた印象はありますね」と大畑はこのシーンが勝敗を大きく左右したと考えている様子だった。 とはいえ、それだけで0-3という悔しい結果になったわけではない。ユーロ2024に出場し、頂点に立っているフェルミン・ロペス(バルセロナ)らと対峙して、個の力の差を改めて痛感したと大畑は言う。 「個人個人が1人(敵が)来ても絶対に剥がせるところだったり、スペースを簡単に使えるスペインのサッカーというのは本当に自分たちも嫌だった。相手のフィジカルもボールを扱う技術もかなりレベルが高かった。チーム全体として見たら、そんなに大きな差はないと思いますけど、個人として見るとやっぱり差はあるのかなと感じました」 「自分はAFC(AFCチャンピオンズリーグ)もやってきたし、その経験からできた部分もありますけど、フランスやスペインといった強豪にはできたという感覚はない。トップトップの国に比べたら、全然まだまだだなと思う。彼らと肩を並べるところまでは行きたいですね」と本人もしみじみと語っていた。 その穴を埋めるためには一体、何をすべきなのか…。1つの解決策はやはり海外に出ることだろう。 「海外に行けば、やっぱりJリーグでは味わえない強度だったりがある。ただ、いろいろと考えも変わってくるので、今は難しいところです」と大畑は苦渋の表情を浮かべた。2025年夏にFIFAクラブW杯を控える浦和でプレーし続けることの重要性も感じているだけに、複雑な思いはあるはずだ。 ただ、今回のU-23日本代表を見ても、藤田や山本理仁や小久保玲央ブライアン(ともにシント=トロイデン)、斉藤光毅(ロンメル)のように海外でプレーしている選手たちには多少なりとも余裕のようなものが感じられた。特にMVP級の働きを見せた藤田はこの1年間の経験値が非常に大きかったと言っていい。 さらに、今夏の移籍市場で平河悠(ブリストル・シティ)が欧州挑戦に踏み切ったことも、同じ国内組の大畑には思うところがあるだろう。もちろんサッカー選手はオファーが届かなければ何も始まらないが、より高いレベルを追い求めるならば、近い将来、そういった決断をする日が訪れるのかもしれない。 大畑がどういう道を選択するにしても、人材難と言われる左SBが成長することは日本サッカー界にとっても大きなプラスになるのは間違いない。しかも彼は貴重なレフティだ。今のA代表をを見ると、バイエルン・ミュンヘンにステップアップした伊藤洋輝が左利きではあるが、それ以外の長友佑都(FC東京)にしても、両SB要員の橋岡大樹(ルートン・タウン)にしても右利きだ。 パリ世代のバングーナガンデ佳史扶(FC東京)は左利きだが、現時点では大畑の方が序列的に上だろう。パリ五輪を経験したアドバンテージを最大限生かして、彼には森保ジャパン昇格への強い意欲を前面に示してほしいところだ。 「五輪では本当に優勝したいという気持ちしかなかったので、悔しさしかないです」と語った大畑はその気持ちを絶対に忘れてはいけない。スペイン戦で起きたことの全てを脳裏に焼き付け、ここから歩んでいくべきだ。それが高みを追い求める大きな原動力になるはず。希少な左SBの今後の動向を注視していきたいものである。 文・元川悦子 2024.08.09 12:20 Fri4
バルセロナが驚愕7ゴールで開幕4連勝! ハフィーニャ3発にレヴィ&オルモも連発【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第4節のバルセロナvsバジャドリーが8月31日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、ホームのバルセロナが7-0で圧勝した。 3戦連続2-1のスコアで唯一の開幕3連勝チームとなったバルセロナ。4連勝を目指す今節は昇格組のバジャドリーをホームで迎え撃った。前節のラージョ戦をダニ・オルモのデビュー戦ゴールによって2-1と逆転で勝ち切ったハンジ・フリックのチームはその試合から先発3人を変更。前十字じん帯断裂の重傷を負ったベルナルとマルティン、フェラン・トーレスに代えてバルデ、カサド、ダニ・オルモが起用された。 立ち上がりからボールを握って押し込むバルセロナ。開始4分にはレヴァンドフスキのシュートに反応したオルモにいきなりの決定機が訪れるが、右足ダイレクトシュートは右ポストを叩く。 開始早々のゴールとはならなかったものの、以降もリズムよくボールを動かして効果的にフィニッシュまで繋げていくホームチーム。すると、20分には最後尾でボールを持ったパウ・クバルシの浮き球パスで完璧に背後を取ったハフィーニャがボックス内で左足シュートを流し込み、良い時間帯に先制点を挙げる。 さらに、直後の24分にはハーフウェイライン付近右サイドのタッチライン際でボールを受けたラミン・ヤマルが背後を狙うレヴァンドフスキへ完璧な斜めのパスを通すと、好調のエースストライカーは絶妙なファーストタッチで足元に収めて左足シュートをゴール右隅に流し込み、開幕から3試合連続ゴールとした。 この連続ゴールによってややペースを落としたバルセロナは、幾度となくバジャドリーに背後を突かれる場面が散見されるも、オフサイドや要所を締める守備で失点は許さない。 その後、気を引き締め直して攻勢を強めると、オルモの右ポスト直撃のシュートなどでゴールに迫る。そして、前半アディショナルタイムにはハフィーニャの左CKの流れからゴール前の混戦を制したクンデが体勢を崩しながらも右足シュートをゴール右上隅に突き刺し、トドメの3点目まで奪った。 後半もまるで攻撃練習のように前線の選手の鮮やかな連携や個人技で幾度も4点目に迫るホームチーム。60分過ぎにはクバルシ、カサド、ペドリを下げてファーストチームデビューのドミンゲス、エリック・ガルシア、フェルミン・ロペスを一気に投入。今後の戦いに向けて控えメンバーにプレー機会を与える。 攻撃の手を緩めないブラウグラナは64分、ボックス内での細かい崩しからハフィーニャが後半最初のゴールを挙げると、72分にはヤマルの絶妙なスルーパスに再び抜け出したハフィーニャが冷静にGKの股間を抜いてトリプレーテを達成。 これでマニータとなったが、以降も貪欲にゴールを目指したバルセロナは84分にオルモが2試合連続ゴール、85分にはハフィーニャのアシストからフェラン・トーレスがゴールを重ねて、取りも取ったり7ゴールを挙げた。 そして、昇格組相手に格の違いを見せつけたバルセロナが7-0の圧勝で開幕4連勝を達成した。 バルセロナ 7-0 バジャドリー 【バルセロナ】 ハフィーニャ(前20、後19、後27) ロベルト・レヴァンドフスキ(前24) ジュール・クンデ(前47) ダニ・オルモ(後38) フェラン・トーレス(後40) 2024.09.01 02:12 Sun5
首位バルセロナ、浅野拓磨ベンチ入りのマジョルカに5発圧勝で4戦ぶり勝利【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第19節、マジョルカvsバルセロナが3日に行われ、1-5でバルセロナが圧勝した。マジョルカのFW浅野拓磨はベンチ入りも出場しなかった。 4日前のバレンシア戦を逆転勝利として連勝とした6位マジョルカ(勝ち点24)は、ハムストリングを負傷して9試合欠場していた浅野がベンチ入りした。 一方、3日前のラス・パルマス戦を1-2で競り負けて3戦勝ちのない首位バルセロナ(勝ち点34)は、ラス・パルマス戦のスタメンから4選手を変更。レヴァンドフスキやフェルミン・ロペス、ガビらがベンチスタートとなってヤマルやダニ・オルモ、出場停止明けのカサドらがスタメンとなった。 アグレッシブな入りを見せたバルセロナが12分に先制する。モヒカのクリアがバルイェントに当たってルーズとなったボールをフェラン・トーレスが蹴り込んだ。 さらに19分、バルデの左クロスからフェラン・トーレスが追加点に迫ったが、GKレオ・ロマンのセーブに阻まれた。続く21分にもヤマルに決定機のあったバルセロナだったが、決め切れずにいると前半終了間際の43分に失点。 ディフェンスライン裏を取られたプレーからマフェオのラストパスをムリキに決められた。 1-1で迎えた後半、開始5分にフェラン・トーレスに好機のあったバルセロナは、続く53分にハフィーニャが直接FKでGKを強襲すると、55分にPKを獲得。ダニ・オルモのスルーパスに抜け出したヤマルがボックス内でモヒカに倒された。 このPKをハフィーニャが決めてバルセロナが逆転すると、74分に3点目。右サイドのヤマルが左足アウトで絶妙なクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだハフィーニャが合わせた。 ハフィーニャのドブレーテで試合を決めたバルセロナはF・デ・ヨング、ビクトルにもゴールが生まれて5発圧勝。4戦ぶりの勝利としている。 マジョルカ 1-5 バルセロナ 【マジョルカ】 ヴェダト・ムリキ(前43) 【バルセロナ】 フェラン・トーレス(前12) ハフィーニャ(後11)【PK】 ハフィーニャ(後29) フレンキー・デ・ヨング(後34) パウ・ビクトル(後39) 2024.12.04 05:02 WedU-23スペイン代表の人気記事ランキング
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パリ五輪ベスト8が決定! 3連勝で首位通過の日本は準々決勝でスペインと激突
パリ・オリンピック(五輪)男子サッカーのグループステージの全日程が30日に終了し、ベスト8進出国が決定した。 56年ぶりのメダル獲得を目指すU-23日本代表は、最終節のU-23イスラエル代表戦を細谷真大の劇的弾で勝利し、3連勝でグループDを首位通過。また、最終節でU-23マリ代表に勝利したU-23パラグアイ代表が2位でグループステージを突破した。 グループAでは開催国のU-23フランス代表がグループステージ3連勝を収め、危なげなく首位通過。2位には初戦でフランスに完敗を喫するも、U-23ニュージーランド代表、U-23ギニア代表を相手に7得点を挙げ、連勝したU-23アメリカ代表が入った。 グループBは波乱の幕開けとなったU-23アルゼンチン代表との初戦を制したU-23モロッコ代表が首位通過。モロッコと勝ち点、得失点差、総得点で並ぶも、当該チーム同士の対戦で敗れたアルゼンチンが2位通過となった。 グループCは最終節でU-23スペイン代表に勝利したU-23エジプト代表が逆転で首位通過。グループステージ2連勝を飾り、最終戦でターンオーバーを敢行したスペインは2位での決勝トーナメント進出となった。 なお、準々決勝では日本はスペインと対戦することが決定した。 ◆準々決勝 ▽8月2日(金) 《22:00》 U-23モロッコ代表 vs U-23アメリカ代表 《24:00》 U-23日本代表 vs U-23スペイン代表 《26:00》 U-23エジプト代表 vs U-23パラグアイ代表 《28:00》 U-23フランス vs U-23アルゼンチン代表 <span class="paragraph-title">【動画】日本のエース・細谷真大が決めた!土壇場決勝ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Nbz64_THalM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.31 06:19 Wed2
いざスペイン撃破へ! ベスト4目指すU-23日本代表のスタメン発表、ベストメンバーを並べる【パリ五輪】
2日、パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝が行われ、U-23日本代表はU-23スペイン代表と対戦する。 金メダルを目指して戦っている日本。相手は大会屈指のタレント揃いのスペインだ。 東京オリンピックでは準決勝で敗れた相手。日本のメダルを阻んだ相手だけに、リベンジを果たしたい気持ちも強いところだ。 大岩剛監督は、ベストな11名をスタメンに選択。GKにはここまで3試合無失点の小久保玲央ブライアンを起用。最終ラインはイスラエル戦を休んだ関根大輝、高井幸大、大畑歩夢に木村誠二を並べた。 中盤も盤石の布陣。キャプテンの藤田譲瑠チマをアンカーに、インサイドハーフには4試合連続先発の山本理仁、そして2ゴールの活躍を見せている三戸舜介を並べた。 前線も左にはイスラエル戦を休んだ斉藤光毅、右にはセットプレーで左足が武器になる山田楓喜を起用。トップは嬉しい初ゴールが生まれた細谷真大を起用した。 なおメンバー外となったのは、ケガから復帰できていない平河悠、イスラエル戦で負傷交代した川﨑颯太、そして西尾隆矢となった。 ◆スターティングメンバー GK 1.小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン) DF 4.関根大輝(柏レイソル) 5.木村誠二(サガン鳥栖) 15.高井幸大(川崎フロンターレ) 16.大畑歩夢(浦和レッズ) MF 7.山本理仁(シント=トロイデン) 8.藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) 14.三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム) FW 10.斉藤光毅(ロンメル) 11.細谷真大(柏レイソル) 20.山田楓喜(東京ヴェルディ) ◆ベンチメンバー GK 12.野澤大志ブランドン(FC東京) DF 2.鈴木海音(ジュビロ磐田) 21.内野貴史(デュッセルドルフ) MF 13.荒木遼太郎 (FC東京) FW 9.藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 18.佐藤恵允(ブレーメン) 19.植中朝日(横浜F・マリノス) 2024.08.02 22:53 Fri3
