フェルミンがユーロ優勝に続いてパリ五輪金メダルで“今夏2冠” 「経験したことに幸せを感じる」

2024.08.10 10:05 Sat
五輪決勝でも2ゴールのフェルミン・ロペス
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五輪決勝でも2ゴールのフェルミン・ロペス
パリ・オリンピックの男子サッカーはスペインの優勝で幕を閉じた。
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9日の決勝は開催国のU-23フランス代表U-23スペイン代表の顔合わせとなり、120分にわたる戦いの末、5-3で後者に軍配。12分に先制を許してから、その後に3発で前半のうちにひっくり返したスペインだが、フランスも後半に意地の2ゴールで延長戦にもつれたが、FWセルヒオ・カメージョが殊勲の2発で激戦を制した。今大会のスペインをリードしたMFフェルミン・ロペスはこの試合でも2ゴールの活躍。大会を通じては6ゴールを決め、1992年の自国開催となるバルセロナ大会以来、32年ぶりの金メダルに大きく貢献した。
スペイン『アス』によると、バルセロナの21歳MFも試合後、「チームのことを思うと、すごく嬉しいよ。素晴らしい大会だったし、この優勝にふさわしい。このチームを誇りに思う」と歓喜した。

「決勝での2ゴール? 悪くないね。チームの力になるのはいつだって良いことだし、今日(の試合で)大事だったのはチームだ。素晴らしい大会にできたし、それに値する。僕らは歴史を作ったんだ」
また、先のユーロ2024を制してのパリ五輪金メダルとあって、個人としてはこれで“今夏2冠”。「すごく誇らしいし、経験したことに幸せを感じる。成し遂げたいことだったし、それが叶って神に感謝だ」とも話した。

これからは少しのブレイクを経て、バルセロナでの新シーズンに。「僕はいつだって努力を惜しまない。こうやってゴールを決めたし、今後もバルサで目標達成に貢献し続けたい」と語った。

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「大きな2年半だった」パリ五輪でベスト8、大岩剛監督が世界と戦って感じたポイント「我々がサッカーをするというマインドが必要」…選手たちも称える「物凄く成長した」

U-23日本代表を率いてパリ・オリンピックを戦った大岩剛監督が、ベスト8に終わった大会を振り返った。 2022年からパリ五輪世代のU-21日本代表監督に就任した大岩監督。そこから2年半チームを指揮し、AFC U23アジアカップでは見事に優勝しパリ五輪の切符を掴むと、グループステージ3試合で無失点の3連勝を収めるなど、チームは結果を残した。 迎えた準々決勝では、優勝候補のU-23スペイン代表と対戦。スペインを相手に堂々と戦ったものの、結果は0-3の敗戦。ゴールを奪う力の差を見せつけられ、ベスト8での敗退となった。 金メダルを目指して戦ってきたパリ五輪。帰国した大岩監督は、敗退決定後からの過ごし方について「いつも通りですね。試合を振り返りながら、大会を振り返りながら、スタッフと色々な話をしました」と、すでに振り返りを始めていたという。 世代別の代表ということもあり、選手を成長させるという側面もある世代。2年半指揮した中、「我々のこのオリンピック世代というのは、僕の個人的見解では、今後益々難しくなると思います。その中で、必ず選手ファースト、選手の成長が第一でなければいけないので、滞ってはいけない年代で、U-19もU-20もそうです。彼らが目指すべき年代なので、そこを明確にするには我々の経験を活かして欲しいです。どうフィードバックされるかは分からないですが、そういった気持ちはあります」とコメント。今回は選手招集などを含めて難しい部分も増えた中、今後にもしっかりと繋げたいとした。 この2年半を振り返っては「個人的には色々あった感情は置いておいて、選手たちがこの2年半で物凄く成長したと思います」とコメント。「彼らが20、21ぐらいから23になって、レベルも上がり、自分の環境も変わって、そうした成長が(U23)アジアカップの優勝にも繋がったと思いますし、我々がやってきたことを出そうという基準に達していたと思います」と、しっかりと成長を感じた期間だとした。 また「勝とうが負けようが、力がないから腰の引けた戦いをするのか、攻撃的な守備と攻撃をぶつけられるレベルに達していたと思うので、試合をして結果として表れたので、もっと日本サッカーとしては上げていかなければいけないと思いますし、彼らたちもそれぞれ欲なのか、向上心なのかわからないですし、目指すべき基準が上がったのか分からないですが、ターニングポイントになったんだろうと期待したいです」と、この半年でも大きな成長を見せ、しっかりと自分たちが台頭に戦うというマインドも出てきたと振り返った。 実際に大会前に行われた最後のテストマッチでは、U-23フランス代表相手に堂々と渡り合いドロー。そして、準々決勝のスペイン戦も、引いて守りを固めるというサッカーではなく、アグレッシブさを出して、しっかりとビルドアップを行い、対抗する戦いを見せた。 大岩監督は「U-23のこのパリ・オリンピックに向かうチームとしては、そこにフォーカスしてきたので、やった部分ではあります」と語り、「日本がワールドカップ優勝を目指す上で、どういう立ち位置にいなければいけないのか。世界のサッカーシーンでも、アジアでも。アジアにおける日本サッカーの立ち位置はリスペクトを受けているが、世界に出ていけば、南米とやり、アフリカとやり、ヨーロッパとやってきた中で、レベルが違おうが当たり前の世界に入ってきているので、何かに対応していくレベルのサッカーではない。むしろ、相手に恐れられる、警戒される立ち位置に向かっていかなければいけないと思います」と、世界と渡り合うことを基準に、しっかりと上回るつもりでやる必要があると語った。 相手が格上という考えで行けば、相手の出方に合わせて対応したり、対策を練ったりするもの。ただ、そうではなく、自分たちの戦い方にどうハメていくかを考えた戦いを見せた。 「スペイン相手だからとかではなく、我々の戦術的な噛み合いによって、どういうことが起こって、どういう部分で自分たちが支配できるかというのをずっとやってきたので、スペインに対して、たまたまああいう風に出てきたことで、強みが活きたと思います」 「違う形で来れば、我々はオプションを持っていたり、選手がスムーズに可変していくということも持っていたので、どういう大会であれ、自信を持って相手がどこであろうとも、相手を対策、対応するのではなく、我々がサッカーをするというマインドになることがまずは必要じゃないかなと思って、2年半やってきました」 しっかりと対等に戦っていくという姿勢を見せたことは事実。相手を苦しめたことも事実だが、また3-0で負けたということも事実だ。 スペインとの差はゴールを決める力の差。フェルミン・ロペスのミドルシュート2発はどちらも素晴らしいシュートだったが、しっかりとゴールを奪うということにはフォーカスする必要があると語った。 「VAR、ポストに当たるというのはそれがサッカーなので、そこに対して考えはないです。ただ、決定力ということを言われますが、何が決定力なのか。個人が決め切ることが決定力なのか、グループとしてゴールに向かっていくことが決定力なのか。色々な意味で方法論だと思います」 「僕自身は答えは持っていないですが、我々のグループはチームとして決定力を上げるためにチャンスの数を増やすことが、得点を増やすということでやってきました。レベルの高い相手に得点できなかったことをみんなも、私も感じて、それぞれが活かしていくしかないです」 収穫もあり課題もあったパリ五輪。ただ、選手たちの大きな成長を感じることもあった一方で、招集の難しさ、選手の環境の変化の難しさも感じた戦いとなった。 この世代の中心と見做されていたMF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF鈴木唯人(ブレンビー)、GK鈴木彩艶(パルマ)、MF松木玖生(ギョズテペ)らはチーム事情により招集できず、オーバーエイジの選手も同様にクラブ都合で招集は叶わなかった。 2024年に入ってから大会前までの激動について「選手が色々な環境、試合に出ている出ていないを含めてですね。ただ、今年に入って選手たちが何かを掴んだのか、グッと上がっているのを1回目の活動で感じられました」とコメント。「チームとしてということもそうですが、選手はガラっと変わった2024年だったと思います」と、選手の目の色も変わったという。 「アクシデントという言い方ですが、我々はそうは感じていません。毎回毎回同じメンバーを選べるわけじゃないので、多少今回のオリンピックという大会だったが故の注目度、選手のこのタイミングでの決断は尊重しなければいけないので、最後の最後で色々なことが起きたのはそれが一番でした」 「それはアクシデントではないので、今回選ばれた選手が常に同じような力を発揮できるような状態を作ってきたつもりです。それでやるしかないと思っていましたし、チームとして一体感が出たのであれば、一体感を作ろうとしていたわけではないので、目標、基準を求めていくという姿勢が、一体感を自然と生んだのかなと思います。下馬評が低い中で、選手の中で燃えるものがあったと聞いています。そういうものを含めて、一体感が大きくなる要因がたくさんあったと思います」 国を背負って戦う大事な五輪である一方で、その先の長い選手としてのキャリアを考えた場合に、五輪に出ることが最善かと言われれば、ノーと言える。クラブでのキャリアがあってこそ、代表選手としてのキャリアが築けるため、“選手ファースト”と考えれば、何が最も選手にとってプラスなのかを考えることが重要であり、その判断基準は常に変化し続けているとも言える。 他国を見ても10代の選手が何人も入るチームもあれば、世界に目を向ければA代表で10代の選手が主力になっている国も多い。U-23という世代は、決して若い世代とは言えなくなってきている。 今回のメンバーには、2028年のロサンゼルス・オリンピックの世代は1人も入っていない。今回の五輪から何かを引き継げる選手はオーバーエイジ以外いないこととなる。 大岩監督は「ロス五輪の選手たちをなかなか呼べなかったというのは、出場機会がなかったり、多少基準に達していないというのは厳しい言い方ではあります」とコメント。クラブのキャリアにおいて、10代の選手が主軸になっているチームはほとんどない。それが不在だった要因の1つだ。 ただ、「後藤啓介(アンデルレヒト)、佐藤龍之介(FC東京)はリストの中に入っていたので、彼たち、今18、19の世代がもっともっと我々世代だけじゃなく、フル代表に入っているのが世界なので、もっともっと基準を上げていく必要があるし、今回の準々決勝のスペインに0-3という結果と現状を表しているのかなとも思います」と語り、「色々な要因をしっかりとみんなで考えて、それが次のロス・オリンピックなのか、その前のワールドカップなのか、目指すところは分からないですけども…」と、日本サッカーとして、今後の世代別の選手の育て方、扱い方も考える必要が出てくる世界になっていると振り返った。 パリ五輪が終了したことで、大岩監督の任期も終了。自身の今後については「サッカー界に携わっていきたいことはずっと思っています」とコメント。「監督、指導者という大きな括りで言えば、あまりない経験をさせてもらっている立場もあるので、当然次に活かさなければいけないと思います」と、再び監督をやりたいと語った。 ただ「僕自身もわかりません。オファーがないとこの仕事はできないので、その準備をしておきたいと思います」と語り、「今回のオリンピックだけじゃなく、アジアカップでも親善試合でも色々なところに行って、色々な監督と話をして奥深さとか、幅広さとか、色々なものを感じられましたし、人種によっても国によっても違うので、その経験ができたことは大きいですし、学びがすごく多かった2年半だったと思います」と、監督としても成長できた部分は多かったと振り返った。 また、「我々は44試合を2年半でやりましたが、それなりの成果が出て、負けた試合も色々な分析の中でアップデートしていく材料になりました。そういう部分では、物凄く自分の中で大きい2年半だったなと思います」とコメント。この先どのチームをどういう形で率いるのか、大岩監督の次の舞台にも注目が集まる。 2024.08.05 06:45 Mon

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選手採点&寸評:U23日本代表 0-3 U23スペイン代表【パリ五輪】

2日、パリ・オリンピック準々決勝のU-23日本代表vsU-23スペイン代表が行われ、0-3でスペインが勝利。日本はメダルに届かず、ベスト8での敗退となった。 超WSの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽U-23日本代表採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20240802_jpn_esp_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©️超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 小久保玲央ブライアン 5.5 シュートに触れるも大会初失点。いずれの失点もノーチャンスだった。失点以外のプレーは終始落ち着いて対応。 DF 4 関根大輝 5.5 フィジカルの強さでは負けない。積極的に攻撃にも関わった。 5 木村誠二 6.0 冷静な対応を続ける。セットプレーでは競り勝つ。やらせはしなかった。 15 高井幸大 6.0 背後を狙う精度の高いフィード。守備でも落ち着いたプレー。ドリブルで運ぶシーンも。大会を通じて安定感抜群。 16 大畑歩夢 5.5 粘り強い守備を見せる。攻撃では前半は斉藤との絡みでチャンスメイク。後半はあまり攻撃に参加できなかった。 MF 7 山本理仁 6.0 失点シーンは寄せきれず。ただ中盤のプレスで奮闘。攻撃では積極的にボックスにも入り、セットプレーでもチャンスを作った。 →13 荒木遼太郎 - 出場時間が短く採点なし。 8 藤田譲瑠チマ 6.0 リズムを上げようとスピードあるプレー。落ち着いて渡り合う。戦える力は見せつけたが、チームは敗れた。 14 三戸舜介 5.5 最初の動きで相手CBにイエローカード。良いポジションを取り攻撃を組み立てた。積極的なシュートも。 →19 植中朝日 5.5 攻撃の活性化が期待されたがあまりボールに関与できず。 FW 10 斉藤光毅 5.5 一対一の仕掛けと連携プレーを使い分ける。守備を崩して惜しいシーンも作った。 →18 佐藤恵允 5.5 積極的な仕掛け、豊富な運動量でのプレスを見せる。 11 細谷真大 6.5 前線で体を張るプレー。完璧な反転シュートを決めたが爪先がオフサイド。ヘッドもポスト、シュートはGKのビッグセーブとあと一歩。悔しさが残る試合に。 20 山田楓喜 5.5 前半ATにFKからドンピシャのクロスも細谷のヘッドはポスト。 →9 藤尾翔太 5.5 右ウイングでプレーした中で、プレスバック、体を張ったプレーと奮闘した。もう少しボックスの近くでプレーしたかった。 監督 大岩剛 5.5 スペインを相手に善戦を見せ、立ち上がりは良い入りを見せたが、決定力の差を見せつけられた。チーム発足から大きく成長し、チームとしての完成度も高かったが、最後の決定力が足りなかった。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! フェルミン・ロペス(スペイン) 多くはないチャンスで圧巻の2ゴール。崩しきれない中で、ミドルシュート2発を叩き込み勝利を手繰り寄せた。対抗してくる日本に対し、違いを見せるプレー。 U-23日本代表 0-3 U-23スペイン代表 【得点者】 0-1:11分 フェルミン・ロペス(スペイン) 0-2:73分 フェルミン・ロペス(スペイン) 0-3:86分 アベル・ルイス(スペイン) <span class="paragraph-title">【動画】完璧な反転から細谷真大がネットを揺らす! しかしVARの末…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5Cj8Ey3lsjo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.03 02:16 Sat
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大岩剛監督は悔しさこみあげ声に詰まる場面も…ベスト8敗退もU-23日本代表の選手たちを称える「次を目指す良いきっかけに」

U-23日本代表を率いる大岩剛監督が、U-23スペイン代表戦を振り返った。 2日、パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝が行われ、日本はスペインと対戦した。 東京オリンピックの準決勝でも対戦した相手。大会屈指のタレントが揃うスペインに対し、日本はリベンジも果たしたいところだった。 立ち上がり日本は良い入りを見せて押し込んだ中、11分にフェルミン・ロペスに一瞬の隙を突かれてミドルシュートを決められてしまう。 悔しい失点となった日本だが、前からのプレスとパスワークで押し込む展開を作ることに。しかし、細谷真大がねじ込んだシュートはVARチェックの結果オフサイドで取り消し。さらに、前半アディショナルタイムにはFKのクロスから細谷がヘディングで合わせるもポストと、ゴールが遠い。 1点ビハインドで入った後半も、日本はしっかりとスペインに対抗。ただ、時間の経過とともにオープンになっていくと、73分にはCKから再びフェルミン・ロペスにミドルシュートを叩きこまれ失点。さらに86分にもCKからアベル・ルイスに決められ、0-3で敗戦。決定力の差を見せつけられた日本は、メダルに届かずベスト8で敗退となった。 金メダルを目標に、パリ・オリンピック期間中にも成長を見せて強さを見せつけた日本だったが、最後は再びメダルには届かない結果に。大岩監督は、試合後のフラッシュインタビューで、選手たちを称えた。 「選手たちは非常に良く頑張ってくれたので、悔しい結果ですが、選手たちも次を目指す良いきっかけになってくれればと思います」 先制を許した後も粘り強く戦えた日本。「1試合の中で我々が支配する時間が比較的に長かったので、チャンスがあった中で決め切りたかったです。ただ、タラレバになってしまうので、90分で敗れたことは次につなげたいと思います」と、チャンスを作れたものの、やはりゴールが遠かったことを課題とした。 チームを立ち上げ、ここまで成長させるとともに、1つのチームへと作り上げた大岩監督。チームについて聞かれると、感極まり言葉に詰まってしまう場面もあった。 最後に大岩監督は「この上はフル代表しかないので、そこを目指して選手たちにしっかり成長してほしいと思います」とコメント。9月から始まる2026年の北中米ワールドカップ予選にどこまでの選手が絡んでくるのか。A代表で輝く姿が楽しみだ。 <span class="paragraph-title">【動画】完璧な反転から細谷真大がネットを揺らす! しかしVARの末…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5Cj8Ey3lsjo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.03 02:40 Sat
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スペインが32年ぶりの金メダル獲得!120分の激闘の末に開催国フランスを撃破し2度目の戴冠【パリ五輪】

パリ・オリンピック(五輪)決勝のU-23フランス代表vsU-23スペイン代表が9日に行われ、120分の激闘を3-5で制したスペインが32年ぶり2度目の金メダルを獲得した。 4日前に行われた準決勝のU-23エジプト代表戦を延長の末に勝利した開催国のフランスは、その試合のスタメンからアクリウシェとディウフをコネと出場停止明けのミロに変更した以外は同じスタメンを採用。ラカゼットとマテタを2トップに起用した[4-3-1-2]で試合に臨んだ。 一方、準決勝でU-23モロッコ代表を下したスペインは、その試合と同じスタメンを起用。最前線にアベル・ルイス、2列目にアイマル・オロス、フェルミン・ロペス、セルヒオ・ゴメスを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 ホームの大声援を浴びるフランスは、キックオフ直後からハイプレスを敢行すると12分に先制する。右クロスをこぼれ球を拾ったバエナに対してラカゼットが素早くプレスをかけると、中途半端なクリアボールに反応したミロがボックス右からダイレクトシュート。右ポストの内側を 先制を許したスペインだったが、ファーストシュートで試合を振り出しに戻す。18分、右サイドでボールを繋ぐと、セルヒオ・ゴメスの横パスをバイタルエリア右で受けたバエナの斜めのパスをボックス中央のフェルミンがダイレクトシュート。これがゴール左隅に吸い込まれた。 早い時間に追いついたことで落ち着きを取り戻したスペインは、25分にもロングパスを左サイドのスペースで受けたミランダがDFとGKの間へクロスを供給。走り込んだアベル・ルイスのダイレクトシュートはGKレストに弾かれたが、こぼれ球をフェルミンがゴールに押し込んだ。 さらにスペインは28分、ボックス左手前でミランダがDFバデに倒されてFKを獲得すると、このFKをバエナが直接ゴール左に突き刺し、わずか10分間で3点を奪う圧巻の逆転劇を見せた。 前半の内に1点でも返したいフランスは前半終了間際にかけて攻勢を強めていく。前半追加タイム2分、コネのパスでボックス左に侵入したトリュフォーがダイレクトクロス。DFにディフレクトして浮いたボールをマテタがヘディングで合わせたが、これはGKテナスのファインセーブに阻まれた。 スペインリードで迎えた後半、2点を追うフランスは52分にラカゼットとショタールを下げてカリムエンドとアクリウシェを投入。すると57分、ボックス左横で受けたトリュフォーのクロスを走り込んだコネがヘディングシュートで合わせたが、これはクロスバーを直撃。 以降も両サイドを起点に攻撃を組み立てるフランスが攻勢を続けると、72分にカリムエンドとのパス交換で強引にゴール前まで侵入したコネに決定機が訪れたが、シュートはGKテナスの好セーブに防がれた。 その後も前線から圧力をかける戦い方を継続するフランスは79分、ボックス右角付近で獲得したFKからオリーズが高速クロスを供給すると、ニアに走り込んだアクリウシェが右足でフリックすると、これがそのままゴールに吸い込まれた。 1点を返されたスペインは、83分にアベル・ルイスとバエナを下げてカメージョとトゥリエンテスを投入。さらに88分には、アイマル・オロスを下げてパチェコをピッチに送り出し、5バックの形で逃げ切りを図る。 しかし、フランスは89分にセットプレーからチャンスを作る。D・ドゥエの左CKをファーサイドでカリムエンドがトゥリエンテスに抱え込まれる形で倒されると、オンフィールドレビューの末にPKを宣告。このプレッシャーのかかるPKをマテタがゴール左下に決め、後半アディショナルタイムに試合を振り出しに戻した。 最終盤にかけてオープンな展開となると、スペインは96分にカメージョのラストパスからトゥリエンテスがダイレクトシュートを放ったが、これはクロスバーを直撃。結局、試合は3-3のまま90分が終了。金メダルを懸けた一戦は延長戦に突入。 その延長戦ではスペインが先にスコアを動かす。100分、セルヒオ・ゴメスの縦パスをバイタルエリアで受けたベルナベが反転からラストパスを供給。このパスでボックス右から侵入したカメージョが飛び出したGKの上を越すチップキックシュートでゴールネットを揺らした。 延長後半はシルディリアを下げてシェルキを投入したフランスが猛攻を仕掛けるなか、スペインが一瞬の隙を突き、試合を決定づける。121分、相手の右クロスのこぼれ球をボックス内でキャッチしたGKテナスがロングスローで一気に敵陣へボールを送ると、これに反応したカメージョがボックス左手前まで侵入。飛び出したGKの脇を抜くシュートを流し込んだ。 結局、試合はそのまま3-5でタイムアップ。フランスとの壮絶な打ち合いを制したスペインが32年ぶり2度目の金メダルを獲得した。 U-23フランス代表 3-5 U-23スペイン代表 【U-23フランス】 エンツォ・ミロ(前12) マグネス・アクリウシェ(後34) ジャン=フィリップ・マテタ(後48[PK]) 【U-23スペイン】 フェルミン・ロペス(前18、前25) アレックス・バエナ(前28) セルヒオ・カメージョ(延前10、延後16) 2024.08.10 04:00 Sat

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