「完璧なプレーを見せ、粘り強く戦い、闘った」難敵撃破のチーム称えるアンチェロッティ監督
2024.12.11 10:40 Wed
レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、崖っぷちの状況で臨んだ難敵相手の勝利を誇った。
マドリーは10日に敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節でアタランタと対戦し、3-2の勝利を収めた。
昨シーズンの王者ながら、ここまで2勝3敗の負け越しでまさかのプレーオフ圏内ギリギリの24位に低迷するマドリー。仮に今回の試合を落とすと、リーグフェーズ敗退という屈辱的な状況に陥る可能性もあるなか、悲壮な決意でベルガモの地へ乗り込んだ。
その一戦では試合序盤の10分にFWキリアン・ムバッペのゴールで先制に成功。以降は相手の反撃を体を張った守備で撥ね返すも、前半終了間際にMFオーレリアン・チュアメニが与えたPKを決められて1-1のイーブンでの折り返しに。
それでも、後半は56分と59分にFWヴィニシウス・ジュニオール、MFジュード・ベリンガムの連続ゴールで相手を突き放すと、1点差に詰め寄られたものの、何とか逃げ切りに成功。この一戦まで公式戦14試合無敗と絶好調だった難敵相手に大きな勝利を挙げた。
「我々は完璧なプレーを見せ、粘り強く戦い、闘った。困難にもかかわらず、戦う価値のある試合だった。我々は前線で効果的だった。我々にはヴィニシウス、ベリンガム、ムバッペと機動力があり、彼らは非常によくやっていた。結局、我々は粘り強く戦わなければならなかったが、勝利に値した」
「アタランタは我々にフィジカルの部分で多くのことを要求し、厳しい試合だった。これはデュエルの試合であり、我々は序盤にいくつか勝利したし、攻撃で多くの動きを見せた。試合はうまくいき、満足している。これは3ポイントだけでなく、感情面でも大きな勝利だ。我々がクリスマスまで生き抜けば、シーズン後半はうまくいくはずだ。ヴィニシウスは今日プレーし、ロドリゴも試合の一部に出場し、カマヴィンガも復帰する。今はクリスマスまで頑張らなければならない」
結果的に1点差での接戦を制する形となったが、指揮官は満身創痍の状況において攻守に渡るパフォーマンスを評価している。
「ムバッペは序盤からいいプレーをし、素晴らしいゴールを決めた。前線での動きが決定的だった。ヴィニシウスはセンターバックをキリアンから引き離すために動き回り、ヴィニシウスとベリンガムのポジション変更のおかげで3点目を決めた。ムバッペは(負傷の影響で)それ以上の力を発揮できず、ロドリゴが代わりに出場したが、彼も全力を尽くしてくれたが、100%ではなかった。ムバッペが100%の力を発揮していれば、もっといい結果が出ていたかもしれない」
「オサスナ戦の後、チームはより堅固になり、守備が固くなった。非常に強いチームに2試合負けたが、我々は自分たちがその結果に値するとは思っていなかった。この質の高い勝利は、我々にとって大きな助けになるはずだ」
また、不在の主力の代役として奮闘したMFダニ・セバージョス、DFフラン・ガルシア、FWブラヒム・ディアスの3選手に対しては、「セバージョスは素晴らしい試合をしたし、彼のパフォーマンスはとても良かった。ブラヒムとフラン・ガルシアは高いレベルでプレーし、とても調子がいいようだね」とその働きを称えた。
今回の勝利によって勝ち点を9ポイントとし、暫定18位に浮上したマドリー。指揮官は「15ポイント獲得でトップ8入りできるかどうかはわからないが、次の2試合に勝つことが目標だ」と、残り2試合の勝利によって少しでも上の順位でリーグフェーズの戦いを終えたいと、今後の戦いへの決意を示している。
マドリーは10日に敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節でアタランタと対戦し、3-2の勝利を収めた。
昨シーズンの王者ながら、ここまで2勝3敗の負け越しでまさかのプレーオフ圏内ギリギリの24位に低迷するマドリー。仮に今回の試合を落とすと、リーグフェーズ敗退という屈辱的な状況に陥る可能性もあるなか、悲壮な決意でベルガモの地へ乗り込んだ。
それでも、後半は56分と59分にFWヴィニシウス・ジュニオール、MFジュード・ベリンガムの連続ゴールで相手を突き放すと、1点差に詰め寄られたものの、何とか逃げ切りに成功。この一戦まで公式戦14試合無敗と絶好調だった難敵相手に大きな勝利を挙げた。
同試合後、アンチェロッティ監督はチームが見せた気迫のパフォーマンスを称えた。クラブ公式サイトが指揮官の試合後コメントを伝えている。
「我々は完璧なプレーを見せ、粘り強く戦い、闘った。困難にもかかわらず、戦う価値のある試合だった。我々は前線で効果的だった。我々にはヴィニシウス、ベリンガム、ムバッペと機動力があり、彼らは非常によくやっていた。結局、我々は粘り強く戦わなければならなかったが、勝利に値した」
「アタランタは我々にフィジカルの部分で多くのことを要求し、厳しい試合だった。これはデュエルの試合であり、我々は序盤にいくつか勝利したし、攻撃で多くの動きを見せた。試合はうまくいき、満足している。これは3ポイントだけでなく、感情面でも大きな勝利だ。我々がクリスマスまで生き抜けば、シーズン後半はうまくいくはずだ。ヴィニシウスは今日プレーし、ロドリゴも試合の一部に出場し、カマヴィンガも復帰する。今はクリスマスまで頑張らなければならない」
結果的に1点差での接戦を制する形となったが、指揮官は満身創痍の状況において攻守に渡るパフォーマンスを評価している。
「ムバッペは序盤からいいプレーをし、素晴らしいゴールを決めた。前線での動きが決定的だった。ヴィニシウスはセンターバックをキリアンから引き離すために動き回り、ヴィニシウスとベリンガムのポジション変更のおかげで3点目を決めた。ムバッペは(負傷の影響で)それ以上の力を発揮できず、ロドリゴが代わりに出場したが、彼も全力を尽くしてくれたが、100%ではなかった。ムバッペが100%の力を発揮していれば、もっといい結果が出ていたかもしれない」
「オサスナ戦の後、チームはより堅固になり、守備が固くなった。非常に強いチームに2試合負けたが、我々は自分たちがその結果に値するとは思っていなかった。この質の高い勝利は、我々にとって大きな助けになるはずだ」
また、不在の主力の代役として奮闘したMFダニ・セバージョス、DFフラン・ガルシア、FWブラヒム・ディアスの3選手に対しては、「セバージョスは素晴らしい試合をしたし、彼のパフォーマンスはとても良かった。ブラヒムとフラン・ガルシアは高いレベルでプレーし、とても調子がいいようだね」とその働きを称えた。
今回の勝利によって勝ち点を9ポイントとし、暫定18位に浮上したマドリー。指揮官は「15ポイント獲得でトップ8入りできるかどうかはわからないが、次の2試合に勝つことが目標だ」と、残り2試合の勝利によって少しでも上の順位でリーグフェーズの戦いを終えたいと、今後の戦いへの決意を示している。
カルロ・アンチェロッティ
キリアン・ムバッペ
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14日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの引退試合でもある「AMUSE EL CLÁSICO in TOKYO presented by VITAS」の出場選手が発表された。 バルセロナのカンテラ育ちのイニエスタは、ヴィッセル神戸で5シーズンプレー。日本のファンに大きな感動と興奮を与えた中、2024年10月に現役引退を決断した。 そのイニエスタが日本に帰還。かつてのライバルであるレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”を日本で開催することが決定。両クラブのレジェンドが集結する。 事前に発表されていたメンバーに加えて、試合に出場する両チームのメンバーが前日記者会見で発表された。 バルセロナはイニエスタやチャビ・エルナンデス、ハビエル・サビオラ、リバウド、ラファエル・マルケス、セルジ・バルフアンなどが参加する。一方のマドリーは、ロベルト・カルロス、イケル・カシージャス、ファビオ・カンナバーロ、スティーブ・マクマナマン、ジュリオ・バチスタ、ラウール・ブラーボ、クリスティアン・カランブーなどが参加する。 試合は15日に味の素スタジアムで14時キックオフで行われる。 <h3>◆BARCA Legends(バルセロナ)</h3> GK 1.ジーザス・アンゴイ 13.フランシスコ・グズマン DF 3.フレデック・デウ 4.ラファエル・マルケス 19.フェルナンド・ナヴァーロ 20.ジョルディ・フェロン 29.マルク・バリエンテ MF 8.アンドレス・イニエスタ 6.チャビ・エルナンデス 8.リュドヴィク・ジュリ 10.リバウド 6.ロベルト・ガヨソ 10.ロヘル・ガルシア 12.セルジ・バルフアン 17.ガイスカ・メンディエタ 22.マニュエル・アグド FW 7.ハビエル・サビオラ <h3>Realmadrid Leyendas(レアル・マドリー)</h3> GK 1.イケル・カシージャス 1.フランシスコ・ブヨ 13.ペドロ・コントレラス DF 5.ファビオ・カンナバーロ 3.ロベルト・カルロス 12.イバン・カンポ 14.アガス 15.ラウール・ブラーボ 19.フェルナンド・サンス MF 6.スティーブ・マクマナマン 8.ジュリオ・バチスタ 6.ルイス・ミジャ 6.マルコス・テバー 11.ホセ・アマビスカ 17.クリスティアン・カランブー FW 9.エドウィン・コンゴ 11.サヴィオ・ボルトリーニ 23.ペドロ・ムニティス 24.ハビエル・バルボア 2024.12.14 18:00 Sat3
「質が高い」ラ・リーガで活躍する久保建英にロベルト・カルロス氏が言及「楽しく観させてもらっている」
14日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの引退試合でもある「AMUSE EL CLÁSICO in TOKYO presented by VITAS」に向けた前日記者会見が東京都内で行われた。 バルセロナのカンテラ育ちのイニエスタは、ヴィッセル神戸で5シーズンプレー。日本のファンに大きな感動と興奮を与えた中、2024年10月に現役引退を決断した。 そのイニエスタが日本に帰還。かつてのライバルであるレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”を日本で開催することが決定。両クラブのレジェンドが集結する。 試合に先立ち、イニエスタと元バルセロナのリバウド氏、元マドリーのロベルト・カルロス氏、イケル・カシージャス氏が記者会見に出席した。 今回レジェンド同士が対戦するバルセロナとマドリーが牽引するラ・リーガでは、今シーズンは久保建英(レアル・ソシエダ)、浅野拓磨(マジョルカ)と日本人2人がプレーしている。 特に久保は11月の月間MVP候補にも入った活躍を見せ、バルセロナのカンテラ出身、かつてマドリーにも在籍したということもあり大きな注目をスペインでも集めている。 その久保の活躍についてロベルト・カルロス氏は「久保選手については、日本には多くのタレントがいる中でも質が高く、素早く動ける」と、ヨーロッパで多くプレーする日本人選手の中でも高く評価。「常に試合ごとに彼の能力が向上しているのを楽しく観させてもらっていいる」と、久保の活躍をチェックしていると明かした。 「AMUSE EL CLÁSICO in TOKYO presented by VITAS」は15日の14時キックオフ。味の素スタジアムにレジェンドが集結する。 <span class="paragraph-title">【写真】記者会見に出席したイニエスタらレジェンド4名</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/clasico20241214_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/clasico20241214_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/clasico20241214_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/clasico20241214_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/clasico20241214_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/clasico20241214_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/clasico20241214_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 2024.12.14 11:15 Sat4
イニエスタが日本で最後の勇姿 チャビとの黄金コンビに「プレーしながら色々と思い出した」…参加OBは口々に賛辞 「レガシー残り続ける」
元スペイン代表で、バルセロナやヴィッセル神戸などで活躍したアンドレス・イニエスタ氏の引退試合が15日に味の素スタジアムで開催された。 『AMUSE EL CLÁSICO in TOKYO presented by VITAS』と銘打たれの試合はバルセロナとレアル・マドリーのOB戦として行われ、主役のイニエスタをはじめ、豪華な顔ぶれが集結。チケットは早々に完売とスタンドも観衆4万5725人で2階席までびっしりと埋め尽くした。 肝心の試合も“伝統の一戦”と呼ばれるエル・クラシコとあって、一切の忖度なきものに。終始バチバチで進み、1-1で後半アディショナルタイムに入ったなか、イニエスタのボックス左深くから上げたクロスが相手DFのオウンゴールを誘発し、バルセロナに軍配が上がった。 主役らしく最後を持っていった稀代のマエストロは「日本のファンにとって、素晴らしいゲームになったと思う。ゲームのなかで起こるあらゆるプレーがレジェンド選手たちのもので、今回の試合を満足して帰ってくれたのであれば、僕も嬉しい」と感慨深く振り返る。 これで輝かしい現役キャリアにピリオド。ヴィッセル神戸での5年にも「僕のキャリアはみなさんも知ってのとおり。日本におけるサッカー人生は素晴らしいものだった」と述べ、「素晴らしいときを日本で過ごしたし、ここに戻ってこられたのも満足している」と続けた。 そんなイニエスタはこの試合でバルセロナ時代の盟友であるチャビ・エルナンデスとの黄金コンビを再結成。ともに年齢を重ねて久々のタッグだったが、時間が経っても変わらない阿吽の呼吸で攻撃の操り手として抜群の存在感を放ち、駆けつけたサポーターを魅了した。 イニエスタも「9年か、10年ぶりか、久しぶりの再会だった」と感慨深げに言葉を紡ぎ、「当然、僕も彼も前ほどのレベルじゃなかったけど、僕らが築いてきたことや繋がりだったりは今日の試合でプレーしながら色々と思い出すこともあったし、素晴らしい時間だった」と笑みを浮かべる。 楽しみな今後のキャリアを巡っては「僕のサッカーキャリアは終わったけど、時間は止まらない。これからもサッカーに関わり続けるのを考えている。今から指導者ライセンスを取るのも考えているし、自分のキャリアがどこに進むかは時間とともに見守りたい」と語った。 Jリーグでもプレーしたとあって、今や日本のサポーターにとって近い存在となるイニエスタだが、世界では偉大な存在に変わらず。レアル・マドリーOBとして参加したファビオ・カンナバーロは現役時代に鎬を削った選手だが、たっぷりのリスペクトを込め、賛辞を送る。 「バルサでも、スペイン代表でも常に驚異的な存在だったし、彼のキャリアは素晴らしかった。今日、サッカー界は偉大な選手を失ったが、彼のレガシーはこれからも残り続ける」 バルセロナOB勢からもリュドヴィク・ジュリが「彼とプレーできたのは僕にとっても幸せだったし、とにかく偉大な選手だった」と語れば、ハビエル・サビオラも「彼は偉大な選手だったし、バルサという多くの素晴らしい選手がいるチームのなかでも明らかに異質で、素晴らしい才能を持つ選手だった」との言葉が口を突いた。 第二の故郷で最後の勇姿を披露し、現役キャリアにひと区切りのイニエスタ。このOB戦でもまだまだやれそうな感じではあったが、指導者の道に進むビジョンを明らかにし、現役の最後を締めくくった。 2024.12.15 21:56 Sun5